4月23日 火曜日
【フランス】 パリ
日本人だらけで毎晩パーティーして、朝方まで飲んで、昼に起きて、少し散歩して、また帰るという全身全霊でパリを満喫しているこの頃です。
白ご飯にフリカケかけて味噌汁すすりながら、パリマジやべーって言ってます。
もう少しで血液が赤ワインになります。
あのダハブより飲んでます。
このイブリ地区で幅をきかせる伊藤一家。
親分の教えは毎日を全力で楽しむことです。
お酒も親分のポケットマネーからでています。
僕はワラジを脱いだ身です。
一宿一飯の恩義がありますので、親分が行けと言えばどこにでも行きます。
健さんがマーケットを焼かれて、殴り込みかけたときにさ、池部良が待ち伏せしてて、連れて行ってくださいっていうあのシーン!!
痺れますね。
「ここで行かなかったら、あいつは一宿一飯の恩義も知らない世間知らずと笑われます。」
ゲロかっけえ!!!!
というわけで、25日の伊藤さんのオープニングパーティーの時には僕も歌わせていただきます。
この日はお金の換金だけをしました。
そろそろ、手持ちのヨーロッパのお金たちを全てユーロに換えておこうかなと思います。
伊藤さんに聞くと、ユダヤ人がやってる換金屋さんがあって、そこが1番レートがいいとのこと。
さすがはパリマスター。
東京オリンピックの時代からパリを行き来する男。
そんな伊藤さんの、交差点の真ん中で止まってみたり、赤信号を徐行しながら無視したり、縁石に乗り上げながらUターンしたりするジェットコースターみたいな華麗なハンドルさばきで、パリの街中をドライブしました。
パリ広いわ。
東京みたいなもんだな。
下町があれば、金持ち地区があり、商業地区、金融地区、外国人街、
走るごとに違う顔を見せてくれる。
東京もそうだけど、こんな大きな街を深く知ろうと思ったら最低でも1ヶ月は必要だよな。
ユダヤ人換金屋さんにたどり着いたのだけど、なにやら1ヶ国分しか換金してくれないというので、仕方なくノルウェークローナを換えておいた。
アフリカでだいぶ使ってしまったけど、それでもまだ630ユーロくらいになった。
正規レートから18ユーロくらい負けてしまったけど、それは仕方ない。
他の国のお金もあるから1000ユーロくらいはまだ持ってるようだ。
こんな換金損するなら、その国に旅行に行く人と等価交換すれば双方得するんだけどなぁ。
ハンガリー、チェコ、クロアチア、ボスニアヘルツェゴビナ、ブルガリア
に行く人いませんかー!!!
いいレートで換えますよー!!
「よし、ちょっと休憩して行こうか。」
ブルースブラザーズ並みに冷や汗の出る駐車方法で車を止めて、由緒のありそうなカフェレストランで一杯。
この、ちょいと休んで行こうか、っていう心の余裕がパリを楽しむ大事なポイントだろなー。
ちなみに伊藤さんのおごりです。
330mlのグラスで3.5ユーロ。
パリは東京より物価高いです。
あらゆるものが。
ちなみに、パリでビールを注文する時、洒落たパリっ子は、プレッションをくれ、と言う。
プレッション。
ドラフトのビールをつぐ際の動きが、プレス器のレバーを引く動きに似てるからだそう。
若い頃からパリで苦労しまくり、遊びまくり、バリバリやってきた伊藤親分は、こういったスラングを色々しっている。
他には、何て言うか忘れたけど、パン屋さんでフランスパンを買う時、弾くやつをくれ、と言う。
パンを買った後、トイレに行って、パンを立てかけて用をたす。
するとオシッコのしぶきがパンにかかる。
焼きたての新しいパンならまだフカフカしてるからオシッコを弾くけど、古くて乾燥してるやつは吸いこんでしまう。
それが転じて、焼きたてをくれ、という意味で弾くやつをくれと言うらしい。
まぁ、相当古いスラングだろうけどね。
日本にもたくさんあるよね。
粋な言い回し。
そういう慣習とかを知ると、またひとつ違う面から面白い見方ができる。
今日の伊藤一家のお客さんはサトウさんのお友達であるフランス人の画家さん。シリルさん。
バイオリンもやっており、明後日のオープニングパーティーで彼も演奏するという。
カッピーもナナちゃんも、今までにないような真剣な顔で譜面を睨みつけて、新曲の練習をしている。
みんな沈没してるだけじゃない。
毎日磨いてるんだよな。
俺も頑張らないとな。