スポンサーリンク ヨーロッパでカメラを買うならここ 2017/8/11 2017/07/08~ ドイツ③, ■彼女と世界二周目■ 2017年7月24日(月曜日)【ドイツ】 ベルリン ~ アウクスブルク「ジュリアン、いつもありがとう。ジュリアンたちがペルーでお店始めたら必ず行くからね。」「僕たちもフミとナオが日本でお店始めたら必ず行くから。また遊ぼう!!」朝、ジュリアンに挨拶して車のエンジンをかけた。本当カンちゃんの周りにはいい友達が集まるなぁ。ジュリアン、今回もめっちゃ楽しかったよ!! ペルーに行く良い理由ができたよ!!またロザベルと4人で遊ぼうね!!さぁ、ジュリアンとナナちゃんにも会えたし、送っていたCDも受け取れた。ベルリンはもう4回目なので観光はしなくてもいいし、さっさと出発しよう。ベルリンめっちゃ好きになってるので、もう何日かいたいところなんだけど、スイスにも早く行きたい。今からアルプスの山並みに突入していくのがめっちゃ楽しみでしょうがないんだよな。ベルリンではあとふたつ、やるべきことが残ってる。それをスパッと終わらせたら一気に南にくだるぞ。まずやってきたのは、ここ。ブンデスバンク。前回も来た銀行ですね。理由はもちろんコインの両替!!!路上でいただいたコインが死ぬほどたまっているのでここで紙幣に両替しておこう!!普通、コインの両替って銀行アカウントがないとやってもらえないもの。そしてさらに2~3パーセントの手数料をとられる。でもこのブンデスバンクは銀行アカウントがなくてもやってくれるし、手数料もゼロ。マジで助かる。路上パフォーマーにとって大きな問題であるコインの両替だけど、このブンデスバンクは俺たちの大きな味方だ。また500ユーロ札ゲット!!1枚で65000円!!次に向かったのはここ。ソニーセンター。この前、シチリアの海でハシャギまくってた時にカンちゃんのカメラが壊れてしまい、シャッターがおりなくなってしまった。あれからすでに1ヶ月経っていて、元カメラマンのカンちゃんからしたら旅中にカメラがないとか考えられないことなんだけど、やっぱりカメラは高価なもの。簡単には手を出せない。という話をこの前会ったアユムさんにしたところ、ベルリンにソニーセンターというカメラ屋さんがあるということを教えてくれた。なにやら日本で買うよりも安くソニーのカメラが手に入るお店らしく、それに期待してこのベルリンまで我慢していたカンちゃん。最近iPhone5が手に入ったから一応そのカメラで落ち着いてはいたけど、やっぱり旅中の写真は画質の良いものを残したい。俺はずっとiPhoneの写真でやってきたけど、カンちゃんの良いカメラで撮った写真は断然違うもんな。「はうううああああああ!!!やっとカメラカメラカメラカメラアアアアアアアアアア!!!!!」ゾンビのようにソニーセンターに突撃していったカンちゃん。めっちゃ綺麗なビルで、1階がカメラ、2階はケータイ、3階がテレビとかの家電コーナーになっており、海外でのソニーのブランド力がよく現れてる。ソニーすげぇ人気だよなぁ。でもやっぱりその分値段もしますよね……………サムソンとかLDとはわけが違うわ…………カメラコーナーで悩みまくっているカンちゃんの前には小さなミラーレス一眼があるんだけど、これで値段が420ユーロ。54500円。これがこの店にある1番安いカメラみたい。ちょっといいやつはどれも12万~15万くらいだ。「んんんん……………どうしよう………これも結構前の型だしなぁ…………どうしようどうしよう…………」そんで結局買わなかった。旅中の5万はデカすぎる。どうせならちゃんと納得できるのを買ったほうがいいし、もうちょっとネットで色々探してから決めることにした。「あうううう…………またしばらく写真撮れないいいいい……………」10万くらいポーンと出してあげたいところだけど今はちょっとキツイなぁ。情けなくてごめん。もうちょっとしたら天体望遠鏡みたいなの買ってあげるからね!!ついでに近くにあったドイツの家電量販店、サターンに行って、ボロボロになってるケータイケースやら、ちぎれて充電できなくなっているiPhoneのケーブルやらを探したんだけど、全部激高い。ケータイケースが40ユーロ、5100円。充電器が20ユーロ、2600円。高すぎやろ……………充電器とか100均に売ってるよね……………またここでも何も買えずにすごすごと店を後にした。うーん、お金のことでちまちま悩んでたら情けない気分になってきた。いかんいかん。こんな気分を吹っ飛ばすためにも今週は大好きな南ドイツで思いっきり歌いまくらないと。でも雨なんだよなぁ…………今週の南ドイツの天気予報、ずっと雨なんだよなぁ……………終わってる……………まぁどうにかなるかー。ベルリンを出て高速をかっ飛ばした。北ドイツから南の端っこまで距離にして700キロ。120キロで走れば6時間だけど、ドイツ人だったら4時間くらいで走るんじゃないか?マジで200キロくらい出してる人が後ろからカッ飛んで来るので、トラックを追い越しする時なんかは相当注意してないと危ない。バックミラーに遠く見えていたはずなのに、まばたきする間に真後ろに迫っていてパッシングしまくってくる。やがて雨が降りだし、ワイパーもきかないくらいの激しさでアスファルトを叩きつけている。そんな中でもみんなビュンビュン飛ばしているので集中してハンドルを握る。アウトバーンが無料のおかげでひたすらぶっ飛ばせるけど、さすがにこんな天気で6時間飛ばしまくりは体力的にしんどいなぁ。でも、道路標識にフュッセンの文字が出てきた時には気合いが入った。フュッセン。スイスとの国境沿いにある小さな町で、4年前に行った時も雨が降っていて歌うことができなかった。有名なノイシュバンシュタイン城の最寄りの町で、歴史的な旧市街が綺麗に残ったとても伝統的な雰囲気の漂うあの町のことを思い出すと、一気にフュッセンに呼ばれてる気がした。あの時歌えなかったリベンジがしたい。でも今回もこんな天気。いーや、今の俺ならもっと強引に路上に立てるはず。もっと場所選びも上手くなってるはずだし、モチベーションだって違う。マジで旅の序盤の序盤だったあの頃、雨に濡れながら歩いてこの町にたどり着き、歌うことができずにトボトボさまよい、近くの草原で寝袋にくるまって寝たよなぁ。あの町が行ける距離にある。俺たちは今車。自由にどこにだって行けるんだ、だったら行かない手はない。「フミ君、そこってなんか有名なお城があるとこやろ?」「うん、ノイシュバンシュタイン城って、シンデレラ城のモデルになったところみたいだけど、はっきりいって全然たいしたことないから行かなくていいよ。あそこ中国だから。」雨が止み、青空の下を走ること数時間。気がついたらもう700キロの道のりの残り50キロくらいまで来てきた。時間は22時過ぎ。ふぅ、疲れた。よーし、明日からの南ドイツ巡りはフュッセンからスタートだ。