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ドバイであの人と会えた!

2016年5月12日(木曜日)
【アラブ首長国連邦】 ドバイ







彼女と空港泊って変な感じ。








カッピーとユージン君と3人でアメリカを横断してる時も毎日のように空港泊だったけど、やっぱり女の子とだと感じが違う。


あんまり見ないでねーって思う。


でもカンちゃんが空港泊でも口を半開きにしてスピースピー寝てくれる女の子でよかった。










ドバイ空港ターミナル3の地上階。その西の端のベンチの横で目を覚まし、荷物をまとめたら2階のフードコートで朝ごはん。



ちなみにバーガーキングの1番安いセットが17UAEディルハム。1ディルハムが約30円なので、500円だ。


インドに比べたらそりゃウルトラ高く感じるけど、まぁ日本と同じくらいの物価なのかな。


オーストラリアみたいに目ん玉飛び出るほどではない。































空港に連絡しているメトロに乗り込んで町へ向かった。

値段は区間によるけど、有名なバージカリーファーまでで8ディルハム、240円。



こっちに来て知ったけどブルジュハイファのことを本当はバージカリーファーって言うみたい。
なんで日本ってブルジュハイファって言うんだろ。読み方まったく違う。








それにしてもいちいち驚かされる。あらゆるものの清潔さと人々のマナー。

インドからの変化がマジででかすぎる。








★チケット


ドバイ………
チケットの自動券売機でスムーズに購入。



インド………
割り込み地獄でオッさんたちと肌を密着させながら窓口に叫び散らかして購入。






★プラットホーム


ドバイ………
分かりやすい行き先表示で迷うことなくプラットホームに到着。時間通りにやってくる電車。



インド………
プラットホームに牛がいる。犬も。その横で人が床で寝転がりすぎですごく歩きにくい。電車がどこにやってくるかは謎。そして時間通りに来ることはまずない。







★電車への乗り込み


ドバイ………
入り口にドアの両側で待ちましょうという表示がしてある。非常にスムーズ。ドアが二重で設置。




インド………
走ってる電車から飛び降りて、飛び乗る人々。降りる人が先でそれから乗り込む、とかいうモラルはないので常に入り口は我先にと突っ込む人たちでなぎ倒し合いが発生する。そもそも電車のドアが開きっぱなし。






★電車の中


ドバイ………
エアコン付きで頰ずりしたくなるほどピカピカ。1人1人のシートスペースが広い。




インド………
ズタボロの木造の椅子は数十年前から何も変わってなさそう。天井にはものすごい数の扇風機が黒ずんで埃まみれで設置されてるけどほとんど動いてない。だいたい3人がけの椅子に6人くらい座るのでビビるくらい常にオッさんと密着するパーソナルスペースゼロ状態。










とまぁ、こんな感じ。

ただ、インドのあの熱風がまきおこる電車内から見た伸びやかな原野や壮大な夕日はここにはない。

インドのあの電車にはインドでしか味わえない胸をしめつける美しさがある。


人々の押し合いへしあいはマジで勘弁だけど!!!





















頰ずりできるほどピカピカの電車の窓から見えるのは、とても不思議な光景だった。





これまでヨルダンやパレスチナで見てきたような中東のクリーム色の住宅が乾いた地面と溶け込むように広がっており、その中にモスクのミナレットがにょきにょきと頭をのぞかせている。


どの住宅も同じ高さで、2階建てくらいの建物が平面に広がっている。




しかしその中に、あまりにも異様なまでに巨大でモダンなビルディングが立ち並んでいた。

ガラス張りのピカピカに輝くビルディング。

どのビルもデザインが凝りに凝っており、曲線と直線が複雑に混ざり合ったものばかり。




そんな変なビルディングが道路沿いだけにポツポツと並んでいる。












その後ろにはさっきまでの2階建ての平面が広がっているだけ。


スカスカだ。


ビルディングが乱立する都会は世界中にたくさんあるけど、だいたいどこもビルが密集しているもんだ。

ここはハリボテみたいに道路沿いに1枚の壁みたいに並んでおり、その急造の外観に驚いた。


まるでオモチャで出来ているみたいに現実味がなく、遊び心というか不思議な派手さが際立っている。



空はどこまでも青い。

ここは中東なんだよな。


















メトロはバージカリーファーの駅に着いた。


さーて、ドバイのど真ん中の実力を見せてもらおうかなーとワクワクしながら改札に向かっていくと、人ごみの中にアジア人の姿が見えた。




インディアって書かれた帽子をかぶっている。

そんなにインドが好きで仕方ないの?って思いながら歩いていくと、その女の子がこっちを見て手を振ってきた。



ちょ、いくら3ヶ月インドに滞在していたからってそんなに俺がインド人に見えるっていうんですか?


もうしばらくカレーは食べるつもりないですからね。サモサも。ビリヤニも。



あ、あなた誰ですか?





















ゴンザレスさん登場。




「うわー!ブログで見てた金丸さんだー!」



「うわー!ブログのゴンザレスさんだー!!」




お互いブログで見ていたので、なんだか不思議な感じ。
他人じゃないような気はするんだけど、もちろん初対面なので3人でぎこちなく挨拶した。




うわー、ランキングにいる旅人さんとお会いするのって久しぶりだな。




ていうかゴンザレスさんって意外にイケイケ!!


もっとこう、少女漫画のこのシチュエーション萌える!!エヘヘへ!!とか言ってそうなムッツリ系女子かと思ってたんだけど、本当はなんかこうイケイケ!!








「ゴンザレスさんはドバイはもう3日目なんですよね?どんなことしてたんですか?」



「着いた初日から嘔吐下痢で死んでました!1人で!2日目はバージカリーファーの噴水を見に行きました。すっごく綺麗で、もうインド後ってのもあったから見ながら泣きましたもん。1人で。」






噴水ショーを女子1人て………

ただのツワモノじゃねぇか…………







あんまり女の子の1人旅の人って見ないから、なんだかすごく旅慣れしてそうだけど、実はまだ日本を出発してから3ヶ国目なんだそう。

これから中央アジアに入ってガンガン進んでいくとのこと。

ブログで旅を追うのが楽しみだなー。
















さて、そんなゴンザレスさんと3人でドバイ最大のショッピングプレイス、ドバイモールへ向かう。

すごいことに駅からかなりの距離の連絡通路が上空を伸びており、一切外に出ることなくエアコンの中を歩いてモールへと向かうことができる。


通路には歩く歩道がどこまでも続いている。




ドバイの町はショッピングモールだらけで車社会。しかも連絡通路があらゆるところを連結している。

ドバイは人が外を出歩かない、って周りから聞いていた言葉の意味をようやく実感できた。














やがて連絡通路はドバイモールに突入。


そこはもう目がくらむほどのラグジュアリーさだった。










ありとあらゆる世界中の有名ブランドがきらびやかに並び、光を乱反射し、迷路のように入り組んでいる。



唖然としながら歩いているとモールの真ん中に水族館の巨大水槽が現れ、買い物客たちの横をサメやらエイやらが悠々と泳いでいる。

その先には今度はアイススケートのリンクまである。












なんじゃこりゃ。すげすぎる……………






モールの中を歩いてる人たちは世界中から集まってきている金持ちたちだ。それも生半可な金持ちではない。

誰もが一流の服を着て人生を謳歌しているように見える。





そんな人々の中でもとりわけて目立つのが、やはりムスリムの人たち。



白いストンとした服を着て、頭に布をかけ、黒い輪っかでそれを抑えた男性。

真っ黒な服で肌が出ないように目だけを開けたバリバリのムスリム女性。


お金持ちオーラがほとばしり出ている。


おそらく国家から守られているレベルの選ばれしムスリムの精鋭たち。


彼らの優雅な歩き方や立ち居振る舞いには、もはや支配者の風格すら感じられる。



しかもみんなハンサムで美人さんばかりだ。

生まれながらにして勝者が確約された人生ってやつだ。


マジでこんなところにいると自分たちの存在のひ弱さにそこそこ凹んでくるわ。











「ゴンザレスさん、ドバイではどんなもの食べてます?だいたい1食1000円しないくらいですよね。」



「そうなんですけど、私はスーパーに行ってお惣菜を食べてます。美味しいし、安く済みますよ。」





お、そいつは俺がヨーロッパを旅していた時のスタイルだ。


ゴンザレスさんに着いてモールの中にあるスーパーマーケットに行ってみると、確かにめちゃくちゃ美味しそうなお惣菜が清潔この上ないショーケースの中に並んでいた。



うおおおお、こりゃテンション上がるわ!!






3人で話し合いながらオカズをグラム買いする。


プラスチックフォークはありますか?と聞いたら、フォーク、ナイフ、スプーンとナプキンが小包装されたセットをもらえた。無料で!!

ぐおおおお!!!信じられない!!


しかも2秒でヘシ折れそうなやつではなく、インドだったらレストランで出てきそうなクオリティの高いもの。

高級すぎる……………




そこにさらにヨーロッパ風の大きなパンをゲットしたらそれをフードコートに持っていってテーブルに座って食べた。







もう………………




本当美味しい……………




どれも全部美味しい。

オカズを食べながらパンをむしって食べると、あの頃のヨーロッパの路上の風景がブワッと浮かんだ。



路上しながらスーパーでたどたどしくお惣菜を買って野宿場所に持っていってその日のあがりを数えながら食べたご飯。


北欧のあの寒い夜に、ふかふかしたパンが泣けるほど美味しかった。



ここはまだ中東。
でももうすぐであの場所に戻れるんだな。

それをカンちゃんと一緒に食べられるのが嬉しくてたまらないよ。

2人だからオカズの品数も増やせるしね!



























大満足のご飯を食べたら、次にちょっと用事を済ませることにした。


インドで買ってきたブロックプリントの布製品を日本に送らないといけない。


早く送ってネット販売をしたいし、何より持ち運ぶのは重すぎる。



インドから郵送しようと思ったら、なにやら白い布で品物を巻いたり、巻いたかと思ったら郵便局で全部梱包を外されたりとウルトラ面倒くさそうなので、わざわざこのドバイまで持ってきた。


ドバイは郵送がかなりやりやすいんだそうだ。



というわけで1番最寄の郵便局を目指して歩いた。

ちょっと遠くて40分ほど歩かないといけなく、付き合ってくれたゴンザレスさんには申し訳ないことをしてしまった。































駅周辺から離れると一気に寂しげな雰囲気になり、高い建物は一切なくなる。


道路もそんなに綺麗ではないし、工事現場が多く、まだまだドバイはこれから整備が整っていくんだろうな。

建設中の高層ビルもそこかしこにある。












ドバイがこんな世界を代表するラグジュアリーな観光地に変貌したのはいつころなんだろう。

今でこそ誰もが憧れるお金持ちアトラクションで溢れる国だけど、元はただの乾いた不毛の中東だ。


まだまだ建物が建設中でハリボテのような国だけど、きっと10年後にはさらに度肝を抜くような近未来的な国になってるんだろうな。












そしてそれらの急成長を支えているのは、国外からやってきている出稼ぎ労働者たちだ。

工事現場で働いているのは肌の黒い見慣れた顔の人々。インド人だ。



インド人、パキスタン人、フィリピン人なんかの労働者がこの国の底辺を支えている。


このスーパーラグジュアリーな国で、彼らの給料は3万円程度だというから驚く。


最低賃金なんて概念、この国にはまったく存在していなさそうだ。



目のくらむきらびやかさの裏には信じられないほどの格差が横たわっている。

彼ら労働者が作り上げるこの世界のリッチカントリーで、いつか彼らが報われる時はあるのかな。

それとも使い捨ての労働力でさようならなのか。











やっとたどり着いた郵便局のサービスはとてもしっかりしたものだった。





親切なおじさんが箱詰めから梱包までバッチリやってくれ、値段はコミコミで3㎏で125ディルハム、3400円。
日本まで2週間の日数とのこと。


なんの不満もなし。


このスタッフのおじさんもまた、インド系の人だった。


おじさん、素敵な笑顔をありがとうございます!!




























カフェでマキアートを飲んで一息ついたらドバイモールに戻ることに。

南インドほど暑くはないんだけどさすがにちょっと疲れたので帰りはタクシーに乗った。


ドバイのタクシーは意外にもかなり安くて、初乗り5ディルハム。

150円スタートで12ディルハムでドバイモールまで戻ってこられた。360円。




しかもインドみたいに嘘のボッタクリをかましてこない。

メーターがきちんとついていて、面倒くさいあの値引き交渉もしないでいいので全くストレスなくタクシーを利用できるのが嬉しすぎる。


ああ、あの騙そうとしてくるのがなければどんなにインドも旅行者が楽しめることか。























夜のモールは昼間よりもさらにたくさんの人で溢れかえっていた。

ドバイはショッピングの国とみんなが言っていたけど、まさに誰もがショップ袋を手に抱えて購買欲を発散しまくっている。




黒い服で全身を隠した敬虔なイスラムの女性たちも、もちろんショッピング三昧だ。

黒い服からのぞく手首にはゴツい腕時計がはめられているし、持っているバッグはシャネルとかヴィトンだ。

唯一見えているのは目だけなんだけど、ここぞとばかりにアイメイクがバッチリきまっている。



きっと彼女たちにとっては、あの黒い服という括りの中でのオシャレがいく通りも存在するんだろうな。

その袖のところの刺繍がイカす!!とかそんな感じで。



















そんな人々がぞろぞろとひとつの出口に向かって出て行く。


俺たちもその人波に乗って外に出ると、そこは中庭のような場所になっており、綺麗な池が広がっていた。













夜の闇に浮かび上がっている美しいビルディングはすべてがライトアップされてきらめき、シンガポールのマリーナベイサンズを思い出した。


そしてその池の向かいにそそり立つ巨大な塔こそがあの有名なバージカリーファーだった。

あまりの高さに写真に収まらない。


天を衝くようなそそり立つ細いシルエットをバカみたいに見上げていると、いきなりそのバージカリーファー自体が姿を変え始めた。











ここまで超巨大なプロジェクションマッピングなんて、もうビビることしかできない!!



世界中で人類の英知を結集した建造物をたくさん見てきたけど、このバージカリーファーもまた人間の想像力を超える圧倒的な迫力を放っていた。











ゴンザレスさんとインドのことやこれからの旅のルートのことをお喋りしながらなまぬるい夜風に吹かれていると、しばらくして暗かった池の水面がピカピカと光を放ち始めた。



そして次の瞬間、アラビクの音楽が鳴り響き、池から噴水が吹き上がった。












様々な形に姿を変化させながら踊る水しぶき。

ライトアップと音楽が噴水を盛り上げ、観客から歓声が上がる。



きらめく水の芸術の背景には、バージカリーファーの壮大な姿。

自分がどこにいるのかわからなくなるくらいに、ドバイのスケールは現実離れしていた。


こりゃゴンザレスさんが泣くのもわかるわ。






















感動の噴水ショーは30分おきに行われており、あまりの綺麗さについ2回見て、それから駅に戻った。


ゴンザレスさんとはここでお別れ。

短い間だったけどとても楽しかった。可愛かったなぁ。


もっと時間があれば、噴水で感動した流れから巧みに性癖まで聞き出せていたんだろうけど今回はそこまでは至らず。


カンちゃんと仲良くなってくれてありがとうございます。

日本で会ったら鶴橋で焼肉行きましょうね。




とにかく道中ご無事で!!

これからもお互い素敵な旅をしましょう!









「さて、カンちゃん宿に帰ろうか。」



「うん!なによりトイレが綺麗なのが嬉しすぎる!!」




さて、観光ばっかりしてる場合じゃないぞ。



明日はこのドバイで路上にチャレンジしてやるぞ。





1発ジェイルにならなきゃいいけど…………









~~~~~~~~~~~~~~~~





ルクセンブルクのホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!

あの金持ち国でのご旅行が素敵なものになることを祈っております!!







東京の蒲田のホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!


蒲田とか何があるんだろ!全然わからんないけど、とりあえず三軒茶屋の佐とうの家系食べたくて死にそうです(´Д` )


どうもありがとうございます!!

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