スポンサーリンク ドイツで1番美味しいバーガー屋さん 2017/8/8 2017/07/08~ ドイツ③, ■彼女と世界二周目■ 2017年7月21日(金曜日)【ドイツ】 メルゼブルグ車のドアを開けるとものすごい数の鳥に囲まれていた。ヒッチコック思い出したわ。あの映画怖かったよなぁ。昨日たまたまたどり着いた小さな小さな町、メルゼブルグ。いつもは500メートルは離れないと路駐ポイントがないのに、ここはホコ天のすぐ裏の路地に車を止められる。それくらい人の少ない町。昨日もマジでまったく人がいなかったのに、なぜか時給70ユーロくらいイクという奇跡が起きたので、引き続き今日もやってみることにした。ホコ天にやってくると、相変わらず数えられるくらいしか人が歩いていない。一応ロスマンとかミュラーとかのお店はあるし、カフェも何軒かはあるので人がいてもいいはずなんだけど、まぁ少ない。でも昨日よりは人も歩いてるか。やっぱりお昼は少しは賑わうみたい。コーヒー安い。1.2ユーロて。150円。田舎な安いなぁ。というわけで今日も半信半疑で路上スタート。とともにいきなりCDが売れる。ぬおうう!!!ビビる!!!!もう通りかかる人のほぼすべてがチップを入れて行ってくれ、めっちゃウェルカム。こんな小さな町なのでライセンスだとか規制だとかもまったくなく、ただひたすらに独壇場。ランチタイムになると、お昼休憩でご飯を食べに出てくる人たちで通りがささやかな盛り上がりを見せ、たくさんの人が演奏を聴いてくれる。歌ってる目の前に小さな軽食屋台みたいなのがあって、そこがすごい人気店でたくさんの人が列を作ってホットドッグなんかを買っているので、その待ってる間に人々がチップを入れに来てくれたりする流れだ。めっちゃいい感じやん。あー、のびのびやれるって嬉しいわー。お昼を過ぎたら、またパタッと人通りがなくなったのでちょっと休憩することに。16時くらいになったら仕事帰りの人たちが増えてくるだろう。というわけですぐ横のカフェに入ってカプチーノ飲みながらネット作業をして、いいくらいの時間になったら路上再開!!の前に、小腹が空いたので目の前の軽食屋台でなんか食べることに。注文しに行くと、中のおばちゃんが笑顔でハーイと言ってくれた。さっきまで目の前で歌ってて、もし迷惑がられてたら申し訳ないなぁと思っていたので、おばちゃんの優しい笑顔にホッとした。ステーキなんとかってやつがあったので注文してみると、出てきたのこれ。結論、ドイツのファストフード、No.1出ました。これマジで美味かった!!!!マジで!!!ビビるほど!!!美味かった!!!!ソーセージとかケバブとかポテト料理とかいっぱい食べてきたけど、まさかこの小さな町でドイツNo.1と出会えるとは。「なにこれ美味すぎる!!!!ヤバい!!!」カンちゃんも目をひんむいてました。これはヤバかったです。おばちゃんの最強ステーキバーガーで元気になって、後半戦もう1時間だけやって今日は終わることにした。あまりにも美味しすぎたのでおばちゃんのところで色々買って帰って晩ごはんにしよう、とカンちゃんと話していたら、俺が歌い終わる前にお店を閉めだしたおばちゃん。え!!ヤバい!!ちょっと待って!!!あのハイパー美味かったのをもう1回食べたい!!!!曲を途中で止めることはできないので、この曲が終わったらソッコー買いに行く!!!と思っていると、なにやらおばちゃんが向こうから歩いてきた。「素敵な音楽をありがとうね。ニコニコ。」おばちゃん、袋に入れてご飯いっぱいくれた。いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!このお店の壁の塗り直しとか手伝いたいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!それかおばちゃんの肩もみとかするううううううううううううううううううううう!!!!!!!!超絶感動して何回もお礼を言って、ありがたく差し入れのご飯をいただいた。ズッシリとくる重みでかなりたくさん入ってるのがわかる。余り物をパックしてくれたのか、それとも差し入れのためにわざわざ調理してくれたのかそれはわからないけど、とにかく、俺がドイツのファストフード屋台選手権大会の理事長になったら、おばちゃん、対戦相手が全員謎の体調不良による不戦勝で優勝すること間違いなし。おばちゃんマジでありがとおおおおお………………そしてこの町のみなさんありがとおおおおお………………やっぱりドイツ最高だよなぁ。あがりは3時間で213ユーロ、27500円。お父さん男前すぎ。それから車に戻って寝床を探して走った。田舎の畑の中の細い道をどこまでも入っていくと、静かな見晴らしのいい場所に出てきて、ここで寝ることにした。周りにはなにもなく、ただひたすらに畑が広がっているのみ。刈り取られた麦畑の向こうに夕日が沈んでいき、すべてを赤く染め上げていて、あんまり開放的で気持ちよくて外で2人で乾杯した。さっき買った冷えたビールを、なんにもない畑のど真ん中で飲むと、あまりの美味さにイエーーーイ!!と大声を出した。誰もいない。俺たちだけだ。そして胸を高鳴らせながら車の中でさっきもらったおばちゃんの袋を開けてみた。ドキドキ……………ドキドキ……………神。おばちゃん神。ドイツファストフード選手権大会、無条件優勝決定。「うっま!!!美味すぎる!!!」「美味しいーーー!!おばちゃんありがとおおおお!!!」一口ごとに畑の中に俺たちの絶叫が流れた。