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マラウィ~ザンビアの国境の客引きたちと対決しよう



2017年4月14日(金曜日)
【マラウィ】 カスング ~ ムチンジ
~ 【ザンビア】 チパタ





朝、のんびり起きて宿を出発。









青空が鮮やかで、空が広い。本当加工したみたいな空の色だ。




峰山町の高橋商店さん、軽トラ、そんなマラウィの空の下で活躍してます。







不動院幼稚園のご出身のかたはいませんかー!!









ちなみに僕らが乗るのはこちらになります。




宇治市小倉デイサービスセンターのみなさん!!


送迎バンは今はカスングとムチンジを往復して走っております。





「ムチンジまでいくらですかー?」



「イヤッホイブラザー!!5000クワチャだぜ!!お前たちだけのスペシャルプライス!!」



「はいはい、3500ね。」



「ふーん、いいよ、乗って。」




いきなり超テンション下がる兄ちゃん。


乗り合いバンの値段は前もって宿の人とかに聞いておきましょう。

















小倉デイサービスセンターのバンは快調にカスングを出発して走っていく。





走りながらも道中でどんどん客を拾う乗り合いバン。


シートはとっくに埋まり、足置きのところにも座り、もう無理やろ………って俺たちが思っても、まだまだ乗せる。



隣の人とギッチギチにくっつくなんてほんの序の口。


シートではなく、バス内に空間があいているうちはまだ乗れるというのがマラウィ式だ。



スタッフの兄さんはいかにアクロバットに空間に体をねじ込ませられるかが技術の見せ所。



お客さんのおじさんの股の間でくつろいでる。


今日のバンはマラウィでの最高記録26人を叩き出した。




この肩組んでる2人、親友ではなくてスタッフとお客さん。











そんな混み合う車内なので、いつもみんなお客さん同士で協力し合う光景を見かける。


知らない人に荷物を持ってもらったり、知らない人に小さな子供を抱っこしてもらったり、みんなそれをいつものことのようにやっている。



小さな子供をいきなり知らないおっさんが抱え上げて膝に座らせたら、日本だったらどうなる?


変態か誘拐犯扱いじゃないか?




それがマラウィではいつもの光景だし、子供もなにも言わずにおとなしく知らない人の膝に座らせてもらってる。


いいなぁ。人の間に温かみがある。





あ、と思い出す。


そういえばマラウィのキャッチコピーは、ウォームハートオブアフリカだったよな。



確かにだよ。

本当にマラウィには素朴な人々の温かい心があった。


やっとアフリカに慣れて、自然と人々のことを可愛らしく思えるようになってきた。











コンブ茶。今日本で話題らしい。




買って飲んでみたけどめっさマズイ。















3時間ほどでムチンジに到着し、鬼の勢いで客引きたちが群がってくるのをかき分けて歩いた。



さて、ボーダーはどこかなぁと歩いている俺たちを地元の人がジーーーーッと凝視してくる。



アジア人がそんなに珍しいのかなぁ。












面白いのはみんな手にサトウキビを持っていること。


マジでこのあたりの人たちサトウキビ食い過ぎ。

地面はサトウキビの食べカスまみれだ。




そんで木の下でジーーーーッとこっちを見ながらサトウキビの皮を歯でむしってむしゃむしゃ食べてる。


こんな言い方したら誤解を招くかもしれんけど、黒人さんって鼻下がぽこっと飛び出していて猿っぽい顔をしていて、そんな彼らが半裸で、歯でサトウキビの皮をワイルドに剥いて食べてると、どうしても動物っぽく見えてしまう。


もちろん彼らも同じ人間だ。

高度な教育を受けた知識人も、アフリカには当たり前にたくさんいる。



こんなこと書くと人種差別主義者とか思われるかなぁ。























ギラギラした太陽が照りつける道をしばらく歩いたんだけど、どうやらムチンジの町から国境まで10キロくらい離れているようで、こりゃ歩くのは無理だ。



やってきた車に手を挙げると800クワチャでボーダーまで乗せてくぜ!とのこと。



これを500クワチャ、75円に値切って乗っけてもらい、あっという間にボーダー到着。







さぁ、こっからが勝負だぞ。



国境ってのはその国のことをまだ知らない旅行者がやってくるところ。


魑魅魍魎たちがそんな旅行者をどうにかしてだまくらかして金を巻き上げようとして待ち構えている巣窟だ。



しかも今回はネットがなくていろんな値段の相場なんかも調べられていない。


そもそもザンビアのお金のレートもわかってない。



こんな状態で国境にのぞむなんてしたくなかったんだけどしょうがない。



覚悟を決めていくぞ!!





「うわあああああああああ!!!すっごいカモ来たああああああああ!!!!ヘイブラザー!!ザンビアクワチャ!!チェンジ!!」



「なにこのカモ顔!!騙して欲しくて仕方がないの!?さぁミスター!!ザンビアのお金をチェンジしましょう!!」



「カモネギ引っかけるうううううう!!!」





お!!来たぞ!!客引きたちめ!!



大量の両替屋たちがカスタムの周りにたむろしており、俺たちを見つけた瞬間、ダッシュで群がってくる。


超ウザい客引きたちをなんとか振り払い、まずはマラウィ出国だ。





スパッと終わらせ外に出ると、すぐにまた群がってくる客引きたち。


今度は移動の客引きで、どこに行く!?タクシー!?チャーター!?スペシャルプライス!!と言ってくる。



いらないいらないーと振り切って歩くと、諦め際にチンチョンチャンー!!とおちょくってくる。



マジでボケ!!











そしてザンビアのイミグレーションに到着し、ここで職員さんに大事な質問をした。



「ユニビザは取れますか?」



「ノー。ここじゃ取れないんだよ。」





あああ、無理だったかー………………




ザンビアとジンバブエはそれぞれ入国時に50ドルのビザ代がかかるんだけど、このユニビザというものはザンビアとジンバブエの共通ビザで、値段はなんと50ドル。5500円。


本来100ドルかかるビザ代が50ドルで済むってわけだ。



観光客誘致のために両国が始めたサービスみたいなんだけど、今のところこのユニビザを取得できる国境は限られており、空港とか4ヶ所くらいでしか取れないみたい。



もしかしたらマラウィとの国境でも取れるんじゃないかって期待してたんだけど、無理だったか…………



まぁ仕方ない。


というわけで50ドル払ってザンビア入国だ。









あ、イミグレーションカウンターにコンドームがあるぞ。



こんな国の入り口に無料配布のコンドームが置いてあるなんてさすがアフリカだなぁ。




「うおおおおおおお!!!!マジビビる!!カモがネギしょってコンドーム持ってやがる!!マネーチェンジ!!」



「ザンビアクワチャ!!マネーマネー!!ビビるくらいダマさせていだきます!!ごっつぁんです!!」



「イヤッフウウウウウ!!!」







まだカスタム出てないのに両替屋が6人ほど集結。


こいつらの手口だ、ワーワーワーワーまくし立ててプレッシャーをかけて勢いで両替させる。



どうやらこのあたりには正規の換金オフィスはないようで、せめて最寄りの町、チパタまでの足代だけでも換金しないと動けない。


俺たちはまだマラウィクワチャを1500円分ほど持っているので、こいつだけでもザンビアクワチャに換金するか。



しかし信用ならんなぁ………





「10000マラウィクワチャでいくらザンビアクワチャくれるの?」



「うわああああ!!乗ってきやがったこのアホ!!もうこっちのもんだぜ!!それなら100ザンビアクワチャだね。はいどうぞ。」



「いやいや待って、レートいくらなの?1ドルいくら?」



「ちっ!!メンドクセーこと言ってんじゃねぇよ!!1ドルは10ザンビアクワチャだよ!!はい!!そのマラウィクワチャ早くよこして!!」



「え?1ドル10ザンビアクワチャ?だったらこのマラウィクワチャは13ドル分だから130ザンビアクワチャだよね。」



「へっ!!カモがない頭使ってやがる!!まずそのドルレートが嘘なのも知らずにイキってやがるぜ!!ノーノー、これは換金だぜカモーン、少し減るのは当然だぜ。はい、早くそのマラウィクワチャと100ザンビアクワチャを交換するんだ。早く!!ハリアップ!!!」



「じゃあ120ザンビアクワチャだね。」



「ぶー!!ウケる!!120でいいの!?120でも少ないのになにイキってるのこのチャイナ!!オーウ、120なんて無理に決まってるだろう。そんな数字ありえないよメーン。」



「ああそう、じゃあチパタで銀行行くよ。バイバイ。」



「ヌフゥ!!120でお願いします!!」




銀行行くと言って歩き出した瞬間みんな焦り出してすぐにこっちの言い値にはなったけど、これでもきっとちょっとやられてるくらいだろう。




「チパタまではどうやって行けばいいの?」



「うおっしゃあああああ!!!今度はこっちで騙すぞ!!騙して買う米は美味えぞおおお!!チパタまではあのシェアタクシーで1人100ザンビアクワチャさ!!すごく遠いからね!!」



「はぁ!?1人1100円!?高すぎるやろ!?たったの20キロくらいやん。」



「オーケー!!スペシャルプライスで2人で150ザンビアクワチャだ!!これでオーケ!!さぁこっちだよ!!」




そう言って俺たちの荷物を勝手に持って強引に歩き出すおっさんたち。



絶対そんな高いわけねぇ…………



マラウィだったら100円くらいで行ける距離だ。


なんぼマラウィよりザンビアのほうが物価が高いとはいえ、そこまではないだろう。




「いや、高いからいいよ。」



「そんなことはない!!スペシャルプライスだ!!さぁ、ここに君の荷物をこうやって積み込みましょうねー。」



「おい!!勝手に積むな!!このタクシーには乗らん!!どっか行け!!」



「なぜだよマイフレンド!!僕たちは君を助けようとしてるんだよ!!君の旅のお手伝いをして君の金を巻き上げようとしてるだけじゃないか!!」



「どけどけどけー!!」



「ヘイミスター、ザンビアクワチャ、マネーチェンジ?チェンジチェンジ?」



「チャイナ!!チパタに行くのか!?俺のタクシーだ!!レッツゴー!!」



「チンチョンチャン~!!」





ああああああああああああ!!!!うぜええええええええええええええええええええ!!!!!




魑魅魍魎たちを振り切って端っこのほうに止まっていた1台のシェアタクシーに自分から声かけに行くと、80ザンビアクワチャだよって言ってきた。



「オッケー2人で70ね。」



「ぶー!!70クワチャもくれるのウケる!!カモン!!レッツゴー!!」



「ブラザー!!俺のタクシーなら150クワチャで行くぜー!!カモンメーン!!え?このタクシー70?ふーん、あっそ。」





つまんなそうに散っていったゴブリンたち。



はぁはぁ………疲れた…………

ネットでレートとか移動の相場を調べていたらこんな苦労しないんだけどなぁ。




まぁとりあえず2人で70クワチャ、700円でチパタのバスターミナルまで行けることに。



これでもだいぶ多いんだろうなぁ。


最初の2200円ってなんだったんだよ。しかも狭いシェアタクシーで。


本当国境はボッタクリの嵐だ。




















車は国境から20キロくらい走ったところにあるザンビア最初の町、チパタに到着した。


ザンビアってそもそもなにがあるんだ?




うん、滝しか知らん。


世界三大瀑布、ビクトリアフォールズだ。




他にはまったくなにもわからないので、とりあえずまっすぐ滝を見に行く予定なんだけど、ビクトリアフォールズがあるのはこのマラウィ側の反対側なのでザンビアを端から端まで横断しないといけない。


チパタから首都のルサカ、ルサカから滝の町リビングストンという道順だ。



どちらもなかなかの距離があるので夜行バスがあると嬉しいんだけどなぁ。










シェアタクシーの兄ちゃんにバスターミナルまで連れて行ってもらうと、ボロいターミナルの中に数台の大型バスが止まっていた。



おお!!久しぶりだなこんな大型バス!!

マラウィみたいなズタボロ解体寸前バンじゃないんだね!!



あのギッチギチに詰め込まれる乗り合いバンともオサラバかと思うとそれはそれでちょっと寂しいな。




それにしてもこんな綺麗な大型バスが走ってるなんて、やっぱりザンビアはなかなかの裕福な国なのかもしれんな。




「ウヒョウ!!外国人だ!!カモン!!ルサカ行きだね!!185クワチャだよ!!」




ターミナルの中には4~5つくらいのバス会社が横並びになっており、どこもルサカ行きのバスを出してるみたい。


しかし残念ながら夜行バスはなく、明日の早朝5時発のに乗るしかなさそうだ。




「185クワチャなんですね。わかりました。他の会社も見てきます。」



「ばっ!!な!なにを言ってるだいこのビッグマンは!!君はスモールボーイじゃない!!ビッグマンだろ!?男の中の男がわけのわからないことを言ってるんじゃな、」



「すみませんー、ルサカ行きっていくらですか?」



「180だぜベイビー!!」



「オオーイ!!うちは175だぞー!!」



「うちは170でいいぞー!!!」





バス会社が横並びになっててその前で客引きたちが争奪戦を繰り広げているので、どんどん値段が下がっていく。




「カンちゃんー、あっち170クワチャでいいんだって。」



「ビッグマン!!君は騙されてることに気づいていないのかい!?カモーン!!奴らはあなたを騙してる!!奴らは盗っ人野郎なんだから気をつけないと!!」




隣のバス会社のこと盗っ人て……………




とにかくザンビアマラウィっていうバス会社でチケット購入。



170ザンビアクワチャ、1800円くらいなのかな?


レートまだわからん。



















というわけで今夜はチパタで1泊になったのでバス会社のスタッフに聞いて、ターミナル周辺の安宿を教えてもらった。


まずやってきたのはここ。








地獄の一丁目みたいな妖気を放っているけど、意を決して中に入ると、値段はダブルで80クワチャ、800円、シングルで50クワチャ、500円。



おお、さすがに地獄の一丁目、安いな。











部屋を見せてもらうと、多分誰かここで死んだことがあるんじゃないかなっていう素敵な内装。














シミだらけの壁、ぶち壊れて剥がれた天井、幽霊しかうつらなさそうな鏡。



呪われたい人この指とまれ!ってくらいのクオリティ。



いやぁ、久しぶりにすげぇな…………












別に俺もカンちゃんもここに泊まるのは構わないんだけど、どう考えてもここは怪しかったのでベッドシーツを剥がして虫の確認。





すると………………







シーツの下をちょこちょこと動く虫の姿……………






うわあ!!これまさか南京虫ってやつ!?

わからんけど初めて見た!!







1匹いたら100匹いるっていうもんなぁ………こりゃ危険だよなぁ…………




あ!!またここにも!!


今度は完全にはっきりした大きさのマダニを発見!!



手足がニョロニョロと出ており、吸う気満々だ。





こいつはダメだ……………



宿変えよう。












地獄の一丁目宿を出て、もうひとつ教えてもらっていたほうに行ってみると、そっちはとても綺麗なホテルだった。
















さっきの地獄なんだったの?ってくらい平和な雰囲気で、部屋も広くてシーツも清潔だ。



ただ値段は100クワチャ、1100円。


さっきの倍するけど、でも虫だけはマジで勘弁だ。


500円ケチって荷物に住み着かれて、あの痒さに何日も苦しむのは辛すぎる。


女の子のカンちゃんにとっては肌に跡が残るのも大変だ。



なんとかこれからも南京虫にだけは出会わずに旅を終えたいなぁ。





一応こっちでもシーツ確認。





















それにしてもビビったのは、ターミナル周辺のお店!!



ハンバーガーっていう文字か書いてるお店がある!!!!






ハンバーガアアアアアアアアアアア!!!



え!?シマとビーフ以外の選択肢あるの!?


すげぇ!!!



なにそのミートのパテをパンで挟んだみたいな響きの食べ物!!!



ハンバーガー食べたいハンバーガー食べたいって念仏のように唱えていたマラウィでの日々からついに解き放たれる時が来たああああああああああああ!!!!!




とにかく宿の女の子スタッフに美味しいハンバーガー屋さんを聞いてみた!!!




「え?ハンバーガー?なにそれ?」




よし!!ハンバーガーが何か知らない!!


目の前にハンバーガーワールドっていうお店があるのに!!




まぁなんとかなるか!!


勇んでハンバーガーワールドに突撃!!!




「すみません!!ハンバーガーください!!」



「ないよ。」




ウケる!!ハンバーガーワールドなのにハンバーガーがない!!




でも保温ケースに並んでいるのは、あまりにも久しぶりなミートパイとかエッグロールとかの欧風スナック!!!


興奮してオシッコ漏らしかけながらミートパイとビーフサモサとエッグロールを注文!!



値段は全部で23クワチャ!!260円!!







「いただきまー、オフゥ!!あああ!!美味い!!!ジャンクな味だよぅっ!!!」



「あああ!!美味しいねー!!」




揚げ物おおおおおおお!!!!


肉うめええええ!!


エッグロールにマヨネーズ入ってるよおおおおお!!!!




マヨネーズ?なにそれサッカー選手?ブラジルの?あ、それネイマールか。っていうレベルだったマラウィから超絶食べ物のバリエーションが広がった!!!



しかも冷蔵庫の中の飲み物がマジでヤバイ!!!!


飲んだら頭痛くなるほどキンッキンに冷えまくり!!!



すげぇ……………



しかも隣の店は外観はボロいけどなんとエアコンがきいていた。



マジで電気が通ってない宿とか普通だったあのマラウィから一気に現代にタイムスリップしたかのような文明度。




エアコンとか冷蔵庫がキンキンに冷えてるとかそんなレベルで驚けるほどにマラウィは貧しい国だったんだよなぁ。

















それからターミナル周辺を歩いてみたんだけど、確かにボロいはボロい。

















地面はゴミだらけの未舗装でボッコボコだけど、お店に並んでいる服が綺麗だ。



そして商店なんかを覗いてみても、棚に溢れんばかりの商品が並んでいて物資の充実が見られる。



マラウィではルイヴィトンの店舗ですか?ってくらい品物がポツポツとしか置いてなかった。






あと歩いている人たちの服が破れていない。









マラウィではズタボロの破れかぶれだったのに、みんな汚れてはいるが少なくとも破れた服は着ていない。


ちゃんとオシャレで選んだ服だ。











さらに女の人の髪の毛に変化が如実に表れている。


みんな頑張ってストレートパーマをかけてあのチリチリ髪を伸ばしているし、綺麗に編み込みしてすごくオシャレだ。










マラウィではほぼみんなチリチリ坊主のヘアスタイルだった。


彼氏と彼女の髪型がまったく一緒っていうカップルばっかり。



それがここではみんな男性は男性らしいファッションだし、女の子は女の子らしいファッションだ。


みんなオシャレを生活の一部として楽しむという余裕が感じられる。











すげえええ…………



















アフリカでも最貧国レベルと言われるマラウィからザンビアに入ると、あまりの先進国ぶりに驚いてしまった。



ザンビアって裕福な国なんだ。


っていうかアフリカの中でもこんなに経済レベルが違うんだな。


そりゃそうかー、こんなにデカい大陸だし、何十もの国があるんだもんなぁ。




ゲーセンとかあるやん。



















この夜はビールとソーセージなんかのスナックを買ってきて、快適な部屋でのんびりカンちゃんと飲んだ。


あああ、いいなぁ、物が充実してるってすごいことだなぁ。






マラウィは別の意味ですごかった。



泊まるのは浜辺にある弥生時代みたいな建物、電気もなく、村の路上で売られてる野菜を買ってきて、木を燃やして料理する。


ズタボロの解体寸前っていうかほぼ解体しているバンにギッチギチに詰め込まれてみんなとくっついて走る。



知らない人の荷物を持ってあげ、知らない人の子供を抱っこしてあげる。




マラウィは確かにすごく貧しかった。

ビビるくらい物がなかった。



でもその分、みんな半端じゃなくピュアだった。


あんなに純粋な笑顔の人たちなかなかいないよ。



マジで、マラウィでの日々はアフリカでのハイライトくらいに美しい毎日だった。





ここから南に下って行くと、どんどん経済レベルは上がっていき、南アフリカなんかはヨーロッパと同じような物価になるという。


それもリアルなアフリカだ。










マラウィ美しかったな。


あのギッチギチの乗り合いバンも、もうここから先はお目にかかれないだろうな。


あの不便な日々が早くも懐かしく、恋しく思えるよ。


大事なものがきっとあそこにはある。










とにかく、こっから先はきっとワイファイにも困らないはず。


明日首都のルサカに行けばワイファイに繋げられるはずだ。



メール溜まってるだろうなぁ。
みんな心配してるかな。



これでメール2件とかだったら悲しいな…………




あー!!ビール美味い!!

マラウィバイバイだ!!大好きだったよ!!

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