2月20日 水曜日
【イスラエル】 エルサレム
~ 【ヨルダン】 アンマーン
ブログの閲覧数がドンドン上がってきて、毎日たくさんの方に読んでいただいています。
コメントもありがとう。
するとですね、ちょっと面白いメールが来たんですよ。
スポンサーの依頼です。
企業プロモーションがどうのこうのって感じで、提供された商品でこのブログを書いて欲しいらしいです。
条件がスゴイんです。
★ギャラクシーの端末を提供。
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こんな簡単な内容でギャラが発生するんですよ。
ブログ1記事につき、20万円くれるそうです。
おひょおおおおおおおおおおおおおおはあかまへそやまtptamやはにや(´Д` )!!、!!!!!
僕月に30回はブログを更新するので月に600万円の収入になりますね。
旅してるのに年収7200万円ですか。
勃起が止まらないですよね。
毎日高級レストランに行き、ホテルに泊まってコールガールを呼んであばばばばばば(´Д` )(´Д` )
というわけで静かにホームボタンを押しました。
そんなうまい話があるわけないです。
なんか自社のアドレスとかホームページとかリンクさせてて、信憑性ありそうに見せてますけど、そんなアホなことに引っかからないモンネ!!!!
うひゅううううう!!お願いしますううううううう!!!!
って懇願するような返信なんてしてませんからね。
みんなもうまい話には気をつけましょうね。
さて、今日でイスラエルともバイバイ。
ヨルダンに戻ります。
イブラヒム爺さんの宿には2日泊まったので、感謝を込めて100ジュディー、2000円を寄付金ボックスに投入。
コインばっかりでごめんなさい!!
今日同じくヨルダンに戻るという、証券マンの太郎さんとナースサーファーことキョウコさんと3人で街へ向かう。
イブラヒム爺さんの宿があるアラブ人地区から見下ろすオールドシティーの街並み。
高い塀に囲まれたゴチャゴチャとした建物の中、ポコンと金色のモスクの頭が光っている。
あの塀は鍋。
イスラム、ユダヤ、キリスト、
しがらみと、憎しみと、許し合いが、煮込まれて煮込まれて、コトコトと数千年煮込まれて、ドロドロになったスープだ。
すごい面白いとこだったな。
また訪れたい街のひとつにランクインだ。
ヨルダンに戻るためには、まずはこのエルサレムから国境であるキングフセインブリッジに行かなければいけない。
そこまで行く手段はいろいろあるんだろうけど、最安なのが今回選んだバスだと思う。
このバス。
オフィスはオールドシティーのダマスカスゲート近くにあるんだけど、アラブ人地区なのでゴッチャゴチャしててかなり発見しづらいです。
イブラヒム爺さんのとこで調べて行きましょう。
ちなみに最終バスが午前10時なので、それまでに行かなければいかないので注意。
バスの値段は38シュケル。760円。
30分ほどでキングフセインブリッジに到着。
すぐに出国手続き。
入国の時に比べると、係官もみんなにこやか。
ノースタンプのカードを見せて、もちろん出国スタンプも捺されることなく、あっさりと出国。
なのだが………
1番の問題は出国税。
これがかなり高い。
178シェケル。3560円。
高い………
これからたくさん、そんな出入国税を取る国に行くことになるだろうな。
無事、出国手続きを終え、ここからヨルダン側のカスタムに向かうバスに乗らなければいけない。
外にはバスを待つアラブ人の群れ。
これ乗れるのか?
そしてバスが来るとともに群がるアラブ人たち!!
まだバスが動いているのにドアのところに押し寄せ、大変なことになっている。
そんな慌てなくても(´Д` )
俺たちや他に数人いる欧米人旅行者たちは、あまりのアラブ人の勢いに半笑いで見ているのみ。
こりゃ大変だなと思っていると、なにやら綺麗な小型バスがやってきた。
ツーリストの専用車(^-^)/
やるじゃねぇかイスラエル。
伊達に高い出国税をとるわけじゃねぇな。
エアコンまで効いている革張りのシートで快適にヨルダン側のカスタムへ。
イスラエル。
宗教の重要さや国土の奪いあい、そして人々の自由さ。
あ、ゲイも(´Д` )
様々な経験をさせてくれ、考えさせてくれた。
平和ってやつの意味がわかんなくなりそうになったよ。
今回はこの奥深い国のうわべを撫でることくらいしか出来なかったけど、それだけでもとても大きな経験をさせてもらった。
最後はこんなに豪勢なバスで送ってくれるしね。
さすが先進国!!
また必ず来よう。
イスラエル、せめて紛争はしないでくれな。
バイバイ!! トダラバ!!
5分ほどでヨルダンのカスタムにバスが到着。
「はいー、5ジュディーと荷物ひとつにつき1.5ジュディーねー。」
こ、こ、こ、こ、コノヤロウ!!!!!!!
金とんのかおらああああああああああああ!!!!!!!!
無料じゃねぇのかよ(´Д` )
しかもヨルダン側で取るってどういうことだ?
行きの時もヨルダン側で払ったんだぞ?
しかも6.5ジュディーて(´Д` )
850円。
くそぉ………
このバスしかないから仕方ないけどさ………
しょうがなく6.5ジュディー払う。
俺はヨルダンにいた時のお金を持っていたのでそれで払えたけど、キョウコさんたちは持っていない。
シェケルで払えるか?
ユーロで払えるか?
ドルだといくらか?
「はい!!もうこれだけしか持ってないからこれで勘弁して!!ね!?」
キョウコさんの値切り方がすげぇ(´Д` )
さすが2年くらい世界中を旅して南極にも行ったことがある旅人。
英語も上手だし。
お金の回収係りの人もたじたじで苦笑い。
女の人の値切りっていいな。
これが男だったら、黙って払えやコノヤロウ?だもんな。
バス代も払い、ヨルダン側のパスポートコントロールも無事終え、そこからアンマンに向かう。
来る時はアンマンのダウンタウンからバスターミナル、バスターミナルかボーダー、と計6ジュディー払ったんだけど、ここからだと一発ダウンタウンまで行ってもらえる。
群がってくる乗り合いタクシーの交渉役たちは1人7ジュディーと言ってくるが、1人5ジュディーなら乗るということで交渉成立。
1人で歩いてた韓国人の旅行者を捕まえて4人で乗り合いタクシーへ。
ここで注意しないといけないのは、交渉役と運転手は違うということ。
交渉役の仕事は客を捕まえてタクシーに連れて行くまで。
なので何も言わずにタクシーに乗ると、運転手は交渉した値段を知らないので自分のさじ加減で値段を言ってくる。
これは前回のヨルダンでよく理解している。
運転手に1人5ジュディーでいいんですね?と念をおすと、はぁ?!7ジュディーだよ!!と怒ってくる。
おい、どうなってんだよ?と交渉役に言うと、彼が運転手を説得してくれる。
タクシーに乗る前は必ず何度も、嫌ってくらい値段を確認して念を押しましょう。
まぁそれでも降りる時、さらに金を要求してくる時もあるけどね。
キョウコさんがアフリカに言った時には、追加料金をふっかけてくるドライバーと何度も何度もケンカして、途中で降ろされたりとかしたそう。
冷静に対処できるようにならないとな。
まぁなんとか1人5ジュディーでアンマンに帰ってきた。
10日ぶりのアンマンは………
まぁいつものように汚い(´Д` )
ゴッチャゴチャ(´Д` )
クラクションやかましすぎ。
早いとこいつものマンスールホテルに逃げ込もうと歩いていると、ホテルの前でちょうど今やってきた感じの日本人とバッタリ。
これがまた面白い出会いだった。
「こんにちはー。」
「あ、こんにちはー。」
お、ギター持ってるな。
しかもトルコの太鼓も持っているぞ。
彼も歌いながら旅してるのかな。
荷物を置いて太郎さんとキョウコさんとご飯を食べに出かけると、さっきのギターを持った彼が走って追いかけてきた。
「僕も一緒に行っていいですか?」
長髪に、インドっぽいマントをまとったいかにも旅人といった姿の彼はアキ君。
さっきインドからアンマンに飛行機で着いたところなんだそう。
4人で俺の大好きなシシケバブ屋さんへ。
2.2ジュディー、2ユーロのシシケバブを食べながらアキ君の話を聞いた。
彼は24歳で、すでに1年、世界を歌いながら旅してるそう。
トルコでゲイの家に泊まって、イスラムの家に泊まるには陰毛を剃らなければいけないと言われて素直に陰毛をツルツルに剃って、そのあと襲われそうになって泣きながら謝って難を逃れたという経験を持つなかなかのツワモノだ。
おお、仲間よ(´Д` )
路上の金だけでやってるわけではないみたいだけど、初めて音楽しながら回ってるやつに会えてとても嬉しい!!
「今から路上一緒にやろうよ!!」
「ええですねぇ!!やりましょう!!」
というわけで2人でギターを抱えてアンマンの路上へ。
場所を決めて準備をしていると、いつものようにすでに人だかりが出来始める。
準備を終えてギターを抱えるとすでにたくさんの人々が演奏を待ち構えている。
まずは俺からピンで歌った。
人だかりは膨れ上がり、歩道が埋め尽くされる。
いつものアンマン!!
そんな状況でバトンタッチして次にアキ君のピン。
「ちょ、こ、こんな人だかりで交代するんですか?」
「大丈夫大丈夫!!かましてよ!!」
アキ君の演奏。
ビートルズを主にやってるみたいで、ヘイジュードから。
ブルースが好きなんだろうな。
完璧ではないがその荒削りなところに面白さがある。
そしていい雰囲気を持っている。
人だかりが大変なことになっている中、ついに2人で演奏。
ギターを抱えるとイエーイ!!と歓声が起こる。
2人でやることの期待がすごいことになっている。
俺のソングブックを見せると、ほとんど好きな曲です!!と言うアキ君。
音楽の趣味も合う。
ギターを鳴らして歌った。
アキ君はパーカッション。そしてカズー。
息がピッタリと合った。
たまに外国人の路上ミュージシャンと演奏することがあるけど、ここまでお互いをサポートし合い、引き立たせ合う演奏は出来なかった。
それはアキ君が同じ日本人だからということももちろんあるだろうけど、それだけではなく、感性も似た物があるからなんだろうな。
パーカッション、カズー、ピタリとコーラスのついたホテルカリフォルニアを歌い終えると、大きな歓声が起こった。
「気持ちいいね、アキ君。」
「いやー!!楽しいっすわー!!」
それから1時間、歌いまくった。
しかし、ここはアンマン。
イスラエルでずっとやってたから忘れていたけど、彼らはあのアラブ人。
人だかりはドンドン距離を縮めてきて、しまいには俺たちに近づける限界まで目の前までやってくる。
もうちょっと離れて下さい!!と言っても、英語伝わらない。
ジェスチャーで下がってくれと言うが、ニヤニヤ笑っていつもの質問、ウェラーユーフロム、の連発。
その時、人垣から汚い服を着たオッさんが入ってきた。
あ、こいつ前に俺のあがりを盗んだやつだ!!
バッ!!っと飛び出してオッさんの前で歌うと、オッさんびっくりしながらも踊り出した。
笑い声と手拍子の中、踊った。
ミスター、ボージャングルみたいに。
もうそこからはギターが弾けないくらい人だかりに囲まれ収拾がつかなくなり、終了。
ウェラーユーフロム!!!
ウェラーユーフロム!!
ワッツユアネーム!!!
ギターを下ろしても人だかりはなくならず、片付けをする俺たちを凝視している。
マジめんどくせえ。
まぁでも久しぶりに人と演奏して楽しい歌が歌えたな。
あがりは20ジュディー。
もちろん山分けだ。
いい路上が出来たらいい出会いがあるもの。
「いやー!!すごい!!よかったらお茶しませんか?!」
ここアンマンで職業訓練の先生として日本から来て暮らしている人に声をかけてもらった。
カズマさん。
太郎さんとキョウコさんも加わり、5人で地元の人しかわからないような階段の先にあるカフェへ。
さすがはここで1年暮らしているカズマさん。
アラビア語も喋れる!!
シーシャ、水タバコをくゆらせながらお話を聞いた。
彼は機械の技術を教える先生としてアンマンに来ている。
生徒の年齢は16~17歳。
ヨルダンでは頭のいい子たちはちゃんとした学校に行くことが出来るそうなのだが、学力が足らずに進学出来なかった子どもたちはそのまま社会に出る。
政府はそんな無学で粗野な若者を社会に出すことを好まないようで、そのためにそんな若者たちの受け皿として職業訓練学校があるんだそう。
なのでカズマさんが教えている子どもたちは、まぁバカガキが多いそう。
日本でいう工業高校みたいなもんだな。
「まぁでも慣れますよ。慣れたら可愛いもんですよ。」
彼の月給はヨルダンの平均である350ジュディー。
4万5000円。
「充分ですよ。充分遊べます。ここのシーシャも1.5ジュディーですしね。」
笑顔で清々しく言っているが、いろいろ大変なんだろうなぁ。
海外で頑張ってる日本人にまた1人会えた!!
カズマさん、シーシャとジュース、ご馳走様でした!!
宿に戻ると、たくさんの日本人で溢れかえっていた。
マジで日本人が20人くらいいる。
みんなどこかの宿で会ったりしてたみたいで、久しぶりー!!と大盛り上がり。
ファラフェル、50円!!
さぁ、ヨルダン。
これからついにアフリカへの南下が始まるんだけど、その前に中東最大と言ってもいい遺跡が残っている。
そう!!ペトラ!!!
あのインディージョーンズの映画の舞台になってるペトラ!!!
6500円というキチガイレベルの入場料のペトラ!!!!
ゲロ高ぇ(´Д` )
しかも、そのペトラにあるカフェやレストランもアンマンの数倍の値段というキチガイぶり(´Д` )
行く手段はジェットバスが最安。
ジェットバスの時間は
6時30分
16時30分
の2本。
うーん、どうしよう。
アキ君とのコンビが楽しかったし、明日はイスラム圏で1番人出のある木曜日。
明日1日、アキ君と歌いまくって最後のひと稼ぎといくか。
「やりましょう!!僕も稼ぎたいですし!!すごい楽しかったです!!」
ヨルダンでユニット結成ってわけだ。
コンビ名は…………
そんな話しなかったな。
みなさんならどんなのがいいですか?(^-^)/
この写真で宜しくです!!