スポンサーリンク イギリスでのレンタカー事情 2016/12/20 2016/12/01~ イギリス, ■彼女と世界二周目■ 2016年12月5日(月曜日)【イングランド】 リバプール ~ ロンドンどうも、スチュワートサトクリフの家で目を覚ました男、金丸文武です。颯爽とスチュワートサトクリフの家でシャワーを浴び、スチュワートサトクリフの家でトイレをし、スチュワートサトクリフの家でゆまちゃんは……………見ません!!!!!朝からテンションがおかしすぎることになっているのでイングリッシュブレックファーストにでもしましょうか。え?昨日チェックインの時に朝ごはんは食べないって言ってたよね?ゆうべあれから2秒で予約しました。だってスチュワートサトクリフの家で朝ごはん食べたことあるよ?って言えるもの。えー、じゃあさー、みんなは今までどんなすごいところで朝ごはん食べたことあるぅー?って、どんなすごい場所でエッチしたことあるぅー?っていう合コンみたいな質問された時に、俺………スチュの家で朝ごはん食べたことあるよ…………ビビるくらい朝勃ちしながらね!!ってドヤ顔で答えたいから!!!あああ……………もう本当嬉しいわ………………それにしてもイングリッシュブレックファーストってすごい。運ばれてきたプレートには、これでもかってくらいたくさんの料理が乗っていた。ベーコン、目玉焼き、ソーセージ、ハッシュドポテト、豆、焼きトマト、炒めたシイタケとレバーペーストみたいなやつ。これにトーストとコーヒーがついて6ポンドってのは納得の値段だ。870円。とにかく朝っぱらから豪勢。前にオーストラリアのブリスベンでお世話になったA子さんのお家で、朝にイングリッシュブレックファーストを出していただいたことがあった。あれがイングリッシュブレックファーストってものに初めてお目にかかった日だったんだけど、確かにこれはあの時A子さんの家で見たものだ。そして味もA子さんが作ってくださったものと同じく美味しい!!他の欧米諸国は、だいたいパンにバターにチーズにハムっていう冷たい食材ばかりで、もちろんそれも美味しいんだけど、このグリルしたご飯は本当に元気になって朝から気合いが入る。まさにパワーブレックファースト。こりゃイギリスでは朝ごはんが楽しみだわ。さて、何もかも最高だったこのホテルっていうかスチュワートサトクリフの家を大満足で出発。車に乗り込んでやってきたのはゆうべのレンタカーオフィスだ。すでに朝イチでタイヤの交換は終わっており、約束通り7シートの車をゲット。ここから本格的なイギリスの旅がスタートだ。ちなみに先日ロンドンで友達のヒデミちゃんに送っていた書類。あれは何かというと、日本で実家に送られてきた請求書とか支払い確認書とかだ。年金の振り込み書類とか携帯の請求書とか、そういった身分証以外の公式な書類。なんでそんなもんを送ってもらっていたのかというと、イギリスでのレンタカーにはこれらの書類を2種類、提示する必要があるからだ。さらにはイギリスを出国するためのアウトチケットの提示も必要という項目もある。まぁ実際どっちも確認されなかったんだけどね。用意しておくに越したことはない。あとはまぁだいたい普通のレンタカーと一緒なんだけど、今回の車には走行距離の制限があった。3ヶ月で9600km。1日あたり106kmくらいか。イギリスはそこまで大きくないのでバカみたいに行ったり来たりしなければ超えることはないだろう。ひとつ問題なのがアイルランドだ。アイルランドなんてイギリスのひとつみたいに思ってしまいそうだけど、これはれっきとした違う国。ユナイテッドキングダムには入っていないので、イギリスのレンタカーでアイルランドに行こうと思ったら越境許可証を作らないといけない。これにまず125ポンドがかかる。18000円。さらに1日ごとにプラス20ポンド、2900円の追加料金がかかるというから大変。アイルランドはアイルランドでそこそこ広い。それだったらイギリスのレンタカーでアイルランドに行くのではなく、アイルランドでまた別のレンタカーを借りて回ったほうが経済的だと思う。あとスタッドレスタイヤについても聞いてみた。俺たちはスコットランドにも行くので、雪道はどうすればいいですか?と聞いたところ、イギリス人は雪道なんか気にしないよ!という意味不明な返事がかえってきた。雪が降ったら外出しないのさ!って。んなわけないやろって思ったけど、レンタカー会社の人がそう言うんだからこのイギリスでは冬季のスタッドレスタイヤの装着義務はなさそうだ。まぁ雪道のためにチェーンくらいは自分たちで用意しておかないとな。レンタカーに関してはとりあえずこんなところか。あとは交通違反、事故をしないように気をつけて運転することだ。ロンドンでお会いしたMさんのお話ではイギリスは高速道路は全部無料とのこと。上手く使いながらこのユナイテッドキングダムをくまなく回ってやるぞ。イギリスの道は特に内陸ヨーロッパと変わらない。羊がそこらへんに放牧されているくらいだ。でも羊の数でいったらニュージーランドのほうがはるかにすごかった。ニュージーランド、羊おりすぎ。右ハンドル左車線も1日もあればカンを取り戻しそうだ。ただ問題なのは道路看板の表記がマイルというところ。30とか50とかって制限スピードの看板が出てくるけど、マイルなのでこれに1.6をかけないとキロにならない。まぁ車のスピードメーターも同じマイルだからそれに合わせればいいんだけど、どうも感覚が狂う。ちなみにこれスピード違反のカメラ。もちろん次の町まであと何キロ、ってのもマイルだから難しい。ロンドンまであと100って書いてあるから、そんなに遠くないなーって思っても実際は160キロだ。ヤードもよくわからない。次の分岐まであと700ヤードですって言われてもどれくらい!?ってなる。さらに2と4分の3ヤードとか数学織り交ぜた看板とか出てきて、それ教える気ある!?ってなる。ただナビがついてるのは助かった。車にナビが標準装備されており、人生で初めてカーナビで走ってみたけど、なかなか悪くない。曲がる場所とか全部丁寧に音声つきで教えてくれるし、なんかもう、ナビとスピードメーターのとこ、ダッシュボードからニュイーンって出てきてるミニガラスのとこの3ヶ所に、これでもかってくらい曲がり方を出してくれる。もう全くなんも考えなくていい。しかも車が最新鋭すぎて、雨がパラついたら勝手にワイパーが動いてくれ、少し暗くなったら勝手にヘッドライトをつけてくれる。もうなんならムラムラしてきたら勝手にテンガでも出てきそうだ。マジ退化する。ドライバーの仕事が少なすぎる。ナビに自分が現在走行している道の制限速度が表示されるし、パーキングの時にはピピピッてぶつからないように音が鳴るソナーもついてるし、当然バックモニターもついてるし、サイドブレーキにいたってはギィィィ!って手動で引くやつじゃなくて電動。指でカチッと引くだけでサイドブレーキがかかるというドラえもんの世界からやってきたであろうこの車。え?でも電動のサイドブレーキだったら坂道発進の時に使えないじゃん?って不安に思っていたら、もうあれですよ、最近のマニュアル車はニュートラでブレーキ切っても後ろに下がったりしないみたいです原始人さん。もうこれとかすごい!!!運転席と助手席でエアコンの温度変えられるとかワガママすぎ!!!!後ろの窓に目隠しのメッシュが最初からつけられてるとか人類進歩しすぎ!!!しかもサンルーフついてるううううううううううううううう!!!!!!それは普通か。ていうかとにかく広い。シート全部倒したら完全にフルフラットになって、余裕で大の字で寝られる。これだけ広かったら荷物を固定で置いておけるし、車の中で運転席と行き来ができる。しかも天気がいい夜だったら森の中でサンルーフ開けて星見ながら眠るとかクソハイパー贅沢!!!!!いやあああああああああああ!!!!!!今までどんな類人猿みたいな車に乗ってたんだろう!!!新しい車の旅が楽しみすぎる!!!!あ、あと大事な大事なポイント、それはガソリンですね。この車はガソリン代のことを考えてディーゼル車。レンタカーを予約する時にディーゼル車でシクヨロっすとメールを送っておいたのだ。これで3ヶ月少しでも安くつくぞーって思ってたんだけど、なんとこのイギリス。レギュラーよりもディーゼルのほうがガソリンが高いという衝撃の事実!!!!!どういうことだコノヤロウ!!!!わざわざディーゼル車借りたのに!!!!!だいたいガソリンの値段の相場は、ディーゼルガソリンが1.169ポンド。170円。unleadedいうレギュラーガソリンが1.149。165円。ディーゼルのほうが高いとか知らねぇし……………後悔しても仕方ないので、とりあえず燃費を見るために満タン入れてみた。50.08リットル入って58.54ポンド。しめて8500円。怖いいいいいいいいいい!!!!!イギリスのガソリン代怖いいいいいいいいい!!!!アイドリングしないように心がけよ……………夕方くらいになってようやくロンドンの街に入ってきた。かなり広大なエリアに市域が広がっているので、中心地までまだまだ遠いのにすごい交通量と建物の数だ。ここでひとつ気をつけないといけないのが、コンジェスチョンフィーというもの。マイカーでロンドン市域に入る場合、1台1台に混雑税というものが課されることになっている。俺たちの乗用車サイズで14ポンド。2000円。前払いで買うこともでき、それだと11.5ポンド。1660円。なかなか高い。これはもうカメラで撮影されているものなので逃れようがなく、確実に支払わないといけないものなんだけど、これの支払い方が非常に面倒くさい。電話かインターネットか最寄りの提携店で支払いができる、ってことなんだけど、まぁ軽く考えていた俺たち。面倒くさいし今はバタバタしてるからあとから落ち着いた時にゆっくり払おうとこの時はすぐに支払わずに先を急いでいた。後からどんどん面倒くさいことになっていくことになるんだけど、それはまたおいおい書いていこう。世界屈指の大都会であるロンドン。道は複雑極まりないし歩行者はすぐ飛び出してくるし、信号機もぐちゃぐちゃで路駐まみれで、さすがにここを運転するのは覚悟がいる。それでもなんとか神経すり減らしながら運転し、ようやくケンジントンまでたどり着いた。そしてすぐにホテルの前までやってきて預けておいた荷物を積み込む。よかった、荷物も盗難とか遭わずに全部無事だ。まだロンドンで行ってない場所がたくさんあるのであと数日ロンドン探検をしないといけないんだけど、そうなると車を止められる拠点を決めないといけない。一応このケンジントンでパーキングの値段とか見てみたんだけど、1時間で4.6ポンドだった。670円。しかも4時間マックスとかなので使い物にならない。なんとか郊外で無料で止められる駐車場を見つけたいところ。とにかく車も手に入ったことだし、まずは食料の買い出しをしておこうと、ロンドン郊外にあるニューモルデンという地域を目指した。ニューモルデンはロンドンのコリアン街で、かなりデカい韓国食材スーパーがあるということを先日お会いしたMさんに聞いている。これからの車中泊旅に向けて辛ラーメン大量に買っとくぞ。辛ラーメン大好き!!ロンドンの中心部からテムズ川を渡って南にくだり、しばらくすると何やら町並みの雰囲気が変わってくる。高いビルがなくなって、古い小さな建物がぐじゃーっと密集した荒れた様子はどこかインドに似てなくもない。インドも昔はイギリスの植民地だったので似てるのも当然だ。通りには人が溢れ、電気修理さんとか八百屋さんとか安そうな理髪店とかの小さなお店がひしめき、オシャレな雰囲気は一切ない下町の様子だ。下町というと聞こえはいいけど、悪くいうとスラムっぽい。黒人やアラブ系が多く、白人はあまり見かけない。ロンドン南部は治安があまり良くないとは聞いていたけど、なるほどといった雰囲気だ。そんな中、たどり着いたニューモルデンは平和そうな雰囲気だった。ささやかなメインストリートにはハングル文字のお店が並んでおり、韓国料理のレストランがたくさんあった。そんな通りにコリアンスーパーマーケットを発見。買ったのはモチこれ。イギリスでもお世話になります!!このスーパー、あまりのすごい品揃えに2人で大興奮。なんかもうあんまりテンション上がりすぎてしまって、買い物終わってそのまま勢いで向かいのコリアン焼き肉屋さんに入ってなぜか肉を焼いている2人。お、俺たち何してるんだろう…………この物価の高いロンドンで…………「あああああああああああああ!!!!焼き肉久しぶりすぎる!!!!!」「あああああーーー!!!焼き肉美味しいよおおおお!!!幸せすぎるうううう!!!!」焼き肉だけじゃなくて色んなオカズも全部食べ放題のこのお店、キムチビレッジ。家族経営みたいでみんな優しくてアットホームで、すごく和やかなお店だ。いやー、俺たち韓国料理好きだよなぁ。本場の韓国行ったらどんなもの食べまくるんだろ?カンちゃん太らないかなぁ。というわけでお会計、ビールと焼肉食べ放題2人で45ポンド。6500円。「神田さん…………俺たちは何をしてるんでしょう……………」「そうだね…………すごい勢いでお金減ってるね……………心を入れ替えよう…………」「でも美味しかったね。」「最高だったウヒョー!!」いやぁ、マジで心入れ替えよう。まだイギリス来て路上もしてないのに。イギリスちゃんと稼げるかなぁ………………とにかく車ゲットできたぞおおおおお!!!!