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軒下でビールを飲もう

2016年6月6日(月曜日)
【ブルガリア】 プロブディフ







朝、住み慣れたアパートの部屋を出た。


これだけ何日もいると、部屋の中は荷物だらけでパッキングするのもひと苦労だった。





散らかしていた荷物が全てバッグの中に収まると、バッグはいつもの重さを取り戻す。


バッグの中に生活道具を詰め込んで旅しているんだから、重くしようと思ったらいくらでもできる。


人間、バッグひとつで生きていけるもんだ。






















アパートを出てミレナのレストランに行くと、開店準備を終えたところで1組だけお客さんがいてコーヒーを飲んでいた。

ミレナたちの姿はなく、スタッフのおばさんが1人いた。


ミレナは来てませんか?と聞くと、英語の話せないおばさんはまだ寝ているよ、とジェスチャーをしてきた。



フェスティバルによる怒涛の週末が終わってやっとゆっくり出来る時間ができたんだ。今日はみんなぐっすり眠っているんだろうな。








この1週間、お世話になったみんなに最後に会えないのは残念だったけど、今は眠りの邪魔はしないでおこう。


おばさんに俺のCDを渡し、ミレナにプレゼントしてくださいとお願いしてレストランを後にした。



ミレナ、パパ、イザベル、みんな本当にありがとう。

また必ず戻ってくるよ。今度は子供と一緒に。

だからどうか元気でいてね。

























荷物を引きずって町を歩くと、もう露店は全ていなくなっており、元の静かな町になっていた。

露店がいないとこんなに広い通りだったんだな。



毎日食べていたお気に入りのケバブ屋さんで、いつも良くしてくれたおじちゃんに挨拶してケバブを買った。



おじちゃん、お世話になった町のみんな、ありがとうね!!



















歩いて15分くらいで駅前にある寂れたバスターミナルに着き、ここで次の町であるプロブディフ行きのバスを探した。






しかしまぁ驚くほどみんな英語が喋れず、全く理解できない。

ブルガリア語、まったく理解できないと言ってるのに構わずひたすらブルガリア語を喋り続けるおじちゃんおばちゃん。



この感じすげぇよなぁ……………

外国人に対してまったく遠慮がないんだもん。


日本人だったら、みんなある程度身構えるもんなのに。











そうこうしながらなんとかゲットした情報では、プロブディフ行きの次のバスは16時半ということだった。


そんなに待ってられないので電車の駅に行くと、今まさにプロブディフ方面行きの電車が来て、すぐに乗り込んだ。

値段は7.2レフ。450円。



電車は個室が並んでいるどこかの国を思い出す懐かしい作りで、その中で孫を連れたおじちゃんの向かいに座った。



おじちゃんは、チャイナ?コリア?と聞いてきて、ジャパンと答えると、あーヤポンスキ、と納得したようにうなづいた。


































途中1回電車を乗り換えて、3時間くらいで電車はプロブディフに到着した。

ソフィアに次ぐ、ブルガリア第二の都市だ。




前回の一周中にも訪れたこの町だけど、あの時は路上をやって警察に止められてしまいソッコーで移動したのでほとんど何もこの町のことを知らない。


野宿してケバブ食べて警察に怒られただけという、はたから見ると切なすぎる思い出しかねぇ(´Д` )




ブルガリアの中ではかなり有名な古都として知られており、ほとんどの観光客が訪れる町だというのに、本当もったいないことしてるよなぁ。


まぁそのおかげでカザンラクに行ってミレナたちに出会えたんだけど。



今回はもう一度路上を試しながら、キチンと観光するぞ。



















途中カフェで休憩を挟みながら町の中心地まで歩いていくと、見覚えのあるショッピングストリートに出た。












懐かしいな。ここで歌ってた。

といっても1曲だけなんだけど。ソッコーで警察来たから。


でもその1曲で10レフ、600円以上入ったんだよな。

プロブディフは稼げる町だ。


ただ3年経って路上のルールがどうなってるのかわからないので、また明日とりあえず歌ってみてパーミッションなりの取り方を教えてもらうぞ。




「わー、これどうなってるのー?面白いー。」




H&Mなんかのモダンなお店が並ぶショッピングストリートを歩いて行くと、道のど真ん中に吹き抜けになった地下遺跡が現れる。


これこそプロブディフの遺跡のひとつ。







町の真ん中に約2000年前のローマ帝国時代の円形劇場が残っていて、普通に町に溶け込んでいる。


すげぇ状況だよな。遺跡の真上に通路通して、その周りにショッピングモールが建ってるんだもん。

古代と現代のコラボ感ハンパじゃない。






















そこから横の道に入って坂道を登っていくと、古い建物が残るオールドシティーエリアになるんだけど、今回泊まる宿はこのオールドシティーの中にある。

早いとこ荷物を置いてゆっくりするぞーと頑張って坂道を歩いていると………………














マジインド超えてる。


インドでもここまでひでぇ道ない。


コロコロ殺しでしかない!!!





「さ、さすがオールドシティーだね…………もはや石畳っていうか熊野古道やん……………」



「うん…………頑張ろっか……………」









こんなガタガタ道でコロコロは転がせないので根性で担ぎ上げて足首ぐねりそうになりながら歩き、やっとこさ宿に到着した。




ハイカーズホステルというこの宿。

中に入ると欧米人たちがわんさかいて、ネイティヴな英語が飛び交っていた。



みんないかにもバッグパッカーみたいな雰囲気で、なんだか久しぶりにこんなバッグパッカー宿に来たような気分だ。





















3段ベッドの14人ドミトリー部屋に案内されたんだけど、なぜか大きなダブルベッドがひとつあってそこを選ぶことができた。


カーテンがついてるのでプライベートみたいなもの。


値段は1泊1200円。

結構高いんだけどアゴダで調べた限りプロブディフでは最安値だ。
























荷物を置いたら早速町歩きでもしようかと思ったんだけど、先に次の町への足を確保しておかないと気分が落ち着かないのでバスターミナルに行くことにした。


なんせ次の移動はかなりデカイことになる。


セルビアをぶっ飛ばしてハンガリーまで行き、そこからスロバキアのブラチスラバまでたどり着かないといけない。


ブラチスラバでとある予約をしているので、遅れないよう確実に行かないといけないので、この長距離移動をどうやるかはとても大事になってくる。




首都を繋いで刻むか、それともダイレクトの国際バスにするか。



それぞれの値段を弾き出して考慮してみると、やっぱりソフィアからブダペスト行きのダイレクトバスに乗るのが良さそうだ。

多分刻んでも値段は大して変わらん。





そう思ってバスターミナルに行って、たくさんあるオフィスを回って調べてみたんだけど、なんとこのプロブディフからブダペストまでのダイレクトのバスがあることが判明。


よし!ならソフィアまで移動する手間が省けた。



しかし値段が少々高くて120レフ。7500円。

1日1便で週4日運行とのこと。




よし、頑張ってプロブディフで稼ぐぞ。

2人分のチケットを購入。











さあああああああて!!!!チケットは手に入れたぞおおおおおお!!!!っていうか俺ハンガリー入れるかなああああああああああああああ!!!!!!




こっうぇ!!

こっうぇ!!




ついにあの忌まわしきシェンゲンに突入する……………


うわ、思い出しただけで手汗かくわ。



お前過去にシェンゲンでオーバーステイやらかしてるな!!お前みたいな早漏はシェンゲンには入れん!!おとなしく分厚いコンドームつけてやがれ!!って傷つくこと言われて門前払い食らって、国境に俺を残してカンちゃんだけ乗せてバスは走り去るっていう流れですかね。




うわあああああああああああああ!!!!!!

マジ怖い!!!マジで緊張するわ!!!!



これでシェンゲン入れてくれなかったら、これまで準備してきたことが全てオジャン。

マジで笑えんくらい旅が終了してしまう。





とにかくチケットはゲットした。

あとは天に采配を任せるのみ。


出発日はしあさってだ。





















町に戻ってきた時にはもう19時になっていたので、今日はご飯買って早めに帰ろうと、懐かしのBILLAスーパーに入った。

ヨーロッパでよく行ってたなぁ。このスーパー。








カンちゃんが、「プロブディフ 辛ラーメン」とグーグルで検索するくらい辛ラーメンに飢えているので探してみたんだけど、ここでは見つけられなかった。




ああ!!俺も辛ラーメン食べたい!!!

今度見つけたら箱買いしてやる!!












おとなしくお惣菜コーナーでお魚とサラダを買った。それにビールと白ワイン。白ワインだったらオリーブが要るね、あとポテトチップスも食べたいなぁ、なんて言ってたらすごい大量になってしまった。でもそれでも1100円とかにしかならないブルガリアの物価最高。
















カンちゃんと2人でお買いものをして、袋をぶら下げて町を歩く。


ヨーロッパの街全体が美術館みたいな町並みの中にいると、まるで映画の中の登場人物になったみたいな気分になる。



カンちゃんといるとそれだけで全てが楽しく思える。

そういえばプロポーズしたんだよなぁ。





「そういえば俺プロポーズしたんだっけ?」



「そうなりますねー。もう一生1人の人と過ごすという覚悟があるということです。」



「うわー、そう考えるとすごいよなぁー。この先ずっと同じ人と一生を過ごすって決めるなんて、めっちゃデカい決断だよなぁ。」





そんなことを話しながら石畳の路地を歩いていると、いきなりすさまじい勢いで雨が降り出した。


とんでもない土砂降りで、濡れながら近くのカフェの軒下に逃げ込んだ。




まだ明るいことは明るいんだけど、かなり分厚い雲に覆われていてこりゃなかなか止みそうにない。


はねた雨水が足に飛んできて濡れてしまう。




でも、こんな時間ですらカンちゃんといると心が満たされている。









「とりあえずビール飲もうか。」



「そうだね!止みそうにないし。」




ビニール袋からさっき買った夕飯用のビールを取り出して、軒下で乾杯した。



誰もいない町で2人きりになれたような気分だった。







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