スポンサーリンク もうすっかり冬だなぁ 2016/10/16 2016/09/07~オーストリア②, ■彼女と世界二周目■ 2016年10月5日(水曜日)【オーストリア】 バードイシュル朝起きると連日の雨を降らせていた分厚い雲の隙間に青空がわずかに覗いている。お、こりゃ今日は路上できそうだぞ。今週はずっと雨予報なので、降っていないタイミングを見計らってなんとか歌わないといけない。よっしゃ気合い入れて歌うぞコンチクショオオオオオオオオオ!!!!!と朝からクレイジートレインを脳内BGMにしてオジーみたいな顔で出発の準備をすると見させかけてレセプションに行って全力でモーニングコーヒーとネット!!!優雅!!湖のほとりのキャンプ場でコーヒー飲みながらタバコ吸い終わったら、ゆうべ浴びたけどもう1回親の仇のごとくシャワー!!いやっふううううう!!!キャンプ場最高ーーー!!!!のんびりしすぎてチェックアウトの11時になってしまったけど、キッチンだけ使わせてくれませんか?とお願いすると、モチのロンよーと笑顔の女性スタッフさん。いいキャンプ場だなぁ。昨日のジャックニコルソンにこんなことお願いしようもんなら5億払う?それとも鍋で頭カチ割る?って言われるわ。リアルに。おかげでご飯もバッチリ食べて、完璧な状態でキャンプ場を出発した。青空は見えたり見えなかったり、小雨が降ったり止んだりだけど、なんとか天気ももっており、バードイシュルの町にはそれなりに人も歩いていた。今日も緑色のスカート、エプロン、羽根つき帽子といった伝統衣装を着た人たちがおり、馬車がパッカパッカと優雅に走っている。まずはすぐにメインストリートにある警察署に行って5ユーロ5時間の路上ライセンスをゲット。今週寒いから大変だろー、そうですねーでもまだこれくらいなら大丈夫です!そうかー頑張れよーとすでに顔見知りのお巡りさんとちょこっと会話して、いつものポイントにギターケースを置いた。本当この町歌いやすい。静かで、他のバスカーもおらず、観光客と地元の人が半分半分くらいで通りはいつも人で賑わい、ライセンスもすぐに取ることができる。周りのお店の人たちも10ユーロ紙幣を入れに出てきてくれたりして、やりやすいことこの上ない。雨が降れば軒下のいいポジションがあるのでそこで続行することができる。まったく期待してなかった場所だったのに、オーストリアのメインになるような稼げる町がこんなところにあるなんて。もしこれが7~8月のサマーシーズンだったらどうなることか。観光客はこの3倍は多いはずだし、地元の人も陽気に誘われて外に出てくる。怖いくらい稼げるんじゃないか?そう考えたら北欧って物価高さに比べてあんまり稼げなかったなぁ。今ノリさんがノルウェー行ってるみたいだけど健闘を祈ります!!ていうか大丈夫かなこの時期のノルウェーって…………寒すぎじゃないかな。体気をつけて下さいね……………雨だから新しい靴はきたくない。今日も3時間、キッチリ歌ってあがりは307ユーロ。35300円。この雨予報の平日にちゃんと歌えてよかった。今日は降水確率が低かったけど、明日はずっと80パーセントとかだ。路上は無理そう。まぁ明日はお買い物にでも行くかな。お、新しいライオン発見。ヨーロッパにも湯たんぽってあるんだな。寝るときの寒さをどうにかしなきゃなぁ。駐車場も24時間で3.5ユーロという場所を見つけたし、もうほぼ完璧なこのバードイシュルなんだけど、ひとつだけ問題なのはご飯。まだ美味しいところを見つけられていない。ケバブ屋さんが1軒しかないし、中華料理屋さんは値段が高い。もういい加減ケバブ以外のものも食べたいなぁ、と思いながらも今日もケバブ。たまには違うのにしようかとケバブのプレートいってみた。と言っても中身は全部一緒なんだけど。お皿に盛りつけただけ。パンもついてくるし。これでフライドポテトも合わせて9.8ユーロ。2人で晩ご飯代1130円だ。ご飯を食べ終え店を出ると、すでに街灯が灯って夜の町を静かに彩っていた。日が沈むのもだいぶ早くなった。空気が澄んでいて、夜の灯りがすごく綺麗に見える。もうすぐイルミネーションの季節。寂しい年末に向かっていくけど、今はカンちゃんと一緒だ。今年はどんなクリスマスを過ごせるかな。ブルブル震えながらカンちゃんと寄り添って歩き、車に戻ってすぐにエンジンをかけて暖房をつける。しばらくしてあたたかくなってきて、カンちゃんの火照った鼻が赤くて可愛かった。