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今までで1番豪華なモスクだったかも

2016年5月15日(日曜日)
【アラブ首長国連邦】 アブダビ











アラブ首長国連邦って7つの国の集まりらしい。








国って言ってもよくわかんなくて、首長というボスを中心とした豪族国家みたいなことなのかな。



アブダビ
ドバイ
アジャマーン
ウンムアルカイワイン
シャールジャ
フジャイラ
ラアスアルハイマ


これらの小さな小さなイスラムの首長国が、このアラビア半島にはたくさんある。


それらはかつてイギリスに支配されていたそうだ。



1950年代に石油の採掘が始まり、しばらくしてイギリスがアラビア半島から撤退。


単独での独立は厳しいと判断したアブダビが他の首長国に呼びかけ、7つの連邦国家ができあがったという流れだそう。


1960年代には石油の産出が本格化し、現在も石油の埋蔵量は世界5位、天然ガスの埋蔵量も世界の3.5パーセントを占めるらしい。


1番の輸出先は日本だというからちょっと驚く。







ちなみに石油がとれるのはアブダビで、ドバイではほとんどとれないらしい。

ドバイは金融とかで急成長した国なんだそうだ。




ドバイのオリジナルの国民はわずかに人口の13パーセント。

そのすべてが国家に保護された超金持ちたち。
彼らは優先的に国の公務員になることができ、外国人労働者たちを管理する立場になる。





なんにしても、生まれたその土地に石油が埋まっていた、っていうだけでこの世の春を手に入れることができるなんてまぁ不平等だ。

UAEの人々はみんな神のような生活をしている。

ノルウェーもすさまじく裕福な国だけど、それもまたオイルマネーによるところが大きい。



東南アジアのズタボロの国では、今も原始時代みたいな生活をしている人たちがいる。

アフリカもきっとそうだろう。



しかし資源に頼らなくても経済政策で成功している国だってある。







この地球、色んな土地があって色んな人が住んでる。

どの土地にもそれぞれの物語があると思うと、不平等さも愛国も、すべてが運命のようにさえ思える。


まん丸の星のたくさんいる人間の中の、小さなひとつの人生だ。

















ネットで調べると、ドバイからアブダビまで1時間で行けるそうな。

バスの値段は25ディルハム。750円。

2人で往復3000円。



あんまりお金はないけど、それくらいなら大丈夫だ。








というわけで空港の隅っこの空き地に荷物を全部隠して手ぶらになりいざ出発。


ネットで調べた情報ではデイラシティセンターという駅のバスターミナルからアブダビ行きが出てるということだったので行ってみると、余裕でそんなもんないよと言われてしまう。




よし、もうアブダビ行きはやめよう。





うあああああ…………なんでネットの情報と違うのかなぁ。

アルグバイバっていう駅から出てるって教えてもらったんだけど、そこまで行くのにメトロ代が500円ですか。


500円無駄にしましたね。

地味に痛い……………








必殺のセリフ、「せっかくここまで来たんだし」を繰り出して自分に言い聞かせ、頑張ってアルグバイバの駅までやってきた。


そしてバスターミナルにやってくると、すぐにアブダビ行きのバスを発見。



値段は25ディルハムなんだけど、UAEってバスに乗るのに専用のバスカードってものを購入しないといけないパターンの国なので、それもあわせて購入。



1人40ディルハム、1200円。高い…………

明日UAE出るのに今さらバスカードいらんし…………





でも乗り込んだバスは、まぁインドみたいなズタボロで窓全開でドライバーの趣味の音楽爆音でリクライニングがだいたい崩壊してる系のものではなく、フカフカのピカピカのシートでエアコンばっちりという先進国のものだ。



いやぁ、これから先ずっと快適だなぁ。

インドに滞在していたら、そのあとどうしてもインドのあの強烈さと全てを比較してしまう。



















バスは快調に走り、町を抜けると周りには砂漠が広がりだした。

ここがアラビア半島のど真ん中だということを実感できる乾いた砂の大地。


その中を伸びる一本道をバスは駆け抜けていく。






そんな砂漠地帯を抜けていくと、しばらくして人工の湾が見えてきた。

乾いた土地に海の青さが鮮烈にきらめいている。



湾の対岸に大きな工場地帯がある。

地図で見るとどうやら石油プラントらしい。



あそこにこの国の富の根源があるんだと思うとなんだか不思議だった。

こんな何もない砂漠のど真ん中に金のなる木が湧き出続けているんだな。



























ネットの情報では1時間で着くということだったんだけどまったく話が違って、アブダビに入ったころには出発して2時間以上が経っていた。


すでに13時。



今夜は荷物を置かせてもらっているコトミさんのお宅で晩ご飯をご一緒する約束をしている。


ワイファイが捕まらなくてまだメールのやり取りができていないけど、多分19時くらいにドバイに戻ればいいはず。


UAE最後の夜にまたあのイタリア人の旦那さんの美味しいイタリアンが食べられるかと思うとめっちゃ楽しみだ。


そのためにも早めに戻らないとな。














ひとまずバスターミナルの横にあったショッピングモールでお昼ご飯。

いつものお惣菜とパン。めっちゃ美味しい。








バスで来る途中から思っていたけど、アブダビってあんまりビルが多くなくて、ドバイに比べるとかなり田舎だなって思った。

ショッピングモールの中にも人があんまりいないし、ドバイみたいな活気がない。閉まってる店舗も多い。

歩いてる人たちも垢抜けてない感じだ。















もちろんウルトラお金持ちエリアではあるし、どちらかといったらドバイよりもお金を蓄えてる場所のはず。


そう考えるとドバイがすごすぎるんだよな。


酒飲みまくりの水着で泳ぎまくりで、イスラム国だというのに考えられないことが日夜繰り広げられている。

そうやってチャラい文化を受け入れて経済大国に発展してるんだよな。



宗教とか歴史とかいってたら国は発展しないのかな。

イスラエルってすげぇよなぁ。



















あんまり時間がないので1ヶ所だけどこか見に行こうと市バスに乗って郊外に向かった。


ドバイとアブダビでは色々変わるみたいで、ここでもまた別のバスカードを買わないといけない。

10ディルハム。300円。




20分ほどで郊外の寂しげな場所でバスを降りると、目当てのものはすぐ目の前にあった。













白亜の巨大なモスク。



こいつはすげぇ…………






青空にそびえるミナレットと丸い屋根。

あまりのデカさにちょっと遠近感がおかしくなりそうだ。

シェイクザイードモスクという名前らしい。

















周りを少し歩いてみたんだけど、不思議なほどに人の気配がまったくない。


モスクの入り口も見当たらないし、唯一ある車のゲートにはデカい銃を抱えた兵隊さんが侵入者をソッコーで蜂の巣にしそうなオーラで立ちはだかっている。


物音がまったくしない静寂で、階段のところには雑草が生えているし、どうやらあまり観光地といった場所ではないみたいだ。

ムスリムのVIPたちが来るような閉鎖的なモスクなんだろうな。
















道路の縁石に座ってしばらくその目の前の異様な光景を眺め、このへんで早めにドバイに戻ろうかと立ち上がった。

こんなに綺麗でどデカいモスクを見られただけでもアブダビに来た甲斐があった。




でも、一応モスクの反対側も見に行ってみることにして、車道をテクテク歩いていく。



今日の気温は37℃。インドよりはだいぶマシだけどそれでもそこそこ暑い。












すると、そんな俺たちの横で1台の車が止まった。

中のドライバーがこっちに手を振っている。



「ヘイガイズ!モスクに行くんだろ?乗ってきなよ!暑いだろ!」



うおお、ヒッチハイクしてないのにヒッチハイク成功、の必殺技が久しぶりに出たな。






乗せてくれたのはフィリピン人のカップルだった。


アブダビでバリバリに働いているビジネスマンで、綺麗な英語を喋り、いい人オーラ全開の彼の名前はマッキー。

このUAEでお酒の輸入販売の会社で働いているんだそうだ。




「旅してるのかい!ナイスだぜメーン!一緒にモスクを見て、それからどこか行きたいところはあったら連れてくよ!エミレーツタワーとかどうだい?アブダビには見所がたくさんあるから案内するよ!」



「あ、マッキーありがとう。でも今夜は友達と約束があるから早めにドバイに戻らないといけないんだ。」



「そうかい!友達と約束、ナイスだね!じゃあモスクを見終わったら町のバスターミナルまで乗せていくから心配しないでね!」





うおお、マッキーめっちゃいい人…………

せっかく彼女とのんびり観光に来てるのにこんなに俺たちのこと気遣ってくれて…………


でもマジでコトミさんと約束があるからあんまりマッキーたちとのんびりもしてられない。


マッキーたちがめっちゃゆっくり回る人たちじゃなきゃいいんだけど…………





「いやー、本当マッキーありが……あれ?……………iPhoneない。」



「え!?iPhoneないの!?さっきの道路の縁石のところじゃない!?」



「なに!iPhoneがないだって!すぐ取りに行こう!車に乗って!」





せっかくモスクの駐車場に車を止めたのに、俺のせいでまた元の場所に戻ることに。


うわああああ!!マジでごめん!!




「気にしないで!!それにiPhoneもきっと見つかるよ。アブダビは世界で最も治安のいい国のひとつだからね。もしiPhoneや財布をなくしてもだいたい警察を経由して戻ってくるんだ。」











iPhoneは道路の縁石の上にぽつんと置いてあった。


マジで運がいいだけ…………

なくなってもおかしくないシチュエーションがすでに何回あったかわからん…………


この前iPhoneをスられたカンちゃんは運が悪かっただけだ……………











というわけで、いきなり乗せたやつがiPhoneなくしかけるというマッキーたちからしたらウルトラ面倒くさいことをやらかして時間をロス。


ぐるりと遠回りをしてやっとこさまたモスクの駐車場に戻ってきた。




「さぁ、行こうか!でも女の子たちは髪の毛をカバーしないといけないから先に服を着替えに行こう。」



ここはモスクなので服装に気をつけないといけない。モスクにはドレスコードがある。

俺もカンちゃんも朝の時点で綺麗な服を着て、肌を露出しないようにしてきた。カンちゃんはストールを持ってきて髪を隠せるようにしてる。ぬかりなし。



でもマッキーの彼女がそんなカバーとかを持ってないので、先に服を着替えないといけない。







このシェイクザイードモスク、なんとそういった準備をしてこなかった参拝者のために、イスラムの衣装の貸し出しをしている。しかも無料で。


女の人は黒い全身が隠れる服にフード、男性は白い服、これらを運転免許証などの提示で貸してもらえる。


ムスリムでなければこの服装をすることなんてまずないので、観光客たちはみんな大喜びで記念写真を撮っている。



ムスリムのためのルールとはいえ、素晴らしいサービスだな。

こっちが気をつけて訪れないといけないはずなのに。


欧米人の観光客なんて、男はTシャツに短パンにサンダル、女はオッパイが見えそうなチューブトップにホットパンツという、モスクなめてんの?みたいな格好で来てる人もいる。

















無事ドレスコードをクリアーしたらいざモスクに向かった。



もう言葉を失うとはことこと。




















白亜の建物が青い空にそびえ、豪華絢爛な装飾が大理石にうつっている。

おびただしい数の柱がどこまでも並び、その間をムスリムの人たちが現れては消える。




これはこの世界の中の光景か?

イスラムの建造物の空間の使い方ってなんて美しいんだろう。


風邪をひいたときに見る不思議な夢の中のよう。


こいつは半端じゃねぇ…………


































堂内に入ってさらに度肝を抜かれた。


天井から吊り下げられたシャンデリアがマジで人生最強の豪華さだった。













あらゆる装飾が凝りに凝っていて、緻密で美しく、ため息しかでない。


結構いろんなモスクを見てきたけど、こんなすごすぎるのは見たことないよ。一体どれほどの金がつぎ込まれているんだろう。



堂内にはエアコンが効いているし、衣装の貸し出しもそうだし、このモスク自体も入場料タダだし、UAEの経済大国としての顔と敬虔なムスリムの顔の両面を象徴するような場所だと思った。









もうマジで、半端ない!!!

危なっ!!

さっき裏側からモスク見て満足して帰らなくてよかったーー!!


ここはマジですげぇ!!
















「ガイズ!オッケーかい!よし、それじゃあそろそろ町に向かおうか!」



優しくてめっちゃ紳士のマッキーの車に乗り込みバスターミナルに向かうんだけど、時間はすでに18時を過ぎていた。

これから2時間かけてドバイに戻ったら空港に着くのは21時過ぎだ。


さすがにそんなに遅くから晩ご飯は申し訳なさすぎる。


マッキーに電話を借りてコトミさんに電話すると、やっぱりその時間からだと遅すぎるので今日はやめとこうかということになった。

預かってた荷物だけ空港に持っていくねと言ってくれたコトミさん。





初めての国で情報が少なかったのはあるけど、ディナーの約束をしていてドタキャンしてしまったことにカンちゃんと2人で凹んでしまった。


申し訳なさすぎる……………

時間の読みが甘すぎた…………






















「それじゃあ、次アブダビに来たら一緒に飲もうぜ!町の案内もするからさ!いい旅を!!」



途中、俺たちに水とコーラまで買ってくれ、最後まで紳士だったマッキーにバスターミナルまで送ってもらった。


マッキー!!マジでありがとう!!

また必ず来るからその時は日本酒飲もうね!!



25ディルハム、750円のバスに乗ってドバイへ戻った。





















アルグバイバに到着し、急いでメトロに乗り込んで空港へと向かう。

時間はすでに21時。

ワイファイがなくてコトミさんとの連絡が取れないのが怖い。早く戻らないと。



そして空港に着く直前でカンちゃんがメトロのチケットがないと慌て始めた。




「あれ?どこ入れたっけ………あーもう…………」




バッグの中やどこを見てもチケットはない。

俺のは胸ポケットに入れている。



さっき乗り込んだばかりなのにどこに行っちまったのか。


結局見つからないまま空港に着いてしまい、俺だけ改札をくぐって駅員さんに説明すると、新しい代替えのチケットを買ってくださいとのこと。

10.5ディルハム。300円。




高くなってるし………

なくしたチケットの値段は8ディルハムだったのに上がってるし……………





でも何を言ってもしかたない。なくしてしまったペナルティだ。
下手したらこれで罰金とられる国だってある。









代替えチケットを買って改札をくぐり、すぐにワイファイを繋いでメールをするとカンちゃんがボロボロ泣きだした。


コトミさんの旦那さんのドミニコさんが今夜のためにご飯を作って楽しみに待っててくれてたみたいだった。


友達との約束を守らなかったこと、そこにチケットをなくすなんてことが重なって情けなくなって涙が止まらないカンちゃん。


この前のiPhone6を盗られたことよりもはるかに悲しいと泣いている。
















少ししてコトミさんが車に乗って荷物を持ってきてくれた。




「全然気にしないでー!!また来てよー!!それにヨーロッパは私もフライトでよく行くから向こうでも会おうー!」




こんなに遅くなってしまったのに俺たちのことを一言も責めなかったコトミさんに何度も謝った。

マッキーにしろ、コトミさんにしろ、俺たち迷惑ばかりかけてるのにみんな良い人ばっかりだ。



ちゃんとしなきゃなぁ。


コトミさん、本当に申し訳ありませんでした。
そしてありがとうございます!!

ドミニコ、本当にごめんなさい!!ラザニア死ぬほど美味しかったよ!!























一息ついてから、さぁ最後の移動だ。

今いるターミナル3と出国の飛行機が出るターミナル2は空港の真逆に位置している。

歩いてはとても行けない。



しかし、このドバイ空港は信じられないことにターミナル間の無料シャトルやモノレールが存在しない。


このドバイの空港なのに。

誰に聞いてもタクシーで行けという。





ドバイは確かにタクシーが安い。

チョイ乗りで500円も払えばだいたいのところに行ける。


しかしここにちょっと罠があって、空港内で捕まえたタクシーだけ値段が違うのだ。


普通のタクシーの初乗り料金は5ディルハム、150円。

空港から乗ると25ディルハム、750円。




この前ロストバゲッジを取りに行くときにこの罠にハマってしまって、500円くらいの距離を1500円も払ってしまった。

めっさ高い。




なのでバスかなんかで行きたいんだけどドバイ空港にはシャトルがない。


何人かはシャトルがあると言う。でも教えられた場所に行ってみたら誰もないと言う。


インフォメーションの人、駅員さん、バス乗り場のスタッフ、あまりにも全員言うことが違うのでムカついてしょうがない。




結局何が本当なのかわからないままバスは諦めることに。



根性で荷物を担いで15分ほど歩き、空港の外に出てからタクシーを捕まえ、やっとのことでターミナル2までやってきた。


汗だくでヘトヘトで、本当俺たちっていつも何かあるよなぁ。

もっとスムーズに旅できんかな。
































無事チェックインを終え、コーラを買って搭乗ゲートの前に座った。


ちょっと心配していたトルコ出国のチケットの提示も求められなかった。

ドバイもトルコもめちゃくちゃ楽勝だ。




カンちゃんの肩を抱いて、ぼんやりと次の国のことを考える。

あっという間だったドバイ。


目の前には出稼ぎ労働者らしき大量のインド人たちが長蛇の列を作っている。


里帰りするところなのかな。


きっとこの空港ではよく見られる光景なんだろう。





みんなあの暑くて騒々しい国に帰っていくのか。

ドバイでの近未来的な生活はきっと人生の思い出になるんだろうな。

























「ねぇフミ君。iPhone盗られるし、荷物ロストバゲッジするし、チケットなくすし、私のこと足手まといって思うの?」




悲しそうに聞いてくるカンちゃん。




「そんなことないよ。だってカンちゃんの失敗は俺の失敗でもあるんだから。2人で旅するってそういうことだよ。」



「あー、10年先もそう言ってくれてたら良いなぁ。私ドジキャラじゃないんだけどなぁ。」




カンちゃんは俺が失敗した時、いつも優しくなぐさめてくれる。

俺のことを責めたことは一度もない。

そうやって、相手を敬うことをいつまでも続けていけたらな。



トラブルが起きた時こそカップルの絆が試されるよな。


カンちゃんありがとうね。いつも優しくしてくれて。










4時フライト予定だった飛行機の時間は、どんどん遅れて5時を過ぎた。

夜が明けて窓の外が明るくなってきた。


搭乗待ちの人たちはみんな眠そうな顔をしていた。


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