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ポーランドって美女ばっかり!!

2016年9月2日(金曜日)
【ポーランド】 ブロツワフ





快適なソファーベッドの上で目を覚ましてキッチンに行くと、マリシアが妖精みたいな顔でグッドモーニング!!と元気いっぱいに声をかけてくれた。






ふわふわのブロンド髪、薄ピンクの肌、真っ青な瞳、子供みたいな顔をしていて、マリシアは教会にある子供の天使の絵そのまんまだ。

その上喋り方が少し舌足らずな感じで、動きも無邪気で、とりあえず萌えてしょうがない。




「フミ君がマリシアは妖精みたいで可愛いって言ってたの納得だわー。あれは可愛い!!」




カンちゃんも童顔だけど、マリシアもまたポーランドの童顔代表選手だ。




「むにゃむにゃ…………おはよー。」




しばらくして3階から友達のマクダが寝ぼけた顔して降りてきた。

太眉でキュートな顔で、マクダもまためっちゃ可愛い。

しかもマクダは英語が全くダメで、俺たちが簡単な英語で質問すると、…………イェェエス!!と大げさに分かったふりして笑顔でうなづくのが超萌える。


カンちゃんもメロメロになってる。
ポーランドの女の子ってドイツに比べてみんな小柄ですごく可愛い。







「さぁ、朝ごはん食べてね。コーヒーでいい?紅茶!?あ、バッチャ、日本の友達のフミよ。」



「………ンア?……ジュビ?」




テーブルにはお婆ちゃんがちょこんと座って朝ごはんを食べており、ナプキンを首元につけてゆっくり食べていてとても可愛い。

俺の名前が言えなくてジュビ?ジュビーって言ってる。


ポーランド人、濁音多すぎ。



あとポーランドではお婆ちゃんのこと、バッチャというらしい。

マリシアが言うと田舎娘みたいで可愛い。













今夜マリシアが開催するパーティーはお別れパーティーとのこと。

マリシアは来週から勉強のためにウクライナに引っ越すらしく、今夜は50人くらいの友達が家に集まってワイワイやるんだそう。


マリシアは写真とか絵のアートもやっているらしく、パーティーの中で展示するエキシビションも併せて行うとのこと。


今日は朝からその準備でバタバタらしいので、俺たちも夜に帰ってくることにして町に遊びに行くことにした。




「それじゃあまた夜にね!!ウヒャイ!!楽しみ!!」



あ!そうだ!と無邪気にクルクル動くマリシアにひとつお願いをした。


いつも路上で使っている現地語の看板。


世界一周中、フロムジャパンの言葉をポーランド語で誰かに書いてもらおうと思ってたのをマリシアにお願いした。



すると明るい顔で、5分待って!!と部屋に入っていき、戻ってくるとめちゃくちゃ素敵な看板を描いてきてくれた。





おおお!!さすがはアーティスト!!

こいつは額縁もんだ!!!


ありがとうマリシア!!



















1人3ズウォティ、80円のトラムに乗り込んで町にやってきた。

久しぶりのブロツワフはかなりの都会で、こんなに大きな町だったっけ?驚いた。





大きな近代的なビルが並び、中心地のオールドスクエアには他のヨーロッパの町に引けをとらない美しい中世の街並みがズラー!っと広がっている。


シティーホール、巨大な教会、色とりどりのカフェやレストランがとても麗しい。


観光客もすごく多く、いたるところに路上パフォーマーや物売りがいてとても賑やかだ。





















でも知ってる。

このオールドスクエアがかつて徹底的に破壊されたことを。

マリシアのお父さんが以前言っていた。


第二次世界大戦時、ポーランドは戦禍の中心となって多くの町が破壊され尽くしたんだそう。


今は再建されて美しい街並みを取り戻しているけど、少し脇道に入ったらまだかつての傷跡が残っていて、廃墟も多いんだそう。












マリシアのお父さんはフリーの報道カメラマンをやっていて、かつて冷戦時には警察に捕まったことも何度もあると言っていた。

このポーランドがどんな風に歴史に揉まれてきたのかを間近で見てきた証人だ。


今お父さんは仕事でベルギーに行っており、今回会うことはできないけど、あの時お父さんが町のことを語ってくれた時の表情は忘れることができない。


そんなこともあって、ポーランドは俺の中で暗い雰囲気のイメージがまだ残っている。





ていうかポーランド、美女多い。






そしてピエロギ好きすぎ。







小人おりすぎ。



























夜のパーティーまでやることといったら路上くらい。

前回、チェコからこのポーランドに入り、ブロツワフにたどり着いてすぐに路上をやっていたら、現地のジャンベパフォーマーと仲良くなっていい感じでセッションをした。


楽しく演奏していたんだけど、しばらくしてそこにガラの悪いフーリガンの連中が絡んできて、いきなりジャンベの兄ちゃんのことをブン殴って血まみれになり、ポーランド入国から数時間で流血事件に巻き込まれるというとんでもない思い出がある。



あのガラの悪い連中はとりあえずスクエアの中には見当たらないけど、やっぱりちょっと気が張ってしまう。

カンちゃんがいるんだから余計気をつけないとな。







ぶらぶら歩きまわっていたら大きなデパートに繋がる地下道にいいスペースを見つけたので、そこで歌うことにした。





人通りは申し分なし。むしろ多いくらい。

目の前がデパートの地下入り口になっており、声も響いて完璧なポジショニング。



1発でこの場所を見つけるなんて今日の俺冴えてるなとワクワクしながらギターを取り出した。

マリシアが描いてくれた看板を置くと、みんなチラチラと見てくる。



よーし、久しぶりのポーランドの路上。


ドイツまでは稼げないだろうけど、いい反応もらうぞ!!


















反応激薄…………


いや、パラパラとコインは入る。

でも人通りの数に比べて、演奏に反応してくれる人がめちゃくちゃ少ない。


そしてまぁこれは仕方ないことだけどお金の単価が低い。


1ズウォティコインとか2ズウォティコインがほとんどで、マックスで10ズウォティ紙幣が何枚か入ったけど換算すると260円。

ドイツの2ユーロコインとほとんど同じ金額。


こいつは稼げんわ…………






今日の俺、めっちゃいい声出てる。

地下道ということもあって声が響き、今日の俺めっちゃ歌上手い。自分でもかなりキテると思える。


でもめっちゃ反応薄い。

人だかり作ってやりたいんだけど、最大でも10人くらいしか集まらない。


ぐうぅ…………厳しいなぁ。









そんな感じで苦戦しているとき、とても上品なお婆さんが立ち止まった。

俺の前に立ってニコニコしながら演奏を聞いてくれ、楽しんでくれている雰囲気が伝わってきて手ごたえを感じた。

よっしゃ、楽しんでもらえてる。



と思っていると、お婆ちゃんが近づいてきて、ポーランド語で何か話しかけてきた。


ごめんなさい、ポーランド語、わかりません、ニエ、ニエーと言ってもお構いなしにポーランドで話し続けるお婆ちゃん。


うーん、何を言ってるんだろう?となんとか想像しようと耳を傾けると、誰かの歌を歌ってほしい的なことを言ってるよう。

お婆ちゃんが歌を口ずさんで、この歌よ、この歌知ってるでしょ?みたいな感じで聞いてくる。



い、いやぁ…………聞いたことないなぁ…………




「誰の歌ですか?」



「ウラジミールビジョビジョ。」




知るわけねぇし!!!
完全にこの辺り限定やし!!

ていうかポーランド人、濁音多すぎ!!


でもお婆ちゃん、声かけてくれてありがとうね。



そのあと話しかけてくれたナイスカップル!!ていうかポーランド本当美女!!












「よー!兄ちゃん!!タバコくれ!!タバコ1本ちょうだい!!ぐへへへ~~。」



「向こう行け!!」



酔っ払ったホームレスがやってきて俺の前でウェエエ~ウェエエ~!!とわめきだし、タバコをせびってきたので追っ払うと、5メートル横に座って物乞い開始。


まぁ気にせずやっていたんだけど、ホームレス仲間がやってきて、ウェエエ~………と地面に寝そべって喋り始めた。






ウルトラ臭え!!!!

ズボンの股間のところが黒ずんでいて、半径10メートルくらいにウンコの臭いを放ちまくっている!!



我慢して歌っていたけど息つぎのたびに臭すぎてあまりにも気持ち悪くなって、もうダメだというところで警備員登場。

ホームレスを足で小突き、地下道から追い出した。



ふう………すげぇ臭いだった…………

人間あそこまでの臭いをまとえるもんなやなぁ……………











そんな感じで色々ありつつも、ポーランド人の女の子可愛いなぁって思いながら1時間半くらい。


ここでやりたいんだけどあなたどれくらいやるの?と始める前に聞いてきた他のパフォーマーの女の子に2時間と伝えていたので、時間通りに場所の交代。

女の子は俺が片付けるとすぐさま横で演奏を開始した。




ブロツワフは都会なのでパフォーマーが多く、こうした場所取り合戦が繰り広げられてるので、場所を選ぶならもっと中心地から離れた静かで目立つところを選ぶのがベストだな。


今日はあんまり時間がないので1時間半で終了。

あがりは144ズウォティ、3800円。飯代とビール代くらいは出たかな。



















それからちょいとお買い物をしてマリシアの家に帰ると、すでに何人かの友達が集まってワイワイとパーティーの最終準備をしていた。


ていうかマリシアの友達みんな可愛いすぎ!!

みんな日本に来たらすぐモデルになれるくらい可愛くてスタイルがいい。



























家の2階から3階に上がる階段の壁を見てみると、マリシアのアート作品が飾られていた。




いくつかの作品がライトアップされ、とても素敵な展示スペースになっていた。



ていうかマリシア、天才じゃねぇか。


絵だけでもものすごく感情的で表現力豊かなのに、他にもたくさんのスタイルの作品がある。

これとかヤバい。




切り絵で物語を創作しており、ところどころに意味はわからないけど言葉が貼り付けられており、めちゃくちゃアーティスティックでそしてセンスが溢れてる。










自分のこれまでの旅の経験をイカしたパンフレットにまとめていたものもあったんだけど、その中に俺の写真もあったのは嬉しかった。



いやぁ、マリシア天才だわ。


アバンギャルドやね!って言ったら、わーいわーい!!と手と足をあげるマリシア。

だから可愛いすぎる!!















夜になると、家の中はやってきたたくさんの友達でごった返した。




みんながマリシアのことを愛していて、マリシアも彼らのことを愛しているのがわかった。


テーブルにはサラダやフルーツ、ケーキ、パイなど色んな料理がお皿が並んでいるんだけど、これらはすべてマリシアが作った手料理だ。


かなり凝ったものも多いんだけど、お肉が入っていないのはなんで?と尋ねると、今日は金曜日、クリスチャンは金曜日には肉は食べないのよとニコニコしながら言った。

マリシアは天使のような顔の、敬虔なクリスチャンだ。











ビールを飲み、さらに回ってきたウォッカのショットを飲み、みんなとお喋りし、映画の中でよくある外国のホームパーティってやつを楽しんでいたらかなり酔っ払ってしまった。


でも寝てしまう前にこのパーティーのためにやりたいことがどうしてもあった。




パーティーの中で俺たちもアジアの食べ物をひとつみんなに振る舞おう!!



そうして作ったのがこれ!!








辛焼きそば。



「オフッ!!………オゥッ!!………美味しいよ!!ドーブレドーブレ!!」



「ゴフッ!!……………ドーブレー!!」




みんなむせながら食べまくってくれ、作った辛焼きそばはあっという間になくなってしまった。


ポーランドには辛い食べ物はほとんどないってマリシアに聞いていたから、アジア人こんなの食べてるの!?口の中おかしくなってるんじゃないの!?って驚かしてやりたかったんだけど意外にもめっちゃ好評だったな。

















ワイワイガヤガヤ、家の中のあちこちでグループができ、みんな楽しそうにお喋りしている。


ここはポーランド。

とことん先進国のドイツから入ってくるとだいぶ古ぼけた印象を受けるポーランドだけど、当たり前にここにもイケてる若者たちがいて、それぞれの人生を生きている。


冴え渡ったアートで、人間の深いところを表現している。


その国のことを知りたかったら、1番はその国で生きる人と触れ合うこと。

できるなら住むこと。


その国のことをなんとも思わなくなるくらい日常化したとき、その国の本当の顔が見えてくるんだろうなぁ。


そうなったらもう旅ではなくなってしまうんだろうけど。








パーティーはいつまでも終わらなさそうだったので、ふらふらなりながら表の車に行き、その中で寝転がった。


あぁ、いい夜だな。






~~~~~~~~~~~~~~~~~~


イギリスのホテルをアゴダでとってくださったかたがいました!!


今回行くかかなり迷っているところです………ビートルズ…………


どうもありがとうございます!

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