スポンサーリンク 家系ラーメン2000円て佐とうの大将に謝ってください 2017/1/14 2017/01/01~スコットランド, ■彼女と世界二周目■ 2017年1月2日(月曜日)【スコットランド】 エジンバラ最近イングリッシュブレックファーストっぽいのを作るのにハマってる俺たち。朝からガッツリとグリルしたご飯を食べると元気が出てくる。このベーコンとかめっちゃ美味しくて、10枚も入ってるのがテスコで2ポンドで買えるから嬉しい。290円。卵も6個入りが80ポンド、115円。ソーセージも10本くらい入ってるのが1.5ポンド、210円とかそんな感じだ。パンもなんもかんもスーパーで買えばものすごく安いので、ケバブで5ポンド、720円するこのイギリスではかなり助かる。ちなみに今の所1ヶ月過ごしてみて感じたイギリスのスーパーを値段の順番で並べると、テスコモリソンズサインズバリーコープウェイトローズって感じかな。テスコでも色々種類があるけど、郊外にある巨大なテスコエクストラが1番安いし品揃えも半端じゃないのでそこばっかり行ってる。スコットランドでもテスコはたくさんあるようだし、まだまだ自炊メインになりそうだ。さて、そんなスコットランド。ブリテン島の北半分を占めるこの国は、ユナイテッドキングダムの中ではイングランドに次いで人口のある国。とはいってもイングランドの人口は5300万人で、スコットランドは530万人、10分の1なので比べものにならないくらい小さい。イメージもバグパイプとウィスキーくらいだ。ネットで調べてみるとかなり自然系の絶景が豊富みたいだけど、その分町も少なく、栄えているのは大都市のエジンバラやグラスゴーがある南部くらいで、北部は小さな町がぱらぱらとあるだけの大自然エリアだ。路上できる町も限られてくる。今の所あまり貯蓄できていないのでなんとか稼ぎながら進みたいところだけど、せっかくのスコットランドではできるだけ大自然の中に入っていって絶景巡りをしたいってのが本音だ。スコッチウィスキーの蒸溜所もどうやら田舎のほうに散らばっているところが多い。大自然の絶景を見て、田舎にひっそりと佇むスコッチウィスキーの蒸溜所を訪れ、できることならばまだ見ぬ憧れのオーロラも拝んでみたい。久しぶりの最果て感を思いっきり堪能するためにも、ここはお金のことはそこまでこだわらずにこの国のポテンシャルを満喫することに集中したほうがいいかもな。というわけでスコットランド最初の町は首都であるエジンバラからスタート!!町自体が世界遺産に登録されているこの古都をじっくり回って、これからのスコットランド旅の指標にするぞ。車を走らせてまずやってきたのは、町の中心部からほど近い住宅地の中に広がるホリルードパーク。かなり広大な敷地のようだけど、車で近づいていくとそれがただの公園ではなく、小高い山になっているのがわかった。ボコボコといびつな形をした山で、あの山の頂上にアーサーズシートという展望台があり、港町であるエジンバラの町と水平線を360℃見渡すことができるようだ。まずはここから攻めていこう。首都なのでちょっと心配していたんだけど、住宅地の中はどこも止め放題状態で駐車場はすぐに見つかった。うん、エジンバラはそんなに大都会といった感じではなさそうだ。そして歩いて公園に入っていったんだけど、今日はなんせ風が尋常じゃなく強くて、マジで立っていられないほどの突風が吹き荒れている。気温は5℃くらいなので体感温度は0℃くらいだ。顔が痛くて痛くて仕方ない。それでもなんとか公園を歩き、しばらくすると斜面を上っていくハイキングコースがあった。結構急な斜面なんだけど、小さな子供連れの家族がキャーキャー言いながら走って登っているような市民の憩いの山といった感じだ。俺とカンちゃんも腕を組んでゆっくりとその斜面を一歩一歩のぼっていく。もうすでにこの時点でなかなか標高が高く、すぐ住宅地の向こうに青い海が見えた。懐かしい感覚がフワッと心の中をかすめる。頂上には20分くらいで着くことができた。ゴツゴツした岩場になっており、そのてっぺんにコンクリートのモニュメントがふたつあり、たくさんの観光客がそこで記念写真をとっていた。目の前に広がるのはエジンバラの町並みで、大きなお城や教会、塔、それに観覧車も見える。真っ青な空と水平線がとこまでものび、360°の眺望がとても開放的で綺麗だった。頂上までくるととにかく風が凄まじすぎて、写真を撮ろうとしても体が吹き飛ばされてシャッターが押せないほど。寒くて寒くて、目もろくに開けられないくらい寒かったんだけど、目の前にある低い太陽に照らされる町を見ていると不思議な感覚だった。なんだか、初めて来た気がしないように思える。この町で、遠い日にいつか過ごしていた気がする。どこか、そんなデジャブを感じさせるような懐かしい雰囲気がこの町にはある。いいなエジンバラ。いいわこの町。エジンバラの町はとても古びた城下町だった。くすんだ石造りの建物が整然と密集しており、歩いていると建物の隙間から黒ずんだ教会の塔がニョキっと姿を現す。坂道が多く、路地が入り組んでおり、中世の町並みが迷路みたいに広がり、探検心をあおってドキドキしてくる。こりゃ確かに世界遺産だ。古くからの町がそのままの姿で残っている。北の地に栄えたスコットランドの勇姿が、美しく凝縮されている。そんな町なのでとにかく観光客の数が凄まじい。あらゆる人種の観光客がカメラ片手に楽しそうに闊歩しており、アジア人も、日本人も多い。おかげで日本食レストランもいっぱい。家系ラーメン14ポンド、2000円……………小ライスをサービスしてくれて700円の佐とうの大将に謝ってください……………そんなエジンバラの観光の目玉はなんといってエジンバラ城。町を見下ろす高台にそびえるこの巨大な城郭は7世紀に作られたものらしいんだけど今も現役のような姿を保っており、たくさんの観光客で溢れている。いやぁ、ふと思うけど、こんだけ物価の激高いイギリスでも観光客はわんさかやってくる。世界中からあらゆる人種が押し寄せている。結局観光旅行は物価なんかじゃなくて何を見られるかで決まるんだよな。魅力的であれば、多少高かろうが人はやってくるってことだ。そこにしかないものがあるかどうか。そこに行かないと味わえないものが人を呼ぶ。お城の参道にいたスーパーシンガーのお爺ちゃん。逆に感動するくらいの超絶音痴で、もはや歌かどうかもわからんのをわめいているだけなんだけど、それがパフォーマンスになっていてお金バンバン入ってた。何かが突き抜けていれば人は金を落とすってことだよな。エジンバラ、勉強になります。お城の入場料は1人16.5ポンド。2370円。相変わらずイギリスの観光地の入場料はゲキ高い。でも俺たちはイングリッシュヘリテイジパスを持っているので半額だ。イングランドではほとんど無料だったけど、スコットランドでは半額になるところが多いみたい。ウェールズも北アイルランドもそうで、アイルランドは無料のところが多いようだ。結局ちょっと払うんかよって感じだけど、半額だけでもめっちゃデカい。お城の中はさすがに広く、中世の戦争映画にそのまま使えそうな風格ある作りだ。様々な建物が散らばっており、全部見ようと思ったらなかなか時間がかかりそう。というわけでチケット売り場でもらったパンフレットに書いているオススメスポットを中心に見て回った。砲台、戦争博物館、エジンバラで1番古い建物だという聖マーガレット礼拝堂、王冠と宝石の館、囚人たちの牢獄などなど。囚人たちハンモックで寝てたらしい。なんかほのぼの。これ1日の獄食。1日につきビール2パイントついてたそう。なんかほのぼの!!これ綺麗な短刀とケース。ケースの外側にナイフとかフォークが入るようになってる。オシャレ。そこまで趣はないけれど、よくできた観光地って感じで一度は見てみる価値はあるかな。王冠と宝石はすごかった。めっちゃファイナルファンタジーの世界だったな。でも写真撮影は禁止。お城を出てからものんびり町の中を歩いた。スコットランドらしく、バグパイプの路上パフォーマーがあの哀愁ある音色を石畳の上に流しており、観光客が写真を撮って通り過ぎていく。たくさんのお店が通りに並び、冷たい風が吹きすぎていく。夕日に照らされた町が一瞬いきいきと見えた。無表情なはずのこの石造りの町が、生き物のように動いて人々を飲み込んでいる。なんだろう、この初めて来た気がしない感覚は。エジンバラが遠い記憶と重なって、その思い出の中を歩いているような気持ちになってくる。いつかこの道を歩いたような気がするいつかこの人とすれ違ったような気がするこのメロディーをどこかで聞いたような気がするカンちゃんがいなくて、1人だったらどんな風に感じられただろう。1人の旅と2人の旅では、感じ方はまったく違う。全然違う感情が生まれるもの。先に1人でずっと旅していてよかったな。この夕焼けの美しさが胸に焼きついてほしい。このスコッチウィスキー、500万円。な、なんなの…………ただの液体なのに…………スコッチウィスキー博物館みたいなのがあったから寄ってみたけど、まぁ色んな種類があって全然わからない。多分飲んでも味の違いもほとんどわからない。ウィスキーに詳しい人になりたいなぁ。カッコつけてバーテンさんに通な注文してみたいなぁ。スコットランドにいるうちにウィスキーのこと少しは勉強するぞ。そして飲みまくる!!エジンバラ観光初日はいつものプライマークで終了。10ポンド、1430円でフリースのあったかい寝巻きを買って、これでこれからの寒いスコットランドの夜も大丈夫だ。オーロラ見に行くぞー!!エジンバラ最高ー!!スコットランドいきなりめっちゃ好印象ー!!