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あの恐ろしいシェンゲンの国境へ!!


2016年6月9日(木曜日)
【ブルガリア】 バスの中
















最初この宿に来たときは久しぶりの欧米人宿の感じに馴染めないかなぁと思っていたけど、なんだかんだ最終的には宿を出る時にみんなと挨拶するくらいには仲良くなれていた。


みんなが居心地よくできるよう気を配ってくれるティボのおかげで3日間楽しかったよ。

ありがとうティボ!!またどっか旅の途中で会おうね!!














さー、ついにこの日が来たぞ。

ヨーロッパのど真ん中に突入の日だ。


これからバスに乗ってセルビアを抜け、ハンガリーへと向かう。

そしてハンガリーからはあの忌まわしきシェンゲンエリアだ。





果たして俺はシェンゲンに入ることができるのか?


3年半前、スロバキアでシェンゲンのオーバーステイが発覚して強制退去をくらったあの苦い思い出。


3ヶ月間シェンゲンに戻ってきたらダメだからなというペナルティを言い渡されて、罰金を払ってバルカン半島へ逃げ、中東、アフリカと回って、約束の3ヶ月を過ぎてからヨーロッパに戻った。


しかしスイスでまた警察に捕まり、お前は1年戻ってきてはいけなかったんだ、だからソッコーシェンゲンから出て行きやがれ、と言われ全裸でウケるーって言いながら鬼の形相でスロバキアの警察署の前で立ちションかましてやろうかと思ったけど、そんな時間ないので根性で歌って飛行機チケットを買ってカナダへと飛んだ。




あれから3年。



もうすべてのペナルティは終わったはず。

問題なくシェンゲンに入れるはず。





でもテロの関係で国境の警備が厳しくなっているであろう今、過去の問題が響いてくるかもしれない。


もしシェンゲンに入れなかったらマジで今回のヨーロッパ旅のために用意してきたことが全部オジャンだ。


なんとしても入りたい。入らないといけない。


でもやっぱ怖えなぁ……………

こればっかりは国境警察のさじ加減次第だもん………………



お前みたいな早漏はシェンゲンどころか女の子のシェンシェンにも入れんわ!!とか言われて泣きながらそのままセルビアで、えーっとセルビアでー………ていうかセルビアって何があるんですか…………?


な、なにも浮かばない……………






とにかく行くしかない。

ハンガリーまでのバスチケットはすでにバッグの中だ。


行くしかねぇ!!!入れんかったらベオグラード行ってヤケクソで1番高いラーメン食ってフェイスブックに俺もラーメン食ってるもんねー!!って投稿してやる!!ぐおおおおおおおお!!!!家系ラーメンの海苔を最後スープでふやかしてネギと一緒に食べてえええええええええええええええ!!!!!



















というわけでプロブディフの中心部からバスに乗って南バスターミナルへ。

そこでチケットを買っていたユーロラインのバスに乗り込むと時間通り、12時半にバスは動き出した。



バスはそんなに乗客もおらず、フカフカのシートで快適だった。ワイファイ付きと書いてあるけど、まぁいつものように高速バスのワイファイは使い物にならない。

でも水やお菓子のサービスがあるのはお客さん扱いしてもらってるようで嬉しいもんだ。























数時間でブルガリアの国境に着くと、乗客たちはゾロゾロとバスを降りてオフィスの中に入った。

これといって質問されることもなく、あっさりと出国スタンプゲット。




まぁ出国だからな、入国はそこそこ面倒かもなと思っていたら、セルビアのイミグレーションでは警察がバスの中に入ってきてパスポートを回収し向こうで勝手にスタンプを捺してきてくれて、俺たちはバスを降りることもなくパスポートを返してもらって入国完了。



えぇ!?そんなもん!?そんなにユルいの!?って驚いたけど、よく考えたらこのバスはこのままハンガリーに抜ける。

乗客全員、この国を通り抜けるだけなのでチェックもゆるかったんだろうな。



















セルビアってどんな国なんだろう?

前回コソボには行ったけど、セルビア自体には入国していない。


いや、セルビアの人からしたらコソボはセルビアの自治区だからセルビアだよ、と言われそうだけど、実質コソボはほとんど独立した国だ。

厳密に言うと違うのかもしれんけど、俺の解釈ではコソボはひとつの国と思ってる。



複雑な国境事情があるし、旧ユーゴスラビアの盟主でありながらNATOに空爆されてめちゃくちゃやられた国という印象もある。


イメージ的にはやっぱり東側ってことでなんとなく暗いイメージなんだよなぁ。




しかし、実際に走っているバスの窓から見る景色は、カメラのシャッターが止められないほど美しいものだった。




















広がる草原、うねる丘陵、その中に散らばる家々がどれも同じ色合いで統一されているのがたまらなく可愛い。


赤い屋根に白い壁の民家が、大自然の緑の中に散らばってる。


その色合い以外、作ったらいけないっていう決まりでもあるのかってくらいどの家も同じ色をしている。









草原を抜け、断崖絶壁の隙間を抜け、渓谷の横のトンネルをくぐる。

バスから見るだけでも充分にこの国のおとぎの国っぷりを感じさせてもらえるほどたまらなく綺麗だった。

あまりの可愛らしい風景にずっと窓の外を見ていた。

ヨーロッパなんだなぁ。















ただ走り抜けるだけだと寂しいなと思っていたので、ご飯休憩にガソリンスタンドに寄った時にサンドイッチとかではなくてちゃんとご飯を食べてみることにした。


ガソリンスタンドの売店の奥にカフェスペースがあって、そこでご飯が食べられるようだった。

お店はまぁとても綺麗でモダンで、共産圏特有の暗さはここにはない。


とても洗練された商品の並べ方に、先進国の品を感じる。








気になるのはセルビアの物価。


とりあえずカフェスペースでポテトとチキンソテーのプレートを頼んでみたんだけど、650なんとかって書いてある。


セルビアの通貨ってなんだっけ?

レートもわからん。






まぁそこまで馬鹿高くないだろうと思って後から調べてみたら、なんと100なんとかが100円という計算だった。



つまり一食650円。


ぐおあお…………マジか……………



ブルガリアやトルコで一食200円とかでご飯を食べていたので、その変わりようにビビった。

セルビアって物価高い国なんだな。


カンちゃんと2人で1400円にもなってしまった。






しかも国境を越えてそのまま走ってきているのでセルビアのお金がなく、ユーロで払ったら1400円で14ユーロとられてしまった。

14ユーロて本当は1700円だ。

でもユーロで払わないとどうしようもないので、いい商売してるなぁ。


ブルガリアで200円でご飯食べてたのに1700円て…………


これからヨーロッパ食費高くなるだろうなぁ。
































首都であるベオグラードはなかなかの都会で、高層ビルも見えるんだけど緑も多い。

セルビアは木々と共存して町を作っている感じだ。

それがこの国のおとぎの国感をより一層演出している。










ベオグラードを過ぎ、iPhoneのGPSを見ると、もうあと少しでハンガリーの国境になる。


こ、怖い……………


あの恐怖のシェンゲンがゆっくりと近づいてくる……………


入国拒否食らったらマジで笑えんぞ?




ねぇ君?前にオーバーステイしてるよね?それでまた入れると思ったの?バカなの?ホーケーなの?ホーケーでソーローなの?宮崎帰って爛漫のチキン南蛮食っとけ!!って言われたらどうしよう。



喜んでダッシュして爛漫のチキン南蛮モモ肉をタルタルソースたっぷりつけていただかせていただきますよ。



うわぁ…………美味しそうだなぁ…………

なんで俺こんなシェンゲンがうんたらかんたら言ってんだろ…………



宮崎にいれば住み慣れた土地で食べ慣れた美味しいものがあって、古くからの友達がいて親がいて、何にも心配ない。

仕事なんていくらでもあるし、アパートも安いし、カンちゃんとつつがなく暮らすんだったら明日からでも問題ない。




それが今俺は夜中のセルビアのバスの中でシェンゲン怖い、って震えている。




なんのためだ?


決まってる。

冒険が大好きだからだ。

















バスは高速の料金所みたいな場所に入った。

国境だ。



おふぅ……………落ち着け、落ち着くんだ文武。

今までもどんな国境も越えてきたじゃないか。



ブルガリアで別室送りにされて、イスラエルで別室送りにされて、カナダで別室送りにされて、アメリカでイミグレーションの中で歌わされてだいたいのところで別室送りにされてきたじゃないか。



はううう!!スムーズにいった記憶があんまりない!!!









だ、大丈夫、きっと大丈夫…………



日本を出国する前に厳島神社に行ったのは、この時のためだ。


越えてやる…………越えてやるぞおおおおお!!!!!平清盛さあああああああああんんんん!!!!!!







はあぁぁ!!バスの中に警察入ってきた!!!


うわああああああ!!!!僕フォアグラかなり好きっていうか温泉とか超リスペクトっていうかお巡りさんマジかっこいいですね!!フレディマーキュリーにクリソツじゃないですか!!いよっ!!このゲイ!!



あぁ、セルビアの出国か。なんだ、ここは問題じゃないんだよ。


乗客全員がパスポートを渡したら、しばらくしてまとめて出国スタンプ捺して返しに来てくれた。


セルビア楽勝。









さて…………ここからだ……………




セルビア国境から少し進んでハンガリーの入国ゲートにやってきた。


車内アナウンスがかかり、乗客たちがゾロゾロと外に出て行く。




時間は……………23時57分。

ブダペストの予定到着時刻は夜中の3時なのでだいたい時間通りか……………






……………はっ!!!

ちょっと待て!!





今、23時58分とかで6月9日の日付のスタンプを捺されてしまったら、貴重なシェンゲンの初日が数分で終わってしまうじゃないか!!!



1日でも長くいたいヨーロッパなのに、90日のうちの1日が数分とかもったいなさすぎる!!!!!



ていうかスタンプは欲しい!!!

もうどっち!?わけわからん!!!





とにかくバスの乗客の1番後ろに並んでゆっくり進めーゆっくり進めーと念力を半端なく送りまくるのに、超スムーズにこなしていくイミグレーションの国境検査官。チクショウ!!ハンガリー仕事が早ぇ!!





バスン!!



バスン!!





行列はあっという間になくなって、もう俺の番になってしまった。

時間は23時59分。



そっとオフィスにパスポートを出す……………


俺のスタンプまみれのパスポートをパラパラっとめくる検査官。




そしてデータを読む機械にピッとあてる。



もしブラックリストに載ってたらこの時点で検査官の顔が歪んで……………





たのむ…………スタンプ捺してくれ!!!!


で、でももうちょっと待って!!!あと1分で日付またぐからスタンプの日付直してから!!!

いやそんなことよりスタンプ捺してくれ!!っていうかまだ捺さないでええええええええ!!!!!!!












バスン!!!
















シェンゲン入国完了。


と同時にシェンゲン初日、20秒で終了。




もったいなさすぎる………………っていうかやったああああああああああああああああああああいいいいいややああああいあいああうううううえううええええええええ!!!!!!!!!!!!!




シェンゲン入れたしいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!





「やったぁ!!フミくんやったね!!」



「よっゆ!!ヨーロッパよっゆ!!うひゃはああああ!!!!」





入れた!!シェンゲン入った!!


これでオーストリアもドイツもデンマークもスウェーデンもノルウェーもフィンランドもポーランドもチェコも行ける!!!!!

あの大好きな大好きな国々をまた回れるんだ!!!


やったああああああああああああああああ!!!!!!!




順調!!!

今の所オール順調!!!



でもまだ難関がいくつか残っている!!



明日たて続けに今度はスロバキアの入国だ。





スロバキアといえば最初にオーバーステイで警察に捕まった国だ…………


ペナルティで3年スロバキアに入れんからなコノヤロウ?って言われて、はいー3年と言わず80年くらいにしていただいてもよろしいですよ?きっともう一生来ませんので、って思っていたのに、こんなに早く来ることになるなんて…………!!



ちゃんと問題なくスロバキアに入れてくれるだろうか……………











あ、そういえばシェンゲン内って国境のパスポートチェックないんだ。





イヤアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!

シェンゲン楽勝おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!












さぁ、もうちょっとであの楽しみにしていたヨーロッパの新しい旅が始まるぞ!!!!




バスは夜中のハンガリーを駆け抜けて、首都のブダペストにすべりこんだ。








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オーストリアの宿をアゴダでとってくださった方がいました!!

コアラ見たいです。野生のやつ!!


どうもありがとうございます!!







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