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吉野の里。古代を感じる奈良の実力








2006年4月20日 【奈良県】





ホントは今日で明日香村の飛鳥遺跡を回ってしまいたかったんだけど、14時に蔵見学を入れているのでどうにも時間が足りない。


明日香村は後回しだな。


というわけで今日は時間調整のため、橿原の考古学研究所付属博物館へ行くことにした。






入館料は400円。


人類誕生から鎌倉・室町時代までの古代・中世の日本の歴史を、出土資料とパネルと映像でわかりやすく展示しているこの博物館。


最近こういうところが面白くて仕方ない。





10万年前に狩人として遊牧の生活していた人類は、縄文時代になり定住を始めるようになり、さらに石器も使用しはじめる。


紀元前300年あたりから農耕が始まり、このころ大陸からの移民と土着民族との2つの人種に分かれる。


ムラが形成されクニが誕生し始めると、人類同士での争いが見られるようになる。


そして豪族やヤマト王権の墓、古墳が作られるようになる古墳時代を経て、飛鳥時代の552年に仏教が伝来。


平城京が栄えた奈良時代、そして京都に遷都してからの平安時代で日本の文化が確立し始め、その後鎌倉時代、室町時代へと続いていく………………






ガラス質の石を割って作ったナイフや、埴輪、土器、青く錆びた銅製の装飾品の数々を見ていると、『人間』の時代がこの地球の歴史の中ではいかに短い時間なのかと思い知る。


46億年の中のわずか10万年。


現代人が人の歴史として認識しているのはせいぜい2000年。


歴史に興味のない人だと下手したら大正時代の前ってなんだっけ?くらいのもんだ。


自分が今どういう歴史の変遷の果てに生きているのか、地球がどういう場所なのか、何も考えずに生きている人って結構いる。


どこかで聞いた話だ。



「異常気象?観測し始めたのってたかだか60年前くらいだろ?たった60年で何が異常なんだよ。」



氷河期ってのは何万年も続いていたらしい。


微生物が暮らしていた時代なんてそれこそ何億年だ。


そのころからしてみたら今の2000年のほうがはるかに異常気象。


きっと人間みたいな生命体がこの歴史のうねりの中でいくつも生まれ、そして消えていったんだよな。



もうじき戦争だとか伝染病だとか天候の変化で人間期も終わる。


そしてまた新しい環境が何万年も続く。




人間の一生なんてほんの一瞬の火花だ。


この一瞬に何を保身する。


もっと命を燃やして死なないとせっかくの命がもったいないよな。








意外にもここがかなり面白くて夢中になっているうちにすでに昼の13時半。


やばい!!


ダッシュで葛城市にある酒蔵『梅乃宿』の梅乃宿酒造へ向かう。


国道24号線から1本入った古い民家の並ぶ集落の中に、チョコンと煙突が見えた。


あれか。






案内してくださったのは21歳の坂本さん。


若手ならではのぶっちゃけた意見をガンガン言ってくれ、楽しく見学させていただいた。


今の時期はどこの蔵も瓶詰めや出荷、後片付けでてんやわんやだ。



「生酛で味がのってくる強い酒ってのが理想ですね。」



ちなみに生酛とは、あらかじめ用意しておいた酵母を直接投入する普通のやり方に対して、大気中の菌を取り込み、自然培養して米を醗酵させていくという昔ながらの手法。


これにより独特なコクのある力強い酒が醸される。


5℃以下に保った冷涼な部屋の中で木桶で生酛を仕込んだり、やぶたの絞りの部屋を雑菌から守るためしっかりと囲ってあったりと、酒に対する妥協を許さないひたむきな向上心がひしひしと伝わってくる。


梅乃宿の代名詞、生酛の純米を購入。


いやー、それにしても事務員さんに超美人な女の人がいて気になってしょうがなかったというのが1番の印象。











橿原に戻り、次に神武天皇陵に向かう。



奈良っていったら古墳だ。


地図を見ると、大和平野のいたるところに例の形の巨大な前方後円墳が散ばっている。


今や住宅まみれの狭い日本でこれだけの面積が古代からのお墓で占領されているなんて不動産屋からしたらもったいない限り。


しかしここは絶対に侵してはいけない国の聖域だ。







そんな市内の道路を走っていると、広大な森林が現れる。


そしてその中にひときわ神域のオーラを放つ鳥居が見えた。





神武天皇といえば日本の初代天皇。


俺の田舎である美々津は、その昔、神武天皇が大和に向かって船出したと伝えられる由緒ある港町だ。


なのでこの名前は幼い頃からよく聞かされていた。




そうかぁ、ここに神武天皇が眠ってるのかぁ。


神武天皇が即位したのは紀元前660年。

さっき行った考古学博物館の資料ではまだやっとこさ猿を卒業した弥生時代だ。


しかしこの神話が日本の本当の歴史。


人間の長い歴史の中で作り上げられてきた神秘。

現実味がどうのこうのなんてことは考えるべくもない。


そして現実に目の前には神話に登場する神様のお墓。


なんて信じ難い奇跡だ。







鳥居の向こうに広がる森。


結果が張り巡らされている。



この中って一体どうなってるんだろ……………




気に…………なる……………




中って何があるんだろ……………






うん、不法侵入ダメ。



さすがにバレたらぶっ飛ばされるくらいじゃすまねぇのでおとなしく森の敷地内にある、神武天皇を奉っている橿原神社へ。





まるでメキシコの遺跡のような石でできた巨大な社殿。


んー、こんなに立派な神社ひさしぶりだ。


身が引き締まるほどの清浄な空気。


神武さん、安らかに眠ってください。










さてさてまだ行くぞー。


次に藤原宮跡へ。


平城京の前に日本の首都として政治が行われていた場所なんだけど、わずか16年間だけですぐに平城京に遷都してしまったため、その繁栄振りをうかがえるような遺跡は微塵も残っていない。


ただただ、ここにあったらしき広大な草原が広がっているのみ。





当時はバンバン遷都してたらしいもんな。


皇居と国会議事堂が大阪行ったり名古屋行ったりするようなもんだ。








はぁ、疲れた。


今日はこれでストップ。


さてどこで寝ようかなーと寝床を探しているところに、追い討ちをかける疲れる電話。


田辺のマユミさんだ。



行方不明になり周りの人みんなに捜索させ、結局店の客のところに逃げ込んでいたあの問題のミキさん。


先日とっ捕まって泣きながら反省したところまでいった。



どんだけみんなに迷惑かけるねん!!とさんざん怒られ、しおらしくなったかのように見えていた。



が…………………



今朝、また逃亡したらしい。



今日1日探し回っていたというマユミさん。


ケータイ電話はもちろん電源オフ。



まさかと思いみんなで行ってみると………………



やはりまた同じ客のところに転がり込んでいたという。


ミキさんが勤めている夜の店のオーナーぶちギレ。


おそらくその男はボッコボコだろう。


ミキさん、軟禁されるかどっかの温泉街にでも売り飛ばされるんじゃなかろうか。



どうしてそんなに逃避するんだろう。


色々あって大変で絶望感してるのはわかる。


でもだからといって、こんな逃げるか?



もはやかばう余地は一切ない。


もうきっと関わることもないだろう。










翌日。







今日は吉野の里おおおおおおおおおお!!!!



吉野といえば日本一の桜の名所として名高い山。


地図で見ると山の中にチョロっと細い道が走っているんだけど、ここが桜で埋まるらしい。


きっとこの世のものとは思えないような美しい光景が広がっているはず!!!






期待に胸を膨らませながらトコトコと山道を登っていく。


駐車場代高いんだろうなぁ、と思いながら進んでいくと、突然道にバリケードが現れた。


ここから先はホコテンになっており、みんな横にある駐車場に止めて歩いて入っていっている。




料金は………………1500円!!




高すぎ!!


ムリ!!!!



「ルートもう1本あるからそっちから行ってみな。」



そう教えてくれる駐車場のおばちゃん。


おばちゃんありがとうございます!!!!






吉野山に入る道は2つある。


吉野の中心部を通る道と、山の中をゆく道。



というわけで折り返して山の中の道を登っていく。


さてー、駐車場はいくらかなー。


こっちはメインじゃないみたいなのでさっきよりは安いはずー……………




どこもかしこも1500円!!!!!


おばちゃんんんんん!!!!


なんでこっち行かせたああああああああ意味ねえええええええ!!!!






ムリだよー、とどんどん奥に入って行くと、とうとう山の山頂付近にまでやってきてしまった。



すると!!



おー!!いける!!


このあたりは道路脇に2~3台分の駐車スペースがあり、なんとかそこに止めることに成功!!


よっしゃ!!いくぞー!!








吉野は4つのエリアに分かれており、下千本、中千本、上千本、そして奥千本という感じ。


下千本から奥千本まで500メートルの標高差があり、桜は低いところから順々に咲いていくので全山満開ってのは見ることはできないが、長く楽しむことができるというところも吉野の魅力だということだ。




まずは奥千本から攻めることに。


ハイキング姿の爺ちゃん婆ちゃんがお弁当片手にたくさん歩いている。





奥千本の中心部、金峯神社はたくさんの人ごみで溢れかえっていた。


神社からさらに奥の森の中を進んでいくとそこに奥千本の桜の群生があり、みんな思い思いの場所に座ってお弁当を楽しんでいる。





吉野の桜はほとんどが日本古来の種であるヤマザクラ。


森の緑の中に白とピンクの花びらが咲き乱れている。


こいつはきれいだ。








高低差がかなりきついので歩いているだけでゼーハーと息がきれる。


肩で息をしながら次に花倉山展望台へ。


おー!!

すげー!!!

山の半分がピンク色!!




標高の低い下の方はすでにところどころ散っていて茶色くなっているが、それでも充分きれいだ!!


もう5日早かったらもっともっと壮観だったろうなぁ。





下千本の七曲坂はまだかろうじて花が残っており日本一の所以を感じることができた。


吉野の桜はこの七曲坂あたりが1番のスポットだな。










坂を降りていくと、集落に入り、土産物屋とほんの少しの民家が連なるメインストリートになる。


イベント好きの豊臣秀吉が5000人を引き連れて吉野で花見茶会をやった時に宿舎とした吉水神社からは、一目千本の見事な眺めを堪能できるし、国宝で世界遺産の吉野のシンボル、金峯山寺の迫力は桜と共に深く心に焼き付く。













大盤振る舞いの試食で人だかりを集めている萬松堂のすっごくおいしいヨモギ餅を食べながら、中千本、如意輪寺、後醍醐天皇陵をのんびり歩く。


ゆうべの雨で足元べちゃべちゃの、ろくに整備されていない遊歩道。


足元は汚いけど、それもまたハイキング気分で楽しい。









吉野いいなぁ。


日本一というからよっぽどきれいに整備されているのかと思っていたが、飾らない、昔ながらのそのままの行楽地だ。


吉野行くぞー!!って気合をいれなくても、ふらっと寄ってちょろっと歩いて、そんな感じでいいと思う。


吉野、また来たいな。


いつかもっとおじさんになった時にこのままの景色であって欲しい。


その時は美香とお弁当持参で来たいなあ。


そのためにはまず仲直りしなきゃ……………











さて、ここでいったん奈良を離れる。


もちろんまだ途中なので戻ってくるんだけど、先に滋賀県でのワンマンライブの打ち合わせに行かなければいけない。



てなわけで24号線でひたすら北上。


3時間半かかって約束の19時にどんぴしゃ待ち合わせの甲南駅に到着した。



「おーい!!久しぶり!!」



大林さんだ!!


先日、忍者屋敷前のライブハウスでお会いし、今回のライブを企画してくれた1人。






すぐ近くにある大林さんの家で少しおしゃべり。


今回のライブはまず明日、昼から甲南の懐メロ喫茶で1本。


月曜に甲賀のライブハウスで1本。


月曜のほうはチラシやチケットまで作ってくれてたんだけど、これがめちゃめちゃカッコよく作ってくれている!!




チケットもすでに30枚以上さばけているらしい。


こいつは気合い入れなおさないと。






それから大林さんと一緒に水口の町に向かい、サウナに入った。


今日はサウナでゆっくりやろうやと段取りしてくれていたようで、いや車で寝ますから、とも言えず、震える手で3000円を払う。


キツい……………

マジ金ない…………






さっぱりしてから中の居酒屋で飲んでいるところに、もう1人の企画者のルーシーさんがやってきた。



「ライブハウスのマスターのことはとりあえず気にせんとってええから。今回のライブは俺らで仕切っとるさかいにな。いいライブにしような!!」




そう。


あのライブハウスのマスターとはこの前もめている。


帰る時にちゃんと挨拶したのに挨拶せんかったとか、何か手伝いましょうか?の一言もなかったとか、色々文句を言ってて、それで俺が謝罪の電話を入れたのにめっちゃ冷たくあしらわれたというクソむかつく出来事があった。


なんで俺が謝らんといけないんだ?って思いつつ我慢して謝ったのに、恩着せがましいこと言いやがって……………



とは言わんけど、やっぱりまだムカつく。




今回はルーシーさん、大林さんがこのライブを企画してくれてるし、マスターは口出ししないでくれ、という風にしているらしいので、出演者の俺が関わることはほぼなさそうだけど、やっぱりオーナーではあるので気は使う。


あー、もう。


ライブ前にそんなごちゃごちゃした話、聞きたくなかったなぁ……………


切り離していいライブしないとなぁ。




リアルタイムの双子との日常はこちら





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