こんにちは!神田です。
友達に、霊視ができる子がいます。
昔からずっと霊感が強くて、数年ぶりに再会したらなんだかすごいことになってて、人の未来とかオーラが見えたり、亡くなった方の声が聞こえたりするあのすごい有名だった江原さんみたいな能力を持っています。
私は自分の未来とかを言われても困ると思ってしまって占いとかも基本行かないんですが、それでも数年前に少し聞いた私の将来の話とか当たりまくってて、他にも何人もの婚期とか、名前と生年月日だけで性格とか見抜いててびびります。
でも、自分のことや子供とかのことは見えないそうです。
うまいことできてるもんです。
おわり
2018年3月4日(日曜日)
【中国】 桂林
憧れの桂林ですよ。
あの桂林。
中国っていってパッと思い浮かべる観光地といえば、万里の長城、パンダ園、そして水墨画のような川と山の風景が見られる桂林だと思います。
ゲロ有名です。
あの川の名前は漓江ってやつらしくて、桂林の街の横を南北に流れています。
色々調べてみたところ、有名なポイントはこの桂林から30キロほど東に行ったところにある船乗り場から、60キロほど南に下ったところにある陽朔という町までの区間みたい。
この間にクネクネと川が流れていて、両側にあの水墨画の山々がそそり立っているんだそう。
もちろん桂林に行った人の99パーセントくらいの人たちがこの川下りをします。
竹でできた筏下りなんて風流なものもあるみたい。
昨日桂林に到着してから宿に入るまでの間にも、漓江川下りの船チケットがいたるところで販売されていました。
それくらい誰もがやるアトラクション。
あとは北に数十キロ離れたところにある八角寨という山、世界の棚田の冠といわれる龍勝棚田などなど、見どころ満載の景勝地が散らばる地域の拠点になるのが桂林の街というわけです。
これらの地形は山口県の秋吉台なんかと同じ石灰岩のカルスト地形によって形成されており、あのトンガリ山のことはタワーカルストっていう呼び方をするみたい。
石灰岩地形によって無数の切り立った山が地面から生えたような景観を作り出しており、その美しい景観は地上だけでなく地下にも広がっており、この辺りには無数の巨大鍾乳洞も存在しています。
桂林の街自体も人口500万人の大都会でありながら、昔から人の集まる古い街としてたくさんの見どころが散らばっているよう。
そんな中国を代表するスーパー観光地。
まぁもちろん中国ですからね。
この国本当に観光にめっちゃ金がかかります。
どれも入場料が半端ないので、全部楽しもうと思ったら数万円いきます。
龍勝棚田だけでもバス代とか入場料でヨユーで3000円以上します。
舟下りなんかしようもんならいくらするかわからん。
俺たちが狙ってるのは桂林から南に行ったところにある陽朔の町で、自転車を借りて周辺の田舎をのんびり回ろうと思ってる。
自転車めっちゃ安いみたい。
棚田も昨日のでめっちゃ満足してるし、山登りもやっぱりいいかなってなってきてるし、そんな感じでいいかな。
なのでこの桂林でやることは街中の散策、そして路上!!!
ビビるほど金ない!!!
今財布の中、ゼロ元!!!
リアルにハコテン!!!!
ここで稼げなかったら香港までたどり着けない!!!
もう手持ちのスイスフラン崩したくないんだよなぁ…………
桂林稼げるかなぁ…………
でも大理を考えたらめっちゃいけると思うんだよなぁ。
中国では現地民よりも観光地にいる浮かれた観光客がバシバシお金を入れてくれるイメージ。
だったらこのウルトラ観光地である桂林ならうなるほど稼げるはず!!!!
目指せフカヒレ!!!
フカヒレって中国でも高いのか!?
というわけで宿を出てひとまずATM探し!!!
えええ!?いきなりATMに頼るの!?!?
ゆうべ最後のビール飲んだおかげでマジでリアルにゼロ元なので街に出るバス代すらない…………
たった35円もない…………
なので1000円くらい下ろして朝ごはん食べてから街に歌いに行くことにして、桂林北駅の周りをATMを探して歩き回った。
が、ない。
ATMゼンッゼンない!!!
いやあるんだけど、カードが使えねぇ!!!
まったくもって受け付けられない!!!
マジで10ヶ所以上の銀行に行ってATMやりまくったのにオールダメ!!!!
最後の頼みだったナショナルバンクの中国銀行ATMもダメ!!!!
もうなんなのこの国!!!
外国人どうすればいいの!?!?
中国銀行の窓口に行って外貨換金するしか中国元を手に入れる方法ないの!?!?
空港ならさすがに換金屋さんあるだろうけど、それにしても不便すぎる。
そりゃ欧米人観光客もほとんどおらんわ。
いやぁ、本当中国は中国人のみで完結してる国だよなぁ。
18億人くらいいるんだから、そりゃ外国に市場なんか求めなくてもやっていけるわなぁ。
でも外国人に不親切すぎる!!!!
朝から2時間くらいさまよいまくって、お腹空いたし疲れたし、どうすんだよ…………
あぁ、食堂の看板の麺が美味しそう…………
でも今は水も買えない…………
「疲れた…………フミ君どうしよ…………お腹空いた…………」
「おおおおおおおおお俺に任せとけええええええええええええ!!!大黒柱に任せとけえええええええええええ!!!!」
俺は誰だ!!路上ミュージシャンだ!!
今までこんな状況腐る程あったけどいつもギター1本で乗り越えてきた!!!
宿に戻ってギターふん掴んで北駅にダッシュ!!!
人通りは申し分なし!!!!
警察の数、申し分なし!!!
ヒイイイイイ!!!怖い!!!!
こんな桂林の駅前で歌うとか2秒で烈海王みたいなやつが走ってきてヘソに指突っ込まれて天蓮華で首がありえない方向に曲がって、その状態で神田川を歌わないといけない!!
キモっ!!!
しかしやらなきゃ始まらない!!!
怖えええええええ!!!!
けど嫁に飯食わずぞおおおおおおおおお!!!!
桂林北駅前の歩行者通路で路上開始!!!!!
キエエエエエエエエエエエエエ!!!向こうから警察きた!!!!
ポケットに手を突っ込んで、完全に抜拳を打ち込んで来そうな雰囲気を漂わせている!!!
こ、こうなったら歌いながら息つぎのブレスと見せかけて思いっきり肺呼吸して身体を膨らませ、手を口に当てて空気を圧縮して空気砲を打ち込み、警察の目を見えなくさせてその瞬間に逃げるしかない!!!
もしくは、ホアタァ!!っていきなり棍棒で頭カチ割られそうになったら、その時は高級技のシャオリーを使ってかわすしかない!!!
極限の脱力!!!
から生み出す破壊力!!!
所詮は子供のお遊戯だ…………!!
警察素通り。
ッシャコンチクショオオオオオオオオオオオオ!!!!
シャオリーかかって来いやオラァァァァアアアアアアアアア!!!!!!
40分後…………
ケースの中にはまばらだけど紙幣!!!!
クソ喜びながらお金をかき集めて、でもめっちゃ観衆が見てるので、僕全然焦ってないですよ?みたいな顔してスマートにお金をポケットに突っ込み、ギターをしまって近くのフードコートへ猛ダッシュ!!!!!!!
稼ぎを数えると70元(1170円)!!!!
ぐおらあああああああああああ!!!!!
さっきまで無一文だったけど今なんでも買えるぞヒョオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!路上すげええええええええええ!!!!
高い順から食いモン持って来いやああああああああああああああ!!!!!!!
激マズ…………
な、なにこれ…………
なんでこんなクソ不味いの…………?
味がせん…………
衝撃的すぎるマズさ…………
これ作ってる人、味覚終わってるよ…………
「うわぁぁ…………ビビるほどマズイね…………」
「金丸さん、これは記憶に残るマズさでございますよ…………」
めっちゃ頑張ってお金ゲットしてきたのにこのタイミングでやめてええええ…………
凹みながらフードコートを出る。
中華料理であんまり外れることないんだけどなぁ。
この旅トップ3に入るマズさでした。
「カンちゃん!!!ゆうべのご飯も全然美味しくなかったです!!!桂林の人は味覚が死んでるんですか!?!?いや!!そんなことはない!!絶対どこか美味しいところがあるはず!!!今日めっちゃ稼いで美味しいもの食べよう!!桂林の思い出がダメ飯になってしまう!!!」
「そうだね!!でもネットで調べてみたところ、桂林は中国人からしてもご飯がマズい地域として有名みたいだよ。」
なんじゃそりゃ!!!!
前評判通りにもほどがあるやん!!
この美食大国の中国でもそんな地域があるんやなぁ。
まぁでもどっか美味しいところはあるやろ。
それから市バスに乗って町の中心部を目指した。
バスの値段は2元(34円)。
中国の市バスはどこも2元で統一されていてすごい助かる。
乗りかたも一目瞭然でわかりやすいし。
基本ノーヘル。
そうしてある程度市街地に入ってきたところでバスを降りるとこんな風景。
おお、ちょっと桂林っぽい…………のかな……?
植物がコケみたいに生えている岩山、その間に日本の五重塔みたいな古そうな建物が見える。
湖が広がっていて、湖岸には風流な庭園かお屋敷らしきものが作られている。
ぱっと見、すごく歴史的な建造物っぽい。
でもよく見てみたらなんかどれも新しくて、それっぽく作られたテーマパークみたいな感じだな。
観光地だなぁ。
するとそこに中国人のおばちゃんが声をかけてきた。
「スーアンコー!?タンキ!?ツーイーソー!?チョンボ!?」
「すみませんー、ティンプトンですー。」
「ア、日本人デスカ??ここはとてもとても綺麗ですネー。素晴らしいデスヨー。チケット買えますカラ、2枚でいいデスカ?」
すかさず日本人にチェンジするおばちゃん。
す、すげぇ、さすがは日本人に大人気の桂林…………
ここでは英語よりも日本語を喋る中国人のほうが多いんじゃないかな。
「この木龍湖はとても綺麗ですネー。あの畳彩山からの景色も素晴らしいデスヨー。はい、それじゃあお金をお願いします。」
めっちゃアグレッシブにチケットを買わせようとしてくるおばちゃん。
すぐ目の前に正規のチケットオフィスがあるのに。
桂林にはこういう闇のチケット屋さんがうなるほどいるんだろうなぁ。
「すみません、僕らあんまりお金ないので象山ってところだけ行こうと思ってるんです。」
「象山ですネー!!チケットは70元(1200円)デスヨー。2枚でいいデスカ?ではこちらに来てください。」
「ちょちょちょ、僕ら今お金そんなに持ってないんですよ。」
「分かりまシタ!!では1人50元(840円)でいいデス!!私から買ったら安いですネー。」
「いや、ほんとに僕ら今20元(330円)しかないんです。財布の中全部で。」
「…………またまた~!!大丈夫デス!!さぁこちらでチケットを買いましょうネー。」
なかなか強引なおばちゃんだったけど、リアルに20元しかないのでなんにも買えないです。
ていうかまずは宿に今夜の分の宿代払わないといけないんですよ。
今から町で稼げなかったら無賃宿泊ですよ。
背水の陣で歌って来なきゃいけないんです。
いやぁ、桂林稼げるかなぁ…………
稼げないと困るなぁ…………
ていうか象山のチケットを正規70元なのに50元で売ってくれるって、魅力的だけどどういうことだろ?
正規の値段より安く売ったらおばちゃんの儲けどうなってんだ?
こんだけのど観光地なら、なんか色々秘密があるんだろうなぁ。
木龍湖の裏に回って、古いアパートの先にある門をくぐると、そこに川が見えた。
おおお、これがかの有名な漓江か…………
ビビるほどなんの変哲もない川だな…………
ちょびっと岩場が見えたりしてるけど、マジでどこにでもあるただの川。
地元のオッさんたちが釣りしてる。
まぁここは街の中だしな。
あのイメージの中の風流な漓江は、桂林の街から50キロくらい離れた自然の中に存在するみたい。
川沿いの遊歩道を歩き、街のほうへと向かっていく。
ビルが並び、大きなホテルが並び、食堂が並び、街路樹が並び、オフィスが並んでいる。
途中、一応それっぽい脇道を見つけて入ってみると、ちょびっと歴史的な雰囲気の漂う路地になっていた。
でもお土産物とかイマドキの軽食スタンドが並ぶ、ただの新しく作られた観光用エリアみたいで雰囲気はない。
雰囲気はないけどまぁまぁ人はいるかな。この辺で路上できるかな?
とりあえずやってみようかな?
うん、良さげな場所を見つけたら迷うことなくソッコー演奏開始!!!!
それが路上の身軽さ!!!!
よし!!!なんか反応悪い!!!
あ、あれ?全然人の足が止まらないぞ?
凱里での経験上、中国では観光客が路上にお金を入れてくれるという構図のはずなのに、みんなほとんど素通り。
もしくは写真撮りまくって去っていくのみ。
あ、あれ?まずくないか?
結局20分くらいやって、手ごたえがなくてギターをしまう。
ケースにはまばらにお金が入ってるけど、大理の5分の1くらい。
うーん、でもまだまだこっからだ!!!
なんかの塔があって、無料だったので一応登ってみた。
向こうのほうに桂林らしいボコボコした岩山群が見える。
あの辺が漓江の川下りエリアなのかな。
でもやっぱり街中はただの現代的な建物がひしめいているだけ。
昔は王城を中心としたこんな感じの町だったみたい。
そこから人の流れに乗って歩いていくと、めっちゃ久しぶりにH&M発見。
おお、やっぱり中国にもH&Mとかあるんだな。
でも衣類がものすごく安い中国の中じゃH&Mもそこそこいいブランド扱いだったりするのかな。
観光用エリアから大きな車道を渡ると、中国の小さな国旗がひしめくホコ天の通りを見つけた。
めっちゃ人おるやん。
すごく賑やかな通りで、両側にはびっしりとお店がひしめいている。
こっちは観光用のお土産物街というよりかは現地の人たちのお買い物ストリートって感じ。
都会のホコ天通り。
いい雰囲気かなーとは思うんだけど、まぁどこのお店もスピーカーから音楽をガンガン流しており、客引きの声もすごいし、路上は厳しそう。
というか路上で物を売ってる人もいないし、すごく整然としていて、ヨユーで規制されてるのが一目でわかった。
警察もめっちゃ歩いている。
ここは路上はダメっぽい。
でもこのメインストリートから1本脇に入った小道をのぞいてみると、そこには無数の路上屋台が並んでいた。
お、こりゃ無法地帯っぽいぞ。
やっぱりメインストリートが規制されている分、脇道にこうした屋台が集結してるみたい。
結界が張られているみたいに、みんな一定のところからはみ出さないようにお店を広げている。
そして店舗の邪魔にならないよう、入り口の正面には屋台は出ていない。
この辺の場所取り感覚は大理で経験済みだ。
若干向こうのほうでやってる工事の音がするけども、今はしのごの言ってる場合じゃない。
夜までに稼がないと宿代が払えない!!!!
初めての街で緊張するけどやるぞ!!!!!
ギターを構えて看板を出す!!!
うん!!!なんか反応薄い!!!
あ、あれ?大理だったらこの時点でソッコーでものすごい人が集まってたんだけどな?
歩いているのはほぼ現地の人。ていうかたぶん全員現地人。
看板を見ながらサーっと通り過ぎていく。
まぁとにかく歌うぞ!!!
うん、悪くはない。
悪くはないんだけど、そこまで人だかりができないのでノッてこない。
なんでだろうなぁ、大理との違いってなんなんだろう。
一応30分くらいやれたけど、近所のお店から苦情が来てしまいストップ。
また場所を変えて今度は大丈夫だろうって場所で30分ほどやったけど、反応は同じようなもん。
うーん、都会だから路上に慣れてるって感じでもないし、わからんなぁ。
もちろん俺の実力がまだまだではあるんだけど、大理の爆発を考えると攻略法があるような気もするんだけど。
いつの間にかすっかり暗くなっていて、街灯がついた街の中を路上場所を探して歩く。
夜になって一層賑やかさをました桂林のメインストリートにはいくつもの美食街の小道がのびており、中に入ると迷路みたいに食べ物屋さんがひしめいている。
見た目も楽しい様々な食べ物が売られていて、客引きの声もあってすごく活気に満ちている。
とても中国らしい夜の風景。
なんだけど、まぁこんなもんかなって感じ。
しばらく歩いてホコ天通りを抜けると、湖畔に整備された公園があった。
木々がしげる静かな公園は七色のライトアップが施されていて、湖の向こうにこれまたこうこうとライトアップされた中国風の塔がある。
確かに綺麗ではあるんだけど、なんかこれも新しい人工的なモニュメントって感じがして胸に響かない。
あれ?桂林ってこんな感じなの?
昨日の棚田が良すぎて、どうしてもこのど観光地のハリボテ感が否めない。
桂林は確実に世界有数の観光地ではあるけど、街中はただの都会って感じなのかな。
路上も規制が厳しそうだし、こりゃ桂林に長居する意味はなさそう。
俺たちが楽しみにしてるのは桂林から少し南に下ったところにある陽朔という町。
そこで本格的に景色を堪能するつもりなので、桂林からは早めに出発してもいいかもしれないな。
一応最後に観光用の路地で歌ってみたけど、人だかりの割にはチップが入らず、すかさず警察が止めに来てしまって終了した。
今日は午前も合わせて2時間でフィニッシュ。
中国にしては充分なあがりだけど、貯蓄しようと思ったら何日もかかるなぁ。
「カンちゃん、こりゃ厳しそうだね。3日歌う予定だったけど、明後日に出てもいいかもね。」
「そうだね。明後日出ようか。」
「あー、あんまり稼げなかったなぁ。」
「ちゃんと稼げたし!!今日と明日の宿代払えるし!!ご飯食べられるし!!ありがとうフミ君!!」
カンちゃんはそう励ましてくれるけど、うーん、もっといきたかった…………
とりあえず宿代は払えるけど、めっちゃ少ししか貯蓄できないし、これだと最終目的地の深圳まで行くにはスイスフランを崩すしかない。
ぬううう…………手持ちが減っていく…………
まぁ香港まで抜ければなんとかなるだろうけど、中国の攻略やっぱ難しいわ…………
市バスに乗って北駅まで帰ってきて、宿に今日と明日の分のお金を払った。
銀行が使えなくて宿のスタッフさんたちに心配かけたけど、無事払えてよかったな。
よっしゃ!!気を取り直してご飯食べよう!!
昨日も今日もめっちゃ外して激マズなもん食べてしまったので、今夜は美味しいもの食べたい!!!
北駅横の宿屋街は夜になると屋台が出てきて美味しい匂いが立ち込める。
どこで食べようかなぁーと歩き回ってみるんだけど、まぁ良さげなところがないなぁ。
うーん、どこも結構いい値段するよなぁ。
って、ぬおおおおううう!!!
なんだこのお店!!激安じゃねぇか!!!
鍋系が30元(500円)からある!!
よその半額くらいだぞ!?
現地人らしき人たちがたくさん入ってるところを見ると、人気店っぽい!!
よし!!ここにしよう!!!
当たり前に0.5ミリも英語が通じなくて、いくら中国わかりませんって言っても中国語オンリーでまくしたててくる愛想の悪いオッちゃんに頑張ってこれくださいと伝える!!!
出てきたのこれ!!
めっちゃ美味そうやし!!!!
「ぬおおうう!!美味い!!カンちゃんこれ美味しい!!!」
「あ、美味しいね!!牛スジだね!!味が濃くてビールが進むー!!」
牛スジとニンニクの芽を炒めたドライ火鍋!!
少し香草の匂いが効いてるのもほどよくてめっちゃいい感じ!!!
一緒に出汁と野菜も出てきて、焦げつきそうになったらこの出汁と野菜を入れて、煮込みながら食べる感じみたい!!!
美味しいぞー!!
桂林のご飯めっちゃマズくて有名らしいけど美味しい!!!
「あーー!美味しい!!美味しいのありつけたー!!」
「ねー!!こういう鍋系のやつずっと食べたかったもんね!!明日も来る?」
「来ます!!来させてください!!ていうかカンちゃん、ここ、兎肉とか犬肉って書いてるよ…………」
「え…………明日……やっちゃう?」
「いや!!やっぱりやめとく!!犬は無理!!中国ってこうやって普通にメニューに犬肉があるんだなぁ。すごいよなぁ。」
食文化だよなぁ。
日本人は鯨を食べるし、魚を活き造りにして骨だけになってもまだ動いてる魚を見ながら刺身を食べるし、オーストラリア人はカンガルー食べるし、南米ではイグアナ食べるし、バリ島では亀食うし、国によって食文化は様々なんだからそんなの食べるなんて野蛮でイカれてるなんて当たり前だけど言えない。
まぁ試してみたいとは思わんけど。
犬って臭いがきついのでめっちゃ濃い味つけして臭みを誤魔化して食べるようなものらしいです。
桂林に行かれるかたは、気が向いたらお試しください。
このお店美味しいです。
オッちゃん愛想悪いけど。
それも味です。
たらふく食べてビール2本飲んで52元(840円)。めっちゃお得。
それから宿に戻って、ブログ作業をした。
時間があったら常にブログ作業だ。
この作業も日本に帰ったら一気に減って、自由な時間が増えるだろうな。
その時間でいろんな新しいことを始められるはず。
2年以上の旅。
忙しいときや大変な時期もあったし、批判や、信じられない行為を受けたこともあったけど、この2年間、1日も欠かさずにブログを書けたのは俺頑張ったなって言える。
ワイファイ環境のせいで更新できない日もあったけど、全ての日のことを記してきた。
旅しながら空いてる時間や睡眠時間削って、毎日数時間。
うん、俺頑張った。
まぁもちろん自分が好きでやってることなんだけど。
好きでやってたことがいつの間にか見る人の意見や目を気にしすぎて、これ誰のために書いてんだ?誰のために旅してるんだ?っていう状況に陥った時もあったけど、それでも続けて来られたのはやはりカンちゃんの協力、そして読者さんからの暖かい応援メール、楽しんでいただけてるかたたちの声、そしてブログを通しての現地での出会いがあったからこそ。
本当に本当に感謝いたします。
ブログは僕を色んな面で成長させてくれています。
ブログごときが?って思う人もいるかもしれんけど、ブログってなかなかのもんですよ。
色々強くなります。
もちろんまだまだ未熟な人間ですので、もっと精進して勉強して、大きな人間になれるよう努力します。
そのためにも、こっから残りの日数もキチッと最後までブログを書いて、やりきりたいと思います。
読んでくださって本当に本当にいつもありがとうございます!!!
旅最後までよろしくお願いします!!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
東京のホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!
帰ったら浅草のほうとか行って柳川食べる!!!そんな大人になりたい!!気取ってみたい!!
どうもありがとうございます!!