2016年3月10日(木曜日)
【インド】 チェンナイ
喉が苦しすぎて全然眠れない。
喘息の時みたいに呼吸がほんの少ししかできない。
喘息持ってる人なら分かると思うけど、肺に全然空気が入っていかないあの感じって本当に辛い。
呼吸ができなくて、それに鼻の奥が痛くて、咳すると喉だけじゃなく肺までものすごく痛い。
完全に風邪だ。
結構ひどめの。
一晩中、ずっとベッドでのたうってた。
「フミサン、コウチャデキマシター。」
朝、カデルに起こされていつものようにチャイを飲みにリビングに行こうとするが、体があまりにもダルくて起き上がれなかった。
咳がひどい。
それをみかねてパパが病院に連れていってくれた。
俺、前回のインドで死ぬほど体調壊して、日本に帰ってから2年間、ひとつも病気になってなかった。
2年間ずっと体調良かったのに、インドに来た瞬間、10日で2回も病院に来るというこの国の実力。
いきなり冬の日本から灼熱のインドに来たっていう気温差もあるんだろうな。
あとは環境の変化で体がストレスを感じてるはず。
今日もたくさんの薬を処方してもらった。
全部で210ルピー。350円。安いなぁ。
ちなみにここのドクターはカデルの学校の卒業生らしい。
パパの学校の生徒はアラコナムだけでなくチェンナイ、そしてインド全土、さらにニューヨークやロンドンなどでドクター、弁護士などのエリートとして活躍してるんだそうだ。
あまりにもキツくて今日はずっと部屋で寝てた。
さすがに授業ができる体調ではない。
ここがカデルの家でよかった。
町の人から尊敬される人格者であるパパ、優しくて元気なママ、美人で賢いハニー、そして国際人であるカデル。
みんなが俺を気遣ってくれる。
泣けてくるほどありがたい。
何かお返ししなきゃっていつも思ってしまう。
少しでも生徒たちといい時間を過ごして、いい歌を歌い、何かを子供たちに伝えることが今の俺にできるただひとつのことだし、そのために俺はここにいるんだ。
早く体治してベストを尽くそう。
あー………きつ。
動けないわー…………