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マジで超絶ビビった話

2016年7月1日(金曜日)
【ノルウェー】 スバールバル諸島






泊まった102という名前のホテルはとても綺麗だった。







最安でも、汚いバッグパッカーの巣窟なんて雰囲気ではなく、めっちゃ綺麗だしなんだかハイカーたちの拠点といった感じでワクワクしてくる。


実際みんなテントと寝袋とライフルを持って数日かけて氷河を見に行くようなハイキングに行ったりしているようだ。

植村直己の世界だなぁ。






このホテル、何より素晴らしかったのは朝ごはん。

どうせパンとバターしか置いてなくて、良くて茹で卵くらいだと想像していたのに、キッチンに並んでいたのは高級ホテルですか?みたいなメニューだった。








黒や白やナッツ入りなんかの色んな種類のパン、色鮮やかなサラミとハム、ジャムやチーズもどれをつければいいか悩むくらいの量だった。


カンちゃんと2人で興奮しながら贅沢極まりないサンドイッチを作って頬張ると、ピクルスの酸味とバターの甘み、サラミの塩気がたまらなく美味しい。

そこに牛乳を飲むとマジで力が湧いてくる。



いやー、最高の朝ごはんだ。


この島で朝ごはん食べようと思ったら最低でも100クローナ、1250円はかかるので、それを考えたらかなり安い宿泊費だ。




さらに60クローナ、740円でランチボックスも作ってよかったので、ここぞとばかりに4つサンドイッチを作った。


これで晩ご飯までOK!!完璧!!!
























ホテルを出て、今日もぼちぼち歩いて町に向かう。

今日もやることといえば路上くらいだ。



最大で唯一の目的だった種子貯蔵庫にはもう行ったし、ハイキングに行くにはライフルが必要だし、クルーズに行くにはアイフルに行かないといけない。

アイフルもライフルもない。



でもこの最北の地で路上が出来るということは、歌い手としても旅人としても冥利に尽きる。

この喜びを思いっきり堪能しよう。












町に向かう途中、向こうの山の斜面に白い十字架がいくつか群がって立っているのを見つけた。


後から聞いた話では、ずっと昔にこの島でスペイン熱が流行った時の犠牲者のお墓らしかった。



荒れた灰色の山肌にその白い十字架が異様に浮かび上がっていた。










ていうか昨日ゲットした服、俺のためにあったようなもの。





街歩きが楽しくなるー!!!



















町について少しネット作業をして早速路上を始めようとしていると、お寿司屋さんのアズサさんがこんにちはーとやってきた。


昨日は楽しい時間をありがとうございますーと言うと、何やらニヤニヤしているアズサさん。




「どうかしましたか?」



「いやーフミ君、私思い出しちゃったよ。」



「え?なにをですか?」



「私たち、実は会ってるんだよ。昔、宮崎で。」





え?なんのことだ?まさかー。

そんな記憶ないんだけど…………





「○○子って覚えてる?」



「○○子………?えーっと………誰だっけ………?」



「一緒に飲んだじゃん。4対4の合コンで。」





「………………はっ!!!!!」






















16年前に合コンやったメンバーと世界最北の町で再会する奇跡いただきました。









すげええええええええええええええええええええええええあええええええええええええええええ!!!!!!


っていうか荒れた10代の合コンの話とかカンちゃんの前でしないでえええええええええあえあえええ!!!!!!!!!

頼む!!さっささ!!ささせ、察して!!!






「いやー、覚えてる?懐かしすぎるよね!!」



「そ、そうだひょね!!そうそう!い、いやー!懐かしい!!懐かしすぎて冷や汗が止まらない!!」




合コンの内容とかなにがあっても話さないでくれというテレパシーを猛烈に送りまくる!!




なにこれ?なんでほぼ北極で10代のころにした合コン相手と会うの?



そして昨日気づかずに一緒に飲んでるとかどういうことですか?



シロクマに会うより確率低いし!!!

スモールワールドにもほどがある!!





「ふーん、合コンとかしたんだねー。その時のメンバーと何かあったのかなー。」




丸顔で目を細くしてこっちを見てるカンちゃん。




「バ、バカ言っちゃいけっちゃらりれるられり!!なんにもないに決まってるジャン!!本当、ただ一緒にお酒飲んでご趣味はなんでしょう?とか、やっぱり神砂嵐とかマジパナいよねとかそんな健全な感じだから!!いやー、とりあえずトイレ行っていいかな、ウンコが漏れたみたいだから。」



「へー。ふーん。」





本当もう、一体なんなんだよ。まさかこんなところで再会とか冗談勘弁してくれよ。

いや嬉しいけども!!





と、とりあえず路上でもやりますか!!

いやー!!今日はキングクリムゾンあたりいい感じで歌えそうだよね!!王様ゲームだけに!!

はっ!!!!





「へー、王様ゲームとかしちゃってたんだー。ふーん。」



「な、なに言ってるんだよ!!王様ゲームなんてするわけないでござそうろう!!本当、はしたないよね!!指を2本立てて頭をかくフリをして王様に自分が何番のクジを引いたのか合図を送って狙ってる子と当ててもらうよう仕組んだりとかするわけないジャン!!本当コマッチャウよね!!」





というわけでクリーデンスクリアウォーターリバイバルのローダイから路上スタート!!




っていうかナット割れてるしいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!







はへぇ……………6弦の部分が欠けていて弦が指板にベタづきになっていて音が鳴らない……………

ベインベインって情けない音しか出ない。



ということは6弦を解放する曲が弾けないということ。


なんとかカポをはめれば弾けるようだけど、カポを使わないオンザロードアゲインとかハートオブゴールド、フールストップザレインなんかが歌えない。


もちろんカポをはめてキーを上げて歌えばいいだけのことなんだけど、それだとハーモニカと合わなくなる。


ハーモニカのないハートオブゴールドなんてハートオブゴールドじゃないし…………






全弦を半音下げにして1カポでやってみるけど、テンションが変わるとかなり弾きづらい上に弦がビビって気持ち悪い。


やっぱノーマルチューニングでキーAの曲ばかりしかできないようだ。





レパートリーの曲に相当限りが出る。



こりゃ早急にリペアしないとなぁ……………

オスロにナットを置いてる楽器屋さんあるかなぁ…………


きっと超高いだろうなぁ……………



あぁあ!弦高調整とか上手くできるかなぁ!!不安!!!









でも歌わないことにはこの島で生きていけない!!

なんとかカポを駆使しながら歌っていくと、今日もそこそこいい調子でお金が入っていく!!







子供たちがモッコモコの防寒着を着てて可愛いなぁ。

犬はだいたいワサオかシベリアンハスキー!!











小さい島で人口も少ないのであんまりガンガンやりすぎると飽きられてしまうので、多めに休憩を挟みながら歌っていく。

ていうかもうもはやほぼすべての島民が俺のことを知ってるはず。

それくらい小さなコミュニティだ。








そんな時、またもや日本人のカップルが声をかけてきてくれた。



「こんにちはー。こんなところで歌ってるなんて驚きましたよー。」




昨日に引き続き日本人率高いなぁ。

ていうか島が小さすぎるから必ず会っているってだけなのかな。



ヒゲを生やしてめちゃくちゃ長い髪を丸めたシュンさんと美人さんの彼女さんのユカさん。


なんと世界旅を始めてから4年目に突入しているという猛者だった。




「いやー、もうここ1ヶ月くらいずっとテント生活なんですよー。彼女さんいつもお化粧してるなんてすごいです!」




ここの前はアイスランドとグリーンランドに行っていたというお2人。


北極圏巡りだなんてハード!!!

話を聞くとグリーンランドがあまりにもヤバかったらしく、なんと空港を降りたら目の前が氷山。

そしてキャンプ場の目の前も見渡す限りの氷山というとんでもないシチュエーションだったらしい。



グリーンランドってそんなに大自然のど真ん中に行けるんだな…………


い、行きたすぎる……………






ちなみにシュンさんたちはこのスバールバルでもキャンプ場に泊まっているらしい。

テント持ち込みだと1人1泊120クローナ、1500円。

シャワーもキッチンもあってその値段ならかなり安い。


俺たちはテントを持ってないけど、貸し出しは宿泊費にプラス150クローナみたいだ。1800円。

























「あ、日本人のかたたちですかー?」



立ち話をしているとそこに王様ゲーム仲間のアズサさんがやってきた。う、嘘!!王様ゲームなんかしてない!!!


健全に飲んだだけ!!確か!!いや、マジで!!







そうして5人で喋っていると今度はアジア顔の女の人が話しかけてきた。




「ハ~イ、何してるの~?よし!今からウチで遊びましょう!!」




話しかけてきて2秒でウチで飲もうぜ!と言ってきたノリノリの彼女の名前はテレサ。


もう9年スバールバルに住んでおり、ノルウェー人の旦那さんと一緒に暮らしているんだそう。

もちろんアズサさんとはお知り合いで、何度も遊んだことのある仲みたいだった。



やっぱりフィリピン人の若い奥さんをもらうのは日本人ばかりではなく、世界中の先進国の男たちに共通してることなんだよな。


こうしてフィリピンから奥さんを連れて帰ってくるノルウェー男性は結構多いんだそうだ。



奥さんからしたら何不自由ない生活ゲットだよなぁ。もちろん、恋愛をしてのパターンもあるだろうけど。











テレサは本当にお喋りでペチャクチャペチャクチャマシンガンのように身ぶり手ぶりを入れて面白おかしく喋ってくる。

あんまり面白いしアズサさんも乗り気なので遊びに行くことにした。



シュンさんとユカさんはキャンプ場に帰るようで、3人でテレサの家に向かった。


今日のあがりは3時間で770ノルウェークローナ、20デンマーククローナ、1ユーロ。計1万円。


この弦の状態でこれだけいけば文句はない。っていうか万全の状態で稼がないとやっぱり気持ちよくないな。
























中心部からすぐのところにある住宅地にテレサの家はあった。


中はシンプルな作りだけど、こんな島ではとても快適な家だと思う。


このスバールバルでは小さな部屋がだいたい9000クローナ、11万円とかって家賃だけど、仕事で来てる人とかはその半額以下で借りられたりするようだ。



家に着いてすぐにキッチンで何かを作り始めたテレサ。


来客のために簡単なおつまみでも作ってくれるのかな?と思っていたら、何やらドサッと手羽先を油の鍋に入れたテレサ。


そして、ちょっと聞いてよ~!!この前さ~!!ってこっちを見ながら野菜をトントントントン!!と切っている。




「ちょ!テレサ、手元見て!指切るよ!」



「指切ったら食べるから大丈夫よ!!アハハハハハハハハー!!!!」



「テレサ、写真撮っていい?」



「ちょっと待って!!ウッフン!!」









カメラを向けると必ずセクシーポーズをとるところがフィリピン女性っぽい。





めっちゃ明るくて面白いテレサなんだけど、そんな面白い話で場を盛り上げながらもマジで動きがスーパーテキパキ。


一寸の無駄もない動きで料理を次から次へと仕上げていき、さらには料理中に皿を洗うのは当たり前。コンロ周りの油まで綺麗にナプキンで拭き取って、テーブルに料理が並んだ時点で後片付けも完了という手際の良さ。







よくフィリピン人女性がお手伝いさんとして雇われることが多いのは、こうした働き者だからだというのがよくわかる。


実際、このスバールバルでもフィリピン人はよく働くからありがたがられており、クルーズ船ではフィリピン人がたくさん働いているんだそう。


それに比べるとタイ人は隠れてサボるんだそうだ。






















テーブルに並んだ料理は、毎日質素なホットドッグばかり食べている俺たちからしたら神の食事だった。












ラムチョップ、手羽先、豪華なサラダ、それにお米という、この島でこんなご飯食べたら一体どんな大金が吹っ飛んでいくんだ?という豪勢なもの。


マジであまりの嬉しさにカンちゃんと2人で大喜びしてがっついた。









美味すぎる!!!!
マジで美味すぎる!!!


俺たちの感動に対して別に何の反応もしないテレサとテレサの家族。


フィリピン人は本当にお客さんを呼ぶのが大好きで、そして最大限のおもてなしをする人種なんだとアズサさんが言っていた。






































「聞いてよ!この前、膀胱炎になってね!それで病院に行って検査したのよ。そしたら医者がね、私のあそこに何かの検査器具を入れたの。それはもちろん普通なんだけど、その医者がドゥユーフィールサムシング?って聞いてくるの!!ナッシング!!って言っても、しつこくドゥユーフィールサムシング?って言ってくるの!!おかしくない!?感じるわけないでしょ!!?」



「あーはっはっはっは!!!」



「あひー!最高ー!!」




テレサの話があまりにも楽しくて、それにワインをみんなで飲んでいたらどんどん酔いが回ってきてトイレにも行けなくなるくらいフラフラになってしまった。




うちの子供たちが外に別荘作ってるからそこで寝ていいわよ!と言ってくれ、行ってみると、木枠とビニールで作った箱が置いてあった。

扉もついており、中にはすでにマットが敷いてあって、男の子が好きな秘密基地といった空間だ。








可愛い息子のジェイクに今日別荘借りていい?と聞くと、もちろんさ!!とニッコリ笑った。


ジェイクは昼間俺が歌ってるところに何度も聞きに来てくれた可愛いやつ。

まさかここの息子だったなんて、俺も嬉しい。


















箱の中に入り、横になって寝袋に包まった。

カンちゃんが来て俺の寝床を整えてくれる。

はいー、ちゃんと眠るんだよーと頭をなでてくれて、とても気持ちよく目をつぶった。




箱の中に入ってくるすきま風がとても冷たくて、空は昼間のように明るい。




あー、スバールバル楽しいなぁ。







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広島の宿をアゴダでとってくださったかたがいました!!


尾道ラーメン食べたいです!!

どうもありがとうございます!!

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