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中国ビザ延長ついでに来た町が実は民族巡りの拠点の町だった


こんにちは!神田です。



リアルタイムは、この旅最後の国、韓国です!!!!!

私は13年ぶりの韓国です!!!!



前回はちょうどクリスマス時期に来てしまって、死ぬほど寒くて、ホテルの部屋の床暖房で体を芯からあっためてた思い出があります。



最後の国が韓国なんて食べ飲みしすぎて大変なことになること間違いなしです。



キムチ大好き。

発酵の進んだすっぱいやつが好きです。



韓国人の友達の話によると、最近の若い女の子はキムチ食べたら臭うとか言ってあまり食べない子もいるそうです。


さすが韓国!!女子力!!!



おわり









2018年2月26日(月曜日)
【中国】 凱里




宿を出るとそこは駅前のごちゃごちゃしたローカル食堂街。





タクシーの運転手と宿の客引きが中国語でわめき倒しながら声をかけてくるけど、イングリッシュプリーズと言ったらハニカミながら離れていく。



それにしても朝の食堂はどこも湯気が上がっていてすごく絵になる。


小籠包の蒸篭、麺屋さんのお湯、


湯気に隠れながら人々がご飯を食べている。

穏やかな中国の朝。





その中に混じって俺たちも朝ごはんを食べた。












肉まんサイズの包子が1つ1.5元(25円)。

牛肉麺が6元(100円)。

地方都市のローカル食堂はとことん安いなぁ。


まぁ味はほどほど。












さぁ、いざビザ延長申請に向かうぞ。


外国人登録をしてる宿に移動はできなかったけど、この凱里の出入境オフィスは審査がゆるいみたいなのでもしかしたら突っ込まれずに延長できるかもしれない。

ゆうべヒゲも剃ったし、1番綺麗な服も着たし、見た目は清潔で無害な旅行者。


まぁそんなこと審査官は全く見てないんだろうけど。





2番バスに乗って市街地へ向かい、大十字を過ぎて目抜き通りの突き当たりまで。


そこにそびえる巨大なお城みたいな建物。




中国ってなんでも巨大なものを作るのが好きだなぁって思いながら裏手に回ると、オフィスビルがそびえるエリアがある。












そのビルの足元に入っていくと、凱里の出入境オフィスがある。




中はいたって普通のお役所的なカウンターが並んでいる感じ。


そのカウンターの1番端っこにある外国人ビザなんとかって窓口へ。


外国人用の窓口なのにまったく英語が喋れない係員さんに、査証延長、夜露死苦、と筆談で見せると、のんびりと用紙を印刷して渡してくれる。



「神田氏、我々的宿外国人登録不明也、警察是怒髪天、発狂百烈脚如何?」



「我知由無、餃子食欲的心。」



「我同意也。」



最近ハマっている漢字会話をしながらパパッとドキュメントを記入し、証明写真の貼り付け部分に、持っていた写真を貼ろうとすると、それではダメだと言う係員さん。


各国のビザ用に色んなサイズの写真を持っているんだけど、それら全部ダメだと言う。


えええ?そんな厳しいの?


ちゃんと外にあるビザ用写真屋さんで専用の写真を撮って来ないといけないみたい。





仕方なく外の写真屋に撮りに行くと、俺みたいな髪の長いやつは中国にはあんまりいないのか、めっちゃ髪の毛を直される。


お爺ちゃんカメラマンさんがめっちゃ俺の髪の毛をチマチマと触ってくる。


服の首元とか引っ張られたり、アゴを引かれたり、また髪の毛触られたり。


あまりにもいじくられるので後ろで見ていたカンちゃんが爆笑しだす。


それにつられて俺も爆笑。


はい撮るぞーって爺ちゃんが言うんだけど、あまりにもおかしくて爆笑が止まらなくて、何がおかしいんだ?って顔をしてる爺ちゃん。


そんでまた髪の毛を2、3本動かしに来る。


ブフゥ!!!もうやめて!!!

笑いが止まらなん!!!



ていうか撮影が終わると、横のパソコンで写真の編集をしてる女の人が俺の髪の毛のハネをレタッチして消してました。


じゃあなんであんないじったの!?!?



ていうか写真撮影1人50元(850円)。


高すぎ!!!!









カンちゃんも触られまくり。





撮影を終えたらまたオフィスに戻り、チンタラチンタラやってるおじさんに用紙を渡した。


結局2時間くらいかかったけど、なんとか午前中に申請完了。


よっしゃ!!!!宿のことなんも聞かれんかった!!!!

ノータッチ!!!!


やっぱ田舎はゆるいな。


凱里の出入境オフィスは即日発行してくれるということだったんだけど、たしかに情報通り、今日の午後16時半に受け取りに来てねーと言ってもらえた。


でもこれ午後に申請していたら明日取りに来てねーということになるので、ちゃんと午前にやってもらうことをオススメします。


営業時間は9時~12時、13時~17時。








































さて、受け取りまで時間があるのでそれまで何するかって、もちろん路上ですね。


こっわ!!!!

中国の初めての町で路上とかめっちゃ怖い!!!!

しかもめっちゃ民族おるし!!!


いきなり街角でギター持って歌って、この謎の無職はバカか?みたいな感じで見られたらどうしよう!!!!


どうも!!!謎の無職のバカです!!!


ヨロシク!!!!




「神田氏!!!我恐怖的震不可止!!!」



「問題無的。是中国也。」



「恐怖也!!!突如公安現、棍棒振下頭部破壊的暴力!!!!阿、神田氏、前方巨乳娘有。魅惑的也。」



「我思離婚範囲内也。」




めっちゃ怖えけど気合いで路上スタート!!!





ていうかうるせぇ!!!!


新春セールで街中のお店がスピーカーから客引きの音声を流しまくっているのでめっちゃうるさい!!!

いたるところから音楽もズンズン流れていてやりにくくてしょうがない!!!!


そのせいか全然人の足が止まらない!!!



い、いや、これくらいのシチュエーションは大理でもあった。

周りの雑音の中でも、大理ではかなりの人だかりができていた。


それがここではまったく足が止まらない。


チラッと見るだけで通り過ぎて行くし、止まったとしても写真撮って終わり。


ど、どうしたんだ?


珍しいもの好きの中国人。

しかもこんな外国人の来ない町ならソッコーですごい人だかりができると踏んでいたのにまったく反応が薄い。









手ごたえがまったくないまま歩行街での路上は諦めた。


いや、これでは終われん。


今度は表通りに出て、まだ騒音もマシな車道沿いに出てきた。

ここならかなり目立つはず。



どりゃあああああああああい!!!!

死ぬほど写真撮りまくっていいですよおおおおおおお!!!!!

人だかりが人だかりを呼ぶのでとにかくみんな足止めてえええええええええええ!!!!!!









ボチボチ。


うーん、ボチボチ。



人だかりは多少できるし、チップもまばらには入る。

でもチップの単価が大理よりもはるかに低いので、こりゃいくらやってもそんなに伸びなさそう。



うーん、なんだろ?


大理ではあんなに人だかりができて、みんな我先にと写真を撮りに来て、我先にとチップを入れてくれた。しかもなかなかの単価の。


これって大理の人たちが観光客だったからかな。


旅行が出来るような人たちはある程度お金を持ってる。

しかも観光地で浮かれてるのでお金を使うぞーというマインドになってるし、さらに都会から来てる先進的な人たちなので路上ライブがどんなものかも分かってるはず。


都会の人なら外国人に対しても免疫があるだろうし。



なんか凱里の人たちは、あれなにやってんだろ?って感じだ。


なんか歌ってるけど、あれお金入れるの?ってあんまり理解してくれてない様子。


うーん、ヨーロッパでは大都会よりもほどほどの地方都市が稼げたし、観光客はあまりチップを入れてくれなかった。


でも中国ではある程度の都会、もしくは観光客がお金を入れてくれるっていう構図なのかも。



国によって路上のやり方も変わる。


中国のやり方に合わせて、なんとか攻略していかないとな。




声を張り上げすぎて喉が枯れて来たので今日は1時間でフィニッシュ。

とりあえずほどほどには稼げたかな。



ていうかタバコ巻いてる時のほうが人だかりできる。




みんな見すぎ。











ミャオ族のお直し屋さんたち。









ミャオ族の靴磨き屋さんたち。





中国流バスカー。詩かな?





中国の求人広告。見てみるとなかなか面白い。




4番すごいな。

苦しみに耐えられるかたって。

日本的には、ガッツのあるかたって感じなのかな。


あと最低給与が2000元(33500円)って低いよなぁ。

前に中国人に聞いたら、中国の平均給与は月4万くらいって言ってた。

7万とかだと結構いい仕事、10万を超えるとなかなかの仕事らしい。


だとしたら海外旅行に行けてる中国人ツアーの団体さんたちってかなりの高所得層なのかな。

それであんなにうなるほど大量に旅行人口がいるんだから、やっぱり中国の人口パナい。




ズボンもうちょい上げてあげて。





みんなギャンブル好きやなぁ。なんかゲームしてたら必ずお金賭けてるもんな。


















少しのんびり散歩してから16時半に出入境オフィスに行くと、ちゃんとビザが出来上がっていた。


よっしゃ。ビザゲットだぜ。


値段は1人160元(2700円)。

まぁこんなもんだったかな。


これで香港まで大丈夫だぞー、と思いつつパスポートに貼られたビザを見てみる。




ん?なんかおかしいぞ?





3月10日まで?




今日2月26日だよな?




30日の延長がもらえるはずなのに、おかしくないか?



どういうこと?




係員のおじさんに尋ねると紙を出してきて、15日分だけだよ、と書いてきた。



え?そうなの?15日分しかくれないの?30日じゃなかったの?



ていうかだとしてもこれだと13日分しかないよ?



これ13日分しかないよ?ともう一度尋ねると、えへへ、と恥ずかしそうに照れ笑いするおじさん。






おいオッさん。


オノレ2月を30日で数えたやろうが?


何を小学生みたいなことしちょっとか?ええ?


ただの数え間違いのビザ発行って、無駄にレアすぎるやろ。


まぁそのユルさのおかげで宿問題も助かったんだけど。


今から13日あればなんとか香港まで抜けられるか。



ていうか俺たち入国の時にもらった15日で3月3日まで滞在できたんだから、2700円払ってたった7日しか伸ばしてねぇやん。


まぁ仕方ねぇか。


とにかく中国ビザ延長完了!!!
















駅前に戻ったらそのまま昨日の食堂へ晩ご飯を食べに行った。

今日もにこやかで優しさオーラ溢れるお父さんお母さん。


頼んだのはもちろん回鍋肉ですよね。










「覇卯卯卯っ!!!!究極的美味!!!今回中国旅中一番的料理也!!!!」



「美味!!!!!我体調回復!!白米猛烈進!!!五合可能也!!!!」







「神田氏!!!青菜炒是発狂的美味!!!驚愕的失禁放尿ノ勢也!!!!!」



「我日本帰国時点、最大肥満也。予測可能也。ニノ腕危険的状況。振袖酷似。」




もうここの料理マジヤバイです。


この文章書きながらめっちゃお腹空いてきた。

今までの人生で最強の回鍋肉です。


もし凱里行かれるかたがいましたら、凱里八中というバス停の前にある食堂で回鍋肉食べてみてください。

マジビビりますから。





ていうかおじちゃんおばちゃんが、酸湯魚はどうだい?ってオススメしてきたんだけど、それは明日にとっておこう。


この酸湯魚って料理、凱里に行きますって話すと、だったら酸湯魚を食べないといけないね!!って誰もが言っていたほどのミャオ族の名物料理みたい。


凱里に着いた時点でほぼ全ての食堂に酸湯魚って書いてあるので、よほどの名物なんだろうな。


ここのおじちゃんおばちゃんが作るんだったら確実に美味しいんだろうけど、それは明日行くミャオ族の村で食べることにしてる。


深い山の中の村で、ミャオ族が昔から食べてきた伝統的な酸湯魚を食べる。完璧。

いやー、めっちゃ楽しみ。




ちなみに行こうと思っていたアジア最大っていう黄果樹瀑布は、入場料が1人3200円もするから無しです。

中国って観光地の入場料マジ高すぎます。

有名どころだと5000円超えてくるもんなぁ。


明日行く民族の村も入場料100元(1700円)だし。

村に入るのに1700円て…………





まぁその分ワクワクさせてもらうぞ!!

それじゃあ明日から数日間、貴州省民族巡りだ!!!


おじちゃんおばちゃん!!!!

最高のご飯をありがとう!!!!!!








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