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ゴミの山で生きてきた子供たち


こんにちは!神田です。



最近、いろんな昔からの友達に再会して、幸せいっぱいです。


何年会ってなくても連絡が取り合えて、会えばすぐに昔に戻れるようなそんな友達。


ほんとに大事だなー。



みんなどんどん素敵になってくから、私も追いつかないと!ていう気持ちにされてくれます。



おわり








2017年12月6日(水曜日)

【インド】 チェンナイ





とうとうこの日が来た。



ホームに通う間にコツコツと買いためた寄付の品々をとうとう持っていくぞ。



部屋の中に積み上げていたたくさんのビニール袋を抱えて宿を出発。







まずそこらへんの食堂でビリヤニとチキンカレーを食べたら昨日のスポーツショップへ。


置いといてもらった16個のスパイクが入った袋を受け取り、お店の前からウーバーを呼んだ。



いつも行きはバスだけど、今日は大量の荷物があるのでウーバーで向かうことに。シェアのウーバープールではなく、貸し切りのウーバーゴーで。




喜んでもらえるかどうか少し不安だ。

でも今回はきっと大丈夫。


前までは、これを渡したい、これを磨いてほしい、と俺が勝手に決めた物を寄付してきた。


今回はちゃんとホームの責任者のかたに何が本当に必要なのかを聞き、俺たち自身も何日もホームに通って子供たちの生活を見てきた。


これらの品々は彼らの生活にすぐに馴染んでくれるはずだ。



きっと、これが正しいことなんだろうな。















チェンナイ北部の貧しいエリアを取り過ぎていく。

ボロボロの家、ボロボロの野良犬、ボロボロの人たちがボロボロの道路の上にいる。


いたるところで立ちションをしてる人たちがいて、町には小便と生ゴミの腐った臭いと、ヘドロの川の壮絶な臭いが漂っている。


ウーバーはそんな町の中を通り過ぎ、巨大なダンピングヤード、ゴミ処理場の向かいにあるスラムエリアに到着。


チルドレンホームはこのゴミ処理場の目の前にある。





郊外のゴミ処理場なので道路が広く、すぐ正面にはオドロオドロしい鉄扉が半開きになっていて、中にあるゴミの平野がわずかに見える。


はるか向こうには火をあげる煙突も見え、煙がモクモクと空に立ちのぼっている。

ゴミの焼却施設なのかな。


あの鉄扉がまるで地獄の門のように見えてくる。



あたりは煙が立ち込めて白く霞んでおり、その向こうに火を吹く煙突が立ち、まるで風邪の時に見る変な夢の中みたいな、そんな現実味のない光景だ。













ウーバーをホームの前に止めてもらい、一旦荷物をホームの中に運び込んだ。


そしてまたウーバーに乗り込み、コルッククペットの駅近くまで送ってもらう。



まだ買い物は終わっていない。

これまでいつも歩いてホームに通いながら、その道中にあるお店を下調べしておいた。


どうせ大量に物を買うなら、ホーム近くの貧しい地域で金を落としたほうがいい。







やってきたのは路上の肌着屋さん。









地面にパンツやタンクトップを並べていて、いつ通っても売れてるところを全然見ないこのおじさんのお店。


ここでサイズごとにタンクトップとパンツを30枚ずつ買うことに。



俺たちがあまりにも大量に服を積み上げていくので、周りのお店の人たちが、おいおい、ヤベェぞこいつらみたいな感じで遠巻きに見ている。


そしてどんどん人が集まってきた。


すっげぇ量買ってんぞ?!って感じだ。







後ろに立ってたオッさんが、なんか言っておじさんを茶化している。



でもおじさんはそんな声を軽くあしらって冷静な顔で選んだタンクトップをたたんでいる。



特に俺たちにこれはどう?これはどう?と押し売りをかけてくるわけでもなく、淡々とパンツをたたむおじさん。




おそらくおじさんからしたら何ヶ月に1回あるかどうかくらいのビッグビジネス。


やっぱ外国人の買いかたヤベェって思ってるだろうな。

インドの商売人からしたら10人のローカルよりも1人の外国人って感じなのかもしれん。







そうして人がきに囲まれながら大量のタンクトップとパンツを購入しておじさんにお金を渡した。


いいお買い物ができましたと、おじさんと握手した。


おじさんは英語はわからない人だったけど、笑顔でサンキューって言ってくれた。










よっしゃ次ー!!

今度はスクールバッグ屋さんへ!!!


これまた目星をつけていたボロボロのバッグ屋さんに行くと、お兄さんが丁寧にバッグを出してきてくれる。





いやー、これが日本みたいな本革のランドセルとかじゃなくてよかった。


小学生のバッグが5万円とか一体どういうことだよ。

インドの子供が知ったらオシッコ漏らすわ。




ここではスクールバッグを3個購入。


ボロボロではあるけど一応みんなスクールバッグは持ってるので、これは今後の予備って感じでストックしててもらえるかな。












それだけ買ったら両手に荷物を持っていつものチャイ屋さんでジンジャーチャイを飲んで一服。



よっしゃ気合い入れていくぞ。



今日も近所の人たちにフォト撮ってよー!!フォト撮ってー!!って言われながら、笑顔でかいくぐってホームにやってきた。



セキュリティのおじさんにワナッカムーと挨拶して門を開けてもらい、中に入ると子供たちが床で指ビリヤードをやっている。


俺を見つけると、フミー!!ここここ!!入って!!と席を空けてくれ、すぐに俺もゲームに参加。





もうみんなともめちゃくちゃ馴染みまくっている。


なんの違和感もなく俺たちのことを迎えてくれ、なんの違和感もなく一緒にゲームしているのがすごく嬉しい。











それからスキッピー。縄跳び。






「オオオオラアアアア!!!お前アウトだよ!!!外でろ!!!!」



「うるさい!!アウトじゃない!!スティーダルが引っかかったんだ!!僕じゃない!!!」



「お前出ろやあああ!!アウトだーー!!」












みんなムキになりすぎ。




そして下手すぎ。




でも楽しすぎ。




































縄跳びからのリンボーからの走り高跳びまでやって結構へとへとになるまで暴れまわったんだけど、子供たちはこんなもんじゃまだまだ大人しくならない。



今度はリコーダーの時間だ。




「いいかー!!絶対戦いゴッコしたらダメだぞおおおおお!!!わかってんのかあああ!!リコーダーで人を叩いたらダメだぞおおおおおお!!!いいかああああああああ!!!!」




「にぎゃあああああああああああああ!!!!フルートオオオオオ!!!フルートちょうだい!!!ホラ!!早く!!早く僕に!!!」




「プリーズ!!僕に先にちょうだい!!!僕が1番先にもらう決まりなんだ!!!」




「ダメだよ!!ユリアッチは嘘つきのクソ野郎だから騙されたらダメ!!僕が1番にもらうね!!世界は僕を中心に回ってるんだ!!早くして!!ミーに!!!」




「ミイイイイイイイイ!!!フミイイイイイイイイイ!!!!!」




「オオオオオラアアアアアアアア!!!!!群がるなやあああああああああ!!!大人しく並んで順番守れやあああああああああああああああ!!!!!!」




いくら叫んでも全員で突進してきて俺の手からリコーダーを奪い取ろうとしてきやがる!!!


なんでなの!?全員分あるよ!?


何をそんなに焦ってるの!?


何に追われてるの!!?


全員ジャイアンなの!?




いやぁ、大人になると大きな声を出すことなんてめっきり減るけど、思い返せば小学校の先生とかってめっちゃ叫んでたよなぁ。


廊下の端まで聞こえるような叫びかたで子供を怒ってた。


ていうか俺が怒られてた。めっちゃ。クソ調子乗りの悪ガキだったから。



あの時の先生、マジで怒ってる半分、教育のため半分って感じだったんだろうなってのが今ならよく分かる。

キッチリ怒ってダメなもんはダメと躾るのってものすごく大事なことだ。



いやぁ、毎日路上やるよりも声が枯れてるわ…………






昨日室内でリコーダーを吹いて高校生たちの勉強の邪魔をしてしまったので、今日は中庭でリコーダーを吹いた。



まぁみんな思いっきりビイイイイイイイイ!!って吹いてるだけだけど。


運指を教えてもみんな無視。


ちゃんと吹いてみたいって思わねぇのかな……………





そんな中、今日も唯一フレビンクマールだけはちゃんと指で穴をふさぐというシステムを理解しており、かろうじてドレミを吹けている。


おお、やるじゃんフレビンクマール!!



ドレミファソラシドくらい日本の小学生ならソッコーで出来そうだけど、この無秩序の中で見ると、フレビンクマール、ただの神童!!!





いやー、本当はみんなで合奏くらいしたいんだけどな。


全員が音楽を好きになって全員が音楽の才能を開花させる、なんてこと当たり前だけど出来っこない。


このリコーダーが音楽に触れるキッカケになって、1人でもいいから音楽に携わるような人生を選んでくれたりしたら最高だな。

















レクレーションタイムを終えたら室内に入って英語の授業。





最近、盛りだくさんの内容でもめっちゃみんな楽しんでくれてて、すごく充実した時間が過ごせてるのを感じる。


アイライクイングリッシュクラース!!とみんな本当に毎日の授業に前向きに参加してくれてる。






今日の内容は町で外国人と出会った時にどんなやり取りをするのか、という即戦力の会話だ。


絵がとてもひどい。






でも内容は結構良かったと思う。



応用を含めながら説明していき、最後に2人1組で前に出てきて実際に会話させるという流れ。


うんうん、いい感じ。







リコーダーの時は興奮してコントロール不可能だけど、英語の授業の時はみんなだいぶ素直に言うことを聞いてくれる。


今日なんかパルティバンがいなかったというのに、みんなちゃんと前に座ってくれてたのには感動してしまった。


もちろんすぐに立ち上がってしまうところはまだあるけど、最初に比べたら相当成長してる。


毎日大声出してきた甲斐があった。






みんなが一生懸命、拙い英語で話しているのが可愛くてしょうがない。

本当はみんな素直で、とてつもなく純粋なだけだ。


興奮して暴れまわってしまうところもあるけど、男の子だけの環境で暮らしていたらそれくらいエネルギーが爆発するのも当然のこと。



元気で最高だよ。

元気なんだからそれだけで最高だよな。


そんなに焦って結果を求めることなんかないよな。















そろそろ授業を終わろうかというところで、出かけていたパルティバンがやってきた。


今日持ってきた寄付の品々についてどうするべきか相談してみた。




「これって、やっぱり責任者のバサンタさんがいる時にちゃんとみんなに配るべきなのかな。勝手にみんなにあげたりしたらダメだよね。」




「そうだね、ヘッドオフィスのマザーにも話したほうがいいかもね。」




「そっか、じゃあ明日電話して色々話してみるよ。」




「あ、これがサッカーシューズだね。ワーオ、こんなにたくさんありがとうフミ、ナオ。15個だよね。」




「16個だよ。」




「え?」




キョトンとしてるパルティバン



そんなパルティバンのことを指差した。



マジかよ!って無邪気な子供みたいな笑顔になって髪の毛をクシャクシャとかくパルティバン。



子供たちにサッカー教えてるコーチなんだもん。カッコいいスパイク履いてないとな。


俺たちができない分、少しだけでもパルティバンを応援させてもらえたなら嬉しいよ。








「だんだん子供たちも俺たちに慣れてきてくれて、上手く接することができるようになってきたよ。パルティバンのおかげだよ。」




「それは良かった。みんなもフミたちのことが好きだって言ってるよ。」




ウーバーを呼び、待っている間にパルティバンとオフィスの中で話していたんだけど、ふと壁の上に色あせた写真がいくつか飾ってあるのを見つけた。


あ、今まで気づかなかったけど、こんな写真があったんだ。



そこにはこのチルドレンホームと子供たちが写っている。


ちゃんとプリントした写真ではなく、パソコン画面を印刷しただけのものなので色も薄く、見えづらい。



「子供たちってここに来る前は何をしてたの?」



「みんなチャイルドレイバーだよ。」




それを聞いてすごくショックを受けた。


マジか……………



チャイルドレイバー。働く子供のことだ。


子供が靴磨きをしていたり、農作業を手伝っていたり、レストランのウェイターをしていたりするのを、途上国ではよく見かける。


貧しい子供が、裕福な子供の散らかしたお皿を片付けているところを見たりすると、不憫でしょうがなくなる。



学校に行けず、およそ子供らしいことをほとんどできないまま大人になっていく彼ら。


でもそれは途上国では本当によくある風景なので、長く旅してるとあまり深く考えなくなる。







それが問題なんだよな。


このチャイルドレイバーはインドでは大きな社会問題として考えられており、それに取り組む団体も少なくはない。

俺たちが今通っている団体もそうだ。


このチルドレンホームがワーキングチルドレンとストリートチルドレンを保護する施設だということは分かっていたけど、改めて彼らがそういう存在だったことを想像すると胸が苦しくなる。



「子供たちはどんな仕事をしていたの?」



「そこにゴミ処理場があるだろ。あそこにゴミを拾いに行くんだ。プラスチックとか、そういうのをね。それをお金に変えて、親が酒やドラッグを買うんだ。」




マジか……………

映画とかで見るやつやん……………



ゴミの大地の中を野良犬と一緒に這いずって金に変えられるものを拾い集める、あの映像が頭に浮かぶ。


ハエにたかられて、ドロドロに汚れて、ゴミの山の中で眠る。


あのワサントクマールが、スーリアが、ファイセルが、フレビンが、ユリアッチが、そんなことをしていたのかと思うと、自分を殴りたかった。




いつもバスの窓から見かける、あの高架下で暮らす家族。


彼らに比べて、ホームの子供たちは恵まれていると思ってしまった自分が情けなかった。




ホームの子供たちは毎日たくさん笑ってる。

ご飯を食べ、ボロいながらも洗濯された服を着て、仲間と一緒に元気に暮らしている。


そんな表面的なところしか俺は見ていない。


この施設がなかったら、今もゴミの中で生きていたかもしれないのに。



「彼らは、ラッキーなんだね。」



「ああ、すごくラッキーだよ。この地域には今もそういうことをしてる人たちが結構いるよ。」








































ホテルに戻り、美味しいご飯を食べる。


そしてビールも飲んだ。



人の悲しみを目の当たりにしても、俺は自分の人生を変えることはない。


まして差し出したりなんかしない。


そんな薄情な人間だ。





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