スポンサーリンク 今も昔もここに人は暮らしている 2016/9/30 2016/09/07~オーストリア②, ■彼女と世界二周目■, 結婚式準備 2016年9月19日(月曜日)【オーストリア】 クレムス久しぶりの雨。ここ最近ずーっとめっちゃいい天気が続いており、残暑っていうか今が夏本番?って思っていたけど、ようやく9月らしい肌寒さがやってきた。谷が雨にけむり、白くかすんでいる。音もなく流れるドナウ。今日は特にやることもないので、結婚式の準備のためのお買い物に行くことにした。ちょうどクレムスの町に出たくらいに雨も止み、のんびりリボンを探して回った。リボンって手芸屋さんにあるのか?どんなところにあるんだろう?と、いつもは路上をしているショッピングストリートをお客さんになって歩く。路地裏を巡り、教会の前を通り、いつもは行かないホコ天の端っこのほうまで。こうしてお客さん目線で町を歩くと、いつもはまったく目に止まらない色んなお店が見えてくる。ブティック、酒屋さん、毛糸屋さん、オイル屋さん、お花屋さん、アンティークショップ、絨毯屋さん、本屋さん、普段、用事のないお店に入ってみると、色んな発見があったりする。ヨーロッパのホコ天のショッピングストリートは本当に活気がある。生活に必要なすべてのお店が通りに集まっており、町の人たちはみんなこの通りに買い物に来て、カフェやレストランでお茶をする。町の真ん中の教会前広場では銅像と噴水があり、若者たちが階段に座っておしゃべりし、アートのモニュメントがあちこちに散らばっている。このホコ天が町のメインストリートだったのは数百年前からだ。ここを中心に町が広がっていき、周りに住宅が出来ていっている。この古いままの姿がずーっとそのままに使われてきている。なんで日本の地方都市の駅前はどんどん寂れていくんだろう。本来なら1番賑やかであるはずの場所がシャッターストリートで完全に死んでしまっている。郊外型の巨大モールに押されているのはわかるけど、町の商店街ってあんなモールに負けてしまうほど魅力のないもんなのか?色んなお店があって、神社とかお寺があって、ワクワクしてくる場所のはずなのに。なんでなんだろうなぁ。色んな理由があるんだろうけど。とりあえずヨーロッパのホコ天のお店、全部めっちゃオシャレ。おばちゃんのブティックとかもめっちゃオシャレ。埃とかかぶってない。ドイツの東急ハンズ、ミュラーでリボンを見つけ、他にも細々したものを買ってシュピッツに戻った。カンちゃんの中では色んな用意しなければいけない備品があるみたいだけど、そこはカンちゃんにお任せ。本当、結婚式って色んなものを準備しないといけない。特に装飾とか色んなアレとかアレとか。女の子は夢中になってそういった準備を式場のプランナーさんと打ち合わせするけど、新郎は横でへぇへぇ言ってるだけっていう状況がよくわかる。興味ないわけじゃないんだけどね。とりあえずバルーンで登場しなくていいんですか?「フミ君、いつもそのバルーンで登場っていうけど、それなんなの?知らない。」「えぇ!知らないの?!新郎新婦が大きな風船に入って出てきて、バーン!って割れて中から登場するっていうやつ!!オプションで数万かかるらしくて、なんで風船で何万円もするんだ!ってビックリした覚えあるもん!!」「いやぁ、見たことないわぁ…………」今朝の雨の中、外仕事で風邪気味になってるイングリッドおばちゃんのために優しいスープを作った。そして俺たちはこれ。「あら、それはどんな味なの?」「ダメ!イングリッド!風邪が悪化するから!!」トムヤムヌードル、めっちゃ美味しい。いいキッチンで作ると一瞬で出来てしまうから楽だわぁ。晩ご飯の後にイングリッドおばちゃんの若いころの写真を見せてもらったりした。赤ちゃんのころから学生時代までたくさんの写真があるんだけど、面白かったのは70年代の時の服装がベルボトムパンツに細いニットでロングヘアーというファッション。実家にある親の若いころの写真とまったく同じ格好だ。70年代のヒッピーファッション。服装の流行って世界共通なんだよなぁ。さらにはおばちゃんのお爺ちゃんの若い頃の写真まで出してきてくれたイングリッドおばちゃん。かすれた白黒写真で、アンティークショップにあるようなものだ。軍服を着てるものもある。そこにうつっているたくましい青年たち。今はもちろん生きていない人たちだ。このころも、ここはオーストリアだったんだよなぁ。震えてくるわ。居心地のいいおばちゃんの家。でももうすぐこのシュピッツを出発だ。~~~~~~~~~~~~~~~~~~スペインのホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!最近みんなトマティーナでヨーロッパにいる人が多いですね。スペイン、サグラダファミリア、まだ見てないので近いうちに行けたらいいなぁ。どうもありがとうございます!!