こんにちは!神田です。
久々に少し風邪を引いてしまいました。
原因は完全に、水シャワー浴びた後にちゃんと髪とかびちょびちょのまま手洗い洗濯したからです。
自業自得です。
風邪を引いても水シャワーしかないのがなかなかきつい!!
日本では、ネギを毎日食べるようになってから5年くらい体調壊しませんでした。
ネギってすごい。
ネギが好きすぎて、ラーメン作ったら麺に負けないくらいネギ入れます。
おわり
2017年12月1日(金曜日)
【インド】 アラコナム ~ チェンナイ
よっしゃ、今日も雨ですか。
インドの雨、嫌なんだよなぁ…………
大気汚染ひどいから濡れるだけで超体に悪そうだし、茶色く汚れるし、一瞬で地面が冠水してうんことオシッコと腐った生ゴミが溶け込んだ汚水の中歩かないといけないし…………
バイクとかトゥクトゥクがその水たまりの汚水をバシャッ!!って跳ねまくりながら走ってるし……………
まぁそんなこと言っててもしょうがない!!!
チルドレンホームの子供たちと過ごせる時間は限られてる!!!
これ以上カデルと遊んでる時間はない!!!
というわけでアラコナムの駅からチェンナイ行きの電車に乗り込む!!
カデルと一緒に!!!
ちょ!!カデル!!!
ていうかTシャツ!!!
ビリヤニ好きすぎ!!!!
なにそのTシャツちょっと欲しいわ!!
ちょうどチェンナイのカーディーラーに車をメンテナンスに出しているようで、それのピックアップしに行くからついでに向こうでランチしようぜーというカデル。
「次はいつアラコナムに来るんだい?」
「次は11日に来るよ。」
「え?じゃあ来週は来ないのかい?ええー、もっと早く来なよー。」
カデルが俺たちと遊びたいと思ってくれてるのは本当に嬉しい。
面白いやつだし、インドの色んなことを教えてもらえてためになる。
でも今回はカデルと遊ぶためにインドに来たわけではない。
ちゃんとインドの貧しい子供たちと関わって自分たちにできることを探さないといけない。
カデルには申し訳ないが、そこは理解してもらいたいんだよな。
「そっか、じゃあ来週僕がチェンナイに遊びに来るよ。」
んんん…………カデル……………
すまんけど、あんまり時間ないからね……………
インドのお菓子、ダークファンタジー。まぁまぁ美味しい。
インドの電車の乗り換え方法を知ってますか?
電車が止まってる隙に開きっぱなしのドアから向こうに飛び移るというお手軽な方法になります。
簡単ですね。
でもたまに死にます。本当に。
雨が降っただけで電車が3時間遅れるというインドあるあるが発生したけど、3時間前に出発するはずだった電車にちょうど乗ることができて、無事チェンナイに到着。
インドすげぇ。
それからウーバーを呼んでカンちゃんの便秘薬を買いに薬屋さんへ。
日本人女性の多くが便秘で悩んでるということを聞いて、マジで?ってかなり驚いてるカデル。
インドではあんまり便秘ってないんだそうだ。
でも一応腸の動きを整えるインドの薬があって、それをカデルの家で飲んだ次の日、あっさりとトイレに行けたカンちゃん。
日本の便秘薬って、お腹が痛くなって強引に出すような感じらしいんだけど、インドの薬はとても自然に便意をもよおしてトイレに行けたんだそう。
カンちゃんもこれにはかなり感動していて、これからの旅のお供に持って行くことにした。
これマジでオススメみたい。
薬を買ったら次にカデルが大好きだというレストランへ。
ここのエッグカレーがすごく美味しいということなんだけど、
まぁ激ウマですよね。
ウッマ!!!ってカンちゃんと興奮しまくりです。
南部スタイルのパロタがまためっちゃ合いまくる。
ここのエッグカレー、マジでオススメです。
ただカデルの行くお店なので1人200ルピー、350円くらいしますけど、それだけの価値はあります。
ていうか改めてこうして書いてて思うけど、そこそこちゃんとしたレストランで激ウマのカレー食べて1人350円ってすげぇよなぁ。
インド、本当物価安い。
食後のトイレの芳香剤はマジ無理。
それからカデルが車のメンテナンスに出してるホンダの販売店に行ったんですけど、壁に5Sのポスターが貼ってあるの見てマジビビりましたよね。
整理→不可能
整頓→やったらやりっぱなし
清潔→菌まみれ
清掃→不可能
躾→注意する人がいない。注意しても聞く耳もたない
マイライフ、マイルールのインドでこの日本人的な感覚を浸透させるのって300年くらいかかるんじゃないですかね。
海外に進出するって、こうした価値観とか習慣の違いがものすごい大きな壁になりそう。
インドに来てる駐在員さん、現地の人をまとめるの大変だろうなぁって思うわ。
ちなみにこの販売店のお店の中、めっちゃ散らかってて汚れてました。
日本の販売店の窓ガラスって指紋ひとつついてないですよね。
隅々までピカピカで、物は水平直角に置かれ、接客も完璧。
昔小学校で習いました。
靴の乱れは心の乱れ。
履物ひとつキチッと揃える心の有りようが生活の全てに表れるという教え。今ならよくわかります。
カデルに宿の近くまで送ってもらい、バイバイしてから俺たちはチルドレンホームを目指した。
いつものバスに揺られ、コルッククペットで降り、そして通い慣れた道を歩く。
小さなボロボロの商店が並ぶ町並みの中、インド人がたくさん行き交っている。
牛可愛くない?
そんな猥雑な風景の中、何かの黄色いお菓子らしきものを売ってるお店を見つけた。
あ、これもしかしてジャレビか?
この前見たインド映画、ライオンの中で、貧しい5歳の主人公、サルーがお兄さんにジャレビを買ってー!!とせがんでいたあのお菓子。
貧しい寒村の子供たちには到底手が出せない贅沢品で、お兄さんはサルーにまた今度な、と言い、サルーはうん!100個買ってね!!と無邪気にお願いする。
あの胸が苦しくなるシーン。
ジャレビひとつくださいと言うと、店のおじさんが何かの葉っぱを取り出し、その上にひとつなぎになったジャレビをパキパキと折って乗せていく。
ひとつ、という感じではなく、量り売りみたいだ。
そしてなかなかたくさんのジャレビを乗せてくれ、値段がは20ルピー、35円だった。
ネトネトしたそのジャレビを指でつまんで食べると、しっとりとした食感の中に少しカリッとした部分があり、中から甘い甘い液体がしみ出てくる。
しっとりした芋ケンピって感じだ。
シンプルな味だけど、つい手が進んでしまう。
これがインドの伝統的なお菓子か。
これをサルーはたくさん食べたかったんだな。
100個で3500円。
日本の子供だったら、スポーツカー!!とかダイヤモンド!!とか、言うと思う。
そんなのとても買ってあげられるような値段じゃない。
でもサルーにとっての目一杯の夢は、日本人の居酒屋1回分で叶えてあげられる金額。
子供の、突拍子もない非現実的な願望が、日本人にとってはなんてことないものだと思うと切なかった。
川がすさまじく臭い。
そんな川で生きてる豚の家族。
すぐいっぱい集まる。
赤ずきんちゃん in インド。
インドの人には今の季節はかなり寒いらしい。
にしてもニットキャップが信じられんくらい似合わない…………
近所の子供たちと遊びながらチルドレンホームに着くと、なにやらいつもと様子が違っていた。
いつも壁際に置いてある勉強用の椅子が外に出されており、真ん中に机が置かれている。
子供たちが床にマットを敷き、何かの準備をしているよう。
なんだ?と思って壁を見てみると、そこには風船なんかで飾りつけられたハッピーバースデーの幕がかけられていた。
あ、今日はお誕生日会なんだ。
ということは机の上に置かれているあのビニール袋は、もしかしたらバースデーケーキなのかな。
こりゃみんな待ちに待った大イベントって雰囲気だ。
するとそこにヘッドオフィスのマザーがやってきた。
その瞬間、めっちゃお行儀がよくなる子供たち。
おとなしくマットに並んで座り、何か言われるとテキパキと立ち上がってお手伝いしている。
やっぱマザーすげぇな。
子供たちも、この人は怒らせちゃいけない、っていうのをよく分かってるみたい。
「さぁさぁ、フミとナオはこっちに座ってね。」
そう言って俺たちを正面の椅子に座らせてくれるマザー。
お、俺たち別になんでもないのにこんな主役みたいなところに座るなんて気まずい……………
今日の誕生日は4人。
というか今月が誕生日の子供ってことだ。
毎月1日にその月生まれの子供の合同誕生日会をやってるみたい。
バースデーボーイたちを前に呼び、マザーが1人1人に声をかけ、そしてみんなにお話をしていく。
ケーキがある!!ということで子供たちはソワソワソワソワしまくってるけど、そこはさすがにグッとこらえてマザーの話をおとなしく聞いている。
お誕生日のメンバーがみんなの前で歌や絵なんかの特技を披露し、マザーのお話も終わったらようやくケーキの時間に。
電気が消され、ファンが止められ、箱の中から出てきた白いケーキ。
インドでよく見る、保冷しなくても形が崩れないバタークリームのやつだ。
高価なものではないけど、子供たちからしたらきっと月に一度の大贅沢。
みんな笑うのも忘れてケーキをじっと見つめている。
そしてケーキの上に変わったロウソクが立てられた。
プラスチックでできた可愛らしいチューリップの形をしており、中央のロウソクの部分にマッチで火がつけられると、その瞬間、パカッと花びらが開いて小さな音楽が流れ始めた。
面白いロウソクだな。
その凝った仕掛けに目をキラキラさせてる子供たち。
そしてみんなでハッピーバースデーを歌った。
子供たちの家に、ささやかな歌が響く。
親のいない、子供たちだけの誕生日会。
それから全員にお菓子が配られたんだけど、申し訳ないことに俺たちにまで回ってきてしまった。
子供たちが楽しみにしてる大切なお菓子を俺たちが食べていいもんか悩んだけど、子供たちが食べて食べてー!!って勧めてくれるので、ありがたく一緒にお菓子をつまんだ。
ここで断って、あぁ、フミたち外国人はもっと高級なものしか食べないのか、なんて思われたくない。
今日が誕生日会って知ってたらなんか買ってきたのになぁ。
ミスったなぁ。
それじゃあたまにはオフィスのほうにも顔をだしてね、とマザーが帰って行った。
するとその瞬間、態度が豹変してトチ狂い出す子供たち。
「オキョペエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!ボヒュッボヒュッ!!!」
「キャオラッ!!カポポッ!!!ペキョ!!!」
「ヌウウウウウウウウウ!!!アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
さっきまで溜め込んでいたものを一気に解き放って、もうただの動物園。
ケーキの塗りたくり大会とかやめようよ……………
「やめなさああああい!!!!やめなさああああああい!!!!コラああああああああ!!!」
「オペペ!!!オペペ!!!」
「キャオラッ!!ハラキリ!!ゲイシャ!!フジヤマ!!!キャオラッ」
「ウンコ漏らしていい!?ねぇウンコ漏らしていい!?!?」
ホームの責任者であるバサンタさんがめっちゃ本気で怒ってるのに全然言うことを聞かない子供たち。
マジで結構な勢いで怒ってるのに、みんな笑っておちょくりながら逃げていく。
バサンタさん舐められてるなぁ…………
マザーはあんなに恐れられてたのに…………
子供は大人のそういうところすっげぇちゃんと見てるんだろうな。
この人はどこまで舐めても大丈夫、とか、この人は怒らせたらヤバイ、とか。
最近では俺もはっきり怒るようにして、甘やかさずにダメなもんはダメって言ってるので、子供たちも俺にはそこまで無礼なことはしてこなくなった。
カンちゃんに対しても、最初のころよりはだいぶマシだ。
子供たちには毅然とした態度で、メリハリをつけて、そして本気で向き合って相手をすることがとても大事なんだと思う。
それで子供も、あ、この人はちゃんと真っ直ぐ受け止めてくれてる、って敏感に感じ取るはず。
子供だからってテキトーに相手してたら信頼関係は築けないんだろうな。
それから英語の授業をした。
この前やった4Wとhowの質問の復習で、文章の色んなところを虫食いにしてみんなに答えてもらった。
単語それぞれの意味ももちろん大事だけど、まずは慣用句の一文で覚えたほうがやりやすいと思う。
カンちゃんはやっぱりちゃんと英語を勉強してきた人だから、細かく単語の意味を理解してもらいたいみたいだけど、路上で英語を覚えてきた俺からしたら、即戦力の慣用句が大事だと思う。
最初はそんなに難しいことはできないし、俺たちにはあまり時間がない。
ハウオールドアーユー?って言ってもマイネームイズって言ってしまう子もいるので、単純に質問を結びつけて覚えさせたほうがいいのなと。
うーん、難しいなぁ。
授業を終えたらギターで歌ってみんなで死ぬほど盛り上がった。
ベヌゴバルがふざけて乱入してきて最高に面白い。
ベヌゴバル、良いキャラやなぁ。
アホだけど、本当根は良いやつなんだよなぁ。
最近では俺もカンちゃんもベヌゴバルが1番可愛いって思えてきてる。
ベヌゴバルがちょっとラッパーっぽいので動画撮ってみた。
時間になったのでそろそろ帰ることにしたんだけど、今日は授業の他に、子供たちの靴や服のサイズを教えてもらう約束をしていた。
寄付をするとして、サイズが分からなければ買いに行くことができない。
なのでできるだけ早く教えてくださいってバサンタさんに言ってて、じゃあ来週の頭になったら教えるわって話だったのに月曜になっても教えてもらえず、金曜日にちゃんと調べておくからって言われたのに、結局まだやってない。
また今度、また今度、また今度。
インド人、本当これなんだよなぁ…………
やるって言っててもほとんどやってくれないし、いつの間にか向こうの中で勝手に計画が変更されていたりして、マジでマイペース。
ヘッドオフィスのマザーにしても、俺たちの身元を書くアプリケーションフォームを用意するからって言われて、結局まだ渡されていない。
いついつまでにやるって言ったとして、忙しいから無理だったってのが通らないのが日本だけど、インドではそんなの当たり前のことなんだよな。
ちゃんと強引にしつこく催促しなきゃやってくれない。
本当に日曜日には教えてくださいね、とバサンタさんに念を押しておいた。
そろそろ色んな物の買い出しに行かないといけないので、明日は寄付品を集めるお店巡りをするぞ。
あー、今日は朝イチから動き回って疲れた…………
のでビール。
それと大好きなご飯屋さんの卵焼き飯とチキンマンチョリアン。
マジで美味しいですね。
この辺りに泊まったかたは是非このお店を探したみてください。