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何も上手くいかない1日



2017年7月7日(金曜日)
【フランス】 スダン
~ 【ベルギー】 アルロン
~ 【ルクセンブルク】






「今日はどこまで走ろうかー。」



「とりあえず最初の町で路上するんやろ?」



「うん、だから移動飯でお願いします。」









道路脇のスペースで目を覚まし、すぐに車を走らせた。



本当、毎日毎日移動と路上で慌ただしかったパリまでの日々。



でももうこっからは約束もないし、いつまでにあそこに行かないといけないっていう予定もない。


のんびり気ままに好きなところに行き放題だ。





とか言いながら今日もちゃんと早起きして移動飯で町を目指すとか、全然のんびりしてないんだけど。



フランスって12時から14時の間にお店の人たちがお昼休憩に入るので人出が減るんだよな。



本当このシエスタ文化だけはどうしても馴染めん。



ドイツに入ったらシエスタもなくなって、昼から夕方の路上時間になって、日曜日はしっかり休むといういつもの生活リズムになる。



あー、ドイツでめっちゃカリーワースト食べながらビール呑んだくれてやる!!!






「はい、あーん。」



「むしゃむしゃ…………うまっ!!なにこれうまっ!!」



「あ、美味しいね。2日目のパンなのにカピカピしてないし味がすごい。」







昨日買った世界1美味しいフランスパンで朝ごはん作って、それをカンちゃんに食べさせてもらいながら車を走らせた。




そうしてやってきたのはスダンという町。


















美しい川が流れるフランスの田舎町で、ちょうどいい感じの大きさの町かなーと中心部にやってくると、あらまぁ、人まったくいない。














うーん、地図で見た感じではなかなかいい町の作りだったんだけどなぁ。


フランスは町のチョイスが難しい。













気を取り直して次の町だ。


時間はまだ11時。せっかくの金曜日を潰さないようにちゃんと路上に出ないと。




すぐに車に戻った地図を睨みつけると、もうここから先のフランス側にはめぼしい町はない。



すぐそこがベルギーの国境になっており、その先にアルロンという大き目の町がある。



よし、もうベルギー行っちまうか。




「カンちゃん!!ベルギーでワッフル食べたいですか!!」



「ケバブ食べたいです!!」



「よし!!いい子!!」




というわけで車かっ飛ばして国境越え!!!



森の中をブィーンと走り、アルロンの町にやってきた。


よしよし!!程よい感じの地方都市だね!!






ベルギーも前回何ヶ所か行ったけど、こんなに端っこのほうには来たことはなかった。


こんな地方の地味な町なんてレンタカーじゃなかったら確実に来てないよなぁ。



でもそんなところにも人は住んでいて、俺たちと同じ人生を歩んでる。


みんな人生の主人公だ。




こういうささやかな町に来るといろんな感情が浮かんでくる。










さぁ!!!とにかく路上やるか!!!


今回初のベルギーでの路上で可愛いベルギーガールと仲良くなって俺の小便小僧をあの子のゴディバにこんにちは!!











はい、人全然いない。




なんで!?

なんでこんなにいないの!!??



こんな立派なホコ天があるのに人いないってどういうことなの!?!?




しかも町の中に等間隔にスピーカーが設置されており、ずっと音楽が流れている!!!



たまにこのパターンの町ある!!!

日本の田舎の商店街とか!!!



これやられると路上ミュージシャンお手上げ。





終わった。


ベルギー来たのに一瞬で終了。












終了したからケバブ。






「うっま!!美味しい!!」



「ここのお店、当たりだね!!ドゥルムがめっちゃ大きくて4ユーロはお得だね!!」



「そうだね!!いやー!!ベルギー来てよかったー!!とか言ってる場合じゃねぇ!!!次の町行こう!!!!」





時間は15時!!



1日にふたつも町を外してしまうなんて最悪なことだけど、こうなっちまったからには仕方ない!!!



もうここからすぐ横はルクセンブルク。30分くらいで行ける距離だ。



国民の大多数が銀行員というめっちゃ金持ち国家で、前回の旅ではこの町で180ユーロくらい稼いでいる。



あの頃ですらそんだけ稼げているんだから、今ならもっといけるはず。



はっきり言ってここに賭けてるくらい来るのを楽しみにしていた。



ドイツに入る前にルクセンブルクでガッツリ手持ちを増やしたかったんだよな。



ちょっと予定が早まったけど、これから先は決まった約束もないので、ルクセンブルクで腰据えて思いっきりやらかすか!!!!

















そうと決まれば急いでルクセンブルクへ向かった。










そしてアルロンを出てほんの10分ほどで道端にルクセンブルクの看板が出てきた。














あー、この辺りも思い出がいっぱいだ。


4年前もパリを出て、いつものように野宿しながらヒッチハイクと電車でこのルクセンブルクにやってきた。



カッピーたちと別れて1人ぼっちでまた先に進み始めて、このルクセンブルクでたくさん稼いですごく充実した日々だった。



今回も楽しい時間を過ごすぞ。











ただ、あんまりチンタラしていられない。


ルクセンブルクには路上のパーミッションがあり、1日10ユーロ、1250円でライセンスを所得しないと路上演奏ができない。



前回、警察にそのことを教えてもらい、ツーリストオフィスでパーミッションを買ったのを覚えているので、早いところ行って明日からの分をゲットしないと。



明日は土曜日。

絶対にハズことはできない。

















綺麗に整備されたルクセンブルクの町に入ってきて、まずは駐車場所を探したんだけど、これがまったくない!!!






イタリア、スペイン、フランスでは、町の中心部から少し離れればいくらでもローカルの人たちが路駐するポイントがあったのに、ルクセンブルクにはまったく無料のエリアがない!!!



もうかなり町から離れた住宅地の奥の奥の奥まで行っても全部有料!!!


ルクセンブルク厳しい!!!!




うー、南ヨーロッパがいかにゆるいところだったかってのがよく分かるわ……………








しばらくグルグル探し回ったけど、マジでどこにもないので、仕方なく有料の路面パーキングに車を止めた。





値段は1時間1ユーロ、125円。



そしてギターを持たずに急いで町に向かった。


今日はもう時間がないので路上は明日からにしよう。
























4年前に野宿した懐かしの公園の横を通って中心部にやってくると、まぁたくさんの人たちが歩いていた。


縦横に入り組むホコ天はどこの通りも賑やかで、レストランやカフェのテラス席では人々が優雅にくつろいでいる。



うおー、ここで歌ってたよなぁ。




国民全員が金持ち、そしてもちろん物価も高い。

つまり稼げるってことだ。





1日も無駄にできないシェンゲンの貴重な滞在日数。


それなのにこんな天気のいいサマーシーズンの金曜日を潰してしまったことで凹んでしまっているけど、こうなったらちゃんとライセンスを取って明日の土曜日で思いっきり歌おう。





人混みの中を急いで歩き、ツーリストインフォメーションにやってきた。




「ハロー!!路上演奏のパーミッションってどこで取れるんでしたっけ!?」



「ハロー、そこの横のオフィスの4階よー。」




よっしゃ!!


ダッシュで横の小道にやってきて、ツーリストオフィスの呼び鈴を押す!!!!




よし!!返事なし!!!




もう一度押す!!!




やっぱり返事なし!!!!




クソゥ!!!どうなってんだコノヤロウ!!!!




慌てふためいて鬼のような顔になりながら呼び鈴を押すけど反応皆無!!!!





そしてドアに営業時間の文字を見つけた。






17時でクローズ………………




今17時20分………………






すぐにツーリストインフォメーションに戻ってさっきのスタッフに明日はオープンしますか?!って聞いた。






「ソーリー、明日は土曜日だからオープンするのは月曜日よ。」








終わった……………


マジで終わった………………








「でもそんなに厳しくないから、とりあえず演奏して、もし警察に注意されたら知らなかったごめんなさいって言ってすぐやめれば問題ないと思うわよ。」



スタッフの女の子はそう言う。


それは分かるけども、パーミッションが必要という事実を知っている以上、知っていながらこっそりやるのは気持ち悪い。



ちゃんと10ユーロで買えるんだから、そこはちゃんと取らないといけないのに……………














はぁ…………………



今日なんも上手くいかんかった……………




国を3つもまたいで、3つも町に行って、全部外した上にルクセンブルクでの明日のパーミッションも取れなかった。



終わってる………………



マジでどうしようもない………………




いつも効率よくスムーズにやりたいと思ってるのに、なにひとつ上手くいかなかった。


大事な晴れの路上だったのに。







こう上手くいかないと気持ちが焦ってしまって、カンちゃんに対して冷たくなってしまう。



カンちゃんの動きは俺よりも遅い。

女の子だから準備に時間もかかる。



急いでいるんだからと、俺のペースでサッサと動いてしまい、それについてこれないと、早くしてよと思ってしまう。



今日もそれでカンちゃんを悲しませてしまった。




いかんなぁ。

どんなに慌てていても心の余裕を常に持ってないとなぁ。





本当、2人旅は修行だ。


こんなに深く、別の人間との付き合いかたを突き詰めて話し合うことなんてない。



カンちゃんのことは大好きだし、この上なく最高のパートナーだと思うけど、それでも意見や考え方の食い違いはある。



育ってきた環境が違うから、なんて言いたくないんだけどなぁ。


結婚したらみんなが通る道なんだよな。

















「もうドイツ行こっか。」



「そうだね。行っちゃおうか。ねぇ、今日のってケンカになるのかな。」



「なるわけないじゃん!!俺たちまだ出会ってから1回もケンカしてないよ!!」



「じゃあ今日のはなんだったの?」



「意見交換!!」





夕闇迫る空にドイツの看板が見えた。


何にも上手くいかなかった今日、4回目の国境越えだ。











カンちゃん、美味しい晩ご飯いつもありがとう!!!




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