スポンサーリンク バルセロナ、マジで楽しい 2017/7/18 2017/06/26~ フランス, 2017/06/30~ スペイン, ■彼女と世界二周目■ 2017年6月30日(金曜日)【フランス】ベジエ ~ 【スペイン】バルセロナ朝起きたら15度。さむ!!!!スペインなんだったの寒っ!!!シチリアあんなに溶けるほど暑かったのに!!!いやぁ、おかげでめっちゃ快適に毎日眠れてます。フランスサマサマです。もうフランスに入ってから人もいいし町もいいし気候もいいし、物価は許せん。絶対に。ケバブも食べられないとかどういうことですか?ケバブって庶民の味方ですよね?ケバブが6ユーロて。6ユーロも出したら東南アジアで性病に怯えながら風俗行けますよ。絶対行きたくないけど。外国人とセックスとか怖くてできないです。ヘシ折られそうです。あれ?なんの話だったっけ?とりあえずプロバンスが最高ってことでしたっけ?フリータイムがお得らしいですよ。知らんけど。みなさん、宮崎にお越しの際はプロバンスの風にご宿泊してみてくださいね!!ラブホだけど!!よっしゃバルセロナ行くぞこのおとぼけビーバーがああああああああ!!!!!!「よし!!おとぼけビーバーさん!!今日もナビお願いします!!!」「はいよー。河内長野にはラブリーホールしかあらへんよー。」毎日地味に進んできたけど、ついにスペインのバルセロナまであともう少し!!!!今日で一気にバルセロナまで行って、そのままソッコーでサグラダファミリアだ。うおおおあお…………ついにですか。ついにあのサグラダファミリアですか。さすがに俺でも世界一周に行く前から知っていた超絶有名観光地、サグラダファミリア。ガウディが設計したブッとんだ巨大教会で、ずーーーーっと昔からひたすら工事中という、もうなんかよくわからんヤツ!!!ヨーロッパに来てサグラダファミリア見ないとかマジで世界一周旅行者にとってありえないことなんだけど、俺は4年前にスイスで全裸にさせられてケツの穴見られたので行ってません。ふうううううう………………とうとうリベンジの時が来たぞこのヤロウ。サグラダファミリア見ずして日本帰れるか。今日はサグラダファミリア堪能しまくってそのまま夜はバルで飲んだくれだ。あ、あともう1個忘れちゃいけないミッションもある。今回のスペインは時間がないのでバルセロナのみ。やることやったらソッコーで北上開始だ。うわあああああああああああああ!!!!!バタバタだけどめっちゃ楽しみいいいいいいいいいいいいいい!!!!!はあああ!!!テンション上がってきた!!!!どうしよう!!!!いきなりサグラダファミリアの前で女子大生に声をかけられて、やだめっちゃカッコいい!!ってなったらどうしよう!!!!やめてくださいよ!!僕なんてまだまだ世間知らずの未熟者ですから!!あなたにはもっと出会うべき素敵な男性がいますから、ね!!っていうウソ八百を並べ立てつつ、いきなり後ろから俺のピンチョスを女子大生のアヒージョにバルセロナアタック!!!!リドルのチョコパンとクロワッサン美味しい。さて、名キャラクター、バルログのネタがキマッたところでスペイン入国です。おお、自分の運転する車でスペインとか結構興奮するな。あの頃は毎日野宿しながらひたすら節約して先に進んでたよなぁ。それが今や嫁を隣に乗せてクロワッサン食べながらレンタカー運転してますよ。あの頃の俺にこのクロワッサン分けてあげたいです。そしてヒッチハイクしてたらすぐ乗せてあげたいです。こんだけヨーロッパで運転してても日本人のヒッチハイカーって見かけないなぁ。かなり狭くなるけど、それでも良かったら乗せてあげたいな。って、フオォウウ!!!!な!!なに今の!!??なに!!??「カンちゃん!!!!今の見た!!??」「え!何が!?」「今道端で半裸の女が生着替えしてた!!!!なんで!?なんでこんな田舎の一本道で若いギャルが着替えしてたの!?」「え?本当?見間違いじゃないの?」「そんなことない!!マジでいたし!!!マジで道端で、ああああ!!!!ホラあれ見て!!!!」「え!!」草むらしかない寂しい道端で、ヘソ出し短パンのブロンドギャルが、パラソルの下に椅子を置いて足組んで座ってる!!!なにあれ!!??謎すぎる………………もしかして国境近くだからフランス人が売春とかしに来るのかな……………いやぁ、異様だったなぁ。まだ国境からバルセロナまではかなり距離があるので、ここはバルセロナ観光の時間を金で買うことにしよう。ジローナという町の手前から高速に乗り、バルセロナ手前のインターまでで値段は9ユーロ、1170円。さらにそこから都市高速に合流するんだけど、値段は1.61ユーロ。210円。どうでもいいけど、料金所で1.61ユーロをお釣りのないようピッタリ払おうと思って1セントコインまで投入したら、なぜか1セントコインが出てきてしまう。何回やっても出てくるのでよく見てみると、10セントコインまでしか受け付けない機械だった。おい!!!!お釣りめっちゃ出さないといけない値段設定、大変じゃない!??!スペインいきなり面白い!!!!!バルセロナはまぁとにかく大都会。スペイン第2の都市で、人口は160万人。外国人の俺たちにはサグラダファミリアのイメージしかないけど、ここは立派にこの国の経済の中心だ。サグラダファミリアだけじゃなく、当たり前に大都会らしいたくさんの見所や人々の暮らしがある。きっと刺激的で楽しい街なんだろうな。さすがに大都会なので建物まみれでなかなか路駐ポイントが見つからず、市街地から結構離れた山手の丘の上でやっとこさ車を止めた。ちなみにバルセロナの路面駐車場の値段は、結構離れたところで1時間2.25ユーロ、290円。セントラルの近くだと1時間3ユーロ、390円。さすがに高い。バルセロナの街はめっちゃデカい上に見所がそれぞれ離れているので、全部歩きで回るのは体力がない人にはしんどいと思う。俺たちはいつも車で体がなまってるから、こういう機会に歩くのはちょうどいい運動。エクササイズエクササイズ。「さー!!神田さん張り切ってバルセロナ観光行ってみましょうかー!!」「はぁはぁ……………しんどい……………もう無理……………」歩き始めて10分くらいでたれパンダになってるカンちゃん。この辺、坂道多い。住宅地の中を抜けていき、緑の多い公園の遊歩道を頑張って登っていく。人の姿はまったく皆無だったんだけど、公園の奥に進んでいくとチラホラと観光客の姿が見えてきた。「カンちゃんホラ!!こういう時に運動しないとブーデーになるよ!!」「あううう……………くびれのある二の腕になりたいいいい……………」そんなカンちゃん。実は5年前に家族とバルセロナに旅行に来ていて、すでにこの街の主要観光地は全部行っているそう。カンちゃん、じゃあ今日のガイドはお願いします!!!!「はいー、ではこちらがグエル公園になりますー…………ケペペッ!!!!カペッ!!!ゆ、有料になってる!!!!」カエルみたいな顔して驚いてるカンちゃん。バルセロナ観光でサグラダファミリアの次に有名なグエル公園、まさかの有料化。5年前は無料だったらしい。ウケるー。カンちゃんの顔ウケるー。有料化にびっくりしてるカンちゃんのほっぺをムニムニムニムニムニムニムニムニ。グエル公園っていったらガウディが設計した公園で、あのイカれた建築家ガウディの特徴的な建物やモニュメントが散らばる個性的な公園。ウルトラ有名観光地なので写真もたくさん見たことあったし、だいたいどんなところか想像はついてた。うん、そして想像通り。これがガウディらしいってことなのかな?って曲線や、意外性に満ちたモニュメントがあちこちに配置されていて、ちょっとしたテーマパークみたいな感じ。1番メインの、トカゲの像がある階段のところ一帯は有料になっていて入場料は8ユーロ、1040円。しかも人数制限があって、時間帯ごとのチケットを買わないといけないというシステムだ。公園の保護のためなんだろうけど、8ユーロなら別に入らなくていいかな。ていうかガウディよりこっちに釘づけ。そ、それ大丈夫………?って教えてあげたら、問題ないさー!!ウヘーイ!!って笑ってた。それに有料エリアの外周りでもかなり楽しめる。俺たちはグエル公園のメインエントランス側ではなく、完全に裏山のほうから登ってきたんだけど、公園自体はかなり大きいのもので、気持ちよく歩き回ることができる。なにより面白いのが、この公園内のいたるところに存在する路上パフォーマーたちの存在。これがマジで素敵。本当に色んな種類のパフォーマーがいるんだけど、さすがにガウディの公園っていうだけあって、やってる人みんなすごく個性的でクオリティが高い!!!丘の上の木陰から何やら音が聞こえてくるなと思って耳を澄ませると、静かに、まるで自然の音かと思うくらいの感じでハングドラムを叩いている兄さん。不思議な柱が立ち並ぶガウディの建築物の下で、隠れるようにサックスを吹いてるおじさん。向こうの橋の下ではクラシックギターを弾いてる人もいる。なんだろ、人の多い遊歩道の脇でスピーカー使ってガンガンにアピールしてる、っていう感じでなく、まるでそれぞれのパフォーマー自体がモニュメントのひとつかのようにこのグエル公園の魅力を引き立てている。この人とか、遊歩道から結構離れた林の中のベンチに隠れるように座ってて、見つけた時、え!?あれなに!?ってめっちゃビビった。あんな歩道から離れたところでヒッソリと座ってるけど、でもそれこそが彼のパフォーマンスなんだよなぁ。この人とかめっちゃ面白い。この首なし系のパフォーマーは最近透明人間とかが流行ってるからよく見かけるんだけど、空気椅子がどういうことか全然わからん!!!!!どうやってるの!?!?なんで浮いてるの!!!??くそー………って目の前に立ってずっと仕掛けを探っていたら、空気椅子の兄さん、おどけた動きで足を地面から離した。ぐうう!!!カカトから地面になんかの仕掛けをしてるかと思ったら!!!!結局わからんくてコイン入れといた。いやー、グエル公園楽しい。ガウディの建物よりよっぽどパフォーマーが素敵。ポケットにコインたくさん入れて面白い人がいたら投げ込んで回った。グエル公園は市街地から離れた山手にあるので、ここからテクテク歩いてバルセロナの中心部へ。碁盤目に整備された都会の中を30分ほど行くと、やがてひしめく建物と街路樹の隙間にチラチラとそれらしき姿が見えてきた。おお、来たぞ来たぞ。やべードキドキする。前回、後から行こうと思ってとっておいたのに強制退去になって行くことができなかったあのヨーロッパ屈指の大観光地、これがサグラダファミリアか!!!!!ぐおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!すげえええええええええええええええええええ!!!!!!!!!天空にそびえるイカれたデザインの摩訶不思議な建造物!!!!!!ガウディが心血を注いで設計した、唯一無二にもほどがある大教会、サグラダファミリア!!!!!!マジでイカれてる!!!なんだこれ!!!もうどっからどう見ても小学校3年生がふざけて絵に描いたオモチャの建物!!!!!すげすぎる!!!!!おびただしい装飾!!!彫刻、色使い、質感、全てにおいて想像を軽く超えてくるデザイン!!!!!マジパナい。パナすぎる。こりゃやべえええええ……………こんなもん世界中探してもどこにもないわ…………ガウディの頭の中どうなってたんだよ……………サグラダファミリアの周りはもうとにかくとんでもない数の観光客で溢れかえっており、誰もが驚きの表情でカメラを空に向けて写真を撮っている。よーーーーーし、このサグラダファミリアは外観もとんでもないけど、内観はさらに摩訶不思議な世界になっているのは有名な話。それじゃあ未知の世界に足を踏み入れるぞおおおおおおおおお!!!!!!と、エントランス的なところに近づいていくと、なにやら変な電光掲示板のモニターが目に入った。ん?なんだこれ?なんて書いてあるんだ?えーっと、チケットの値段は…………15ユーロ。うんうん、1950円か。まぁそんなもんだろう。でも他にもなんか書いてある。よくよく見てみた。そして驚愕の事実発覚。ソールドアウトって文字で埋め尽くされている。そのソールドアウトの文字の横を見てみると、1時間おきに時間帯が区切られている。え?…………………ま、まさか………………?スタッフの人に話しかけてみた。「あ、あの………これってもしかして、もしかしてですか?」「そうよ、そのもしかしてよ。今日の分のチケットは全て完売よ。」………………………………………………きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ…………………………絶叫がアドリア海を越えました。まさかのチケット完売。ていうか入場に人数制限があるという驚愕の事実。そして今日はもう全部ソールドアウトという人気ぶり。終わった。マジで終わった。サグラダファミリア入れない。ここまで来た意味ナシ。ぎゃあああああああああああああ!!!!!!!!なんだよそれえええええええええええええええ!!!!!!!パニックになってオシッコビシャ濡れになりながら周りを見渡すと、ダフ屋らしき人がウロウロしながらチケットあるよー、チケットあるよーって言ってる!!!うおおおおおおおお!!!!!!こうなったらダフ屋でもかまわん!!!!!「あのすみません!!!!今日の分のチケット持ってますか!!!僕ら日本から来ててマジでピンチョスがピンチョってるっていうかアレ的なアレなんです!!!」「ガイド付きで1枚45ユーロだよー。」「バルセロナアタック!!!フオオオオオウウ!!」ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!5800円ンンンンんんんんん!!!!!足元見られすぎいいいいいいいいいいい!!!!!!「カンちゃん!!カンちゃあああああああん!!!!サグラダファミリア入れないよおおおおおおおお!!!!!ラーメン食べたいよおおおおおおお!!!!!!」「んんん………よし!!明日の分のチケット見てみよう!!!私は5年前に見たけどここまで来てフミ君が見られないなんてダメ!!!!!」半泣きでソッコーでワイファイに繋いで、ネットでチケット予約画面へ!!!!焦りすぎて指が高橋名人を越えた連打を繰り出しつつサイトをオープン!!!!!!明日の分のチケットを調べてみると、お昼以降の分はもうすでに全部ソールドアウト!!!!明日は土曜日!!!!サマーシーズンの週末は混雑必至!!!!しかし朝の9時45分からのチケットはまだ9枚残りがある!!!!!音速で予約完了!!!!よっしゃオラアアアアアアアアアアア!!!!!!!今日は無理だったけどとにかく明日の分取れたぞおおおおおおおおおお!!!!!!ハァハァ……………マジで死ぬかと思った………………ここまで来てサグラダファミリア見られないなんて、全裸のゆまちゃん目の前にしてえーっと、えーっと、いい例えが浮かばない。あああああ……………焦ったああああ………………まぁ予定とはちょっと違うけど、明日の午前中にサグラダファミリア観光して、それから出発しよう。ふぅ、これからサグラダファミリアに行かれる予定のかたはネットで事前にチケットを買ってから行かれることをオススメします。冬なら当日でもイケるかもですが、サマーシーズンはソールドアウト必至です。気を取り直して次!!!!サグラダファミリアがなくてもやることいっぱいバルセロナ!!!!!もうアフリカの時点から神田さんこのことばっかりずっと言ってましたからね。ヨーロッパ来てからも、ちょくちょくアソコに行ってはいたものの、このスペインまでずっと待ってました。もはや最近では鎖に繋がれたゾンビみたいになってました、神田さん。さぁ、そんなゾンビ神田を解き放つ時がきましたね。よおおおおし!!行け神田!!!今やお前を止める者は誰もいない!!!!「グルルルルウウウウウウ!!!!!服服服うううううううう!!!!」本場スペインのザラ来たぞおおおおおお!!!!「グルルルルウウウウウウ!!!!!!うわぁ……………すっごい人多い…………」ゾンビのごとくザラに突入した神田さんですけど、あまりの人の多さにビビりまくってますね。さすがバルセロナど真ん中の大店舗。世界中の観光客がひしめきまくってます。もはやここも観光地のひとつくらいの勢いで韓国人おりまくり。これもアフリカからすでにファッション切れでコールドターキー並みの禁断症状が出ていたカンちゃん情報なんだけど、ザラも各国によってだいぶ値段が違うらしい。世界中に店舗のあるザラ。当たり前だけど経済力や関税の関係で国によって値段が違う。本場のスペインの値段が1としたら、隣国のフランスやイタリアが1.2倍、日本だと1.6倍、韓国やアメリカになると2倍とかになるんだそう。ヨーロッパではザラってまだファストファッションの領域だけど、日本だとちょこっと値がはるもんな。そんなザラを世界で1番安く買える場所、それがスペイン!!!!この日のために俺もカンちゃんもずっと我慢してたんだよ!!!ちなみに世界中にH&Mとかフォーエバー21とかのファストファッションブランドがあるけど、そんなファストファッション界で1番儲けてるのがザラ。社長さんは世界の富豪ランキングで4位に入ってます。すげすぎ。ちなみに日本で2番目の金持ちは柳井正さんで、世界の富豪ランキング60位。ユニクロの社長です。ファストファッション強し。というわけでキャーキャー言いながら2人で買ったのは、カンちゃんがトップス2つと靴。俺がシャツとサンダル。計5点でそのお値段、なんと80ユーロ。10400円。やっし!!!!!!!本場のザラやっし!!!!!!!セール品も何点かあったので、日本で定価で買ってたら3万はする!!!!いやぁ、こうやってヨーロッパで色々安く買って日本に送ってメルカリなんかで売ったりしてる人とかいたりするんだろうなぁ。海外回ってたら金を稼ぐ手段ってそこら辺に転がってる。まぁとにかく今日はこの辺にしとこうか。最近あんまり稼げてないし。これでたくさん稼げてたら散財しまくってただろうな。日本で着るやつーっていって大量買いして発送とかしてたはず。まだ6月なのにもう秋物が始まってて、夏物セールしてたし。いやー!!大満足!!!!物欲を満たしたら今度は食欲を満たしましょうか。ではスペイン来て何食べる?ケバブですか?ケバブが買える値段、それがスペイン。フランス、ケバブ6ユーロとかふざけんな!!ケバブもいいですけど、ここはもうバルに決まってますよね。バルって言ったら最近っていうか結構前から日本でも流行ってて、オシャレなOLがバルで合コンしてアヒージョ食べてそのままお持ち帰りされてアヒーアヒー言うところですよね、田舎者の僕でもそれくらい知ってます。最近じゃあまりにバルご飯が流行りまくって、たこ焼き器の穴にそれぞれ違う具を入れて家でオシャレにアヒージョするっていうのも流行ってるみたいです。穴に色々な具を入れてアヒージョだと!!!けしからん!!!!日本でオシャレ飲み屋の代名詞みたいになってるスペインバルですけど、当たり前に本場スペインではただの地元の人が安く飲み食べに来る居酒屋みたいなもんです。焼き鳥屋みたいな感覚です。というわけで本場のバルへ突撃!!!!!しようとしてたら、ガウディあった。カサバトリョってとこらしいです。中すごいらしいです。そんな世界遺産の貴重なガウディ建築の前を鼻ほじりながら通り過ぎてやってきたのはここ!!!ネット情報です。大阪で焼き鳥屋を選ぶようなもんなのでネットで無難に美味しいというところを選びました。長いカウンターが奥までのびてる店内。席に着くと目の前にズラリと並んでいるのは、これまでの人生で散々下ネタで使ってきた彼らですよ。そうです、ピンチョスさんたちですよ!!!!奥さん!!!!そんなにピンチョスが好きなんですか!!ええ!?!?僕のピンをチョしてくれるんですか!!?北海道のかたはわかりますよね。はい、ピンチョスいただきましょうねー。お皿が置いてあって、勝手に目の前のショーケースに入ってるピンチョスを選んでお皿にとっていきます。これ楽しっ!!!!まず並んでるピンチョスが全部可愛い!!!見た目がすごいオシャレ!!!!ほとんどバゲットの上に具が載ってるというパターンなんだけど、お魚ものとかお肉もの、色々あってどれも美味しそう!!うわああああ!!!!本場のバルにいるしいいいいいいいい!!!!!めっちゃ興奮しながらピンチョスを選び、席について、まずはビールで乾杯。えー、ここ梅田のスペインバルじゃないです。バルセロナです。大阪の女の子とデートするときに、あ、あそこのバルにしようかーってビビりながら入ったはいいものの、何注文していいかまったくわからなくてキョドりながらイベリコ豚の生ハム頼んで、いやぁ、この後僕のイベリコ豚も生でハムハムしてもらっていいかな!!ってふざけたことを言ってビンタされて泣きながら1人でヘップの観覧車乗ってホーミタイト大阪ベイブルースっていうかバルセロナでバル。きゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!カッコよさげえええええええええ!!!!!!ウマっ!!!!なにこれウマっ!!!!!!えええ!!ピンチョスってこんなに美味しいの!!!???「いやいやー、そんなピンチョスとかそんな美味しいもんちゃうよー。フミ君は大げさなんだからー。………………はぅあっ!!!!!」いろんな具があってどれも全部美味しくて、しかもボリュームもたっぷりな上に、なんとお値段一律1.75ユーロ!!!230円!!!!マジかおい。スペインバル、マジかおい。カウンターの目の前のショーケースに入ってるのは全部コールドピンチョスなんだけど、メニュー表を見てホットピンチョスも注文できて、ビビることにホットピンチョスも一律1.75ユーロ。揚げ物とかが乗っためっちゃ日本人好みの美味しいピンチョスがこの値段って、マジで酒が進む!!!!!この勝手にショーケースから取って食べるというスタイル。どうやってお会計するかというと、ピンチョスに刺さっている爪楊枝の数で計算するみたい。回転寿司屋さんの皿勘定みたいなもんだ。いいなぁ、めっちゃ大衆的やん。ピンチョス以外にもタパスってのがあるんだけど、まず知ったかぶり田舎モンの僕にはピンチョスとタパスの区別がつきません。調べてみると、タパスってのは飲みながら食べる料理全般のことで、ピンチョスってのが爪楊枝が刺さった気軽なおつまみっていうことみたい。タパスになると値段がちょっと上がって5ユーロとかそんな感じになり、贅沢なお肉系の料理になると10ユーロ近くする。1200円。でもピンチョスでマジで充分。マジで全部美味しいし、サイズが大きいのでカンちゃんと分け合って食べられるし、色んな味を試しているうちにすぐにお腹いっぱいになれる。あああああ、あれは4年前だよ。モロッコからスペインに戻ってきた時、イラストレーターのみゆきさんと出会い、ひょんな流れで2人でパリを目指した。あの時、ヒッチハイクと野宿で進みながら、数日後にフランスとの国境にあるサンセバスチャンという町にたどり着いた。そこはバスク地方という食べ物が美味しいことで有名な地方で、特にサンセバスチャンは美食の町として世界中からグルメが集まる聖地だった。碁盤目に張り巡らされた路地裏には無数のバルがひしめき、どのお店もカウンターにオシャレなピンチョスが並んでおり、昼間から人々がワイングラス片手に飲んでいたのをよく覚えている。サンセバスチャンに行ったのに、バルでスペインの夜を楽しまずに、俺とみゆきさんはテントで野宿してスペインを後にした。お金もなく、ひたすらパリを目指していた俺たち。あのスペインバルの風景は今でもずっと残ってる。優雅な、歴史の風格漂うサンセバスチャンの町は、本当にバルが溢れていた。そんなバルを眺めながら、あの時も路上で歌っていたよな。遠い記憶の中の、素敵な旅の1ページだ。あー、また前回の旅のリベンジをひとつ果たせたよ。マジで美味しい。マジで超嬉しくなるくらい美味しい。バルなめてた。ピンチョスなめてた。ただバゲットの上にオリーブとか魚の切り身が乗ってるだけやろ?って思ってたけど、こんなに美味しいとは。本当は、あの記憶の中にあるサンセバスチャンでリベンジしたかったってのはある。もともとは行くつもりだったけど、今回はあそこまで行く時間はさすがになさそうだ。いつかまたバスクでカンちゃんとバル巡りしたいなぁ。これが次にヨーロッパを訪れる大きな目標になりそうだ。お会計はピンチョスを8個、それにビールの小グラスを4杯飲んで、なんと値段は23ユーロ。3000円。マジで大満足。バル、マジで最高。お酒好きがヨーロッパに行ったならば、100パーセント確実に楽しまないといけない至宝の文化だよ。これだけでスペイン最高って思えるよ。スペインといえば、アンダルシアのバーで生ハムとシェリー酒を飲んだのも最高だったよなぁ。あー、スペインはマジで美食大国。イタリアもそうだったし、ヨーロッパで美味しいもの食べたいなら南に行くべきっていうヨーロピアンたちの言葉の意味がしっかり理解できたよ。あまりにも楽しくて、もう1軒どっかローカルなところ行こー!!とテキトーに路地裏にある完全にローカルの人しか来ないバルに行ってビールを飲んだ。カウンターでオッさんが新聞のスウドクやってるようなお店で、メニュー表もバッチリオールスペイン語しかないので俺がなんとか片言のスペイン語で注文するのをみんな物珍しそうに眺めている。注文が伝わるとニコニコしながら、またスウドクを始める。あー、スペイン最高。他にも素敵なところがたくさんあるんだろうけどなぁ。スペインはまたいつかゆっくり旅行に来るとするか。いい感じに酔っ払い、カンちゃんと2人で22時過ぎの町をふらふら歩いた。わざとふらふらのフリをしてカンちゃんに支えてもらって歩いた。空はまだ明るくて、夕焼けが建物と街路樹の隙間で淡く色あせている。「カンちゃん、気持ちいいねー。」「ねー、前に家族でバルセロナに来た時もみんなでバルに行ったけど、あの時はここまで美味しいって感じなかったような気がするなー。お店が外れたのかなー。楽しいなー。スペイン大好きだなぁ。」都会の夜をふらふら歩いた。建物の間をぬって歩いていると、少しだけこの町の一員になれた気がした。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~カンボジアのホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!カンボジアで飲んだのも楽しかったなぁ。今度はパブストリートで大騒ぎやらかしてみたいな。どうもありがとうございます!!!