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餃子パーティーしましょうよ




こんにちは!神田です。


最近の悩み。ほうれい線。


たくさん笑うとそりゃあもうほうれい線が大変で、ほうれい線をなくそうと、時間があるとほっぺたをぷーーーーっと膨らませたりしてます。

ほうれい線をなくすには、顔の筋肉をたくさん動かすことが大事らしいです!


この前フミくんが歌ってるのを見てる時に、こういう時こそできる!と思って、いつもみたいにぷーーーーってしてたら、たまたまフミくんがこっちを見てしまって吹き出して歌い続けられなくなっちゃいました。


ごめんね。路上中は禁止ね。



おわり









2017年8月5日(土曜日)
【スイス】 ビール ~ フリブール ~ビール






「サラちゃんはダンスはできるの?メレンゲとか。」



「うん、できるわよー、サルサのほうが得意だけどね。」




朝ご飯の支度をしてくれていたサラちゃんにそう聞くと、笑顔でザビエルと踊ってくれた。






大きなお腹でクルクル回ってるサラちゃん。



いたわるように優しくサラちゃんを抱きしめながらリードするザビエル。


朝の光が窓から差し込み、2人の愛がこれでもかと溢れていた。



そりゃそうかー、2人が出会ったのはサルサバーだもんな。










よ、よーし!!俺たちも踊りのひとつやふたつうううう!!!!



そして糸の切れた操り人形みたいに終わった動きでカニ歩きをして、無理やりカンちゃんを回そうとして腕がホイスグレイシー並みの関節技になってただのDV。



こ、これでもメキシコでサルサ教室に何日か行ったのに!!!


1ミリも身についてない!!!















「フミは今日は歌うのかい?どこで歌うの?」



「ここからちょっと南にあるフリブールってとこでやってみようかなー。そんでそのまま南に下って行くよ。」



「おいおいー、今夜も泊まっていけばいいよー。フリブールはこっから1時間くらいだから歌い終わってから戻って来ればいいぜー。」





はい、延泊決定。


ザビエルの家、居心地良すぎる。


そして2人との時間が楽しすぎる。




「あ、そうそう、そういえばフミたちの車のフロントガラスにスイスの高速道路のチケットが貼ってあったよ。あれで高速乗り放題だよ。」




え!?マジで!!?



そういえばスロバキアでレンタカーを開始した時点から車のフロントガラスにペタペタと色んなチケットが貼ってあったけど、まさかあの中にスイスの高速道路チケットも混じっていたとは!!!


スイスの高速道路はオーストリアと同じで、先にチケットを買って車のフロントガラスに貼っておく形式のもの。


いちいち料金所はない。



なので道を間違って高速に入ってしまってもお金を取られることはないし、なんならそのまま走り続けることもできるけど、もしチケットナシというのが見つかったらそこそこの罰金が待っている。




スイスの高速チケットは1年有効のもの。

これって買ったら40フランする代物だ。4500円。




このレンタカーの前の借り主さんがスイスにドライブに行ったんだなぁ。


めっちゃラッキー!!ありがとう!!





「なんだ、フミたち知らなかったのかい?ここまでずっと下道で来たの?そいつは大変だ!!」



下道派の俺からしたら別に驚くことではないんだけど、確かにスイスでは高速道路に乗ったほうがかなり効率がいい。


スイスは小さな国なので町が多い。


そして市街地は制限速度50キロだ。


郊外で80キロ。



スピードカメラも結構あるし、なんせ罰金が半端ないのでかなり気をつけて走らないといけない。



それが40フランで1年乗り放題なら良心的な値段だ。




イタリアの高速、高かったなぁ…………ガソリンも……………








あ、ちなみにスイスのガソリン代はだいたい1.45フランくらい。164円。


ドイツが1.3ユーロ、170円くらいだったので、物価の割にはガソリンはそこまで高くない。

















というわけで夜にまた戻ってくるよー!!とザビエルの家を出発しようとしたら、おいおい駐車場まで俺が車で送っていくぜメーン、と肩を叩いてくるザビエル。


ど、どこまで良いやつなんだよ!!!



そして3人で家を出ると、ちょっと寄るところがあるからこっちだぜーと連れて行かれたのは中華料理屋さん。



そしてこれを買って渡してくれた。






「ヨーロッパのグリーンティーは砂糖が入ってて甘いけど、これはノンシュガーの本物の緑茶だぜ。これでフリブールでも路上頑張ってな。」




ザビエル、マジで優しさ選手権でスイス代表になれる…………





高速の乗り方はこうで、フリブールまでの道順はこうで……………と色々教えてくれる優しい男なんだけど、



おっと、フミはグーグルマップを持ってるよな、道を知ってるのに一生懸命道を説明されてる時のあの時間の無駄さったらないよな、ハハハ~!なんてことも言う頭の切れる男。



本当、ここまで気遣いができるってすごいことだよなぁ。




じゃあまた夜にねー!!とザビエルと別れ、車を走らせた。





















高速道路を快適に飛ばし、1時間ほど南下したところにあるフリブールの町にやってきた。





フリブールなんて何があるのか1ミリもわからんけど、結構この町には期待してたんだよな。


スイスに入る前にグーグルマップでスイス中の町を拡大し、路上に向いてそうな町をピックアップしていたんだけど、このフリブールもそのひとつ。


チェックを入れておいた中でもホコ天が程よく、川に囲まれた旧市街の地形からきっとかなり美しい町なんだろうと想像していた。




よーし、この2~3日、思うように反応が良くなかったのでこの町でのびのび歌うぞーと車を止め中心部へと向かった。


















が、結果全然ダメだった。


そんなに町も綺麗ではないし、雰囲気のない普通の建物が並んでるくらい。


ホコ天にも人があんまり歩いておらず、閑散としていた。











うわー…………マジか………やっちまったなぁ。





やっぱりこのあたりはスイスの中のフランスエリアなので、お昼はあんまり人が出ていないのかな。


フランスでは14時くらいまでお店が閉まる生活リズムだったもんな。







とにかく来たからにはやるだけやってみようとホコ天の真ん中で歌ってみたけど、ビビるくらい喉が終わっていた。



全然声が出らん。






ゆうべあの騒がしい中で声を張り上げすぎたか……………



ガザガザのひどい声だ。




それでもなんとか頑張って良い声を出そうと演奏したんだけど、まったくもって人々の足が止まらない。


もう凹むくらい反応皆無。



足を止めて演奏を聞いてくれたとしてもお金は落ちない。



そんな中、1組の家族連れがやってきて子供たちが大喜びで俺の前に座ってくれた。


その可愛らしい光景にお父さんお母さんも、歩いてる人たちもみんなニコニコしている。


よし、良い空気作れてるぞ。









そして5曲歌ったところで、その家族連れはニコニコして手を上げて去っていった。


通行人もみんな散り散りに。






あ、あの状況でチップ入らんかった………………

マジか………………




確かに声はひどいけど、この町の人はマジで財布の紐が固いわ…………




「カンちゃん、今日はもうやめていいですか…………?声がひどいわ…………」



「そうだねー、無理はしやんとこうかー。昨日頑張ったしねー。」



「それにしても入らんかったね…………」



「うーん、やっぱりフランスエリアってのがいけないんじゃないかな。最初に稼げたのってドイツエリアだったやん。だからスイスは東のほうが反応がいいんだよ、きっと。」




そうかもしれんなぁ。


スイスはとても小さな国だ。



独自の文化を持つ大きな国に周りを囲まれているので、それぞれのエリアによって人々の性格も変わってくるはず。


フランス寄りではフランスの国民性、イタリアエリアではイタリアの国民性が大きく影響しているはず。


だったらあんまり稼げなかったイタリアサイドなんかほぼ期待できない。




こりゃ早めにドイツサイドに行かないとお金を貯めることはできなさそうだな。



今日のあがりは30分で5フランくらい。570円。




















よし!!もう今日は路上をしない分、何か他のことをしよう!!



死ぬほどお世話になってるザビエルとサラちゃんに何かお返しできることはないかな。




レストランでディナーをご馳走?

スイスでそれはさすがに無理。




何かプレゼント?

気の利いたのが思いつかん。




よし、ここは俺たちが何かご飯を作ろう!!



そういえば昨日2人が餃子大好きなんだよねーって言っていたし、みんなで餃子パーティーなんかしたらすごく楽しそう。



これでいこう!!!





というわけでスーパーマーケットに行き、ひき肉やキャベツ、ショウガ、ニンニクなんかの食材の買い出し。


しかし残念なことに、というか当たり前だけど餃子の皮は売ってない。


ヨーロッパのスーパーに餃子の皮売ってたら逆にすごいですね。




ネットで調べると近場にアジア食品店があるので、もしかしたらそこで皮が買えるかもしれないので行ってみることにした。




「いやー、スイスで餃子パーティーとか楽しみだね!!」



「ねー!美味しくできてサラちゃんが喜んでくれたらいいなぁ。」



「そうだねー、2人ともグルメだろうからねー。っていうかカンちゃんパソコンどうしたの?」



「………………………………キエエエエエエエエエエエ!!!!!スーパーのレジーーーーー!!!!!!」






もはやカンちゃんの得意技、スーパーのレジに物を忘れるの術、発生。



本当ラッキーなことにいつも見つかってるからいいものの、これがインドなら2秒後にはフォーマットされて売りさばかれて知らん鼻ひげのおっさんが自分の決めポーズをデスクトップ写真に変更してますよ。




「いやぁ、ここがスイスで良かったねぇ。カンちゃん気をつけようね。」



「ああああああ!!ちゃんとあるかなぁ!!誰かに盗られてないかなぁ!!」



「スイスだから大丈夫だよ。本当カンちゃんはおとぼけキャラだなぁ。」



「私のおとぼけキャラは母譲りやし!!ていうかしっかり者としか言われたことないしビビるー。」




カンちゃんのお母さん、この前お出かけした時に家から持って行ったペットボトルのお茶を飲もうとしたらオリーブオイルだったらしくて1人で、ぶふううう!!って爆笑してたらしい。




めっちゃ向上心があるらしく、クイズ番組を見てその答えを忘れないように紙にメモするけど、そのメモがどこにいったかわからんなって全然覚えられないわーって言ってるそう。



そんなお母さんを見てカンちゃんのお父さんは、生まれ変わったらメリちゃんになりたいわぁ、と言ってるそう。




めっちゃ平和な家族です。


そりゃカンちゃんも平和な子に育ちます。


でもパソコンを忘れるのこの旅で3回目くらいだからさすがに気をつけようね。
















スイスだからまず盗られることはないよーとスーパーに戻ってきたんだけど、まさかの他の問題発生。



なんと俺たちが店を出た直後にスーパーが閉店していた。



ま、マジかああああああ!!!!!



え!?どうしよう!!スーパー閉まってる!!明日日曜日だから開いてないし!!あああ!!どうしよう!!ってカンちゃんが絶望的になってるけど、そんなもん強引にいくしかない。



セキュリティーのおじさんを捕まえて忘れ物チェックさせてもらうしかない。







町中のスーパーなので車が止められず、カンちゃんだけ降ろして俺は周りをぐるぐる回っていた。



簡単に終わるだろうと思っていたんだけど、意外にもめっちゃ時間がかかって、1時間くらいしてやっとこさパソコンを持ったカンちゃんがスーパーから出てきた。



なにやらスーパーの人たちがみんなすでに家に帰っていたらしく、セキュリティーのおじさんが方々手を尽くして色んなところに電話をかけてくれ、そしてスーパーの忘れ物担当のかたがわざわざカンちゃんのためにまたお店まで来てくれてチェックをしてくれたみたいだった。



とんでもないご足労をかけてしまった。



そりゃ謝礼のチップでも渡したほうが良かったんじゃないか、と思ったんだけど、スーパーの店員さんもセキュリティーのおじさんもめっちゃ笑顔で見返りなんか一切求めてなかったそう。


いい人たちすぎる。






長いこと待っていたので時間はすでに17時を過ぎており、アジア食品店は閉まってしまった。



餃子の皮を買うことができんかったけど、しょうがないので生地から作るしかないか。


とにかくパソコンあってよかった。














でも、アジア食品店を諦めたことで時間ができたので、丘に登って綺麗な景色を見ることができた。





町中にいるとわからなかったけど、フリブールの旧市街は崖の上に作られており、狭い面積にびっしりと建物が密集している様子はなかなか圧巻だった。



蛇行する川、その頭上にそびえる古い町並み、中央にある大きな教会。


こりゃ綺麗だわ。



あんまりいいことなかったけど、この景色を見られただけでも良しとするか。




















車を飛ばしてビールに戻り、駐車場に車を止めて家に帰っていると、家のすぐ横にあるティキバーにザビエルとサラちゃんがいた。



俺たちを見つけると、ニコニコ笑顔でこっちこっちー!!と手を振っている。







「いやー!心配したよ!!こんなに遅くなって、2人に何かあったらどうしようって話してたところなんだ。」



「ごめんね、遅くなって。スーパーにパソコン忘れたりして色々あったんだー。」



「なんだって!?でも見つかったなら良かった!!スイスではまず誰かに盗られるようなことはないからね。よし、とにかく何か飲もうぜ。」











本当優しいなぁザビエルは。


俺たちのことこんなに心配してくれて。












よーし、俺たちも少しは2人のために頑張るぞ。


家に帰って餃子パーティー開始!!!






「ワーオ!!餃子大好きよー!!」



「あ、サラちゃんごめん、サラちゃんにお願いがあるんだけど、餃子の皮作ってもらっていい?」



「お安い御用よ!!私はイタリア人だから粉もんやらせたら右に出る者はいないわよー!!」




前も自分で餃子を作ったことがあると言ってたサラちゃん。


この近くでは餃子の皮は売ってないので自分で粉から生地を作ったんだそう。



餃子の皮なんてどうやって作るかまったくわからんけど、そこは粉もん大国イタリアの血を持つサラちゃん。


コネコネして、棒で伸ばし、切り抜いて、あっという間に皮を作ってくれた。



イタリア人すげぇ!!






次は包み作業!!







どうでしょうこの統一感。






なんせ僕、昔王将で働いてたことがありますからね。

あのころ毎日毎日餃子を作ってて、その真面目な人柄を買われて王将史上最年少で店長に昇進しかけたことがあります。


でもアルバイトの女の子とオープン前の店内で立ちバックイーガー!!フィニッシュイーガー!!とかやってたらクビになりました。


いい思い出です。


嘘です。王将で働いてたことなんかありません。

王将の餃子は好きです。




「ワーオ!!ビューティフルよ!!うーん、私がやってもこうはならないわー。悔しいー。」



「日本人だからね!!餃子パーティーよくやってるし!!」




















包み作業が終わったら一旦置いといて、サラちゃんがなにやらテーブルにお皿を並べ始めた。




こ、これはまさか………!!!!!







「フミはフォンデューを食べたことがないんでしょ?じゃあやってみましょう!!」



「うおおおおおおお!!!!!チーズフォンデュだあああああ!!!!嬉しい!!サラちゃんありがとう!!」



「ああ!!しゃ、写真撮るの!?恥ずかしいわぁ、これは簡単なフォンデュだから、本当はもっと大きなお鍋でちゃんとやるのよ。」




めっちゃ嬉しい!!


まさか本当にスイスでチーズフォンデュを食べられるなんて!!


しかもレストランの観光客向けのやつではなく、こういう家庭的なやつだから余計に嬉しいよ!!












「カンちゃんはチーズフォンデュ好きなんだっけ?」



「うん、たまに食べてたよー。でもお店によってはワインのアルコールが強すぎて日本人の口に合わないことあったりするんよねー。」



「ふーん、そうなんやねー。ていうかチーズフォンデュってワインが入ってるんやー。」



「そうそう、チーズの中にワインが入っててー、はうぅ!!……………お、美味しい…………これめっちゃ美味しいいいい!!」











「またそんな大げさなー、だいたい女子はこういうオシャレっぽいやつを食べたらなんでもかんでも美味しいっていうから信用できないんだよね。黙って焼きそば食ってやがれってんだ、フオオオオウ!!!!…………………う、美味い!!!!」











チーズフォンデュ美味しい!!


なにこの濃厚でまろやかな味わい!!


ワインのアルコールもほどよく苦味になってアクセントを加えてるし、めっちゃいい感じ。



スイスではお好みで最初に具にシェリー酒をつけてからチーズにディップしたり、黒こしょうをたっぷりつけて食べたりするようで、俺たちもやってみた。




うん、シェリー酒強すぎ。

これは苦手です。





「ザビエル、なんかこうチーズフォンデュの面白いお話とかない?例えば日本だったら串カツ屋さんとかであるやん。」



「あーはいはい、二度づけダメってやつね。そうだね、このチーズが入ってるポットの中に具を残してしまったら裸になって外の雪に飛び込まないといけないんだよ。」



「それめっちゃ面白い!!!」



「あとはそうだなぁ、食べ終わったあとにポットの下に残ってる焦げた茶色いチーズが美味しいんだよ。これをみんなで食べるんだ。最後にシェリー酒を入れて混ぜて食べる人もいるよ。」




いやー、スイスでチーズフォンデュ食べてしまったー。


やっちまったー。





















「よし!!!それじゃあ今度は俺たちの番ね!!どうぞでござる!!!」



「すごい!!日本のレストランみたいだよ!!」






見た目はなかなか大丈夫。


カンちゃん特製中華スープも加わってる。




「よし、それじゃあ乾杯しようか。泡盛でいい?」



「もちろん!!でも貴重な泡盛なのにいいの?」



「大丈夫大丈夫!!まだいっぱい持って帰ってきたからね!!それじゃあ、フミとナオが今日も帰ってきてくれたことを神に感謝します。この夜が終わらないように、カンパイー!!」



「カンパイー!!」






ていうか餃子微妙……………………


タネが固い…………………



えええええ…………なんでこんな固いの……………



皮は手作りだから少し分厚めなのは仕方ない。


タネが固い上に全然ジューシーじゃない。



ひき肉が合挽きしかなかったのがいけなかったのか……………



微妙………………




ザビエルとサラちゃんは美味しいー!!って言ってくれるけど、違うんだ!!もっと美味しくできるんだ!!これが俺たちの実力じゃないんだよー!!



また今度リベンジしよ。餃子難しいです。














ご飯を終えてからもずっと飲みながら4人でお喋りした。


泡盛から名前も知らない色んなリキュールをチャンポンして、この夜もしたたか酔っ払った。


なにを話したかもあんまり覚えてないくらい。



でもサラちゃんが言っていた言葉をよく覚えている。




「最初路上でフミが歌ってるのを見て、日本人だわ!!ってすごく驚いてザビエルに電話したの。日本人が歌ってるわー!!って。でもその時ナオはどこかに行っててフミ1人だったのよね。声はかけようと思ってたけど、ウチに泊まりに来る?ってのはどうしようか迷ってたわ。そこにナオが戻ってきて、2人がくっついて仲良くしてるのを見て、誘おうって決めたの。2人からは愛が溢れてたもの。」




その話を聞いてすごく嬉しかった。


それと同時に、やっぱり前回みたいな旅はもうできないんだなと思った。





俺たちが仲良くしてるのを見てザビエルとサラちゃんみたいな2人が声をかけてくれた。


前回のように、イカれた連中が声をかけてきて、そいつらについて行って郊外にある廃墟の倉庫に潜り込んでロウソクを燃やして煙をふかすようなそんなシチュエーションは、もう向こうからやってきてはくれないのかもしれん。




それはそれで寂しい。


でも自分の環境によって旅はこんなにも変わっていくんだな。











目の前には愛に溢れた2人が笑顔で座っている。


車から持ってきたおにぎりせんべいを出すと、2人ともとても喜んでくれた。









~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


シンガポールのホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!


シンガポール行きてええええええ!!!!
ホーカーで馬鹿騒ぎしてえええええええ!!!!

多分日本に戻る途中でシンガポールにも寄ると思うので、誰か一緒にホーカーで遊んでください!!


どうもありがとうございます!!

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