スポンサーリンク





旅に必要なものなんて旅先で手に入る

8月31日 日曜日
【台湾】 台南





エアコンの効いた部屋最高。

水シャワーで汚れた体を洗い流し、洗濯した綺麗な服を着る。

この感覚久しぶりだな。


思えば野宿も随分してなかった。
ヨーロッパやアメリカのあの這いつくばっていた日々が蘇る。

辛かった思い出ほど鮮明に記憶に残ってるもんだ。







photo:01




photo:02




今日はノリさんオススメのアンピンという町に路上に行くことに。

安平と書く場所で、なにやらこの台湾で1番最初に拓かれた古い町らしく、歴史ある建造物があり観光地として週末はすごい人通りになるという。

ノリさんも以前ここで路上にチャレンジしたらしいが他にも数組パフォーマーがおりほとんど稼げずに帰ってきたんだそう。



「俺には厳しかったけどフミ君ならきっとイケると思うんだよね。確証はないけどさ。」



というわけで台南グルメの鴨肉丼で腹ごしらえをしてからバスに乗り込み、台南の郊外にある安平へと向かった。

photo:03
















安平は縁日の賑わいだった。

photo:04




photo:05




photo:06




中心に唐作りの大きなお寺があり、その参道に屋台がズラリと並んですごい人ごみで溢れていた。

射的やピンボール、軽食のテキ屋屋台が軒を連ねる様子はまさに日本の古き良きお祭りの風景で、実際にそれらの屋台やゲームの台には日本からの払い下げ品というのがわかる日本語の文字がそのまま書かれている。

photo:07




photo:08




photo:09




photo:10





さらに驚くことには、路上演奏してる車椅子のおばちゃんが中国の歌謡曲に混ぜて日本の演歌を歌っていた。


吉幾三だとか津軽海峡冬景色なんかを中国語訳で歌い上げている。

これほどこの国では日本文化が浸透してるかと若干むず痒くなってくる。





楽しそうに歩く家族連れやカップルや若者たち。
観光客もいるが、地元の人たちが遊びに来るような場所でもあるみたいだ。

そのひなびたささやかな活気が遠い田舎の原風景を思い出させる。

バスカーは数組いたが、それらから離れて参道の真ん中で早速路上を開始した。











photo:11




photo:12




photo:13




反応はまぁまぁ。たくさんの人に話しかけてもらい、日本の曲をリクエストしてもらいながら3時間やってあがりは3500台湾ドル。

ちょうど1万円。


人通りはまだまだ絶えることなく、むしろ増える一方だったけど喉がガラガラで指先もかなり痛くなってきて切り上げた。

そういえば気づけば香港からずっと歌いっぱなし。

明日は月曜日。そろそろ1日休みを挟んどいたほうがいいかな。

photo:14

















バスに乗って台南駅に戻り地下通路を覗くとノリさんが声を張り上げていた。

photo:15




張りのある太い声と安定した音程。

聞いていて気持ち良い弾き語り。

しかし人だかりは出来ていない。
人々は足早に通り過ぎていく。

台湾はパフォーマーが多すぎてよほど目をひかない限りみんな足を止めてくれない。

ノリさんだったらもっと反応のいい国に行けばきっとたくさんの人だかりを作るだろうな。
もちろんもっと厳しい国もいくらでもあるが。









ノリさんが歌ってる間にちょっと買い物。

photo:16




エジプトで買った充電ケーブルがついに壊れたので三越の隣のデパートの中にあるダイソーでゲット。

今の時代、充電ケーブルなんて100円均一ショップで買えるんだな。
電子機器の充実ぶりは日進月歩だ。












明日休みにするとしてゆっくり町を散策するためにもう1泊宿に泊まることにした。

荷物を置いてのんびりして疲れをとったら明後日から台北に戻ってあの反応の良かった淡水に腰を据えて日曜日まで歌いまくってやる。


まだまだ台湾の面白さには触れていない。

期待していた台湾をこんなのっぺりしたままでは終わらせないぞ。






この日はノリさんと近くの弁当屋さんでご飯を食べビールを1本だけ飲んで早めに宿に帰った。

photo:17
スポンサーリンク



ブログのランキングというやつをやっています。
よかったらクリックして下さい。
クリックが投票の代わりになります。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ
にほんブログ村



世界中のホテルが予約できるサイトです。
家族旅行もバッグパッカーも、ここから予約してくれたら僕にアレがアレなのでよろしくお願いします! ↓↓