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ポンペイでマンインザミラーやりましょうか



2017年6月19日(月曜日)
【イタリア】 ナポリ ~ ポンペイ





昨日、あまりにも美味しいピザを食べて、すでにナポリ通気取りですね。



日本に帰ってオシャレ女子大生とピザ食べに行ったら、あ、僕マリナーラもらおうかな、え?ピザにチーズ?おいおいー、本当に美味しいピザは余計なものとかいらないんだよね、そう、君みたいな素敵な女性にも余計なものはいらないんだよ!!って言ってガバッと服を脱がして僕の左曲がりのピサの斜塔を女子大生の真実の口にグレゴリーペック!!!



というやりとりを日本でやりたいんですけどいかがでしょう?逮捕ですか?知ってます。




いやー、日本でナポリが売りのピザ屋さんに行ってマリナーラ下さいとか言ったら、こいつ分かってやがる、みたいな感じでシェフさんも喜んでくれるんですかね。


それとも、なにこいつイキってんだバカじゃねぇのか?って無視されますかね。





いやー、マリナーラ、マジでパナいです。










でも!!!!!




今日食べるのはもう決まってる!!!!!!





それはもちマルゲリータ!!!!!






このナポリにはマルゲリータ発祥のお店が現存しており、今でもたくさんのお客さんで賑わっているんだそう!!!!






しかもその値段、3ユーロとかそんなの!!!!370円!!!



このナポリにはピザ屋さんが軒を連ねるピザストリートなる超激戦区なんかもあるし、とにかくこの町で人気のピザはまさしく世界イチ!!!!



その中でマルゲリータ発祥の店でモノホン食べられるなんて、イノキにビンタしてもらえるようなもんですよ!!!!






宮崎でなんか選挙演説やってるときにビンタしてもらったことがあります。
















よっしゃオリジナルマルゲリータ食べるぞフオオオオオ!!!!!とテンションマックスでナポリの町を車を走らせる。














うん!!!駐車場皆無!!!!



大阪の人ならわかると思うけど、道が10年前の大阪状態。



路駐がカオス超えて異次元。





道の脇をビッシリと車の列が埋めており、二重駐車も当たり前。


交差点の中央の白線エリアにも停めてやがる。



もうなんか広場みたいな場所があったんだけど、そこが車止まりすぎて車の迷路みたいになっていた。



さすがは下町ナポリ!!!無法地帯!!!








根性でなんとか町に近い駐車スペースを探そうと頑張ったんだけど、マジで蟻の入る隙間もないほどビッチリ埋まりまくっており、結局1時間走って時間無駄にしただけ!!!


チクショウ!!バカ!!!



今日も忙しいのに!!!!






おとなしく最初に停めていたところまで戻ったら、目の前に地下鉄の駅がありました。














地下鉄の値段1.1ユーロでした。130円。


ヤダなにこの便利な文明!!!



モニュメント謎すぎ!!





















というわけで地下鉄に乗って町の中心部にやってきた。





















下町ナポリでもさすがに中心部は綺麗な建物が並んで、ヨーロッパらしいホコ天が伸びていた。



あちこちにあるレストランはもちろんピザ推し。




ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ。



ここは?つって肘を見せたらつい膝って言いそうなくらいピザ屋さんまみれ。





もちろんそんな他のとこには行きませんよ。



目指すはただひとつ!!!マルゲリータ発祥の店!!!!













つい足早になりながらホコ天を歩いていくと、向こうのほうにそれらしき看板が見えてきた。


おおお!!あれか!!!!






町の中心部、ホコ天のど真ん中にある黄色い看板!!!!ブランディ!!!!



名前の下には1780年って文字がある!!!!



徳川家治さんの時代!!!



ピザ焼きすぎ!!!!










そんな徳川家治さんの時代に、トリノにある王家の王子様王女様がナポリを訪問。


ひとりのピザ職人がピザを焼いて食べてもらったところ、王女様がトマトソースとモッツァレラチーズとバジルのピザをたいそう気に入ったそう。


そこでピザ職人が王女様に、王女様の名前をこのピザにつけても良いでしょうか?とお願いした。




王女様の名前、マルゲリータ。



そのピザ職人、ブランディのオーナー。




これがマルゲリータピザの誕生。










うおおお…………なんか世界中から人々がやってくるお店なのに、全然高級店とかそんなんではなく、ただの大衆食堂って感じだ。





さあああああああ!!!!!!!





世界中で食べられているマルゲリータの元祖を食べるぞおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!

















店、改装中。







は、ハヒ………………



な、なにしてるの……………?



なに内装とかいじってるの………?




なんで脚立とかあるの…………………?






「あ、あ、ああ、あの、まさかとは思うんですけど、営業してないんですか?」



「すまんね!!改装で今日は休みなんだ!!明日は営業してるからね!!」









マジで今日だけ。




昨日も明日も営業してるのに、今日だけ休みという無駄な奇跡。







なんでよりによってこの日なんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!



ここのピザ食べるのをずっとずっと前から楽しみにしてたのによおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!



ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!


ゲロ悔しいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!
















しょうがないので違う店。










ここもカンちゃんが調べてくれたお店で、ナポリの中ではかなり評価の高いところだけど、釈然としないですね。


ぐううう!!!!


マルゲリータ6ユーロ!!750円!!!



安いけどナポリでは高い!!!!




ていうか美味い!!!!


美味いだけに悔しい!!!!




発祥のお店だったらもっと美味しかったんじゃないかってなるうううううううううううう!!!!!!!





はぁ、またいつか来るか。



まぁでも昨日、人生イチのピザ食べられたから満足だけど。



イタリアではレストランの食後にリキュール出てきます。























































いやー、元祖マルゲリータは食べられんかったけどナポリ大好き!!!



この下町感漂う町で安いピザを食べたら、ピザって食べ物がいかにイタリアのファストフードかってのがよくわかったよ。



注文して吉野家の牛丼並にソッコーで出てくるところとか、本当にイタリア人にとってピザってのはお手軽にサッと食べられる大衆食なんだよな。



貧しい人が腹を膨らませるために食べるようなもんだ。



そんな最下層の食べ物がめちゃくちゃ美味しいっていうイタリアご飯のレベルの底の高さ!!!



いやー、この町出身の喜劇王トトも、若かりし頃マルゲリータをかじって育ったんだろうなぁ!!



イタリアン最高!!!!



























さぁ、ナポリを満喫したら次!!!!


フィレンツェでの約束に向けてゆっくりしてる時間はない!!!!




というわけで南へ向けて走る。




えええ!?北上しないの!?!?


フィレンツェめっちゃ北だよ!?


しかもまだ間にあのローマがあるよ!!??





うん、ここまで来てあそこを見に行かないわけにはいきませんよジョルノジョバーナさん。



ジョジョ好きにとって欠かすことのできないあの名バトルの舞台。



俺の中でジョジョ第5部のベストバウトトップ5に入るあの場所………………

















ナポリから南に下ること1時間弱。



古びた田舎の小さな町の中をゆっくりと進んでいく俺たちの横に大きな山が見える。





頂上部分がえぐれたいびつな形の山だけど、雄大な姿だ。



地中海の海沿いに大きな山がそびえ、町々を見下ろしている。





そんな山の横を走っていくと、やがて看板に見たことのある文字が出てきた。




よっしゃー、楽しみにしていたポンペイに着いたぞ。













車の整備工場やら空き地が目立つ何にもない田舎町の道路を走っていくと、いきなり歩道にすごい数の観光客が歩いているのが見えた。


あちこちに並んでいるパーキングエリアの看板。


こりゃ相当な観光地の風景だ。




この辺に車を止めたらかなり高そうなので、少し通り過ぎた先にある住宅の中に路駐。



さてー、あのポンペイに突撃だぞ。









え?ポンペイをご存知ないかたがいる?





あ、ごめんなさい!!ですよね!!僕が知ってることをみんなが知ってるふうに話したりしたら失礼ですよね!!


カリフォルニアのことを、CAではですねぇ、ってめっちゃ誰もが知ってることみたいに書いてくる人いるけど、え?カルシウム?ってなりますよね!!





それじゃあ先に説明しておきますね!!




えー、PPはですねぇ、





はい?PP?



あ、ごめんなさい!!ポンペイのことです!!


いつもこうなんッスよね!!すんません!!チュッス!!






ポンペイ!!!それは犬の絵に隠された鍵をゲットするためにやってきたブチャラティたちをイルーゾォが迎え撃った激戦の舞台に決まってるだろうこのうんこ野郎!!!!



ここはいつも地味だったフーゴの能力爆発の超見せ所なんですよ!!!!



パープルヘイズという有名曲からとったスタンド名が一体どんな能力なのか待ちに待っていた中でのフーゴ強すぎ!!!!






きゃあああああああああああああああああああ!!!!!!


ジョジョ好きなら絶対来ないとダメなところおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
























というわけであたりに鏡がないか注意しながら1人13ユーロ、1620円を払って入場。





ずごおおおおおおおおお!!!!



















ズゴオオオオオオオオオオオ!!!!















すげええええええ!!!!!



なにこれマジでただの町!!!!!



ただの町のテーマパークかなんか!??!





これまで見てきた遺跡たちとはまったく違う異様な姿!!!



異様なまでの巨大さ!!!!



そして保存状態の良さ!!!!




すげぇポンペイ!!!!


















このくすんだ石の残骸たちが華々しく輝いていた時代は西暦79年にまで遡る。




かつてこの地にはローマ帝国の都市、ポンペイが存在していた。


花が咲き誇り、豊かな水が流れ、モザイク画に彩られた華麗な文化が根付いた、それはそれは美しい町だったという。


当時の人口は2000人。










しかしある日、すぐ横にあるヴェスヴィオ火山が突如噴火。



有毒ガスが蔓延し、そこに時速100キロで噴煙が降り注ぎ、ポンペイの町に襲いかかる。


人々は苦しみ悶えながら死んでいき、灰に埋もれ、わずか17時間でポンペイはこの地上から姿を消した。




一瞬で、美しい町が存在しなくなってしまった。




そして長い年月の中でやがて人々の記憶からも消え去った。














その後、時は流れて1709年。


井戸を掘っていた農民が、この地に大理石の柱が埋まっているのを見つけた。


そして発掘調査をしていくと、地中から当時の姿をほぼそのままに残した都市が現れた。


それが1700年の時を経てポンペイが発見された瞬間だ。







灰に埋もれていたことで風化を免れ、壁画やモザイク画などが完全な状態で残されており、さらには食器などの生活道具もそのまま。


すごいのは、噴火によって悶え苦しんで死んでいった人たちの遺体が、灰の中で空洞になって残っていたらしく、そこに石膏を流し込んで型を取り、精緻に再現されているらしい。



17時間という短時間で一瞬にして埋もれたことで、そうした生活の様子が完全な様子で残されていたんだそうだ。






世界中様々な遺跡が存在しており、そのどれもが当時の暮らしを物語る貴重なものだけれども、これほどまでに保存状態の良いものは他に類を見ないんだそう。



そのストーリー性やロマンに、あんまり遺跡系に俺ほど興味のないカンちゃんでも、ここだけは絶対行きたい!!って楽しみにしていた。



ついにポンペイ遺跡にやってきたぞ。



















敷地内は相当な広さ。




そりゃそうだよな、2000人が暮らしていたひとつの町がそのまま遺跡になってるんだから端から端まで歩くだけでもかなり時間がかかる。


そして町のいたるところに見所が点在しており、こりゃあしっかり見て回ろうと思ったら1日仕事だ。



かつての町の中心的な場所であった広場や宗教施設には無数の石柱が虚ろに立ち並び、建物の壁にはローマ文字がきっちりと刻み込まれている。



このころから今と同じアルファベットが使われていたってだけで震えるほど感動するわ。











それにしても町の姿が完全に残っててマジでビビる。



今まで見てきたローマ遺跡は、かろうじて建築物の基礎や道の残骸が残ってるだけだったけど、ここはもうなんなら今から工事すればすぐに町として機能しそうなほどに区画がはっきり残っている。




大通り、脇道、小道、全てに建物がズラリと並んでおり、玄関が通りに面している。




その中でも保存状態が特に良い建物が見所として公開されており、それらをひとつひとつ見て回った。





















玄関を入るといくつもの小部屋があり、奥には中庭もあり、花が咲き誇っている。




壁に残された絵はしっかりとカラフルな色をとどめており、床には細かいモザイク画も見られる。


本当にこれが2000年前のものなのか?と疑ってしまいそうなほどの保存状態。






















有名な犬のモザイク画も。















そんな家の中によく見られるのが噴水の跡。













家の真ん中にしっかりとした噴水が作られており、これらの民家がかつてどれほど壮麗な姿だったのかが頭の中に浮かんでくる。



噴水があり、中庭には花が咲き誇り、大理石の石像が並び、壁には美しい壁画が描かれている。


おそらく相当優雅な人々の暮らしが営まれていたんだろう。





町のあちこちに公共の水場跡が見られるところからしても、ポンペイは豊かな水に恵まれた都市だったんだということがわかる。














驚いたのは、それらの水を供給するためのパイプ設備まで整っていたということ。


民家の裏手を見ると、これらのパイプが通され、民家の壁に埋め込まれている様子がわかる。






いやぁ、日本がまだ弥生時代のころだぞ?


キリストが生まれたころだぞ?



なんて進んだ文明を持った町だったんだろう。
















それらの民家を回っていると、ひとつ不思議な建物があった。





小ぢんまりした、どこか閉鎖的な暗いその建物。


中にはいくつもの小部屋があり、覗いてみると石の簡素なベッドらしきものがある。







牢獄かなんかかな?と思ったんだけど、実はこれ、娼館だった。


つまり女たちがこの部屋の中に待機しており、男たちがやってくるところだったってわけだ。




すげぇ!!!なんて生々しいものが残ってんだ!!!!






頭上を見上げてみると、建物内の壁に様々な体位で行為をしている男女の壁画がいくつも描かれており、当時の人々のそういった営みを生々しく伝えている。










こ、こいつはすげぇ……………



人間って昔から何も変わってねぇんだよなぁ……………




2000年前の人もバックしながらケツを叩くの好きだったんだなぁ……………















次に驚いたのがこれ。




ズラリと並べられたおびただしい数の食器類や臼などの生活道具。


こんな木の荷車もすでに使われていたんだよなぁ。




そんな展示品に混じって、遺体の再現も並べられていた。













灰の中に埋もれ、そのままの形で空洞となって残っていた人々の遺体。



悶え苦しんでいる様子が手に取るようにわかる表情や体勢のままで固まっている。


中には子供のものや、犬のものまで。










四肢があり、顔の作りも、感情もまったく同じだった人間という生物がここで暮らし、豊かな生活をしていたことがリアルに伝わってくる。















































大規模な屋敷、大きな浴場、パン焼きの窯、円形闘技場など、他にも見所は本当に無数にあるんだけど、面白かったのは居酒屋さんの跡。



町の中の一角、大きな目抜通りの奥のほうに行くと、通りに面した建物の前にカウンターみたいなものが並んでいた。


















これは本当に居酒屋さんの跡らしく、ここで人々が立ち飲みで酒を飲んでいたみたい。



そんなお店が向こうまでかなりたくさん並んでおり、さしずめここはポンペイのかつての飲み屋街だったわけだ。




「居酒屋通りだねー。だったらフミ君稼げたかもわからんねー。」



「そうだねー、吉田拓郎とかかぐや姫とかウケたかもしれんねー。」






噴水のある家に暮らし、花を愛で、飲み屋街に酒を飲みに行き、風俗行って帰るって、今の人と全然変わらん。



宮崎風にいったらニシタチ行って焼酎飲んで酔っ払って鶴富屋敷やん。



ここまで分かりやすく人の暮らしが残ってるなんて本当いろんなことを考えさせられるよ。



いやぁ、こんなところにもピザですか。



























ポンペイに着いたのが17時前だったんだけど、遺跡の閉まる時間は19時半。



さすがに2時間も歩き回っていると結構疲れてきてそこら辺に座って休憩することに。





すでに19時になっており、観光客もほとんどいなくなり、死の町は静寂に包まれている。





この静かな町が1700年間も灰の中で誰にも知られることなく眠っていたんだなぁ。



美しい装飾もそのままに。






いやぁ、ロマンだわー……………






あの通りの向こうから今にも人が歩いてきそうだわ。








「ねー、ポンペイずっと来たかったけど、やっぱり来てよかったー。私ここすごい好きやわー。ねー、フミ君。あれ?フミ君?フミ君どこ行ったの?」







ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………………








「ちょっと…………フミ君どこー?ふざけるのやてめよー。どこなのー。」












ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……………












「も、もう!!私知らないからね!!あー、もうたくさん歩いて汗まみれだからお化粧でもなおそう!!フンッ!!」


















「キャアアア!!!」

















「い、いない…………気のせい………かな……………」















「えっ?!!近づいてきてる!!!!これは!!敵!!!スタンド攻撃を受けている!!!」












「い、いない…………どういうことだ!!鏡の中にしか見えていない!!!」











ドーーーーーーン!!!!







「マンインザミラー!!丸顔の者を鏡の世界に入れることを許可する!!!!」




「ふしゅるふしゅる……………ぐるるるる………………うがああああ!!!!」




「ぎゃああああああああああああ!!!!!グジュグジューーー!!!!!」





丸顔で獰猛なカンちゃんの性格を象徴するスタンド、パープルヘイズの猛毒カプセルによってイルーゾォは腐れ死にました。




猛毒に感染してしまった僕は蛇からワクチンを抽出して助かりました。



危ない危ない!!







ジョジョに興味ないかたは一度読んでみてください。


イタリアに行くのが1.5倍楽しくなります。



























最後に、昔ピンクフロイドがライブした闘技場を見たらこれでポンペイ観光は終了。



2時間半みっちり回ってだいたい満足することができた。



それぞれの見所には入場時間があり、朝から昼までのところがあれば、昼から夕方までの時間しか入れないところもあるので、全部見て回るのはなかなか難しいです。



まぁでも全部見るのはなかなか疲れるので、こんなもんで充分です。




あー!!ポンペイ満喫!!!!!!























さぁ、今日はもうこのままこの近くで寝て、明日朝から高速をかっ飛ばしてローマだ。



世界屈指の超絶有名観光地であるローマ。



ローマ帝国時代から栄えてきたあの古代都市。



世界中にたくさんある、世界遺産の町、その最高峰についに明日行くぞ。





いやー、明日も楽しみだし、明後日も楽しみだし、イタリア忙しすぎて路上やる時間も日記書く時間もなくて大変!!!!



今日は早いところスーパー行って食材買ってこの辺でビール飲みながらゆっくりしようかー!!





「カンちゃん!!今日の晩ご飯はなんですか!!?」




「今日は肉野菜炒めとサラダでどうでしょう!!」




「最高でござるのすけ!!カンちゃんいつも美味しいご飯ありがとう!!」




「インスタントばっかりだとダメ嫁って思われてまうから頑張る!!」




「イヤッホゥ!!今日はお水も補給してきてるし、汗いっぱいかいてベトベトだし、ペットボトルシャワーだね!!さっぱりするぞー!!って、ぬおおおおおおおおおおううううううう!!!!!!!」





車に乗り込んでエンジンをかけようとしたらフロントガラスにチョロチョロと動く物体!!!!




ちょっ!!!蛇!!!!!






蛇いいいいいい!!!!!






「カンちゃん!!!ゴールドエクスペリエンスで車の配線を蛇に変えてワクチンを抽出してズギュウウウウウンンン!!!!」



「この子まだいたのー!!シチリアからずっと車の中いたの!!?」





シチリア島で車に入り込んだ蛇!!!!


もうとっくにエンジンルームから下に落ちたと思っていたのに、何日住み着いてんだよ!!!



もはや飼ってる状態!!!





「こいつシチリアからついてきてるから名前トトにしよう!!」



「トトー、ホラー、怖くないからねー、だから外に出て行こうねー、虫とか食べ物がたくさんある外のほうがいいよおおおお………………………あっ!!また逃げ込んだ!!!コラあああ!!!」




チロチロと舌を出しながらフロントガラスに顔を出してきて、ガラス越しに俺たちのことをじーーーーっと見てくるんだけど、俺たちが傘を持って外に出ようとすると、シュンっとまたボディーの隙間に逃げ込んでしまう。



そして逃げ込んだらもう出てきてくれない。




もうーーー!!完全に定位置つくってるしー!!!



ちょっとなんかもはや可愛くなってきたけど、トトが車にいるかと思うとぐっすり眠れん!!!




なにこの蛇との3人旅!!!!


シチリア連れて帰れんよ!!!!







もー………………とんだシチリアお土産やなぁ……………



なんか蛇がいると運気が上がるような気がしないでもないけど……………















と思いながら住宅地の広い駐車場の端っこでご飯食べてたら、目の前にやってきた車が中で思いっきりカーセックス始めました。






ちょっ!!そんな運!?




俺たちに気づいていないのか、めっちゃ上下に激しくバトルしており、それがガラス越しに丸見えで、カンちゃんと2人でご飯食べながら鑑賞してました。




「うわー、女の人すごい頑張ってるね。あ、サラダ美味しい。」



「うんー、私人生でこういうの見たの初めてやわー。あ、お肉も美味しいね。」




ご飯パクパク食べながら珍しいもん見せてもらいました。



さ、明日はトトも一緒にローマだ。









~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ロンドンのホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!


ロンドン見所多すぎてほとんど行ってないよなぁ。でも入場料高すぎてあれが限界です。

ラーメン食べたい。

もうちょっとでパリだからラーメン食べるぞー!!


どうもありがとうございます!!

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