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大事件が起きた

7月21日 日曜日
【アメリカ】 ニューヨーク






衝撃の大事件が起きました。


ここ最近で1番驚いたことと言っても過言ではありません。


まさか、嘘だろ?

それを聞いた時、信じたくない気持ちしかありせんでした。

今も信じられないです。


しかし事実なんだよな………
こんな喪失感、久しぶりです。










あ、そうそう、喪失感といえば、今日で2週間俺たちのマネージメントをしてくれたてっちゃんともお別れです。

敏腕マネージャー、歩くウィキペディア、歩く地球の歩き方、

数々の異名を持つてっちゃん。


天文学に特に詳しく、車整備においてはエンジンの積み直しができ、さらにコンピューターまで自分で作ってしまうという理工野郎。


「パソコンってのはね、大人のレゴだよ。簡単簡単。」


この頼りになる男ともここでオサラバか………
寂しくなるな。






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エリサちゃんの部屋で荷物をまとめる。

ゆうべはライブ後にラーメンを食べに行った。

なんとお店は衝撃の秀ちゃん。
九州人なら誰もが知ってる博多の超有名店。
俺も好きでよく行ってたけど、まさかニューヨークで食べられるとは。

まぁ高いけどね………
1杯10ドル。

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こってりトンコツを食いまくって、それからライブ後のエリサちゃんと合流して彼女の家に泊めてもらった。










そして………またゴスペル行けなかったなぁ。

日曜日の朝に人々は教会にミサに行くんだけど、黒人の教会ではゴスペルを歌っている。


本場の本物のゴスペル。
マンハッタン北部にあるハーレムに行けばどっかでやってるだろうと思ってたんだけど、結局3回チャンスがあったのに、毎晩飲みすぎて結局一度も起きることができないまま終了。

だ、ダメすぎる………



だって日曜日の朝とかなんでそんな過酷な時間にやるの!?

みんな土曜の夜に遊びまくってるんだから起きれるわけねぇ!!(´Д` )




まぁミシシッピなら、もっとディープな教会のゴスペルが聴けるだろう。

それまでおあずけで。










エリサちゃんに別れをつげ、ハグをする時にオッパイがあたってドキドキしながら、てっちゃんの車に乗り込む。

ニューヨーク最後のドライブ。

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明日向かう町で、とある人と会う約束をしている。
なのでお土産を買おうということになったんだけど、そのある人とは今回が初対面なので、どういう物が喜ばれるのか見当もつかない。

わかってるのはアメリカ在住の独身の男性って情報くらい。

そんな方が喜ぶ物。
うーん………



お酒か?甘い物か?オシャレ雑貨か?

自由の女神のキーホルダーか?
これは絶対要らんわな。



というわけでてっちゃんオススメのお店に連れて行ってもらった。





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またこの男は洒落た店を知ってるわ。

モーマっていう美術館に併設されてるオシャレ極まりない雑貨ショップにやってきた。

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オシャレすぎる(´Д` )

ここが今ニューヨーカーの心を鷲掴みにしてるみたい。






よーし、どれがいいかなー。
久しぶりのお買い物だなー。
センス発揮しちゃおうかな!!!
ウキウキ!!






早速購入!!!

間違いない!!これは必ず喜ぶ!!

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彼女が。






………はっ!!彼女にお土産買ってる場合じゃねぇ(´Д` )











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こ、これ!!

オシャレな色鉛筆だなー………



これはミユキさん喜ぶぞー………










………はっ!!


楽しすぎて余計な物まで買いまくってしまいそうになる。

いかんいかん。



お兄さんのやつを買いに来たんだ。

どれがいいかなー…………






そして、金丸文武、カッピー、ユージン君という最先端の流行を知り尽くし、都会的センスの塊のような3人が、全員一致でひとつの物に決めました。


ヨーロッパを周り、世界のオシャレに感性をビンビンに刺激されながら旅をしている男たちの本気のチョイス。

ああああー、俺たちのセンスまじヤベー。


まさにパーフェクトチョイス。










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パーフェクト。


シリコンの鍋ぶた。


お兄さんの喜ぶ顔が楽しみだ。










お土産も手に入れ、次にてっちゃんが連れて行ってくれたのは、マンハッタン西側にあるハイラインという場所。

ここもまた路上パフォーマンスの有名なスポットとして知られている場所だ。

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高架になっている遊歩道が、街の真ん中にずーっとのびており、人々がノンビリとお散歩する憩いの場であり、ちょっとした観光地でもある。

もともと線路として使われていたのが廃線になり、残った高架の線路を遊歩道に整備したよう。

ガーデニングされた木々の間を線路のレーンが残されている。

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あ!!痴女がいる!!

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そんな静かでゆるやかな時間が流れるハイラインの遊歩道で、ギターを構える。

これがニューヨーク、アメリカ北部最後の路上だ。

気持ちをこめて、優しく歌を響かせた。



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警備員が来て、指定されたパフォーマンス場所以外ではやっちゃいけないということを丁寧に教えてくれた。

ちゃんと指定されたポイントであれば問題ないんだな。

でももうそんなに時間もない。
今夜のバスでこの街ともおさらば。



1時間ちょい歌って、あがりは21ドル。













さぁ、バスステーションへ。

ここからグレイハウンドバスで、一気にノースカロライナまで下る。

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「いやー、寂しくなるなぁ。」


「てっちゃんも一緒にメキシコ行こうよ。」


「そうだよ、コスメルに行ったら恋が出来るんだよ?恋するコスメル。」


「はいはい、俺も仕事溜まってるの。このお気楽三人衆と一緒にいたら何にもできねぇ。早く行っちまえ!!」

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長かった北東部。

奇跡いっぱい起こったなあ………

そのほとんどが、てっちゃんがいなかったら間違いなくスルーしてたはず。

知らないうちにすぐ真横を通り過ぎてしまう、そんなすれ違いばかりだったはず。

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てっちゃん、マジで会えてよかったよ。
日本でも会おうな。


そんでライブ周るときはマネージャーよろしく!!

早く彼女作りなよ!!

バイバイ!!

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荷物を抱えてバスターミナルへ。

グレイハウンドのプラットホームに向かう。

チケットは61ドル。
カッピーがクレジットカードを持っているからそれでみんなの分のチケットを購入することができる。

ネット予約が出来る分割引きされるし。




ちなみにユージン君もクレジットカードを持ってない。

彼、ついに全財産が3万きったみたい。

「いやー、大丈夫大丈夫、なんとかなるよー。」




こんなツワモノなこと言ってるけど、このユージン君、海外経験ほとんどなし。

カッピーと楽しい楽しい海外旅行をしようと出てきたはずなのに、しょっぱなから過酷な野宿旅をやらされている不幸な男。

しかもビビることに、今まで路上ライブってものをしたことがなかったそう。
日本でも。

人生で初めてのバスキングが海外。

所持金3万円。

お気楽すぎる。









でもこんなお気楽だろうが、譲らないとこは譲らない。


バスがやってきた。

列に並んでチケットチェック。

そして荷物をバスの下に積み込む。

いつもの流れ。なのだが………




ここで軽くモメる。



荷物を積み込んでくれる若い黒人の兄ちゃんがいるんだけど、こいつがわけのわからないことを言ってくる。


「バッグは1人につき1個は無料。でもそれ以上は1個につき15ドルだよ。君はギターとバッグだから30ドル払って。」



はぁ?1個15ドル?
どう考えても高えだろ?

しぶっている俺たちに間髪いれずにまくし立ててくる黒人兄ちゃん。


「ほら!!早くしろ!!バスはもう出発するぞ!!30ドル払いな!!」


「え?でも1個は無料なんだろ?他のは中に持って入るから………」


「チップチップ!!わかるか!?チップなんだよ!!君たちは払わないといけないんだよ!!ホラどうするんだ!?バスに乗らないのか!?帰るのか!?」





ああー、このパターン。

思い出したくもないエジプト・モロッコパターン。

時間がない、と焦らせて急かして混乱させて金を払わせる、ボケどもの常套手段。

こんなアメリカでもこのパターンやってくるやつがいるのか。

戸惑って財布を取り出してるカッピーたち。

払う必要ないからと、それを制止して、無視して勝手に自分たちで積み込み、バスに乗ろうとする。



キレてくる黒人。


「おいおいおいおい!!待ちやがれコノヤロウ!!チップだよチップ!!1人10ドル俺に払わないといけないんだよ!!」


「あ?値段変わってんじゃねえかコノヤロウ?テキトーなこと言ってんじゃねえぞ?ほら、ほら、誰も払ってねーじゃねえか?みんなに請求しろよ。」


「ハリアーップ!!ハリアーップ!!バスはもう出るぞー!!俺にチップを10ドルずつ払うか荷物放り出されるかどっちだー!!ハリーハリーハリーハリー!!!」


そう言って手をパンパン叩いて急がせてくる。そうすれば気弱なアジア人は混乱すると思ってんのか?


この間も他の人たちがポンポン荷物を荷台に積み込んでバスに乗って行く。
なのに俺たちにだけ金払えって言ってくる。

アジア人旅行者。
ビビって払うと思ってるんだよな。

実際カッピーたちは、10ドルくらいなら……とすでに手に10ドルを用意している。


ダメダメ!!払う必要なし!!
チップで30ドル?!
バカか?こいつ。


こういうボケと口喧嘩すると、つい頭にかーっと血がのぼってしまう。




そこらにいた別のスタッフに訴える。


「あの、すみません、僕ら荷物の追加料金払わないといけないんですか?」


「あー?彼がそう言ったのか?知らない知らない。」


みんなそれぞれが小遣い稼ぎをしてることを見て見ぬ振りしている。



「ヘイ!!てめーなにやってんだ!!このファック野郎!!お前はチップを払わないといけないんだよ!!すまない、こいつイかれてるんだよ。」


「うるせー、静かにしろ。俺はこの人と話してるんだ。」



ボケと小突き合いになり、もうちょっとで掴み合いになりそうになったところで別の職員が来て俺たちを呼んだ。

そして奥のカウンターに連れていかれ、そこで荷物のチェックをして何かの札をもらった。

もちろん無料。


バスに戻ると、ボケが怒りに満ちた顔で他の職員に何かを訴えていた。

無視して荷物を積み込んでバスに乗り込んだ。





あの、法外な値段を要求し、時間がないと言って急がせて、軽いパニックを起こさせてお金を払わせるという心理作戦。

アラブ人がみんなやってた戦法。


クソゲスの手口。

焦らせてやればテンパって払うだろうという浅はかな考え。

でもこれがなかなか効果的だからタチが悪いんだよな。


胸くそ悪くて仕方ねぇ。


ニューヨークからグレイハウンドに乗る人は気をつけてね。










これから南米。
喧嘩はなるべくしないようにしないとな。
あいつら平気でナイフとか銃だしそうだし。

でもなめられるのもムカつくんだよなぁ………





まぁ気分入れ替えよう。

これでアメリカの都市部であるノースイースト地域ともおさらば。
未知の南部が始まる。

これから先、どんな奇跡がこの3人の前に現れるのか。




ターミナルを出たバスがスピードをあげる。

窓の外、ハドソン川の向こうにきらめくマンハッタンの摩天楼。

あれこそが夢の島。

世界中の誰もが憧れる、煌びやかなネオンに彩られた街。

あんな場所にいたんだな。

バイバイ、ニューヨーク。




さぁ、ついに南下の旅、開始!!










あ、大事なこと忘れてました。

冒頭の大事件ってのはなんだっんだ!?このチンカス!!と思ってらっしゃいますよね。


発表します。










刃牙が終わった。



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