2016年1月14日(木曜日)
【宮崎県】 高千穂
昨日、宮崎の海側の名所を回りましたが、宮崎県は海だけじゃないんですよ奥さん。
そりゃあ日向灘はとても雄大で綺麗で景勝地には事欠かないですが、実は山側にもたくさんの名所があるんですよ巨乳の奥さん。
九州山脈はとても深く、平家の落人が逃げのびて住みついた里や、それ以前の神話の時代の村々が存在しています。
それはそれは神秘的な秘境の奥地に、八百万の神を祀る社が無数に点在するんですよこのスケベ!!どこを触ってもらいたいか言ってみろ!!!
というわけで今日は神話の国、宮崎の深いところを探るべく高千穂を目指すことにしましたよこの油断した二の腕のスケベ奥さんめ!!!
30させごろ40したがりめ!!
こういう無意味な下ネタを書いているとアフィリエイトの審査に通りにくくなるので皆さんはお気をつけください。
天領うどん食べすぎ。
天領うどんって肉うどんだけじゃないですからね。
天ぷらうどんと人気を二分しています。
ちなみに宮崎市内のほうのうどん屋さんで天ぷらうどんを注文すると、さつま揚げの切り身が乗ってきて、マジウケるーってなります。
天領うどん美味しいなあ。
日向から山に入っていきしばらく走ると、やがて標高が高くなっていき、橋が多くなってくる。
でもこれらの橋はただ単に川にかかったものではなく、むしろ谷にかかっているもの。
下をのぞけば目もくらむような高さの橋が山と山をつないでおり、まるで天空に橋がかかっているような静寂の高地だ。
この辺りを日之影という。
いい名前だなっていつも思う。
日本1高いアーチ橋とかが普通にその辺にかかっているようなこの場所には昔は橋なんて当然なかったわけで、だとしたらこの急激にえぐれた深い谷に降りなければ向こうの山には行けなかったわけだ。
こちらから向こうを見ると、とんでもない山の中腹に小さな集落がへばりついていたりする。
この車や橋のある現代でさえ不便極まりない生活のはず。
あの向こうの家ではどんな人が暮らしているんだろう。
あの日の当たらない谷底の民家ではどんな人が暮らしているんだろう。
ちなみにこの美しい山村が先日、世界農業遺産ってやつに登録されたらしい。
それらの橋のひとつに青雲橋という橋があるんだけど、ここは自殺の名所として有名な場所だ。
みんなここから飛び降りるそうだ。
おかげで飛び降りられないように高い柵が取り付けられている。
子供の頃にここを通る時にそんな話を聞いて恐ろしくてたまらなかった記憶があるなぁ。
この橋の下の谷底には集落があるんだけど、前にそこの出身の人に聞いた話がある。
たまに夜中とかにパーン!!という破裂音が谷間に響き渡るんそうだ。
誰かが飛び降りて地面か川に落ちた音が静寂の谷間に不気味に反響するんだそうだ。
みんなその音の原因を分かっているけど、いつものように眠りにつくらしい。
奇妙な山里の夜。
さてさて!!!!
それじゃあ宮崎県山側のカンちゃん観光地ツアー、最初はここ!!
天岩戸神社。
「天岩戸ってなぁにー?神様系のやつー?」
「天岩戸ってのはねぇ、昔々アマテラスさんっていう神様がこもった洞窟のことでね、アマテラスさんがいないとこの国に光がなくなるから周りの神様たちはなんとかアマテラスさんを外に出そうとしたんだよ。」
「へー、どうやって?」
「鏡とか勾玉とか綺麗な宝物を持ってきたりしたんだけどアマテラスさんは出てきれくれなくてね、じゃあ自分から開いてもらえるようにしようということで踊りの得意な神様が岩戸の外で踊って楽しそうな音楽を奏でたんだよ。それはそれは楽しそうだからアマテラスさん、気になって岩戸を少し開けて外を覗いてみたんだ。それを見計らってめっちゃ力持ちの神様が岩戸をこじ開けてどりゃー!って岩戸を放り投げたの。それでアマテラスさんは出てきたんだよー。」
「そうなんだー。よかったねぇぇ。」
「その時に踊ったのがアメノウズメさんっいって芸能の神様って言われてるんだよ。めっちゃ力持ちの神様はタヂカラオさんっていうの。タヂカラオさんが投げた岩戸はめっちゃ飛んでいって長野県まで飛んでいって、落ちところに戸隠神社ってのができたんだよー。」
「超力持ちだ!!!」
「そこの像のだよー。」
「ふんぬー!!」
この天岩戸神社。
高千穂の町のさらに奥地にあり、かなりの秘境感が漂っている場所。
木々の生いしげり方とか、周りの集落の風景とかも果てにやってきたような雰囲気だ。
普通にお参りできるんだけど、ここは必ず遥拝のお願いをしよう。
まず神社の入り口の売店で、遥拝お願いしますーと声をかける。
そして何人か人が集まってきたら神官さんが出てきて境内の案内をしてくれるのだ。
この神官さんのお話がまた丁寧でわかりやすく、非常に面白い。
神道の成り立ち、神様というものの存在、そして現在に至る天皇家のお話など、すべて興味深い内容だ。
「菅原道真も徳川家康も、死ぬ前は普通の人間でした。それが死んでから神様と呼ばれるようになりました。神様、というのは元々は人間だったのです。なのでアマテラスもスサノオも、かつて古代に生きていた人間だったのです。」
「天皇陛下は私たちが食べ物に困らないように祈ってくれています。皇后陛下は私たちが着るものに困らないように祈ってくれています。」
天皇は神様の家系だ。
元々ニニギノミコトが高千穂峰に天孫降臨され、そのひ孫が日向美々津の港から船を出して奈良県に入り、天皇に即位したといわれている。これが初代天皇の神武さん。
つまり天皇の祖先は神様。
この科学の発展した現代なのに、マジでそれが受け継がれている。
イスラム地域で、人間の祖先が猿?マジウケるー!人間の祖先はアダムとイブなんだよ?知らないの?バカなの?って真顔で言ってくる人に対して、本気で言ってんのか?宗教ってすげえなぁって思ってたけど、日本もそういう意味ではなかなかのスピリチュアルカントリーだ。
神官さんの案内を聞きながら境内を進んでいくと、本殿の横から裏手に回る扉がある。
ここでバサバサッとお祓いをしていただき、いざ、御神域に突入。
裏手の川沿いに出ると、川の向こうの山の斜面にぽこっこ凹んだ窪みが見える。
なんとあれが天岩戸なのだ。
アマテラスさんがこもったといわれるあの洞窟。
今では風化によって崩れ、ほとんど洞窟としての形はなしていないけど、伝説として言い伝えられている。
昔から神官も村人も誰1人立ち入ることのできないご神域としてされているんだそうだ。
はっきり言って、ただの山の小さな川沿いなので、向こう岸まで行こうと思ったらすぐに行ける。
そんであの窪みに入ってアマテラスさんの真似をしてみてもいい。
こういった好奇心は昔からだよなぁ。
天岩戸という完全に神話の中の物を見て神聖な気持ちになったら、今度は川沿いを上流へと歩いていく。
マイナスイオンに溢れた森の中、川のせせらぎを聞きながら進んでいくと、なにやらあちこちにチラホラと小石を積み上げているのを見つける。
まるで恐山のあれみたいなやつ。
なんだか不気味だなぁと思いつつもう少し行くと、森の中にがっぽりと口を開けた洞窟が出てきて、その中におびただしい数の石積みが広がっていた。
ここは天の安河原。
八百万の神々が集まった場所だと言われている。
積み石は一般的に亡くなったものの供養のためという意味合いが強いけど、ここでは単純に願い事のために石を積んでいるみたい。
山奥の洞窟、地面が見えないほどの積み石、その光景はあまりに異様で、霊感がなくても何かのオーラをヒシヒシと感じてしまうようなパワースポットだ。
神話の国にふさわしい神秘の場所。
お参りを済ませたら高千穂の町にやってきた。
こんなめちゃくちゃ山奥にある小さな町にも、宮崎銀行の支店や郵便局があって、商店やコンビニがある。
どこにでも人の暮らしがあるんだよなぁ。
小さなラーメン屋さんに入って素朴で美味しいラーメンを食べた。
次に高千穂神社に行って、立派な夫婦杉の前でベタに写真を撮り、最後に向かうは高千穂峡。
そう、宮崎の名所といえば、海側が青島、そして山側が高千穂峡。
サザエさんのオープニングで全国の観光地が出てくるアニメがあるけど、宮崎ではこの高千穂峡が選ばれている。
子供のころに親に連れられて来た記憶は残っているけど、それ以来ずっと来ていなかった。
ただ遠い昔の記憶があるだけで、とても特別な場所のような気がしてしまう。
「わー!すごーい!めっちゃ綺麗ー!」
「うおー…………こいつは綺麗だー……………」
高千穂峡は阿蘇山の火山活動により流れ出た火砕流の地層が、長年の歴史の中で侵食されて作り上げたV字の峡谷のこと。
溶岩が固まってできる柱状節理の断崖がそそり立ち、その隙間を深緑色の川がたゆたっている。
それだけでも幽玄とした景勝地なんだけど、この峡谷の狭まったところに真名井の滝という一筋の滝が静かに流れ落ちている。
ゴジラが引っかいたようなダイナミックな柱状節理の断崖、
さらさらと天から降り注ぐような柔らかい滝の曲線、
このふたつが相まって高千穂峡はあまりに完成された神秘の美しさをたたえている。
いやー、いい場所だわー。
でも高千穂峡の本当の楽しみ方はそれだけじゃない。
なんとこの渓谷をボートに乗って自分たちで遊覧することができるのだ!!!
子供のころ、ボートで真名井の滝に近づいて水しぶきを浴びて喜んでた記憶が蘇る。
あの時はもちろんお父さんが漕いでくれた。
あれから大人になって、今日は俺がボートを漕ぐぞ!!!!!!
カンちゃんにいいとこ見せてやる!!!
「すみませーん、今日はボートの点検日で休みやとですよー。明日はボート乗れるんでまた来てくださいー。」
な、なんてピンポイントで今日が点検日……………
まぁいいか。
子供のころの記憶と目の前の光景が重なってすごく懐かしかった。
これにて宮崎県、山側観光は終了。
い、いや!!他にもたくさんありますよ!!
椎葉とか諸塚とか西米良とか、独特な文化風習が残る村が宮崎にはたくさんあります。
あと3日あればだいたい回れるんだけどなー。
カンちゃん、これからも宮崎に来るたびに色んなとこに連れてってあげるね。
この夜はまた実家に帰り、お父さんお母さんとカンちゃんと4人で近くの居酒屋さんに行き、みんなでお酒を飲みながら美味しいお魚を食べた。
カンちゃんも昨日よりか馴染んでおり、お母さんと楽しそうに話をしてくれている。
お父さんもたくさん飲んで、カンちゃんにお酒をすすめて、ご機嫌だ。
あー、いい里帰りだな。
気がつけば、いつも里帰りしてたんだな。
人はこうやって故郷を離れていくんだな。
でもいつまでも故郷は故郷のままだ。
1月25日(月曜日)に、旅出発前の飲み会したいと思います!!
誰でも参加オーケーです!!
場所は東京三軒茶屋のバー、四軒茶屋です。
20時から飲み放題、軽食付きで3000円です。
東京で遊んだみんな、しばらく日本離れるので飲もう!!!
岩国ライブ、詳細発表!
最後が山口県岩国市。大好きな町で、かなり渋い場所で歌います。2日後には飛行機です!!
日本最後のライブ、共演も豪華なのでぜひ遊びにきてください!
★日にち………2016年2月7日(日曜)
★場所…………山口県岩国市 『水西書院』
★オープン……13時
★スタート……14時
★チケット……1500円(ワンドリンク付き)
★共演…………原田侑子、高瀬裕充