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南アフリカで動物見るならここしかねぇ!!



2017年5月15日(月曜日)
【スワジランド】 エズルウィニ
~ 【南アフリカ】 マールロスパーク





マンテンガカルチュラルビレッジで伝統ダンスを堪能した昨日。



いやー、スワジランド来てめっちゃ良かったなぁ。


たった1日だったけどもうこれでスワジランドは大満足なので、今日また南アフリカに戻ろう。







今日の目的地はスワジランドを抜けたところにあるクルーガー国立公園ってところ。


この前ケープタウンで出会った韓国人ご夫婦のキムさんリーさんが、このクルーガー国立公園が最高でしたよと言っていたのだ。



クロコダイルとか余裕でそこらへんにいるらしい。

やべぇ。





南アフリカでも動物がたくさんいる国立公園があるなんて全然知らんかったけど、せっかくレンタカーしてるんだから行かない手はない。



公園内は入場料がかかるけど、おそらく近くをテキトーにドライブしてたら動物を見られるんじゃないかな。


クロコダイル襲ってきたらどうしよう!!



それより銃持った強盗のほうが怖いけど!!
















というわけで車中泊で起きた朝。


車を降りて体を伸ばしていたら、隣にもう1台車が止まってキャンプしていた。




ジープの上にテントがくっついてて、車の上で寝る作りになっているやつ。

ナミビアでも結構このキャンプカーで回ってる人がいたな。




中から出てきた欧米人の人たちに挨拶して、車のエンジンをかけた。





















スワジランドを出る前に朝ごはんを食べようと、ムババネにあるショッピングモールでハンバーガー屋さんに行ってみた。


ハンバーガーを頼んだんだけど、30分も待たされるわ、やっと出てきたらバーガーもフライドポテトも冷たいわ、しまいには注文してないのに勝手に運ばれてきたソースの値段をお会計で追加請求されるという終わってるサービス。







「このソース注文してません。」



「でも食べたんでしょ?」



「これがもともとセットで付いてるものか追加のものかなんて知りませんから。」



「でも食べたんでしょ?」




とりあえず謝まろうよ…………注文してないの運んできてるんだからさ……………



抗議したけど受け入れられず、もやもやしながら店を出た。




ちなみにネットで見たんだけど、他の旅人さんもこのお店でソース追加注文マジックにハマってお金を払っており、これか!って納得しました。



いやぁ、ダイキさん、こいつはもんもんとしますね…………






僕らが引っかかったソース追加マジック、誰かリベンジしに行ってください。

spurってバーガー屋さんです。


知らんソースが運ばれてきたら、オラァ!!これ注文してねぇぞ!!追加料金取る気やろがこのチンカス!!ってやっつけてください。















さぁ、腹ごしらえも済ませたらスワジランドともサヨナラだ。


でも最後にやっておくことがある。


それは給油。


スワジランドは南アフリカよりもだいぶガソリンが安いので、南アフリカに戻る前に給油しておこう。










そんでガソリンスタンドに行ってATMでお金を下ろそうとしたんだけど、ここでも注意が必要。


スワジランドでは南アフリカランドがそのまま使えるのでつい忘れがちだけど、スワジランドにはスワジランドの通貨がある。


しかし面白いことにATMでお金をおろすと、南アフリカランドで出てきたりスワジランドのお金で出てきたりとミックスされている。



スワジランドのお金はスワジランドを出たらただの紙くず。


出国前に大量におろしてしまったら処理できなくなるので、使いきれる金額を下ろそう。






ガソリンスタンドの兄さんにフルのフルのフルでお願いしますと言い、溢れるギリギリくらいまで給油してもらった。


これで準備は万端だ。



北部へ向けて走り、スワジランドを抜け出した。






























クルーガー国立公園と一言で言っても、ここはとんでもなく広大なパーク。


サファリの拠点となる町はたくさん存在する。



韓国人こ夫婦のキムさんリーさんはマレラネという町に泊まってサファリを楽しんだらしい。




じゃあ俺たちはどこにしようかなーと思いながらネットでバッグパッカー宿を検索したところ、マレラネよりも東のマールロスパークという小さな村に1軒バッグパッカー宿を見つけた。


モザンビークとの国境の真横くらいにある村で、緑のど真ん中にポツンと存在している。


なんか地形も面白そうだし、今日はここに向かうことにしている。








スワジランドを出てからほどなくマレラネの町にさしかかり、そこから右に曲がってさらに左へ折れる。


すると道が未舗装のオフロードになり、荒野の中の一本道がどこまでものびている。


こりゃ相当大自然の中の村だなと思いながら、サクサクとハンドルを切って進んでいく。



オフロードの運転ももう慣れたもんだ。










しばらくしてそんな未舗装道路の先にゲートが見えてきた。





あれ?もしかしてここって有料区域なのか?


もうすでにクルーガー国立公園に入ってしまうのかな?




クルーガー国立公園の入域料は1人304ランド、2580円。


自分たちの車でも入れるし、他のサファリに比べたら安いもんではあるんだけど、出来れば中に入らずにそこらへんの動物を見たいなと思っていた俺たち。



どうなのかなーとゲートにさしかかると、黒人の兄さんが笑顔でゲートのレバーを上げてくれた。




おお、ここって無料なんだな。

でもこんなゲートがあるなんて不思議なとこだ。












ゲートを越えるとアスファルトの道になったんだけど、両側にはひたすらに森が広がっている。


そんな森のあちこちに、木々に囲まれた建物が見える。


そしてその建物の多くにロッジとかゲストハウスって看板が立っていた。




どうやらここはペンション村みたいだ。

この一帯全てがクルーガー国立公園の拠点となるペンション村になってるんだ。



森の中に可愛らしいウッディなコテージやロッジが見えて、なんだか阿蘇とかの高原を思い出す雰囲気。













そんなペンション村の中に、目をつけていたクルーガーインバッグパッカーズはあった。




まぁ素敵な雰囲気。






森に溶け込むかのようにログの建物があり、開放的なテラスやバーベキュースペースがあってアドベンチャー感満載だ。


アフリカンな置物、動物のツノがあちこちに置いてあり、子供心溢れる秘密基地って感じ。




1発でここが気に入ってしまった。




「ハロー、よく来たわね、部屋を探してるの?」




そこに出てきてくれたのは白人の女性。


とても柔らかい笑顔で優しいオーラ全開だ。




「ハローガイズ!!僕はコールだ!!よろしくな!!」



もう1人、ヒゲもじゃでワイルドな雰囲気のお爺ちゃんが出てきてガッチリ握手。


一目で自然を愛する男だってわかる。










キッチンもあるし、今日は誰も泊まってないのでドミトリーも貸切だし、こりゃ居心地良さそうだ。



今日はここに泊まろうかな。




値段はドミトリーが175ランド、1480円。
個室が400ランド、3400円。



マールロスパーク内には無数のロッジがあるけど、多分ここが最安レベルだと思う。


ただワイファイは有料で無制限50ランド、420円。


南アフリカの宿はワイファイが時間制限や容量制限をかけているところが多いので、50ランドで無制限はまぁ相場って感じだ。





















チェックインを済ませたら早速動物探しのドライブに出かけることにした。



「よーし!!!神田さん!!動物見つけましょうかーーーー!!!!」



「いえええええい!!!クルーガーパークに入らなくても動物いるかなーーー!!!」



「そうだねー、この辺りって森ではあるけどペンション村だしさすがにそんなにいな、ハウアッ!!!!」










道の横にシマウマ登場。






「きょおおおおおおおお!!!ビビる!!神田さんシマウマ!!!」



「すご!!普通にいるううう!!!」






はぁはぁ………まだ走り出して2秒なのにいきなりシマウマて…………


ここ人間の居住区なのに…………


クルーガーの実力半端じゃねぇ…………


ていうかクルーガーに入ってもないけど…………












それから森の中に入っていき、クルーガー国立公園との境になっている川沿いに出てきた。





この川、その名もクロコダイルリバー。



なにそのハードボイルドな名前。




「ちょっ!!神田さん!!クロコダイルリバーですよ!!クロコダイルいますか!!?」



「かぺええええええええ!!!!」



「え!?な、なに!?どうしたの!?オシッコ漏れた!?」



「フミ君あそこ!!!!」










はい、象。



エレファントファミリーですか。ええ、そうですか。



いやぁ、焼きそば食べたいなぁっていうか象おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!






「え、え、エレ、エレ、エレクチオン!!じゃなくてエレファントがいるううううう!!!家族でいるうううう!!!鼻なげええええ!!!」



「コペポ!!!コペペ!!」



「な、なに!?カンちゃんどうしたの!?オシッコ漏れたの!?………………カバアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」












はい、カバいます。


普通に川で水浴びしてます。








クルーガーヤバすぎる。



俺たちが今いるのはクルーガー国立公園の外側。


クロコダイル対策なのかフェンスがあって川のほうには入れないんだけど、こっち側からでも公園内の動物たちがめちゃくちゃ見える。



めちゃくちゃ見える。



ここからでもこんなに見えるのに、公園内に入ったらどんだけ動物まみれなんだよ!!!!






「はぁはぁ…………神田さん…………なんてことですか…………めちゃくそ動物だらけじゃないですか…………クロコダイルどこだろ…………」




「ヤバすぎますね…………クロコダイルどこだろう………………」




「いやぁ…………もう驚きすぎて疲れてき、カペッ!!!!!!」




「な、なに!?どうしたの!?何かいた!?」




「か、か、かか、かか、か、かん、かん、かか、かん、神田さん、よ、よ、よこ、横、横!!!!」




「え!?なに!?…………カペッ!!!!!」












真横。



川のほうばっかり見てたから真横にいる者の存在に気づかなかった。




窓の外、マジで真横に超巨大な鹿みたいなやつが立って俺たちのことを見ていた。





「ハヒィイ………!!や、やばい………!!これ近すぎじゃない………!!?」




「ゆ、ゆっくり!!静かに…………!!!なんてデカさだ…………!!!」




俺たちの真横にいたのは後から知ったけど、クドゥという動物。


鹿よりもはるかにデカく、巨大で曲がりくねったツノを持っている。



首の下にサラサラの毛を垂らしており、不思議なグラデーションの模様があり、胴体にも黒い線が細く入っている。




あまりにも美しく、その雄大な姿は神々しくすらあった。





「すげぇ………すげすぎる…………」



「怖いけど…………すごい綺麗…………」








ゆっくりと歩くそのシシガミ様の横を、同じスピードで車を動かした。


歩くたびに体の筋肉が動き、ダイナミックで、神秘的で、見とれてしまう。




もうデザインがすごすぎだよ。


映画に出てくるCGで作られたファンタジーの動物みたいに、細部まで行き届いた完璧なデザイン。


これが自然の姿だなんて信じられない。




しばらく並走していたけど、クドゥはやがて森の中に入っていった。


















それからもクロコダイルリバー沿いのあぜ道をゆっくりと走った。




宿を見てもわかるように、今はやはり閑散期らしく俺たち以外に動物を探してる車はほとんどいない。

たまにすれ違うくらいだ。




森の中にはロッジだけでなく別荘のような家もあり、そんなひと気のない別荘の庭でプンパがいたのにはまた度肝を抜かれた。






さらにはヌーの群れが普通に庭にいるという状況。




ヌーの群れ見ながらうどん食べるんですねこの家の人。ビビるー。





猿もいるし、インパラなんかそこらへんにいるし、ここどうなってんだ?


ここって人間の居住区だよな?


いくら国立公園の川を挟んだ対岸だからって、ここまで人間と野生動物が共生してるところがあるか?



マールロスパーク、マジでヤバいわ…………























さすがにこいつは置物か。























クロコダイルはめちゃくちゃデカかった。




岩の上にいてほとんど動かないのですぐにそれがワニと気づかなかったけど、よくよく見ると確かに手足があり、顔がある。


この距離でも相当デカイので、もし襲われたら1発で丸呑みされてしまいそうだ。



そのクロコダイルの向こうにはカバの群れがいるし、あっちには象がいるし、もうマジでビビりすぎて疲れてしまった。




「はぁ、カンちゃん、疲れたね…………」



「うん…………ここすごい…………刺激が強い………」



「ね…………あー、なんかアフリカ最後にめちゃくちゃアフリカらしいことできてるね。」



「そうだねー…………昨日のダンスもすごかったし、追い込みがヤバいね。」



「明後日にはフライトなんだなぁ。アフリカ旅も終わっちゃうんやなぁ…………って、カンちゃん!!!うわぁ!!!カンちゃんそこ!!!!」































マールロスパーク、マジですげぇ。










そんでもってマールロスパークの中にあるローカルガソリンスタンドがこれ。





マールロスパーク最高やな。




















ただのドライブでめちゃくちゃサファリ感を堪能し、ガソリンスタンドの横にあるミニスーパーマーケットでお肉とビールを買い込み宿に戻った。



誰もチェックインしておらず、静かな宿の中で買ってきたお肉を焼いた。









これがまた激ウマ。


味付けされたポークなんだけど、最高にビールに合う。



どこからともなく動物の声が聞こえる中、森に囲まれてお肉を食べ、ビールを飲んだ。

















さて、ご飯を食べたらそろそろワイファイ作業でもしよう。


レンタカー中なのでネット作業をする時間がなくてブログも日記もかなり遅れてきてる。


このままだとまたブログが止まってしまうので、せっかく宿にワイファイがあるうちにここで予約投稿しておこうと、2階にあるコールさんたちのお部屋にワイファイをもらいに行った。




「オーウ!!カモン!!よく来たね!!さぁ入って入って!!ここに座って!!」




部屋の中ではコールさんと奥さんがいて、くつろいでワインを飲んでるところだった。


笑顔全開で迎え入れてもらって、ワイファイくださいーって言いそびれてしまった。




「今日のドライブはどうだった?」



「すごかったです!!めちゃくちゃ動物いるんですね!!公園の中に入ってもないのに!!」



「そうさ!!この辺りはマジで聖域さ!!世界最高のパークがそこにあるんだ!!」



「あんまり人がいないのも良かったです。今ってローシーズンなんですか?」



「そうだ、今はとても静かな時期なんだよ。9月10月が1番動物が見られるシーズンでね、イースターホリデーの時も賑わうんだ。もう悪夢さ!!とんでもない数の観光客でこの辺りが溢れかえるんだ。ロッジも全部フルさ。だから今はいいシーズンなんだよ。車や人が少ないから動物が道路に出てくるんだよ。」




動物を愛して愛してたまらないといった雰囲気全開のコールさん。


白髪のヒゲをたくわえ、ワイルドな森の男だ。


奥さんも優しい笑顔で冗談を言う、とても和やかな2人。

ああ、居心地のいいお2人だなぁ。




「俺も昔は都会のデカい会社で働いてたんだ。スーツを着て、アイロンのかかったシャツを着て、ピカピカの靴を履いてたのさ。でもそんな時でも動物が好きで、毎週末のようにクルーガーに来てた。今はこんなテロテロの服さ!!でもこれで充分さ!!はははは!!!」




人が好きで、自然が好きだというコールさん。


そんなコールさんからしたら、クルーガーの目の前でゲストハウスなんて、もうこの上なく幸せな人生なんだろうな。




「なに!?フミとナオは旅中に出会って旅中に結婚しただって!!素敵だ!!」



「素敵ね!!実は私たちもバッグパッカー宿で出会ったのよ。」



「そうさ、バッグパッカー宿で出会ってね。最初は良き友人として付き合っていたんだけど、お互いに好きだったんだよ。そんな時に1人の女性が俺たちの間に入って繋げてくれたんだ。お互い好きなのに不自然よ!!ってね。彼女はとても優しい女性だった。彼女は僕らのエンジェルだったんだよ。でもある日警察が来て彼女を連れて行ったんだ。」



「え?どうしてですか?」



「その時彼女は旦那から逃げてたところだったのさ!!!旦那から逃げてた彼女が俺たちをつなげてくれたのさ!!!ハッハッハッハー!!!」















コールさんは白人だけど南アフリカ人。


先祖はオランダ人で、今もオランダ語を話すことができるらしい。



そんなコールさんが僕はアフリカーナーさ、と言っているのを聞いて、はっと気づいた。


そうだ、この言葉は南アフリカの歴史を調べる時にネットで見かけていたけど、アフリカーナーってのは補給港を作るために南アフリカにやってきてケープタウンを作ったオランダからの移民たちのことだ。



彼ら白人はケープタウンを開拓し、黒人たちを労働力として使って長らく南アフリカを植民地としてきた。



しかしその後イギリスが南アフリカに侵攻してきて、オランダはイギリスにこの地を奪われることになり、英語を理解しないアフリカーナーたちは同じ白人でも階級で分けられ、ひどい扱いを受けていたという。



そうした不当な扱いから逃げるべく、アフリカーナーたちはグレイトトラックと呼ばれる大移動をして、ケープタウンから南アフリカの内陸部へと新天地を求めて旅をしたという。



まさしく今いる場所がそうで、目の前にいる動物を愛するコールさんはアフリカーナーだった。








同じ白人、同じヨーロピアン、同じ植民地支配をしてきた移民者、

さらには彼らが東南アジアやインドから連れてきた奴隷たち、もちろん現地の黒人たち。



それらが長い年月の中でこの地に根付き、南アフリカは人種のるつぼになっている。



あまりに複雑に絡み合った南アフリカの歴史だけど、なんだかこの瞬間に色んなものが繋がったような気がした。




「南アフリカは最高だよ。俺はどこにも行く気はない、ここで生きて、ここで死ぬんだ。」




そう言うコールさんの奥さんは、驚くことにイギリス人だった。


コールさんの先祖たちを追いやったイギリス人。


そんな2人が今こうして幸せそうに暮らしている。




もちろんわかってる。


全て歴史上の出来事だし、今現在はアパルトヘイトも撤廃されて白人も黒人もアジア系移民たちもみんな平等に暮らしている。


しかしイギリス人とアフリカーナーの間はどうなんだろう。


同じ白人同士、優劣意識や軋轢は存在しないんだろうか。


実社会の中で、つい差別意識が表に出たりしないんだろうか。






おそらく、あると思う。



全員ではないだろうけど、そういう意識を強く持ってる人ってのは世界中どこにでもいるもんだ。


でも、今こうして目の前にイギリス人とアフリカーナーのカップルがいる。


これも、差別も、今の南アフリカなんだろうな。

















それからも色んな話をした。


アフリカにはウブンドゥという哲学があるということ。

それは、あなたがいるおかげで私がここにいる、周りの人がいなかったら今ここに私はいないという助け合いの考えかた。


若い頃、戦争に行ってて銃を撃っていたことも話してくれた。






あまりにも話が弾み、もはやワイファイのことなんか頭から消えていて、冷蔵庫からビールを持ってきて話しながら飲んだ。


コールさんも何度も白ワインを注ぎに行き、大好きだというタバコを慣れた手つきで巻いている。



気がつけばすでに数時間が経っていた。










「フミは日本では何をしてるんだい?」



「ミュージシャンです。」



「スウィ~~ト!!スウィートだ!!」



「素晴らしいわ!!もし良かったら1曲私たちのために演奏してくれない!?あなた!!ビデオの準備をして!!」




この素敵な夜に演奏を断る理由なんてどこにもない。


すでに結構酔っ払っていたけど、車にギターを取りに行った。


そして淡い明かりが照らすログハウスの2階で、2人のために歌った。







「ありがとうございます。」



「…………グレイトだコノヤロウ!!!よっしゃコンチクショウ!!」



「素晴らしいわ!!路上パフォーマンスで旅してるというのがわかったわ!!」



「よおおおおおおし!!!!決めた!!!2人はまだクルーガーに行ってないんだろ!?明日俺が連れてってやる!!!いつもはツアー代をもらうところだけどフミとナオはフリーだ!!タダだ!!」



「えええ!?いいんですか!?」



「路上パフォーマーに歌ってもらったんだ!!これが俺のチップさ!!明日朝から行こう!!そんで明日もウチに泊まるんだ!!もちんこタダだぜコンチクショウ!!持ってけ泥棒!!」






マジかああああああああああ!!!!!



ううううう!!!!でもどうしよう!!!!




俺たちの飛行機は明後日の夜。


でもレンタカーの返却時間は明後日の朝だ。


朝の10時までにヨハネスブルグ空港に行かないといけないんだけど、この南アフリカの端っこからヨハネスブルグまでは5時間かかる。


なので俺たちは明日朝イチから走り、途中で1ヶ所ワイナリーに行って、ヨハネスブルグの町に入る手前で寝る予定だった。


危険なヨハネスブルグには滞在したくないので、なるべく空港の近くで泊まり、そして次の日に朝イチでレンタカーを返却するという完璧な流れだった。



無料で連れてってくれるのは嬉しいけど、明日サファリに行ったらかなり予定が厳しくなる。




「明後日の朝イチでヨハネスブルグ空港か!!よし!!それなら明日クルーガーに行って夜はウチに泊まる!!そして朝の3時にここを出れば余裕で間に合う!!よし完璧!!それでノープロブレム!!」



「朝3時て…………で、でもワイナリーも行きたくて………」



「ワイナリー!?いらん!そんなもんはいらん!!それに南アフリカのワイナリーに行くんだったらケープタウンで行かないとダメだ!!ケープタウンのワインは最高だけどこの辺りにはロクなもんはない!!いやー!!楽しくなってきやがった!!」





ど、どうしよう…………


コールさんのサファリは無料だけど、国立公園に入る入域料は払わないといけない。


1人304ランドなので2人で5100円だ。



このところ出費がすごいので、ここで5100円はかなり痛い。



それに今日のドライブでめっちゃたくさん動物見たし…………



あああ!!どうしよう!!




「おいおい!!ここまで来てクルーガーに行かない!?俺を殺す気か!?クルーガーは世界最高のパークだぞ!?世界最高のパークが目の前にあるのに行かない!?人生屈指の思い出になるんだぞ!?他県民が宮崎に来て天領うどんを食べずに帰って行ったらどうする!!?」



「で、でも今日も象見たし……………天領うどんは食べて欲しいけど……………」



「それは500メートル先の象だろう?俺が話してるのは5メートル先の象さ!!この前なんてジープに近づいてきてボンネットに足を乗せてきたんだ!!アメイジングでしかない!!きっちょううどんで終わりだと悔しいだろう!!」



「カンちゃんどうする?」



「うーん………確かにここまで来てクルーガーに行かないのもね…………これってきっと縁だよ。フミ君の歌があったからクルーガーに行けるんだよ。行こう!!」



「…………そうだね!!アフリカ最後の日にサファリなんて最高の締めくくりだよね!!よし!!コールさん!!明日お願いします!!」



「よおおおおおし!!よく言ったチクショウ太郎たち!!!そうと決まればソッコーで寝るぞ!!明日は5時半出発だ!!」






やべぇ展開すぎる。



ケープタウンで喜望峰にたどり着いてからの数日、ヨハネスブルグまでの日数消化くらいの感じだったのに、もしかしたら今が1番アフリカらしいことができてるのかもしれない。




うー、クライマックスの追い込みハンパじゃねぇ。


アフリカ最後まで手を緩めてくれんわ!!








~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


タイのホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!


タイ行きてええええええええ!!!マッサージ死ぬほどやってもらいてええええええ!!!!
トムヤムクン食べてビール飲みながらマッサージしてもらいながらスペシャルは結構ですっていうやり取りしてえええええええ!!!!


どうもありがとうございます!!


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