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スラムの中にあるチルドレンホームへ



こんにちは!神田です。



朝までぐっすり眠れるって幸せ。


前回インドに来た時は暑すぎて夜中なんども目覚めて、最終的にはベランダに枕持っていって眠った記憶があります。



その思い出があるからこそ今がいかに過ごしやすい季節なのかを感じます。


11月のインド、快適。




おわり









2017年11月21日(火曜日)

【インド】 チェンナイ





永久に食べられない食堂って知ってますか?




これのことです。






とりあえずワキガの臭いがすごい。






先に料金係りのおじさんにお金を払って食券を買い、それを配膳の人に渡すという二段階構成なんですけど、インド人たちがカウンターの周りに集結して我先にと自分の食券を突き出している。



うわぁ…………永久にご飯にありつけないなぁ…………



次から次へと新しい人がやってきては脇の間に頭を突っ込んで顔面パンストみたいな顔しながら俺のが先いいいい!!って叫んで手を伸ばしてる。




並ぼうよ。ねぇ、並ぼう。


そしたらそんなに体力使わないし、もっとスムーズだと思うよ。

顔面パンストになって面白いことにならなくて済むよ。



ねぇ、だから並ぼう。そして気持ちよくご飯を食べようじゃないか。


インドもそろそろGDPが中国を抜きそうって言ってるらしいじゃないか。


心に余裕を持って譲り合いを覚えて順番を守って毎日を過ごそう。


きっとあらゆる面で円滑に物事が進んで、無駄がなくなり経済にいい影響があると思うよ。




ね、だから並ぼう。さぁ、一列に並んでみんなで自分の順番を待、ウオオラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!


俺の飯持ってこいやああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!










朝から気合いでご飯を勝ち取り、席に座ると、店員さんがテーブルにバナナの葉を広げてくれる。


これがお皿。


タミルのベジタリアン食堂ではこのバナナの葉を皿にするスタイルがよく見られる。


店員さんは水の入った容器に手を入れてパッ、パッと葉に水滴を飛ばす。

そしてそれを手のひらで軽くなで、葉っぱを清める。


野性味溢れる風習にご飯が楽しくなる。






そこにサンバル、ダール、ピクルス、ご飯など、色んな種類のベジタリアンフードが盛り付けられ、見てるだけで面白い。





結構シャバシャバの水っぽいものもあるので、流れて葉からこぼれそうになってしまうけど、現地の人はうまくお米とミックスしてこぼれないように食べている。



もちろんみんな手でグッチョグチョにかけ混ぜて食べてる。


俺たちはスプーンをもらう。



2年バリに暮らしてて、その間ずっと手でご飯を食べてたカンちゃんが言うには、手で食べるほうが美味しく感じられるんだそう。


手に慣れると、スプーンなんかを使うと金属の味がするんだそうだ。




俺は食べ物を直接手でつかむなんてどうしてもできないけど、きっと色んな面で良いものなんだろうな。


ベジタリアンミールはお代わりし放題で40ルピー、68円。



盛りかた雑でレシートびちょびちょ。






インドでは珍しく飼い犬発見。





おデコの赤はさすがのインド犬。










さぁ、今日は2ヶ所目のチルドレンホーム訪問の日だ。


場所はチェンナイの中心部から北に7キロ以上離れたところで、かなり行きにくい。


しかもカデルからはあまり治安の良いエリアではないと聞いているので少し緊張もある。



まぁ日中ならば大丈夫だろうけど、帰りが遅くなって暗くなってしまったらちゃんと安全をとってタクシーに乗らないとな。


バス停を探してウロウロなんて絶対にやめておこう。





ギターを担いで宿の近くの通りに出ると、向こうからオンボロのバスが走ってきた。


このバスが目的地まで行くかどうかは乗ってみなきゃわからないという賭けだけど、とにかくトゥクトゥクやタクシーがカッ飛んでいる隙間をかいくぐって走行中の32Bのバスに駆けより、スタントマンみたいに飛び乗る。


ドアがないインドのバスだからこそできる乗車方法。





バスの値段は6ルピー、10円。激安。














バスは25分ほど北に走って、コルッククペットという地域に止まった。


ここが終点みたいで全員がバスから降りる。


GPSを見ると、目的地はここから歩いて25分くらいだ。


よし、もうちょっとだぞ。













カデルから聞いていた通り、確かにこのあたりはあまりお金を持ってる人たちのエリアではない雰囲気だった。


道もボコボコで、ゴミだらけで、人々は地面で死体みたいに寝転がり、その横で痩せこけた犬が一緒に寝ている。


路上で野菜や花を売る人も多いし、路地を覗き込んだら、どこまでもボロボロの廃墟みたいな小屋が並んでいる。






















あたり一面にはとんでもない異臭が立ち込めている。


ゴミの山から放たれる腐乱臭、ヘドロで覆い尽くされた川からの悪臭、


その横でチンチンとお尻を丸出しにした小さな子供が遊んでいる。


どうせ汚すし、オムツもないので、最初から丸出しにしとこうという感じなのかな。



相当下町って感じだ。

セントラルがボロボロでもいかに中心部の栄えてるエリアだったのかがよく分かる。






線路は当然くぐるもの。


















環境破壊ってなんですか?っていうこの世の終わりみたいな川を越えて歩いて行くと、右手に完全なる廃墟の団地が現れた。





黒ずんで、ボロボロで、いつ崩れてもおかしくないようなお化け屋敷。



しかしそこにはたくさんの人が住んでいた。


洗濯物が干され、全裸の子供が遊び、おばさんたちが座ってお喋りしている。



団地の裏手には、これまたなかなかのレベルのスラムが広がっている。









俺の中の危険察知メーターがビンビンと音を立てる。



地図を見ると、目的地のチルドレンホームはこの辺りだ。



ふぅ、と深呼吸し、警戒を高めて裏通りに足を踏み入れた。
















人々がジロジロとこちらを見てくる。


その視線を感じつつ、とりあえずチャイでも飲んでリラックスすることに。



僕ら異星人じゃありませんよー、みんなと同じチャイ飲みますよーとアピールしとこう。


値段は8ルピー、13円。





全裸の子供がチャイを飲む俺たちを見て恥ずかしそうにしてる。


かわいいなぁ。恥ずかしがる前に全裸を恥ずかしがったらいいと思うなぁ。







チャイ屋のおじさんにアドレスを見せて、このチルドレンホームはどこですか?と聞いてみた。


でもおじさんはアルファベットが読めないのか、申し訳なさそうにしてる。



うーん、このあたりはそんなに教育も行き届いてないだろうし、英語喋れる人も少ないのかな。





地べたに座って黒ずんだ鍋でバナナの揚げ物をしているお婆さんがそんな俺たちを見て手招きしている。


ダメ元でアドレスを見せると、お婆さんは近所の人たちに聞いて回ってくれ、よし、そんじゃあ行くよ、ついてきな、と歩き出した。



ええ?連れて行ってくれるんですか?


お婆さんはニコニコ笑いながらノシノシ歩いて行く。


それに着いて歩く俺とカンちゃん。 






近所の人たちが、アラァ!!お婆ちゃん珍しい友達やね!!と笑いながらお婆さんに声をかける。

そうなのさぁ!!とニコニコのお婆さん。



みんなひとつの家族のようにこの地域で暮らしているんだろうなという温かさを感じた。














そうして5分ほど歩くと、何やら大きな学校が現れた。



え?ここ?




ここって学校だよね?しかも結構ちゃんとした建物だよ?


チルドレンホームじゃないよね?




でもお婆さんはニコニコして、ここだよと言ってる。




うん、お婆さん間違えてますね。



でもここまで送ってもらったんだから、そんな野暮なことは言わずにお礼を伝え、そしてお仕事の手を休ませてしまったので少しではあるけどルピーを差し出した。


するとお婆さんは、ナァニやってのんよ!!そんなのいらないわよー!!と手を振ってまたノシノシ戻っていった。


優しいなぁ。

失礼なことしちゃったかな。



お婆さんありがとう!!!違うところだったけど!!!












結局その学校の人たちに正しい場所を聞いて向かうと、さっきの廃墟団地の敷地の一角にほんの小さな小さな平屋の建物を見つけた。



壁には子供らしい絵が描いてある。



おお…………ここか………マジか………


こりゃ相当質素なところだぞ……………






どうもー…………と恐る恐るゲートをくぐると、建物の玄関にボロボロのズボンが脱ぎ散らかされていた。



いや、これは脱いだわけじゃない。

玄関マットの代わりだ。


これで足を拭いて中にはいってくださいよーということらしい。



初っ端からなかなかの雰囲気だな…………





「ハロー、よく来てくれたね、話はママから聞いているよ。さぁ入って入って。」



出迎えくれたのは優しそうな笑顔の、たくましいインド人男性だった。


彼の名前はパルティバン。


この施設で子供たちの面倒を見ているスタッフのよう。




「僕は子供たちにサッカーを教えているんだ。インドのナショナルプレイヤーなんだよ。」



ええ!?マジ!?

ナショナルプレイヤーって国の代表?


いや、ちょっと表現の捉え方が間違ってたのかもしれんけど、とにかく彼は信頼できそうなとても気のいいお兄さんって感じの人だ。






建物の中はいたってシンプルな作り。


入ってすぐに広いスペースがあり、手前に小さなスタッフのオフィス、奥にキッチンがあるのみ。


トイレやシャワーは建物の裏手に半野外のものがあった。


壁側には棚が並んでいて、そこに備品が入っているようだけど、そこだけで収納できてしまうほど物は少ないみたい。



「子供たちは何人いるの?」



「33人だよ。」



「結構いるんだね。みんなどこで寝てるの?」



「ここだよ。」




そう言ってこの広間の床を指差すパルティバン。



マジか…………


この広間の床で全員が一緒に雑魚寝してる感じなのか。




話では下は7歳から上は17歳までいるらしい。


両親のいない孤児もいれば、片親で面倒を見てもらえない子供など、恵まれない環境の子供たちがこの小さなチルドレンホームの中で共同生活しているみたい。


スタッフは5人で、料理を作るおばさん、警備のおじさん、ナイトシフトの男性なんかが子供たちをケアしているとのこと。





昨日ヘッドオフィスのママから聞いた話では、このチルドレンホームの責任者であるバサンタさんという女性と施設で直接お話をしてくださいねということだったんだけど、現在バサンタさんは何かの会議で出かけていていなかった。


バサンタさんと話して詳しい状況や俺たちにできることを探そうと思っていたけど、今日は何時に戻るかわからないみたい。




そうかー。

まぁそれならお話はまた明日かな。




でもバサンタさんがいない状況でもパルティバンはとてもウェルカムだし、他の女性スタッフの方たちもみんなにこやかに俺たちのことを迎えてくれた。


今までの訪れたフリースクールやチルドレンホームにはない、リアルなアットホーム感がここにはあるように感じた。







ホームの中には何人かの子供たちもいた。





みんな、この謎の外国人に対して少し緊張しているのが見てとれる。


そんなに積極的に近寄ってこない。



今まで訪れた場所では、みんなすぐに英語でキチッと挨拶をしてきて、なんなら手をつないで施設を案内してくれたりと、外国人にすごく慣れてる印象があった。


それがここにはない。



どうやら外国人ボランティアがやってくるということに本当に慣れていない様子。


この場所で、ローカルの人たちに支援してもらいながら細々とやっているホームなんだろうなと思った。










しばらくすると、1人、また1人と子供たちが学校から帰ってきた。


そんな子供たちみんなと握手して挨拶しながら名前を教えてもらった。



サトゥレ。14歳。短髪つり目。

ダルーシュ。7歳。1番チビ。

フレビン。12歳。くり毛。

ユアラッチ。14歳。7:3の男前。

ワサントクマール。13歳。甘い顔。

アガス。11歳。トレンディ俳優風。

モノウチ。14歳。片目が小さい。

マディスュヴァラン。12歳。いかり肩。

ファイセル。17歳。絵が得意な落ち着いたやつ。

カテック。13歳。しゃくれ坊主。

ヴェヌグバル。17歳。カツオに似たお調子者。

サンジェイ。13歳。離れクリ目。

タミナルセン。17歳。ヒゲ甘い顔。

ボフン。17歳。堀深め小顔。

アルゲライチ。17歳。背高い男前。

ダッシャン。9歳。鼻が大きい。

ヴィノース。9歳。前歯欠け。

スーリアバルガッシュ。13歳。アガシの兄ちゃん。





全員ではないけど、結構たくさんの子供たちと挨拶をすることができた。




思ったのはみんな小柄だということ。


17歳なんて高校の上級生なのに、みんな体が小さい。

インド人という人種もあるんだろうけど、そんなに発育が良くないのかなと思ってしまう。



ただみんなのエネルギーは半端ない。


みんなでもみくちゃになって大暴れしており、元気が有り余ってる感じだ。














みんなあまり英語は話せない。


学校でそこそこ習ってはいるはずだけど、外国人と接する機会が少ないのもあってみんな簡単な挨拶もなかなか出てこない。


インド人はかなり英語が話せる国民だ。


その割合からしたらここの子供たちは結構英語が身についていない。














そんなみんなと触れ合っていると、少しして1人の子供がゲームして遊ぼうと言ってくれた。


そうしてオフィスの中から正方形のボードを持ってきた。






ボードには何やら模様が描かれており、四隅に小さな穴があいている。


またどんな謎のゲームなんだろうと思ったら、これが結構単純で、黒と白のオセロみたいな駒を指で弾いてビリヤードみたいに四隅の穴に落としていくというもの。



なんだシンプルなゲームだなと思ったんだけど、これが意外と難しい。



指先の絶妙な感覚で駒を弾き、角度を計算して正確に当てなければ穴には入らない。


そもそも駒に当たりさえしない。



クソー!!と悔しがっている横で、小さな男の子が見事なまでに華麗に穴に入れまくっている。




う、うめぇ…………!!!

指の使い方がパネェ…………!!!














みんな毎日これをやってるんだろうけど、やっぱ子供ってコツを掴んだりするのが早いんだろうなぁ。


めっちゃ盛り上がって、みんなでイェーイ!!ってハイタッチしながらゲームをした。





































それから持ってきたギターで歌を歌うと、お返しに子供たちがダンスを踊ってくれたり、空手を習ってる子が型を見せてくれたりした。



そしてみんなのお絵描きノートも見せてもらった。









破れたノートに描かれた、鳥やアニメキャラなんかの上手な絵。


備品は見るからに少ないよう。


色鉛筆とか、クレヨンとか足りてるのかな。



みんな、絵を描くのが好きなんだー!!とニコニコしながらたくさんのノートを持ってきてくれた。





するとそこに1人のおばさんがやってきた。



ん?



このおばさんどっかで見た気が…………







あああ!!!




「さっきはありがとうございました!!」




さっき道を教えてくれたおばさんやん!!


なんでここにいるの!?




「あぁ、僕のママなんだよ。さっきママが2人の道案内をしたんだって?」



まさかのパルティバンのお母さんだったという奇跡。


お母さんはニコニコしながら俺たちのことを見ている。



みんな繋がってるんだな。






生意気そうだけど元気な子供たち。











足を揃えて手で押して動いたら負けのあのゲームがめっちゃウケる。















殺す気?





ちっちゃくて可愛いダルーシュ。











「2人は明日も来てくれるのかい?」



みんなと遊んでいるとあっという間に時間が経ち、19時を過ぎて外が真っ暗になり、治安の心配もあるからそろそろ帰ることにしたんだけど、嬉しいことにスタッフのみんながそう言ってくれた。


はい、さようならって感じじゃなくてよかった。

少なくとも受け入れてもらえたかな。



明日には責任者のバサンタさんもいるみたいなので、キチンとお話できるはずだ。







さぁ、受け入れてもらえたのは良しとして、それじゃあどうやって帰ろう?


外はすでに真っ暗。


そしてなかなかのスラム。



いくら治安が比較的いい南インドだとしても、こんな中バス停を探して歩き回るのは結構危険だ。




だとしたらトゥクトゥクか?



トゥクトゥク高いだろうなぁ……………

宿まで7キロ以上あるしなぁ……………


でも俺たちには他の選択肢はないもんなぁ…………




一応パルティバンがトゥクトゥクの値段を聞いてくれたんだけど、なんと300ルピーだった。520円。



ちょっ!!バス2人で12ルピー!!20円!!




足元見すぎやろ…………


でもそれしかないもんなぁ……………






というところで、ふとカデルがウーバーの話をしていたのを思い出した。


そして試しにアプリをダウンロードしてみた。



ウーバーってのはスマホのアプリで呼べるタクシーサービス。

まだ今まで使ったことなかったんだけど、これがかなりすごい。





ピックアップポイントと目的地を入れたら、付近にいるウーバー登録タクシーが迎えに来てくれる仕組み。


タクシーがどこにいるのかも地図上に表示されるようになっている。




そして値段も普通のタクシーより安い。


グレードによって変わるんだけど、1番安いシェアタクシーだとめっちゃ安い。


ちなみにノーマルのウーバーゴーってやつだと158ルピーみたい。270円。



手配する時点でそれらの値段も全部表示されているのでうっとおしい交渉も必要ない。


行き先はすでにドライバーのスマホと共有されているので目的地の住所をいちいち説明しなくてもいい。





そしてなによりすごいのがレーティング機能。


今からこのドライバーが向かいますっていう表示が出るんだけど、そのドライバーのプロフィールを見ることができる。


ドライバーの名前、車種はもちろん、今まで何百回、何千回お客を乗せたのか、そして乗せたお客さんによるドライバーの評価も出てくる。


5段階評価でドライバーのサービスをレーティングできるようになっているので、その評価が高い人を探せば安心感も増すし、ドライバーも悪い評価をつけられたくないのでいいサービスを心がける。




めっちゃいいんじゃないこれ?と思いながら、ケータイでウーバーを手配してみた。


俺たちのケータイにシムを入れてネットが使えるようにしてくれてたカデルにマジ感謝。



これがなかったらトゥクトゥク乗るしかなかったもん。


地図もなんにも調べられないし。


電話もできるからいざという時も安心だし。




インドではシムを入れることを強くお勧めします。

この国ではネットがなくてマジ泣きたくなる時がたくさんあります。













地図でタクシーの位置を確認しつつ、10分ほどでウーバーが無事ホームの前に到着。


乗り込むと、スタッフのみんなと子供たちが外に出てきて手を振ってくれる。


バイバーイ!!!また明日ねーー!!って元気いっぱいに手を振ってくれて、ほんの少し壁がなくなったのを感じた。







タクシーが走り出すと、エアコンが効いていてすごく涼しい。


俺たちだけの個室なので快適極まりない。


夜19時過ぎのチェンナイは洪水みたいな交通量で、あちこちに渋滞ができていて、クラクションの渦。


でもタクシーの中にいるのでそのクラクションもうるさくない。




「カンちゃん、あそこ、できること色々ありそうやね。」



「そうだね。子供たちが外国人慣れしてなかったね。ボランティアとかあんまり来ないんだろうね。」



「うん。スタッフのみんなもアットホームだし。あそこに力入れることができたらいいな。」




スラムの中のチルドレンホーム。


今回のインドで子供たちのために打ち込む場所を見つけられたかもしれん。


また明日バサンタさんとお会いしてお話をちゃんとしてからじゃないとなんもわからんけど、でもあそこに何かしたいっていうこのモチベーションをまた空振りさせるようなことにならなきゃいいな。











ドライバーは寡黙に運転に集中してくれ、ナビ通りの快適この上ないドライブで何も言わずにホテル前の通りに到着。



でも結構混んでたしなぁ、もしかしたらちょっと多めに請求されるんじゃないか?


ウーバーに決められてるから値段は上げられないとしても、チップを払えと言ってくるんじゃないか?



インドでは何もなく乗り物に乗れることがほぼ100パーセントないので、どうしても身構えてしまう。





が、料金は最初の表示通り158ルピーだった。270円。


気持ちで170ルピー渡すと、ニコッと笑顔になってサンキューと言ってくれた。














奇跡!!!!!!!!!!!!!!






インドの革命来たこれ!!!!!!!!!!!!



ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!すげぇ!!!!!


モメずにタクシー降りることができた!!!!

なにそれただの奇跡やん!!!!!



今までクソみたいな喧嘩を何回してきた!?


クソみたいな交渉をして、クソみたいな嘘をつかれて、クソみたいな捨ぜりふを吐かれて!!!!



それがノーストレス!!!!!





マジ奇跡!!!!!!!!!!





え!?

なんなの!?

トゥクトゥクで300ってなんだったの!?


狭くてガタガタ揺れて、暑くてうるさくて排気ガスまみれでなんでタクシーの倍なの!?


存在意義なに!?





ちょっと前に、インドではタクシーのドライバーたちがウーバーに対してキレて抗議行動をやってるっていうニュースを見たことがある。


俺たちの仕事がなくなる!!とかいって。





いや、それボレないだけやろ?


ボッタクって外国人から金取れないから大騒ぎしてるだけやろ?


頭悪いの?カレー食べとけば?




こんなに公正で、分かりやすくて、素晴らしいサービスないやん。

キチンと仕事が評価されてそれが次のお客さんに繋がるんだから。





いやぁ、マジで革命だわ。


今までだったらトゥクトゥク300ルピーって言われて、めっちゃ割高の外国人価格で渋々乗るしかなかったのがこれで完全に解決やん。



シムを入れてウーバーを呼ぶ。

これだけでノーストレスであのインドを移動することができるなんて。




マジで世界で1番ウーバーが活躍する国だよ。


道には未だ牛が歩いているけど、やっぱりインドでも時代は進んでるんだなぁ…………







写真見て崩れ落ちるほどダサい。
















近所の食堂で焼きそばとペッパーチキンを買い、宿でネットに繋いで動画を見ながら晩ご飯を食べ、1日のシメにいつもの夜チャイ。



よーし、ようやく体もインドに慣れてきたし、行くべき場所も見つかった。



まだお腹も壊していない!!


インドで1週間経って下痢してないって俺からしたら記録的!!!



まだまだ気合い入れていくぞ!!!








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