拡散をお願い致します。
インドで日本人旅人が行方不明
友人からこのリンクが回ってきました。
サカイショウタさんという27歳の日本人男性です。少し前にランキングにいたカミジュンさんのお知り合いのようです。
インドに行くと行ってから消息がわからなくなっているようで、ご家族が心配されております。
旅人コミュニティーは狭いものです。Facebookなんかも意外な共通の友達がいたりします。もし最近インドに行ってらっしゃって、サカイさんとお会いしたなどの情報をお持ちの方がいましたらカミジュンさんにご連絡いただければと思います。
1日でも早くサカイさんの居場所がわかり、ご家族のかたがご安心できる事を心から願います。
よろしくお願いします。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2016年8月21日(日曜日)
【ドイツ】 リューベック
この前フェイスブックを開いたら1番最初に、4年前のあなたの投稿です、っていう写真がでてきた。
ほう、どんなんだったっけ?
パトカー乗せられとる。
ブフォ!ってカプチーノ吹きそうになったわ。
4年前に何してんだ俺は。
あれはスウェーデンだったのか。懐かしいなぁ。
さて、朝から元気になったところで次の町を目指すぞ!
前回みたいにヒッチハイクしてたら高速道路のど真ん中で降ろされて、これって死ねっていうことですか?って思いながら根性で親指立ててたらパトカーに乗せられるという、やべーなんか分からんけど超楽しいっていうことは今回はなし。
車で快適移動だ。
本当、日本にいる時みたいにヨーロッパを自分で車を運転して好きなところに行けるっていう感覚が未だにリアリティがない。
最初はビビりまくっていた外国での運転もさすがにもう慣れた。
今ならサイドミラーを当てることもない。
そうそう、ドイツで俺がサイドミラーを当ててしまった相手のおばちゃん。
修理をするため、デンマークから保険の書類をおばちゃんのところに送ったんだけど、しばらくしてその書類が俺の日本の実家に届いた。
え?どういうことだ?と思って親に写メを送ってもらった。
そこにはおばちゃんからの手紙が添えられていた。
「ハロー、元気に旅してる?車の傷は友達に直してもらったから気にしないでいいわ。素敵な旅を楽しんでね。」
英語が喋れないおばちゃんだったのに、わざわざ誰かに翻訳してもらったんだろう。英語で手紙を書いてくれていた。
ほんの小さな擦り跡ではあったけどやっぱり手間をかけさせてしまい、時間もとってしまった。
悪いことしてしまったなぁ…………
本当は直接また謝りに行きたいところだけど、さすがに遠すぎるのでおばちゃんには何か送らせてもらおう。
それにしてもおばちゃん、優しいよなぁ。
事故った時は怖いおばちゃんかな……って思ったけど、今こうしてぶつけてきた俺たちの旅行の心配までしてくれて…………
こうした地元の人とのやり取りが日本のことを思い出させて、胸が温かくなる。
バーガーキングでロングチキンのサンドとポテト、コーラのセットが4.9ユーロ。550円。
朝昼ごはんを済ませたら一路海沿いを南東に向かう。
次の予定は日曜日。
ベルリンでカンちゃんのドイツ人のお友達と会う約束がある。
なので今週いっぱいかけてゆっくりベルリンまで行けばいいという具合。
ドイツには面白い地方都市が無数に存在しており、どこに行っても楽しいので町を選ぶのに苦労する。
地図を睨みつけて、どこが面白そうかなーとヤマカンで町を決める。
ここドイツの北東エリアなんてまったくもって未開の地域なので、一体なにがあるのかひとつもわからないけど、それもまたドイツの旅の楽しいところだ。
なんたって町にハズレがないんだもん。すげすぎる。
しばらく走っていると、道路標識に古い街並みがありますよーという看板が見えた。
ここドイツでは、日本のように、通り過ぎる町の特産品だとか景勝地の情報が道路標識に描かれている。
布製品の絵とか、動物園の絵の下に町の名前が書かれている。
そして今度は教会の塔が並ぶ旧市街の絵が描かれた看板。
リューベックという名前らしい。
ん?
あ!世界遺産って書いてる!
おお!町が世界遺産のパターンのやつか!!
こりゃ行くしかない!!
これいつも不思議に思うんだけど、たまに世界遺産が大したことないっていう人がいる。
そんなの所詮ユネスコの人たちが勝手に決めたもんやろ?人の評価を鵜呑みにして、あぁ貴重なものなんだろうなぁってありがたがってて笑っちゃうね。世の中にはもっと素晴らしい場所がたくさんあるよ?ってな感じ。
それも確かにそうかもしれんけど、ユネスコの人たちってきっとウルトラ頭のいい人たちのはず。
その道の超絶専門家たちがあらゆる方面から吟味して、人類にとって地球にとって貴重なものだと判断したものが世界遺産になっている。
まずハズレはない。
たまに、これが?っていう物もあるけど、それは俺がその分野に詳しくないだけで、見る人が見たら超ヤベェ!!っていう物のはず。
ユネスコの世界遺産は素晴らしい。
それだけで行くっていう選択肢は、大いにありだと思う。
というわけでリューベックの中心部に近づいてきたらこれもん。
なんだこれ漫画か!!!
マジでアニメレベルの巨大な楼門がズゴーンと旧市街の入り口に鎮座しており、その姿がまためっちゃ大迫力でありながらユニーク。
黒くてずんぐりしたとんがり屋根は黒光りしており、丸っこい胴はレンガ造り。そして見た目でわかるほど歪んでいる様子が歴史を感じさせる。
その背後には天をつくかのような教会の尖塔がズゴンズゴンといくつもそそり立っている。
どうやら地図を見るとこのリューベックの旧市街は川に囲まれた丸い島になっており、橋を渡ったところから一気に中世にタイムスリップ。
石畳の道、古めかしい石造りの建物、いたるところにある巨大な教会。
やばすぎる!!!!!
「すげえええええ!!!リューベックすげすぎる!!!なんなのこれ!!ただのヨーロッパなの!?」
「アニメの世界だー!!すごいー!!」
2人して大興奮しながら車を走らせ、とにかく車を止めるぞ!!とヤマカンでそれっぽいところを走っていたら川沿いに1日6ユーロの駐車場を発見!!680円!!よっしゃあ!!
ソッコーで車を乗り捨てたら、手ぶらでこけ気味で旧市街にダッシュ!!!
もうマジでヤバい。
なんなの?ため息2億回くらいついたわ。
綺麗すぎる。
ヨーロッパの中世の町並みは何度見てもどこに行っても全く飽きることがない。
歴史が大好きな人間からしたら、ヨーロッパはタイムスリップした世界の中で生きられる場所だ。
博物館なんて目じゃない。
町全部が展示されたものではない、生きた歴史なんだもん。
そんな街角でふらっとカフェに立ち寄って、テラスで美味しいドイツビールなんか飲めば至福すぎてシャオリー出せそうになる。脱力しすぎて。
川沿いでは人々が芝生に寝転がってビールを飲みながら読書をしていたり、おばちゃんが洗濯物を干しながら昼寝してたり、お婆ちゃんが刺繍を縫っていたりと平和この上ない。
半端なくでかい大聖堂。
1350年に完成した聖マリア教会はあのバッハがパイプオルガンの練習に通い詰めた場所。
教会の表にはオトボケ悪魔もいる。
聖ペトリ教会も圧巻の荘厳さ。
街の中心部にあるマリエン広場ではマーケットが開かれており、野外バーでは人々がもちろんビールをあおりまくっている。
ホコ天のショッピングストリートも完璧に街の真ん中を通っているので、路上するにも申し分なさそうだ。
完璧。完璧すぎる。
濃厚な歴史、人々の暮らし、大都会すぎないところも全部が美しすぎる……………
はうぅ………もうため息4億回いってるよ……………
「ドイツなんなの………?どんだけ美しい国なの………?」
「ねー………ビールが美味しくて物価が安いってものめっちゃ大きいよね…………」
もうマジでドイツの虜。
ヨーロッパでもし住めるならドイツかなぁ。
いや、オーストリアも…………
いや、フィンランドも……………
そこらへんで見つけた中華料理屋さんでご飯を買って車に戻り、のんびりとビールを飲みながら映画を見た。
贅沢すぎる。
この旅、贅沢すぎる。
ああ、これで明日路上して稼げたら最強だな。
ああああ!!誰か仲良い人とドイツでビール浴びるほど飲みたいー!!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
マレーシアのホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!
路上が笑えるくらい稼げなかったクアラルンプール。サテー食ってた思い出だなぁ…………
どうもありがとうございます!!