すごーーく素敵な人にお会いする機会がありました、最近。
すごく渋くて、おしゃれで、そしてカメラマンをされているそうです。
趣味はサーフィン。
歳を聞いてびっくり、70歳オーバーです!!!!!!
70歳って年齢聞いたらおじいちゃんて思わず言ってしまいそうになるけど、とてもじゃないけど
おじいちゃんなんて言える感じじゃないんです。
背筋もぴん!サーフィンしているからか程よく引き締まったたくましい体。
現役カメラマンさんとして働いていて、ものすごい人を撮影したりしてるんですけど、
その人の半分くらいしか生きてない私たちに対してもすごく優しくて、いっさい威圧感もなくて、謙虚で。
素敵以外の何者でもないですよね。
というか、素敵に歳を重ねている人に、謙虚じゃない人っていないですよね。
ある時から、歳をとるって言い方やめたんです。
どこかで聞いたんですよね。
歳はとるものではなくて、重ねるもの。
素敵だなと思って、それ以降歳は重ねるって言い方にしてます。
おわり
先日、元家主の岩本さんが美々津に帰省されて、ウチに来てくださいました。
岩本さんと前回お会いしたのは、この建物の売買契約をした1年前。
岩本さんの中では、まだこの建物は白アリにやられてボロボロになってたお婆ちゃんの家のままであり、岩本さんが生まれ育った実家。
もう70歳も後半にさしかかる岩本さんがこの家で生まれて、小学校に行って、青年になっていったのかと思うとめっちゃすごい歴史のある家に自分たちは住んでるんだなぁって思えてくる。
そこを大改造してお店にして、だいぶ変身した様子を岩本さんに見ていただくのは結構緊張するなぁ…………
うわぁ…………思い出の我が家をこんなにいじられてしまった…………って悲しませてしまわないかな…………
それとも、こんなに立派に生まれ変わらせてくれてありがとうって言ってもらえるか。
とにかくドキドキしながら岩本さんをお迎えしました。
結果、
とてもとても喜んでもらえました。
「あああ、あの時計!!あれ動いたんですか!!あ、この扇風機も!!この食器棚も!!使ってもらってるんですね!!」
「ああああ!!お稲荷さん!!お稲荷さんを綺麗にしてもらえたんですね!!あああー、ずっと気になっていたんです。お稲荷さんをほったらかしたままでお任せしてしまったから、どうなったのかって。それをこんなに綺麗にして、また祀ってもらえて…………ありがとう、ありがとう。」
僕らとしては古いものはとても魅力的です。
古いものが好きだから古民家を買ったんです。
できる限り、ありのままの姿で残していきたかった。それが魅力だから。
家に敬意を評し、代々受け継がれてきた想いも一緒に引き継ぐ。
それが古民家を買うってことだと思ってます。
古民家を買えばそうした代々の想いの他にも濃密なご近所付き合いが待ち受けてます。
古民家があるような場所は古い町なので、古い人たちの昔から伝わる習わしがあります。
暗黙の了解も含め。
不動産情報には書かれないプラスアルファの付帯物。
それもひっくるめて引き受ける。
それが本当の意味での古民家を残していくっていうことなのかな。
「良かった良かったぁ、これでご先祖様たちに申し訳がたつわぁ。」
「そうねぇ、私たちの周りにも家をどうしようって人たちがいるのよ。どうしようもなくて困ってる人たちがねぇ。そんな中で私たちはこうしてちゃんと使ってくれる人が見つかって良かったわぁ。」
ここはすでに僕たちの家。
なので岩本さんの顔色をうかがわなくたって、本当はいいはず。
でもやっぱりここは岩本さんの実家。
そこに敬意を表して、金丸君に売って良かったって岩本さんにいつまでも言ってもらえるよう頑張らないと。
古民家を買うって、そういう責任も背負うもんだって覚悟がないとダメですよね。
岩本さん、またいつでも遊びに来てください!!!
ありがとうございます!!!!
さて、というわけでこの美々津の歴史がたっぷり詰まった建物、色んなことに活用させていただきたいと思ってます。
先日は古民家再生協会主催の、古民家なんでも相談会というイベントをやっていただきました。
土地家屋調査士とか、大工さんとか、市役所の人とか、色んな専門家のかたが一同に集まりまして、古民家に関しての様々なお悩みを直に相談してアドバイスもらいましょうって内容です。
僕も30分ほど、ひなた屋を手に入れるまでの経緯と、どういった流れでリノベーションしていったのかというのを写真をうつしながらお話させてもらいました。
これ、すごくいいイベントだよなぁ。
岩本さんの奥さんも言ってたけど古民家ってなかなか活用が難しかったりするんですよね。
売ろうにもどう売ればいいかわからない、
買い手がつくかもわからないし、
改修もお金かかる、
耐震性は?
名義がわけわからんことになってる、
登記がめちゃくちゃ、
などなど。
色んなお悩みをお持ちのかたがいらっしゃると思います。
そこを解決に導き、古民家がキチンと再活用されていく。
それは空き家問題の解決につながるし、人口減少の阻止にもなります。
ひいては町の活性化。
いいことばっかり。
しかし町の人は気が急いてしまうので、具体的な町おこしの案を出し合う勉強会じゃないんかーい!って不満に思う人もいるみたい。
いや、これってめっちゃ町おこしに繋がることですよ。
色んな専門家とも繋がることができるし。
今後、僕らも含めて、ちゃんと空き家を活用していくために色んな知識を身につけておきたいもんです。
長友さん、坂口さん、そして集まってくださった皆さん、建設的な時間をありがとうございました!!
あともうひとつ!!!
ついに………………
ついに!!!!
ひなた屋でライブやります…………
あ、あれ?
俺って歌う人なんだっけ?
タコヤキ焼く人でしたよね?
え?ギター?
なにそれ?
じ、実は僕…………ギター弾いて歌ったり…………したりしちゃったり…………しちゃったりしたりする的な…………アレだったりするん…………です…………実は………………
確か………………
もうめっちゃ言われるんですよ。
金丸君、もうライブやらないの?
大将ギター弾いてくれよー。
ひなた屋でライブなんかしたらすごく雰囲気良いのにー。
お客さんからも友達からも音楽仲間からも、なんなら親からも言われます。
でも全部断ってます。
今僕は新しいことにチャレンジしてて、そっちの純度を高めるために音楽とはなるべく距離おくようにしてます。
そもそも僕にとって音楽って生き抜くための手段でした。
今日稼がないと今日の飯抜き、っていう状況をギターと歌で稼いでしのいできました。
ハングリーさをぶつけて磨いてきました。
今は旅してないしご飯も食べられてる。
なので歌う理由がないんですよね。
よくおじさんバンドとかあるじゃないですか。
仕事の合間に一生懸命、情熱をもって練習してる人たち。
すげぇなぁって思います。
ああいう人たち、めっちゃ心底音楽好きなんだなって。
旅と音楽。からの居酒屋、町おこし。
今までやってきたこと以外のことに打ち込むと、新しい自分に出会えて、自分の可能性に自信が持てて、俺って旅と音楽だけの人間じゃないんだって思えて充実感あるんですよね。
常にアップデートしていく人間でありたい。
なので頑ななくらいギターに触れてないし、曲作りもしてません。
この前も町の敬老会で歌ってくれって言われましたが断りました。
溜め込んで溜め込んで、もうー我慢できんライブやりたいっていうところまで封印しときたい。
何か大きなキッカケがきたら、その時にやりたいなって思ってます。
それが3年後なのか、5年後なのか、10年後なのかはわかりません。
で、
そのキッカケ、意外と早く来ました。
この前、とある音楽仲間から連絡があったんです。
「仕事の関係で九州行くから、その時にお店にご飯食べに行くねー!!」
え?って思いました。
え?ていうか、もしかして、ライブとかやっちゃう?そのタイミングで?
その男は尊敬するミュージシャン。
めっちゃ素敵な歌い手です。
その男とこのひなた屋でライブをやる。
うん、充分すぎる理由。キッカケ。
そしてすぐにもう1人、大好きなミュージシャンに声をかけました。
この男も加わったら、もう完璧になる。
んで、二つ返事…………
きた。
マジきた。
出演メンバー発表です。
★morito
日向市出身。かつて風雲地というコンビで東京でバリバリやってためっちゃカッコいい歌い手。
さりげなく日常を切り抜く、独創的な言葉とメロディー。
人間の存在感がとてもフィルターなし。
多分1番古民家に合うミュージシャン。
★川田ようすけ
僕のブログの読者さんならよくご存知のこの男。
パリのサプライズの川田君。
壮絶な闘病から癌を乗り越え、愛する彼女と結婚して、なんと子供を授かり、ああ、もう泣きそう。
あのパリのサプライズの時はまだ薬の副作用でギターあんま弾けてなかったけど、今はもうバリバリです。
イングヴェイ超えてます。
当日は埼玉から来てくれます。
大好きな人です。
★金丸文武
タコヤキ焼く人。
マジヤバいメンツです。
このライブが決まった瞬間、裏の倉庫片付けました。
荷物を片付けていらん物を出して、練習部屋完成。
そしてめっちゃ久しぶりにギターを出しました。
埃を被ったギターケース。
錆びた弦。
ギターケース開けた瞬間、旅の臭いがフワッてたちのぼってきた。
いやー、こいつと一緒に世界を旅したよなぁ………
めっちゃ相棒だよなぁ。
世界2周も一緒にしてくれて。
ちょいちょい傷つけてしまったけど、ずっと最後までいい音出してくれた。
中古屋で買った6000円のパールギター。
40年以上昔の、俺より年上のギター。
ヨーロッパでも、インドでも、中東でも、アフリカでも、アメリカでも、南米でも、アジアでも、南極近くでも、ずっと一緒にいたよなぁ。
ホント改めてありがとう。
お前のおかげで40回くらい命救われてるよ。
というわけでまず弦を交換して…………
クソゥ…………ペグが吐くほど固くて1ミリも回らん…………
旅中と変わらんなぁ…………
なんとか弦を張り替えて、
よっこいしょ、ギターをかついで…………
う、うん、まだチューニングの勘は忘れてないかな。
さて、弦を押さえて…………
押さえて…………
い、痛い!!!!!
ぷにぷにの指先に弦が食い込んで痛い!!!!
なにこれ??!!楽器じゃないやん!!拷問道具やん!!!
なんでこんなぷにぷにの部分で細い鉄の線を押さえないといけないの!?!?
人間の肌の防御力知らない人が作ったの!!!??
って、泣き言を言いながらとりあえずレットイットビー。
うん、歌詞覚えてる。
ギターも一応、痛いけど弾ける。
コードを指が覚えてる。
あぁ、俺の中から旅の音楽がまだ跡形もなく消え去ってなくて良かった。
うん、俺やっぱり弾き語りやってたんだよなぁ。
でも他の曲はマジでビビるほど忘れてるし、指全然ちゃんと動かないし、めっちゃ痛いし、声も笑えるほど出ない。
なにこの声?
スリムクラブの人?
洞窟の中で歌ってるの?
喉から上手いこと声が出てこない。
どうやって声出してたんだっけなぁ。
指いった…………
これから3ヶ月。
どれだけあの頃の感じにもっていけるかな。
選曲どんなしよう。
ハゥッ!!!
…………そもそも俺美々津でライブやるの初めてやん…………
ていうか日向市でやること自体も初めてやし…………
あ、日向では高校生の時やってたか。
エレキ弾いて、上半身裸でアイアンメイデンとか歌ってたっけ。
文化祭とか、文化交流センターとかの自主企画ライブとかで。
でも同級生にエレキめっちゃうまいやつがいて、テクニカルなことはそいつに任せて俺はボーカルに専念して。
そのうち俺はアコースティックギターの弾き語りに傾倒していって、夜のネオン街で歌うようになって、
高校を卒業してからはバンドはやめて、1人で歌う自由さが好きで旅を始めて。
あれから日本全国津々浦々のネオン街で歌い、各地各地のライブハウスで歌って、たまにホールでもライブやって、
そんで世界中でも歌って。
こんなに色んなところで歌いまくってきたのに、まだ1回も地元でライブやってなかったんだよなぁ。
気合い入るなぁ。
きっと俺のこと子供のころから知ってるおじちゃんおばちゃんとか来るだろうし、地元の仲間も来るだろうし、最近知り合った俺が音楽やってたってこと知らない人たちも来てくれるだろうし、
今まで俺が色んな所で揉まれて揉まれて頑張ってきたってところをしっかり見てもらわないと。
ただプラプラ旅してたんじゃなくて、ちゃんと頑張って生きてたんだよってことをステージングで証明しないと。
町の人から歌ってよーって言われるのをいつも断ってたから、なんだマスター本当は歌えないのに大ホラ吹いてるだけなんじゃないか?本当にギター弾けるのか?って思われてるかもしんないし。
あー、気合い入る。
しかも自分のお店でなんて。
古民家でギター、これマジでいい感じです。
【12月14日(土曜日)】
★会場…………宮崎県美々津町『ひなた屋』
★17時…………オープン
★18時…………スタート
★チケット…………2000円(ワンドリンク付き)
★出演…………川田ようすけ、morito、金丸文武
小さなお店なので多分30人ちょいくらいしか入らないと思います。
それを越えると立ち見になるのでご了承ください。
定員40人かなぁ…………
それを越えたら締め切らせていただきます。
すでに10人以上予約入ってるので、ご予約はお早めにお願いします。
それと当日はお食事は別オーダーとなります。
普段の居酒屋メニューだと大変なので唐揚げとかフライドポテトとかの限定メニューにしたいと思います。
お酒は生ビール、世界のビール、焼酎、ワイン、日本酒、色々ご用意してますのでひたすら飲んでください。
泊まりは徒歩1分のところにゲストハウスがあります。
ご予約はこちらから。
金丸文武gmail
uuurryyyyyyy@gmail.com
DM下さい。
ひなた屋インスタグラム
ひなた屋電話番号
0982-58-0233
よろしくお願いします!!
倉庫の片付けして出た要らないものは店先でフリマ!!!
意外と売れる!!!!