こんにちは!神田です。
本日は私の好きなフミくんがカバーして歌う曲ランキングになります。
旅のまとめ風ランキングにお付き合いくださいませ〜
第3位!!!!
「leaving on a jet plane」
歌詞からして多分彼女を置いて兵役?か何かに行く人の歌なのかなーとか思うんですけど、
これだいぶ好きです。
youtubeとかテレビでやってるあの軍隊に出てるお父さんとかがサプライズで戻ってきて子供が泣きながらハグしにいく映像知ってますか?
あれに弱いんです。私も一緒に大号泣します。
その影響もあってか、この曲大好きです。
第2位!!!!!
「wonderful tonight」
女性なら絶対好きなはず。
歌詞もすてきだし、基本的に静かめな曲が好きな私にはばっちりはまる曲です。
第1位!!!!!!
「let it be」
王道と思われてしまうかも!!!
でもやっぱりいいんですよね、この曲を絵になる街の夜の街灯下なんかで聞くと
ため息ものです。
おわり
2018年3月18日(日曜日)
【韓国】 カンヌン
オンドルバン、マジであったかいっていうかもはや暑いです。
部屋の中、めっちゃモワッてなってる。
寝るときも布団がいらんほど暑くて、いつも着て寝てるヒートテックを脱いだくらい。
そしてこんだけ熱気がこもってたらすぐ乾くんじゃない?ってめっちゃ久しぶりに洗濯物したんだけど、一瞬で全部乾いた。
オンドルバンすげえええ…………
韓国では室内にエアコンが設置してある部屋もあるけど、あれって実は暖房機能がついていないそうで、冷房専用みたい。
なので韓国の暖房はオンドルバンが主流なんだそう。
んー、めっちゃ韓国っぽい宿に泊まれて嬉しいな。
そんなあったかい部屋でたまってる日記を書いたりブログを投稿したりして、お昼前に宿を出た。
そして昨日バスターミナルから歩いてきた道を進んでいくと、めっちゃ行列を発見。
昨日この行列を見かけて、今日のお昼ご飯はここにしようって思ってたんだよな。
ていうか何屋さんなのかもわからんけど。
多分並んでるから美味しいはず。
すごいミーハーです。
アジア人ってミーハーですよね。
アジアに入ってから急に行列ってもんを見かけるようになったもん。
ヨーロッパではご飯屋さんの前に行列が出来てるところなんてほぼ見たことなかったよなぁ。
なんだろ、この性格の違い。
アジア人は美味しいものを食べるためなら時間を惜しまないっていう食いしん坊気質なのかな。
回転が早かったおかげで30分くらいで入店すると、メニューこれ。
シンプルに3品で勝負してるお店というわけですね。
職人気質なところに期待が高まりますなぁ。
何書いてるかビビるほどわからんけど。
ハングルむずけええ…………
まぁ周りを見渡したらなんのお店かわかりましたけど。
どうやら真っ赤な海鮮ちゃんぽんのよう。
めっちゃ美味しそうやん。
そんで出てきたのこれ。
はい、絶対美味い。
イカやら貝類やらがめっちゃたくさん入ってて、濃厚なエキスが出たスープにシコシコの麺がからんでマジで最高ですね。
辛くて汗が流れてくるけど、これはもう汗をかきまくりながら食べる!!!
付け合わせのキムチとタクアンがいい口直し!!!
いやー、外めっちゃ寒いのに、汗かきながら辛いの食べる。
冬場はマイナス15℃とかになるみたいだし、辛いもの食べて体を温めようってのが韓国の食文化なんだろうなぁ。
店員のおばちゃんが定期的にお米を運んできては、お米はいらんかえぇぇ~と言っている。
男性たちはそのお米をもらってちゃんぽんのスープにぶち込んで辛おじやにして食べてる。
めっちゃ美味しそう。
確実すぎるやん。
いやー、韓国料理最高やなぁ。
っていうかもはや日本の食とほとんど一緒だよなぁ。
俺たちは麺だけでめっちゃお腹いっぱいになったのでおじやはやめといた。
ちゃんぽん8000ウォン(800円)。
裏通りのほうに歩いて行くと、レトロな商店街がぽっかりと口を開けている。
屋根のかかった薄暗い中にズラリと生活感溢れるお店が並んでいる。
八百屋さん、お菓子屋さん、魚屋さん、肉屋さん、服屋さん、
遠い昔の記憶が蘇る。
懐かしい、いつかの記憶。
子供の頃、学校帰りに通っていたアーケードも確かこんな感じだった。
山下通りっていうアーケードで、七夕のころになると天井から飾りがたくさん吊り下げられて、それを手でタッチして、くぐりながら家に帰っていた。
ランドセルをしょって。
あの時に見ていたお婆ちゃんの顔も、ここのお婆ちゃんの顔も同じ。
町の作りも、お店の雰囲気も、ほとんど同じだ。
ひとつだけ違うのは看板の文字が知らないハングル文字だということだけ。
でもあまりにも風景が似通っていて、そのレトロなハングルの文字に日本の昭和の空気を感じて胸が締めつけられる。
早く家に帰りたくて、でもいつもとは違う道を探検してみたくて、キョロキョロしながら面白いことを探していた。
この道の先には何があるかな。
このお店にはどんなものが売っているのかな。
どんな面白い景色があるのかな。
今も、路地裏を見つけるとつい中に入っていってしまう性格はなおらない。
今この瞬間も、1本横の道で何か面白いことが起きてるかもしれない。
面白いなにかがあるかもしれない。
1本横の道を歩いている人は、もしかしたらめっちゃ気の合う友達になれる人かもしれない。
それをいつもいつも気づかないままやり過ごしてる。
それが悲しくて、できる限り色んな道を歩きたいと思ってずっと旅してきた。
きっとこれからもそうだ。
そうやって生きていこう。
電信柱の陰にしみついた日常を感じて生きていこう。
ところで内股の子って確実にエロですよね。
過剰に内股の子っているじゃないですか?
カタカナのハの字くらい足曲げてる子。
あれとかもう完全なるどエロですよ。
スケベなこと考えまくってますね。間違いなく!!
あんなことやこんなことをしたくてたまらないっていうのの表れですよね!!!
根拠?そんなもんビビるくらいなにもないですよ。
なんとなくそんな気がするだけです!!!
なにが言いたいかって韓国に入って女の子が内股になってすごく嬉しくて困ります!!
マジエロいですよ、ビビりますね!!!
中国の女の人ってガニ股で歩く人がすごく多いんだけど、やっぱり日本人としては内股で可愛らしく歩く女の子はエロいですね!!!
その内モモで僕のマッコリなトッポギを挟んでもらいたい!!!
という下品なブログを書き続けること10年ですか。
前回の世界一周からだと6年くらいですね。
こんなブログを何年も読み続けている読者さんのことが逆に心配になってきてしまいます。
ブログの読者さんとお会いする機会が結構あるんですけど、ビビるくらいの下ネタ女王とか、変態とかが来たら、ああ、そうだよなって思うんです。
このブログだもんなって。
でもたまにめっちゃ清楚な真面目なかたとかいらっしゃるんですよ。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花、みたいな女性とかにブログ読んでいますとか言われたら、本当この人どうしちゃったんだろう?って思いますよ。
何か深い悩みがあるのかなって。
すごい上品なおじさまとかおばさまとかにも、ブログ楽しませていただいておりますよ、なんて言われると、本当ごめんなさいってなります。
お目汚し申し訳ありません…………って。
もう帰国も間近なので、これからは出来る限り上品に知的に、もっと政治的な話題を盛り込んだインターナショナルなインテリジェンスブログを目指して頑張っていきたいと思います。
心を入れ替えて!!!
さて、立てば尺八、座れば座位、歩く姿は駅弁サイコー!!!といった感じで路上スタート!!!
歌ってたら早速兵隊さんたちが足を止めてくれた。
韓国は2年間の強制的な徴兵制度があるので、町のいたるところで迷彩服姿の若者を見かけるんだけど、そういえばこのカンヌンでは昨日から結構見かけていた。
写真を撮ってると、ポーズ決めてくれる2人。
男前!!
カンちゃんが話してくれたところによると、どうやら今やってるオリンピックの式典のためにカンヌンに来てるところなんだそうだ。
あー、なるほどなぁ。だからこんなにたくさん兵隊さんが歩いてるんだ。
この2人、式典の大事な役割に抜擢された2人らしく、もしかしたらオリンピックをテレビで見ていた人たちはこの顔に見覚えがあるかもな。
「2人は日本から来てるんだね!!オリンピックは見に行かないの?」
「うん、ていうかオリンピックをここでやってることも知らずに来たんだよ。旅中はテレビも見ないし。」
「ワオ!!本当に!?2人はマジでアウトオブザワールドだね!!」
驚いてる若い2人。
軍隊に入り、規則に縛られて、世の中のルールをこれでもかと遵守する生活をしてる彼らには、相当世界の外にいる人間に見えるだろな。
良く行ったら孤高の旅人。
悪くいったら世捨て人。
アウトオブザワールドでありつつ、でもこれ以上ないくらいインザワールドな2年間だったけどね!!!
日が沈み、体が震えてくる。
白い息を吐きながらギターを下ろし、今日は3時間半でフィニッシュ。
いやー、よく歌った。
晩ご飯を食べて帰ろうと、夜の町の中を歩いた。
アーケードはほとんどのお店が閉まって静まり返り、ひと気もほとんどない。
ゴミが隅っこに積み上げられ、掃除した水が地面を濡らしている。
なにやら音のするほうに歩いて行くと、そこには大きな野外スクリーンがあって、オリンピックの様子が映し出されていた。
大きなスタジアムみたいなところでお偉いさんがメダルを贈ったり、スピーチをしたり、ダンスが披露されている。
あ、これって閉会式じゃないか?
そうか、今日がこのピョンチャンオリンピックの閉会の日なんだ。
ていうか本当にどこでやってるんだ?このカンヌンのすぐ近くなのか?と思ってネットでピョンチャンの場所を調べてみたら、このカンヌンから数十キロほど山に入ったところにあるものすごく小さな町にピンが落ちた。
あ、ここかよ。
ソウルから来る途中にバスで通った山の中の雪景色のあたり、あの辺だ。
あの山の中にある小さな町でこんな世界的なイベントをやっていたんだ。
今ごろあの山の中で盛大な閉会式が行われているのかと思うと不思議な気分だ。
世界中の人たちが注目するスポーツの祭典をすぐそこでやってたんだよな。
こんなど田舎の寂しげな場所で。
町の人たちからしたら、ええ!?こんなところで!?って感じだっただろうな。
カンヌンは最寄りの都市として選手や記者団や観光客の受け入れ基地となって、この2ヶ月間ものすごい活気で賑わったんだろう。
経済効果半端なかっただろうな。
地元の人たち相手に細々とやっていた田舎の食堂とか、もしかしたらこの2ヶ月で数年分の稼ぎを手に入れたかもしれない。
祭りが終わったら、またカンヌンは元の静かな田舎に戻る。
この歴史的な出来事は、町の人たちによってこれからずっと語り継がれていく。
テキトーに見つけた、古びた食堂に入った。
麺料理のお椀から湯気がのぼり、地元のオッちゃんたちがご飯を食べながらソウジュを飲んでいる、どこにでもある北国の食堂。
五郎さんがご飯食べてそうな、そんな雰囲気。
テレビでは韓国語の歌が流れているけど、そのメロディーは日本の演歌となにも変わらない。
言葉が違うだけの演歌。
素っ気ないけど、カタコトの日本語を話す優しいおばちゃんに注文し、カルグクスと芋のチヂミを食べた。
うん、美味しい。
端っこのカリッとした部分が香ばしくて美味しい。
するとお店のおばちゃん、素っ気ない顔をしながら俺たちのテーブルになにかのお皿を置いた。
それはそばのチヂミだった。
あ、これ、このあたりの人がみんないっつも食べてるやつだ。
気になりながらずっと食べてなかったんだよな。
サービスよーとニコッと笑うおばちゃん。
韓国のおばちゃん優しいなぁ。
すると向こうのほうで何やら日本語が聞こえた。
電子的な機械音で、オイシクメシアガッテクダサイ、と言っている。
なんだ?と思って振り返ると、端っこの席でご飯食べてる65歳くらいのおじちゃんが、スマホを耳に当てていた。
そして、オイシクメシアガッテクダサイ、オイシクメシアガッテクダサイ、と何度も繰り返して聞いている。
スマホの翻訳機能を使って日本語の練習をしてるよう。
おじちゃんは何度も何度も、スマホを耳に当てて、繰り返しオイシクメシアガッテクダサイを聞いている。
サービスまでもらって、食べきれないくらいの量がテーブルに並んでるけど、いただいたものを残したくないので頑張って食べた。
ニラの入った酢醤油のタレが美味しい。
カルグクスの優しいスープの味にホッとする。
明日はこのカンヌンを出発して山を越え、アンドンっていう町に行ってみる予定。
何があるかひとつもわからんけど、地図で町の大きさを見た感じでは程よい地方の町。
ちょっと小さすぎるかもしれんけど、今回の韓国では色んな町で路上を試してみたい。
きっとローカルな素顔が見えて来るはず。
するとその時、誰かが肩を叩いた。
え?と振り返ると、そこにはさっきまで端っこの席に座ってたおじちゃんがいた。
おじちゃんはこう言った。
「オイシクメシアガッテクダサイ。サヨナラ。」
そしておじちゃんはこれ以上ないくらい人懐こい笑顔でニッコリと笑い、俺の肩をポンポンと叩いて店から出ていった。
もーーーーー、
もーーーーーーーーーーーーーー、
カンちゃんが泣きそうになってる。
「おじちゃん、私たちが日本人と分かったから、一生懸命スマホで日本語を聞いて、練習して、私たちに伝えようとしてくれたんだあああああ…………ああああ…………泣きそううううう…………おじちゃん大好きいいいいい…………優しすぎるよおおおお…………」
お店のおばちゃんにしても、おじちゃんにしても、みんなマジで信じられんくらい優しい。
この2ヶ月、オリンピック景気でものすごく賑わったはず。
ものすごくたくさんの人が来て、忙しくて大変だったはず。
忙しくて、スレて、はいはい、っていう流れ作業みたいな接客になってもおかしくない。
それなのにみんなすっごく暖かい。
まるで町全体の人たちが、ちゃんと私たちらしく外国の人たちを真心込めておもてなししましょうねって話し合いでもしたかのよう。
昨日の食堂のおばちゃんも、今日の大流行りのちゃんぽん屋さんのおばちゃんも、みんな漏れなくめっちゃくちゃ心のこもった丁寧な接客をしてくれた。
ご飯を食べ終えて店を出ると外はすごく寒かったんだけど、心はこれ以上ないくらい満たされて、ポカポカしていた。
白い息が空に消える。
最近どこの国に行っても、みんな優しいって言ってる気がするな。
韓国がとか、中国がとか、インドがとか、ヨーロッパがとか、アフリカがとか、そういう括りなんか本当はどこにも存在してないんだろうな。
勝手に自分の心が作り出してるだけ。
カンちゃんと寄り添って韓国の田舎町を歩く。
旅が終わったら、きっと出会う人の数はぐっと減ると思う。
でもその分、誰とでも心からの触れ合いができたらな。
もっと人と真心で付き合っていけたらな。
もっと人間を愛したいな。