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あれ?ここ伊勢?夫婦岩?


こんにちは!神田です。



中国の人があまり太っていない理由。


その1:飲み物すべて温かいか常温。すごいです。食堂で出てくるのもお湯。
    スーパーの飲み物も冷やされていない可能性98%。
    中国人全員持ってるお茶ポット。常に熱いお茶。

その2:孫の世話しすぎ。
    両親が共働きなのか、普通によく預けるのか、おじいちゃんおばあちゃん、
    孫を連れてる人をめちゃくちゃ見かけます。
    しょっちゅう孫と一緒だからパワーもめちゃ必要なはず。

その3:大声出し過ぎ。
    普段から声は大きいし、みんなで集まろうものなら本気の声量です。
    それ毎日してたら消費カロリーすごいと思う。




おわり










2018年3月5日(月曜日)
【中国】 桂林





「イーペーコー!!リャンペーコー!!!!ピンフツモオオオオオオオオオ!!!!!」




「グワッハッハッハッハッハァァァァアアアアアアアアア!!!!!ツモツモハコテンンンンンンンンンンンン!!!!!」




「チョンボ!!!!チョンボ!!!!モウパイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!アカギイイイイイイイイイ!!!!!」




「コアアアアアアァァァァァァァァ………………!!!!!プヘェエエ!!!!!」




もう24時を過ぎてるのに宿の外からとんでもなくデカい大声が聞こえてくる。


どっかの応援団が本気の練習でもかましてるのか?


いや、普通の中国人たちの飲んでる声か。


まぁ信じられんくらいうるさい。


すでに日付も変わって街は寝静まっているのに、その静寂にボリュームが壊れた中国人の話し声が轟いている。

いや、話し声じゃねぇ。どう考えても絶叫。


本気で絶叫しないと出ないレベルの音量でめっちゃ盛り上がって外で飲んでるグループ。声の感じは10人くらい。おばさんもいる。




うるさすぎるやろ…………

どんなボリュームなんだよ…………


疲れん?そんな叫び声出し続けて…………?



寝るときにうるさいと気になって寝つけないカンちゃんが頭おかしくなりそうになってる。

俺も日記書きながらイライラ。


その絶叫は深夜の1時を過ぎても一向にやまない。


ここってホテル街だぞ?

周りでみんな寝てるのに、誰1人として苦情を言わない。



「グギャアアアアアアアアアア!!!!コクシイイイイイイイイイ!!!ムソウウウウウウウウウ!!!!!」




「アカギ!!!カイジ!!!ザワザワ!!アカギ!!カイジ!!!ザワザワ!!!」




「アパッ!!!アパパッ!!キイイイイエエエエエエエエエエエ!!!!!」




「カアアアアアアア!!!コアアアアアア!!!カケッ!!!ケッ!!コケッ!!!……………………」




「プヘェエエ!!!プヘェエエ!!!」





プヘェエエ!!が夜の街に響き渡る。


もう100回くらい吐いてる。


痰吐きすぎ…………



マジで頭おかしい…………


カオサンよりうるさい…………


これで誰も注意しに行かないんだもん。


これが普通ってことなんだよな…………



多分俺が英語で注意しに行っても、え?なにが?なんのこと?ところで火鍋つまむ?むせるよ?みたいな感じてキョトンとされるだけだと思う。普通のことすぎて。


いやぁ、中国人、声デカすぎ…………



結局その絶叫は夜中の3時まで続いた。

おかげで寝不足。













寝不足で目を覚まし、うるさかったねぇ、ゆうべって話しながら出かける準備。

今日も路上行くぞ。


このままだと香港までのお金が足りないし、桂林観光のお金もない。

なんとか路上でまかないたいんだけどなぁ。



ギターを持ってすぐ横にある桂林北駅に向かった。

ここである程度稼いでしまいたい!!









が、なんか人が少ない…………


あれ?めっちゃ少なくない?


昨日あんなにたくさん人がいたのに…………




そうか…………昨日日曜日か…………

だからあんなにたくさん人がいたんだ…………


平日の月曜なので駅前はまばらにしか人が歩いていない。


昨日の人通りであれだけしか稼げなかったんだから、こりゃこんな状況で歌ってもどうにもならんやん…………



とりあえずご飯。








うん、まぁまぁかな。





























町の中心部のホコ天に行ってみるも、やはりこっちも同じ状況。

昨日の半分くらいしか歩いてないし、屋台オーケーエリアの脇道なんか全然人が歩いてなくて、おかげて屋台もいなくてガラーンとしていた。


こ、こりゃダメだ…………



「うわぁ…………無理だなこれは…………」



「そうだね…………桂林の人、反応薄かったし、これで歌ってちょこっとしか稼げないんだったら、今日はその分観光を楽しんだほうがよくない?」



「そうだね…………あー、中国難しいなぁ…………お金崩すしかないかぁ…………」



ずっと財布の中に入れていたスイスフランもバンコクからだいぶ削ってしまって、すでに500フランしかない。6万円ないくらい。

これが全部。


カードの口座にももう引き落とし分ギリギリしか入ってないので、この6万でなんとかやっていかないといけない。


中国のあとは香港と韓国なのでおそらく稼げる。


なのでここでフランを崩したって別に大丈夫ではあるんだけど、うーん、路上でまかないたかったなぁ。

日数かければそこそこ溜まっていくだろうけど、もうビザの期日も残りわずかだし、先に進むしかない。


香港で頑張って歌うか。


ていうか香港稼げんかったら結構マジで終わりなんだけどな…………

大丈夫かな…………












仕方なく換金するために近くにあった中国銀行へ。

すると銀行の入り口前に小さな椅子に座ったオッさんオバさんの集団がいる。

あぁ、闇換金の人たちかなと思って近づいていくと、案の定、中国語で何かワーワー言ってきた。


そしてしばらくワーワー言った後に、エクスチェンジ!?と言う。


外国人狙いのエクスチェンジ屋さんだけど、みんなもちろんエクスチェンジしか英単語を知らない。

てかそれ知ってるのがすごいくらいか。



一応レートを聞いてみた。

スイスフランなんかやってくれるのか?と思ったらちゃんとやってくれるという。


100フランで652元くれるみたい。


渋ったら657元と電卓に打ち込んでくるオッさん。


よし!!これでいいな!!さぁ早く金を出すんだ!!さぁ早く!!早くしろ!!金を早く!!ホラ!!早く出せ!!早く!!


めっちゃ急かしまくってくる。


でもまぁここで焦ったりなんかしませんよもう。


旅最初のころは急かされて焦って、あわあわあわってなっていいようにやられてたけど。


オッさんたちはなんとかカモが銀行に入るのを食い止めたいところだけど、もちろん銀行のレートも聞きにいきます。



オッさんオバさんを振り切って銀行内に入り順番待ちをしていると、入り口の窓にオッさんが貼りついてこっちを凝視しながらめっちゃ手を振っている。


うおおおおい!!こっち来い!!こっち!!こっちのほうがいいぞおおお!!早くううう!!!


ってめっちゃ体を動かしてるけどもちろん音は聞こえないので、窓越しになんか謎のダンスをやってるみたい。


するととうとうオバさんのほうが銀行内に入ってきて、早く外に行くわよと俺たちを引きずり出そうとしてきた。


警備員さんがやってきて、オバさんを追い出す。


でもまたすぐに入ってきて俺たちを引きずり出そうとする。


警備員に追い出される。

それをずっと繰り返してる。



きっと外国人が換金に来るたびにやってるだろうから、この戦いを毎日毎日繰り返してるんだろうなぁ。

それでもへこたれずに銀行内に入ってきて客引きするんだから中国人の根性半端ない。


そりゃこんなんだったら夜中に大声出しまくるくらい、別にどうってことないことなんだろうな。

人の目気にして遠慮してたら中国ではやっていけない。





銀行のレートは100フラン652元だった。

後々のことを考えて200フランやるのでオッちゃんのより10元(170円)少ないけど、これくらいだったら銀行でやるべき。


なぜかというと中国は偽札がめっちゃ横行しており、闇換金屋さんはまぁまぁ危ないから。

聞いた話ではATMから偽札が出てきた、なんてこともある。

精巧すぎやろ。



まぁこれでとりあえず香港まではなんとかなるか。


換金してしまったらオッさんオバさんたちは一瞬でソッポを向いて散っていった。












路上できないとなったら大人しく観光を楽しむか。


桂林市内にはいくつかの見どころがあるんだけど、その中で選んだのは象山というところ。


漓江の上に丸い穴の空いた岩山があるらしく、古くからこの桂林のランドマークとなっている風光明媚な名所らしい。





















市街地の南側までテクテク歩いて行いて川沿いに出てくると、木々がまばらに生えた小高い岩山があった。

これが象山みたい。


横の窓口に行くと入場料は70元(1180円)。


た、高え…………

岩山に登るだけで1180円て…………


昨日のおばちゃんからは50元(840円)で買えるみたいだったけど、どんなカラクリなんだろ。



でもこの桂林ではここしか観光するつもりはないので大人しく買っとくか。

ちなみに市内にあるもうふたつの岩山は30元(500円)くらいで登れます。






象いっぱい。


















よーし、こうなったら高いチケット代の元取るくらい楽しんでやるぞ!!!!!


オラァァ!!!絶景見せてえええええええええええええええ!!!!!



















































めっちゃ普通…………


岩山の頂上からの眺めは、まぁそれなりって感じ。

一応桂林周辺のボコボコした岩山は望めるけど、絶景には程遠い。

























下に降りて象山を見てみると、まぁ川にせり出した岩山に確かに丸い穴が空いている。





う、うーん、なんか伊勢の夫婦岩を見た時みたいな感じ…………

伝統的な名所ではあるけど、それだけっていう…………








前の50元札の風景画に使われていたみたいだし、昔の有名らしい詩人がこの象山についての詩を詠んだりした場所みたいで、一応桂林といえばここ、みたいな感じではある。


空に月、この穴、そして水面に浮かぶ月、この3つの月が風雅である、的な詩みたい。


でもやっぱり夫婦岩な感じだなぁ…………





























川沿いにはなんか象の石像が並べてあったり、愛情島っていう観光地によくありそうな場所があったりして、へーって感じ。

一角ではタイの象使いショーなんてもんもやってるよう。


チケット代取るための後付け感がハンパない。


結局全然テンション上がらないまま終了。



ふおおおお…………2400円…………





この後、街に戻って食堂街で見た虫屋さんのほうが8倍くらいテンション上がりました。


























ムカデは初めて見たわ。エッグい…………





いつも思うけど、中国の串って使いかたがもったいないと思う。




肉の量少なくない?

















はい、というわけで桂林の市街地は観光するところないです。

明日スパッと南の陽朔に行くこと決定です。


そっちは結構山の中にある小さな町みたいなので期待してます。



このままじゃあの憧れの桂林がガッカリで終わってしまう!!!

あの桂林だもん!!絶対こんなもんじゃないはず!!


実力見せてください!!!

ザ・水墨画を見せてください!!!







中国、黒いマスクが大人気。ヤンキーにしか見えん。





横断歩道を渡るスクーターたち。中国ではスクーターは歩行者と同じ扱いです。




前につけてる手袋&風除けがめっちゃ暖かそう。









というわけでパッとしないまま北駅に戻り、そこで今後の電車チケットを購入することに。


この桂林北駅は新幹線と普通電車、両方に乗られる駅。


陽朔までは新幹線で30分、20.5元(350円)。


こっちはまぁこれでいいとして、問題は陽朔後の深圳行き。


深圳は大都市広州の先にある海沿いの街で、香港と接している場所。

ここで最後に友達と遊んで、それから香港に抜けるというプラン。


地図を見るとかなりの距離があるんだけど、なんと新幹線ならわずか3時間で行けるみたい。

早ええええ。


でも値段は212元(3600円)とそこそこする。



というわけで普通電車はないのか?と一応ネットで調べてみたんだけど、これが普通電車なら2200円くらい。

そこまでめっちゃ安くはならないみたい。


そしてなんと移動時間13時間…………


あの硬座のクソごちゃごちゃした地獄の普通電車で13時間2200円か、タバコ吸ったり痰吐くやつのいない清潔な背もたれの倒れる新幹線で3時間3600円か。


どう考えても普通電車ですよね。


嘘です。新幹線です。


もうあの地獄体験はあれだけで充分です。


それに1400円の違いで10時間のロスは、今のあまり時間のない僕らにはもったいないです。

陽朔での観光時間と、深圳での友達との時間を増やしたほうがいいです。





というわけで券売機でこれらのチケットを全て検索。

そして座席が空いている電車と日程を計算し、時間を割り出し、全ての電車を紙に書き出してそれを窓口に持っていきます。


嬉しいのは中国のチケット窓口は、この駅から発車する電車以外のチケットも買うことができること。


3月6日 桂林北~陽朔
3月8日午前 陽朔~桂林北
3月8日午後 桂林北~深圳北


これらを一気に窓口で購入。

一瞬で1万円くらい飛んでってしまった。


ふおおあおおお…………香港マジで頑張らねぇと…………













晩ご飯は昨日行ったお気に入りの鍋屋さんへ。

相変わらず意思疎通が半端なく難しい愛想の悪いおやっさん。でも鍋はマジで美味い。





頑張って兎肉の鍋をいってみよう!!ってことにしたんだけど、兎が切れてたみたいで鶏肉にした。

切れてて良かったかな。






いやー、ここ美味しいわー。


宿のスタッフさんたちもみんな明るくてサービス満点だったし、桂林パッとしなかったけど、まぁそれなりに居心地はよかったかな。



さぁ、明日は本気の桂林を見に行くぞー。


そしてここが終われば中国最後に大好きな友達と再会だ!!






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