スポンサーリンク プロブディフで辛ラーメンを探しましょう 2016/6/17 2016/05/29~ ブルガリア, ■彼女と世界二周目■ 2016年6月8日(水曜日)【ブルガリア】 プロブディフプロブディフは歴史の町。ブルガリアの京都みたいな感じだ。今日は朝から天気も良く、手ぶらでカンちゃんと観光に出かけた。宿を出るとすでにそこがオールドシティーになっており、地震でもあったんですか?ってくらいのすさまじいボコボコの石畳の道がのびている。車椅子のノリさんがここ見たらウガアアアアアア!!!って発狂するだろうなぁ。ノリさんブログに貼ってたユーチューブ見ましたよ!めっちゃ上手くなっててビビりました!!場数踏みまくってきてるのがよくわかって、俺も頑張んなきゃって刺激になりました!!さて、そんな石畳の道を歩いて行くと両側には古めかしい教会や民家が並んでいてとにかく風情がある。迷路みたいに細い道が入り組んでいて、きっと何百年も変わっていないんだろうなぁって思うと、ふと中世の時代にタイムスリップしたような気分になる。古い町並みの中でも特に目を引くのが木造の大きな建物。上階に行くごとに建物がせり出して大きくなっていくという変わった造りで、まるでジブリの映画にでも出てきそうなファンタジックな雰囲気だ。全体的に観光地観光地した様子ではなく、今でも人が普通に暮らしている飾らない生活感がとても心地いい。野良猫がのんびりと日向ぼっこし、欧米人のお爺ちゃんお婆ちゃんカップルの観光客がマップを片手にちらほらと歩いている。なんとも平和で、穏やかな午前の静寂。いやー、プロブディフこんなにいいところだったなんて。ぷらぷらと歩いていると、そんなオールドシティーの中に何組か人がたまっている場所を見つけた。なんだ?と思って近づいていくと、そこにはすごい光景が広がっていた。高台の展望台に立つと、その眼下にはローマ帝国の遺跡である古代の劇場がドゴーン!!と広がっていた。弧を描く観客席がせり上がり、その下に舞台があり、さらに石柱なんかのモニュメントの残骸が当時の姿で残っている。あまりにも立派なその遺跡の背後にはプロブディフの町並みが広がっており、はるか向こうの山並みが青空に映えて素晴らしい借景になっていた。ため息が出るほど美しいその景色に、テンションが上がってしばらくそこから動けなかった。何百年も昔にここで人々は芸術を楽しんでいたんだな。あぁヨーロッパ、マジでたまらんなぁ。大満足の町歩きを終えたら、大満足のご飯を食べよう!!とちょっと離れたところにある大きなスーパーマーケットを目指して歩いた。もうとにかく辛ラーメンが食べたくてたまらなくなってるカンちゃん。大きなスーパーならきっと売ってるだろうと、2人とも期待がすごいことになってる。「辛ラーメン食べたいー!!フミ君スタイルで食べる!!!」みなさんご存知ですか?辛ラーメン、フミ君スタイルなるものを。おそらくこの世で1番美味しい辛ラーメンの食べ方です。このフミ君スタイル、僕がイースター島で発明した辛ラーメンの食べ方なんだけど、まずは玉ねぎと豚肉を醤油、砂糖で炒めます。豚肉はもちろん脂身アリです。そしてそれをニンニクを刻み入れた辛ラーメンの上に乗せます。そして小口ネギを散らします。完成です。マジで激ウマなので是非みなさん試してください。あああああああああ!!!ヨダレがやばい!!!ないし。辛ラーメンないし。「辛ラーメンが食べたいよおおおおおおおお!!!!あああああああああ!!!!」カンちゃんが発狂しそうになってるので、ちょっと妥協になるけど中華料理屋さんで手を打った。12レフ。750円。うん!久しぶりのアジアご飯はやっぱり美味しい!!でも日本のご飯が食べたい!!さてとおおおおおおお!!!路上やるぞコンチクショウ!!!の前にパーミッション取りにいくぞこのみこすり半め!!!ぬおぉうう!!誰かがショッピングストリートのど真ん中でバスキングかましてると思ったら、先日までいたローズフェスティバルで毎日演奏してたギターとハーモニカの兄ちゃんやし!!!手を挙げるとハーモニカを吹きながらウィンクをしてきた兄ちゃん。お互いルート一緒やね!!俺も頑張るぞーと昨日教えてもらったコミュニティーセンターに行って職員さんにパーミッションください!とお願いすると、え?なに?路上のパーミッション?そんなのいるの?みたいな感じで戸惑っている。そして色んな部署に問い合わせしてくれるんだけど、なんともちぐはぐしていて、どうやら路上のパーミッションを取りに来る人なんてほとんどいないみたいだ。「楽器はなに?」「ギターと歌です。」「アンプは使う?」「使いません。」「オーケー。じゃあちょっと待ってて……………よし、今セキュリティの人たちに伝えておいたから好きにやっていいよ。」「はい?もう終わりですか?紙とかくれないんですか?もしセキュリティさんに止まられた時にどうやってパーミッションがあることを証明すればいいですか?」あー、ちょっと待っててね、と言われしばらく椅子に座っていると、セキュリティのボスという人がやってきてその人に顔見せをして終了。ゆるっ!!パスポートの提出とか書類の記入とかなんもなし。ただやりたいですーって報告しに行っただけ。条件がひとつだけあったんだけど、16時から22時までの間ということ。充分です!!パーミッションはゲットしたのであとは堂々と歌うぞーとショッピングストリートに戻ると、さっきの弾き語りの兄ちゃんがいなくなっていて、代わりにサックスのお爺ちゃんが軽快に演奏していた。向こうにはクラシックギターの人もいるし、3人組のパーカッション入りのバンドもいる。うん、全員がパーミッション持ってるとは思えない。やっぱり昨日は天気が悪かったから誰もいなかったけど、今日みたいに良い天気だとたくさんのバスカーたちが出てくるんだな。いやー、やっぱり路上パフォーマーのいる町は活気があるし文化が明るい。プロブディフ良い街だなぁ。そんな中で俺も昨日と同じポジションで路上開始。囁いても聞こえるくらいに静かなヨーロッパのショッピングストリート。静かな通りにギターを響かせると気持ちよく反響する。外で歌を歌うには少しコツがある。俺はいつも歌う前に太ももを叩いて音の反響を確かめるんだけど、その通りに合った声の出し方、響かせ方がある。これが綺麗にハマったら自分自身とても気持ちよく演奏することができる。このプロブディフでヨーロッパでの勘を取り戻さないと。曲を終えると目の前のお直し屋さんのおばちゃんがお店から出てきて、今日も2レフ札を置きながらこう言った。「あなたの声はナイチンゲールみたいよ!!毎日ここで歌って!!」ナイチンゲールみたいな声ってどんなの?初めて言われたわ。ありがとうねおばちゃん。え?良い意味だよな?多分。今日も順調に入っていくんだけど、昨日ほどではない。やはり周りにパフォーマーが散らばっているとどうしても、あぁ、またいるわーって目立たなくなるので入りは悪くなる。確実に目を引いてまずは足を止めさせるのが路上ではとても大事なこと。なんとか歌で止めてやるぞと今日の良い声を探した。今日のあがりは111レフ。7000円。宿に帰ると、ティボが料理をしていた。今日は俺が買い出しをしてフランスのベジタリアン料理を作るからフミたちも参加しないかい?とティボが言っていたんだけど、もちろんそのために晩ご飯はまだ食べていない。会費は寄付金制というのも優しいティボらしくて素敵だ。料理が完成すると表のテラスに15人ほどの宿泊者たちが集まってテーブルを囲んだ。「さぁ、みんな!ボナペティー!みんなの口に合うことを祈るよ!!」みんな一斉に料理に群がった。クスクス、サラダ、ポテト、どれもベジタリアンフードなんだけど、全部すっごく美味しくてビールを飲むのを忘れてしまうほど。美味しい美味しいと食べていると、周りのみんなが話しかけてくる。ドイツ人、イギリス人、スウェーデン人、フランス人、みんなが旅の話で盛り上がり、それぞれの国のことを質問したりしてすごく楽しい。あー、なんだか久しぶりだな、こんな宿でワイワイやるのって。前は1人だったし、友達を作ろうと現地人や他のバッグパッカーに積極的に話しかけていたけど、今はそんなに自分からコミュニケーションを取りに行くこともしない。外国に慣れたのもあるし、友達なんてガツガツしなくても自然とできるもんだ。でもやっぱりこうしたゲストハウスで世界中から集まったバッグパッカーたちと旅の話をするのは、旅の大きな楽しみのひとつなんだよな。忘れていたこの感覚を思い出させてくれたティボに感謝。「フミ!ラキア飲もうぜ!!」「フミは南米だったらどこが好き?俺信号でパフォーマンスする友達いるんだよ。あれなんて言うんだっけ?」「マラワレスだよ。南米はエクアドルが大好きだよ!!」観光して、歌って、宿で旅人たちと現地の酒を飲みながら語り合って。うん、旅っぽい1日だった。またたまにはこうしたゲストハウスに遊びに来よう。さぁ、明日は大移動だ。ーーーーーーーーーーーーーーーー台北のホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!あー小籠包食べたくてたまらん…………スープいっぱい出てくるやつをレンゲで食べたい……………小籠包楽しんでください!どうもありがとうございます!!