こんにちは!神田です。
お金の感覚ってすごく大事ですよね。
何にお金をかけてもいいと思えるか。かける価値があると思えるか。
削るならどこか。
私たち、お金の感覚がすごく似てるみたいでお金のことで揉めたことないです。
これすごくありがたい!!!
私のシミ取りを了承してくれて、これほんとにほんとにありがたい!!!!!!
今までしたきて旅とか、幸せなバリでの生活の思い出のシミたちだけど、是非この旅中にさよならしたいです!!!
おわり
2017年12月8日(金曜日)
【インド】 チェンナイ
ギターのカビすごすぎる…………
完全にスタンド攻撃受けてるやん……………
チョコラータやん……………
ケース開けてヒイイイイイ!!ってなったわ。
この部屋の湿度ヤバいよなぁ。
インドに入ってから巻きタバコの紙の粘着部分が湿ってくっついてて、毎回吸うときめっちゃ慎重にはがさないと破れてしまうというクソめんどくさいことになってる。
カンちゃんによるとインドネシアもヤバい湿度らしいし、しばらくベトベトして気持ち悪いだろうなぁ。
「はい、カンちゃん、髪の毛結んで。」
「うおお、うおっ、うおおお、」
「はいどうも、カンちゃんが結んでくれると髪の毛の引っ張りがなくていいわー。」
「うああ!!うっ!ああ!!うああー!!」
「そうだ、すまない忘れてた。ごほーびをやるぞ、よく結べたごほーびだ。2個でいいか?」
「うおお!!うおっ!!うああー!!」
「3個か?甘いの3個ほしいのか?3個…………このいやしんぼめ!!」
ドシュウ~~~!!!
バクッ!!
バクッバクッ!!
角砂糖を全力で投げる!!
空中で口でキャッチするカンちゃん!!
「良ぉお~~~~~~~しっ!よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし!!!りっぱに食べたぞカンちゃん!」
「うおお、うおっ、うおっ、うおおおお。」
セッコカンちゃんをなでなでしてあげましょう。
これでご機嫌になります。
ていうか最近ジョジョどんななってるんですか?
刃牙とバガボンドとベルセルクの続きも気になるわー。
2年もあいたらだいぶ進んでるだろうなぁ。
今どんなのが日本で流行ってるんだろ。
そんなカビまみれのギターを弾く。
最近、というか旅に出てからずっと取り組んでいる2曲の作曲をする。
全然まとまらないなぁ。
優れた彫刻家は石や木を見て、すでにその中に存在している形を取り出しているだけというけど、曲もそうだと思う。
詩もメロディもこれ以外の形はないという必然的なものがあるはず。
それを取り出したい。
でもそれが何かわからない。
こねくりまわして、いらんもんがくっついてたり何かが足りなかったりしてるような気がする。
この旅中にこの2曲だけは必ず仕上げたいんだけどな。
ゴビマサラ、ナン、レモンライスなんかの美味しいお昼ごはん。
これで180ルピー、310円、
安いなぁ。
泊まってる宿の周りはムスリムが多い地域。
昨日大きなイベントが終わり、気持ち的にもどこか整理がついている今日。
いつものようにチルドレンホームに向かったんだけど、ホームに行く前に少し周りの住宅地の中を歩いてみた。
トタンやブルーシートで囲われたボロボロの民家が並び、コンクリートは割れ、すぐ横の川にはゴミ処理場から流れてきたであろう汚物がこれでもかというほど溜まっている。
そんな世界の終わりみたいな光景の中、豚とヤギがゴミを漁っており、相当ショッキングだ。
そんな場所なので最初は、こりゃなかなかのスラムだぞ………警戒レベル上げていかなきゃ…………って結構ビビっていた。
カデルからも、チェンナイの北エリアは貧しい地域なので、治安も良くないし行くのはオススメしないよと言われていた。
が、面白いもんで今ではもうユルユルだ。
逆に、こんなに平和で治安のいいところあるか?ってくらいリラックスして歩ける。
もうほとんど近隣の人たちに俺たちの存在が知れ渡っていて、みんな笑顔で声をかけてくれる。
誰もが穏やかな表情をしており、みんな通りに座って世間話をして、子供たちが元気に駆け回っている。
まるでこのエリアがひとつの大きな家族のように、暖かい繋がりを感じる。
そんな中、道端で揚げ物のスナックを売っているおばさんがいたので、ひとつつまんでみることにした。
いくらかわからないけど、100ルピーを渡すと、おばさんは指を4本立て、10ルピーと言った。
揚げ物4つで10ルピーということみたい。17円。
めちゃくちゃ安い。
そして多めに値段を言ってる様子なんて皆無だ。
外国人がおばさんのとこで揚げ物を買ってるという光景がよほど珍しかったのか、近所の人たちがたくさん集まってくる。
みんなニコニコしながら、俺たちが食べてどんなリアクションをするのかを待っている。
新聞紙の上に載せてもらった揚げ物を指でつまみ、かじってみる。
香ばしい香りが鼻に抜け、次に玉ねぎや豆類の甘みが口に広がる。
かき揚げみたいな感じだ。
美味しい、グッドグッドと親指を立てると、みんな嬉しそうに頭をフリフリと振ってくれた。
その素朴な味と、素朴な人たちの優しさが胸に染みる。
貧しいボロボロの町だけど、なんて暖かい故郷なんだろう。
俺たちはホームの子供たちにばかり支援をしているけど、この地域の子供たちにも何かしてあげられたらいいな。
ホームに行き、いつものように縄跳びをし、リコーダーを吹き、そして英語の授業をした。
内容は、町で困ってる外国人を見かけた時に親切に声をかけて手助けする流れ。
俺たちもこういう優しいローカルの人たちにどれほど助けられてきたことか。
こういったスマートなローカルに触れると、一気にその国のことが好きになるもの。
外国人にとっては、旅行中に言葉を交わす数少ないローカルの人たちが、その国の代表のようなものだ。
チャイナ~!!チンチョンチャン~!!ってからかうのではなく、インドを、チェンナイを代表して外国人にいい印象を与えられるような、そんな素敵な人間に彼らがなってくれたらいいな。
みんなが自然に俺たちの名を呼んでくれ、家族の一員みたいに接してくれてるのを見ていると、名残惜しくなってしまう。
本当にあっという間に、俺たちのインド滞在はあと4日になっていた。
明日と明後日はカデルのところに行き、お世話になったパパやママ、先生たちに挨拶し、置かせてもらっている荷物をまとめたりする予定。
そして月曜日にチェンナイに戻ってきて、最後のホームだ。
こんなにみんなと近くなったのに、あと1日しかないのかと思うと寂しくなる。
俺たちは彼らの心の中に何かポジティブなものを残せたかな。
「フミー!!遊ぼう!!ゲームしよう!!」
そう言って指ビリヤードのボードを出してくる子供たち。
スティーダルが指を構えた時に、服の間から昨日俺たちがあげた下着が見えた。