2016年1月26日(火曜日)
【東京都】 御茶ノ水
結局あれですね。
お持ち帰りできませんでした。ゆうべ。
あんなに素敵な可愛い女性がたくさんいたというのに、BどころかAもできませんでしたよタビジュンさん。
どうやったらヨリドリミドリで女の子たちに奪い合いをされるような男になれるんですか。教えてくださいタビジュンさん。おいおい、順番だぜ、つって。
モテ男の秘訣ってなんですかっていうかAからBからCからHしたいよおおおおお!!!!!
仕方ないからG(自慰)しました。
リアルタイムで昨日タビジュンさんと会いましたのでその記事はまた後日( ^ω^ )
ていうか飲み会でお持ち帰りとか1ミリも狙ってないし!!!!
さて、久しぶりに伊藤親分に会いに行きました。
そしてウナギをご馳走になり、無駄に精力がすごいことになってもうどうすればいいんだろう。
肝吸いとか初めて飲んだかも!!
どうせならあれもこれも吸いたい!!
キモッ!とか言わないで!!肝吸いだけに。
ところで世界の貧困についてみなさんはどう思われますか?
インドのストリートチルドレンのためにリコーダーを集め始めたのは数ヶ月前。
ことの発端は伊藤親分の言葉だった。
「リコーダーを集めて持っていけばいいんだよ。」
それまでは、ただ前回のようにインドに行って子供たちに歌を教えようと思っていた。
俺がギターで伴奏を弾いて。
でもそれだと俺がいなくなった後にどうなるか、心配ではあった。
それがリコーダーがあればどうだ。
子供たちがそれぞれに練習できるし、ただ遊び道具にしてくれるだけでも全然いい。
なんて素晴らしいアイデアだ!と伊藤親分にお礼を言ってすぐにリコーダー集めを始め、すでに目標の100本近くまで集まった。
これだけあれば必ず何人かで合奏ができるはずだ。
「おー!そんなに集まったか!金丸君、インドではね、余計に教えすぎたらいけないんだよ。子供たちは勝手に覚えていくんだからさ。そして必ずその中には勘のいい奴ってのがいるもんだよ。1人2人すごく上達の早いやつがいるから、それを見て周りの子供たちも刺激になるんだ。教えすぎたらいけない。これ大事だよ。」
伊藤親分、御歳76歳。
未だ学ばせていただくことしかない。
こんなに尊敬できる爺ちゃん、そうはいない!!
伊藤親分、いつもいつもありがとうございます!!!!
ちなみに5月に伊藤親分の個展がまたパリで開かれるので、お近くの方は是非親分に会いに行ってください!!
さてと、これで今回の東京での予定はほぼ終わった。
今夜、高速バスで大阪に戻る。
乗ってきた車はこのままカッピーに引き渡して、カッピーの会社の所有物としてみんなで使うものとする。
イベントの機材や物販の運搬に役に立つはずだ。
車の中の物を全部整理して、持ってきたバッグパックに詰め込んでいく。
毛布や寝袋、マット、集めたリコーダー、いただいたたくさんの餞別の品々、
車を手に入れてから数ヶ月、日本を走り回って、各地でもらった思い出の物たちがたくさん車の中にある。
本当に本当にありがとう。
俺から返せるものが何もなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
東京にはまだ会いたい人はたくさんいる。
時間がなくて全員に会えないのは残念だけど、また無事に戻ってきてすぐに会いに来よう。
元気に面白い旅をして、そして帰ってくること。
それで少しでも何かを返せたらって、ワガママなことはわかってるけど、今はそれで勘弁してください。
荷物の整理が終わった。
よし、大阪に戻るぞ。
カッピーが運転席、俺が助手席に乗って渋谷の首都高の下を走っていく。
カッピーの運転はなかなかデンジャラスでハラハラしてしまう。
グランドキャニオンでマジでコロラド川の藻屑になりかけたあの記憶がよみがえる。
「だーいじょうぶだってー!!あらよっと!!」
は、ハンドルの切り方が怖い!!!!
もうちょっとブレーキかけて!!!!
そんな恐ろしい運転だけど、ハラハラとはまた違う感情も胸にある。
新宿のものすごいネオン看板の下で渋滞にハマりながら、カッピーがボソッと言った。
「いやー、なんか韓国から1人で帰ったあの日を思い出すわー。なんかなー。別にずっと会えなくなるわけでもないのにね。」
そんなこと言われるとこっちも寂しくなるやんか。
やめろよな。
帰国して1年半。
ずっとカッピーと一緒にやってきた。
本を出版し、CDを発売し、世田谷でデカいライブをして、一緒にラジオ局やスタジオに行き、いろんな偉い人に会いに行った。
カッピーはいつだって俺のことを考えてくれている。
これほどまでにカッピーが俺のために献身的になってくれてる理由を俺は知ってる。
カリフォルニア。
アメリカ横断を果たした俺たちは最後の地、ロサンゼルスのベニスビーチにいた。
果てしない道のりだったアメリカ横断を終えてたどり着いた西海岸で、俺たちはやり遂げた達成感を持ってビールを飲み、満天の星空の下、砂浜で眠っていた。
そして3人での最後の夜だったか。
桟橋の下でコロナビールを買ってきて乾杯をした。
わざわざレモンも買ってきて、ナイフで切ってボトルに入れたりもした。
あの時3人で、日本に帰ったら何か面白いことをしよう、と話した。
なんでもいいからデカいことをやろうって。
そして次の日にカッピーたちはオーストラリアに飛び、お互いの旅路を進んでいった。
その数日後、とある音楽事務所のかたがロサンゼルスまで俺に会いに来てくださった。
社長さんがブログをずっと読んでてくださっており、ちょうど所属アーティストのレコーディングがロサンゼルスであったので、うちのアーティストに金丸さんの路上を見せて学ばせてやりたいんですということだった。
そのアーティストさんは去年のレコード大賞の新人賞をとったティーナちゃんだったってのは後から知る話。
俺なんかの路上で学ぶものがあるかどうかはわからないけど、本当に社長さんとアーティストさんが会いに来てくださり、その時社長さんから、日本に帰ってきて音楽で何かするんでしたらご協力させてくださいね、というありがたすぎる言葉をいただいた。
ただの旅人である俺にはその言葉の真意がどれほどのものかはわからなかったけど、そのことをカッピーにメールで伝えた。
「へー、そうなんだ!すごいじゃん!やったね!!」
喜んでくれるカッピー。
でも、日本に帰ったらカッピーって男と一緒にやっていこうと思ってるんです、ごめんなさいって社長さんに伝えたよって言うと、カッピーはめっちゃ驚いていた。
「はぁ!!マジで!!その会社めっちゃすごいところなんだよ!!ヒット飛ばしまくってるとこだよ!!なんてことしてんの!?」
「え?だって話したやん。桟橋の下で。一緒に面白いことしようって。」
「そうだけどさ………いやー、もったいねぇなぁ…………」
そんなメールのやり取りだったと思う。
あの時の社長さんの言葉が、うちからデビューしましょう、っていう意味ではなかったと思う。
そういうのも含めて俺は平然とカッピーとやることを選んだ。
別にそんな大きな選択ではなかったと思う。
それに、1から2人でやっていくから面白いんだよね!!っていうことも話していた。
何も持ってなかったあの桟橋の下。
あれから、ほんの少し持ち物が増え、ほんの少し窮屈になった。
でもきっとまだ何も始まってはいない。
あの時話した面白いことってのは、きっとまだまだこんなもんじゃないよな。
ストーミーサイレント。
今この慌ただしい日々でさえ、嵐の前の静けさだと思えるような面白いことをやろうぜ。
カッピー、またな。
さぁ、お互いにまた新しい出発だ。
日本最後のライブ、詳細発表!
最後が山口県岩国市。大好きな町で、かなり渋い場所で歌います。2日後には飛行機です!!
共演も豪華なのでぜひ遊びにきてください!
★日にち………2016年2月7日(日曜)
★場所…………山口県岩国市 『水西書院』
★オープン……13時
★スタート……14時
★チケット……1500円(ワンドリンク付き)
★共演…………原田侑子、高瀬裕充