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金丸文武 新ブログ始動!!

みなさん、あけましておめでとうございます。

2016年になりましたね。



ていうか何書いていいのかわかんねぇ!!!

新しいブログだからなんか使い勝手もよくわかんねぇ!!!




えーっと…………まず日記書くか?

いや、まず最初は新しいブログの挨拶からにしようか。

このブログから読み始めてくれる人もいるんだから、まずは僕が何者か自己紹介しなきゃな。




写真貼ってみよ。






2016年、最初のラーメンは来来亭!!











さて、はじめまして、金丸文武といいます。

宮崎県日向市出身の34歳で、ギターの弾き語りをしながら旅をしています。

こんな顔です。









僕が旅を始めたのは20歳の時。

日向高校を卒業してしばらくして日本一周の旅に出ました。

行きのフェリー代とギターを持って沖縄に渡ったのがスタートです。


高校生の時から路上で歌って小遣いを稼ぎながらヒッチハイクでウロウロしていたので、そんな感じで日本一周してやる!と意気込んでいたのですが、最初の沖縄でまったく稼ぐことができず、ビビっていたのもあり、日本一周の前半は各地でバイトをしながら北上していきました。


宮崎の片田舎で育ち、人生で行った1番遠いところは修学旅行の東京がせいぜいだったので、すべてが新鮮でした。
それはそれで新しい経験ができて楽しい旅だったのですが、これではいけないと思い、後半からは気持ちを入れ替えて毎日路上で歌うようにしました。

雨の日も風の日も路上で歌い、たくさんの出会いがあり、ライブハウスにも出させてもらえるようになり、音楽の本当の楽しさや難しさを知ったのが23歳の時。


内陸部も離れ小島も、田舎も都会も、日本の全てを見てやる!!という思いで始めた日本一周。
47都道府県全部を回って宮崎県に帰った時には4年4ヶ月の月日が過ぎていました。








宮崎に帰ってからは、この日本一周の旅を1冊の本にまとめました。

自費で本を出版し、今度はその本を売り歩く旅をスタートさせます。

より音楽に重点を置き、各地のライブハウスで色んなミュージシャンたちとバトルを繰り広げながら日本を放浪。
こうして全国に友達ができ、もう何周したかもわからないくらい日本を旅してきました。


その時の放浪の日記がここ。

日本放浪日記












ようやく一区切りがついたのが28歳の時。
一旦宮崎に戻り、集大成となるCDの制作にとりかかりました。

バイトをしながら作っていたので結構月日がかかってしまったのですが、このCDが完成させた後にやりたいことはもうすでに決まっていました。


それが世界一周です。





知らない場所、果てしなく遠い場所を目指してずっと旅してきて、日本にはもう知らないところはほとんどなくなっており、自然とこの地球のはるか見知らぬ土地まで行ってみたいと思うようになりました。

CD制作などでお金はほとんど残っていなかったので、世界でもこれまで通り路上で歌って稼げばいい、そんな風に思いながら出発の日を迎えました。


世界一周の放浪記がここ。

6000円の世界放浪記




所持金6000円。ギターと寝袋。

それだけで充分だと、鳥取県からフェリーに乗り込んでロシアのウラジオストクへ。

人生で初めての海外が世界一周。

その最初の国がロシアというアポロを殴り殺したボクサーの国。あいつ強い!!

口から内蔵吐き出しそうになりながらウラジオストクの駅前でギターを抱えて歌い、コインがケースに投げ込まれた時の感動は今でも忘れられない。



それからシベリア鉄道に乗り込んでロシアを横断。

北欧に入ってヒッチハイクで北極圏まで行き、フィヨルドの隙間を南下して東ヨーロッパへ。

雪に埋もれながら野宿は本当に寒く、そうやってお金を節約しながらトルコ、ヨルダンと進みました。











中東でもイスラム教徒たち囲まれながら歌い続け、アフリカではデモ中の暴徒たちに襲われたりiPhoneを無くしてどん底を味わったりしながら西ヨーロッパに戻る。


平和なヨーロッパで友達の新婚旅行のサプライズにかけつけてパリのエッフェル塔の前で歌ったりしてほのぼの旅していたら、スイスでオーバーステイが原因で全裸にさせられてヨーロッパ強制退去。

なんとか朝から晩まで歌って飛行機代を稼ぎ、大西洋を越えてカナダに入りました。



カナダからアメリカに抜け、ニューヨークからロサンゼルスまで横断、さらに中米を全ルートローカルバスの移動のみで南下。

ボートで南米に突入して、ラテンアメリカの国々で治安の悪さに怯えながらも毎日歌い続け、なんとかアルゼンチンまで到達し、そこからまた飛行機に乗ってオーストラリアに渡りました。









ニュージーランド、シンガポール、東南アジアの国々はバッグパック旅をするには本当に楽なものだったんだけど、インドで全財産を盗まれて無一文になり、おまけに赤痢にかかって、死にそうになりながら路上で歌って命からがらインドを脱出。

ガリガリに瘦せこけながらも優しい人たちに助けられながら中国、台湾、そして最後の国、韓国までたどり着き、そこで余ったお金を全部はたいてギターを買い、釜山の孤児院にプレゼントしました。


釜山から福岡のフェリーに乗り込んで、日本にたどり着いた時、手もとに残っていたのは旅立った時と同じ6000円。

ヒッチハイクをして宮崎の実家にたどり着き、費用0円、60ヶ国、2年4ヶ月の世界一周は終わりました。



辛いことは山のようにあったけど、1日1日があまりに刺激的で、感動と喜びに溢れた最高の世界一周でした。


旅中にほぼリアルタイムで書いていたブログが多くの方に読んでいただけたこともあり、出版社の人からお話をいただけ、世界一周の本を出版することができたのは本当に嬉しいことでした。


さらにブログを読んでくださっていた音楽事務所の社長さんのご厚意でCDも発売。

その出版記念で、友人の写真家、shota miyakeと2人で世田谷区民会館ホールでのライブも行い、帰国してからの1年間はあまりに慌しく過ぎていきました。




日本全国を回り、旅中に応援してくださったかたや、ブログを読んでくれていた人たちとお会いし、たくさんのライブをやりました。

とても充実した1年。

しかし、心の中に小さな石のようにずっと残っていることが、いつも忘れられずにいました。









あれはインドを回っている時のこと。

コルカタの路上で1人のストリートチルドレンの少女と出会いました。


彼女はボロボロの服を着て、ボールペンや風船を持って、それを通行人に売ったり、食べ物をもらったりしている物乞いの子供でした。

彼女は僕が路上で歌って、インドの裕福な人々がギターケースにお金をドンドン入れてくれるのを不思議そうに見ていました。






オッさん近すぎ。





こうした物乞いの人は世界中に存在しており、路上で歌ってお金を稼ぐパフォーマーである僕とはいつもぶつかる商売敵みたいなもの。

ほとんどの場合が物乞いの彼らよりも音楽を演奏している僕の方が稼ぎがいいので、彼らとはあまり仲がよくなく、僕も彼らを遠ざけていました。


俺は音楽というパフォーマンスの対価でお金をもらってる。
お前たちみたいに哀れに寝そべってるだけじゃないんだって思いながら。




でも、インドのストリートチルドレンに会った時に、町の人々が彼らに対してあまりに冷たくしているのを見て、なんだかイラつきを覚えました。

インドという国のストリートチルドレンの数の多さや、それを当たり前に風景の一部のように見ている町の様子がその気持ちを増幅させたのかもしれません。



なんだかそんなインドにすごくイライラしてしまい、僕はその女の子に音楽を教えようとしました。

俺と一緒に音楽を演奏してそれで正々堂々と稼ごうぜ、犬みたいに追い払われながら食べ物を恵んでもらうんじゃなくてキチンと対価として金を稼いじまえばいいんだよ!!と思いました。



しかしその時、僕は旅中。

お金を盗まれて全財産をなくして余裕がなく、体調もボロボロだし、時間もない。

結局その時に女の子と一緒に路上演奏をすることはできないまま、僕はインドを後にしました。





あのことがずっと引っかかってる。

インドにはカースト制度というものがあり、現在は撤廃されたものの、今でもその階級制度の意識は国民の中に残っており、最下層の人々が人間以下の扱いを受けることが平然と日常の中にある。

僕も世界を回ってきて、そんなに世間知らずでもなくなり、貧困の民が地べたを這いずって生きている社会の仕組みに正義の怒りを覚えることもなくなっている。

でも、やっぱり納得いかない。




インド全体を変えることなんて出来ない。

世界から貧困をなくしたい、なんて大それたことも考えてない。


ただあの時出会った目の前の女の子にもっと金を稼がせて、尊敬される生き方を知って欲しかった。

音楽でこうして生きてこれた僕にはこのやり方しかわからないけど、音楽はきっと未来のある子供たちに何かの光をもたらしてくれる。


そのことを思いながら日本で過ごしていたら、もういてもたってもいられなくなってきました。







だからまたインドに行きます。

2月。

今度は武器を用意している。

日本全国をライブで回りながら集めてきたリコーダー。


ただのリコーダー。でもそれがいい。

これをインドのストリートチルドレンたちに配って一緒に演奏して、荒稼ぎして彼らと美味いもん食ってやる!!!
なんなら風俗行ってやる!!う、嘘!!!













これまでのエピローグはこんな感じです。

高校生の時に始まった路上人生。
20歳の時に始まった僕の旅。

その全てをぶつける相手がインド。

相手にとって不足なし、っていうか強大すぎ。



2月から始まる新しい旅は、ミュージシャンとして、旅人としての集大成になると思います。


はっきり言って、やってみなきゃどうなるかマジでなんもわからない。

余計ことするなってボコボコにされるかもしれんし、子供たちも興味を持ってくれないかもしれんし、また赤痢になって、あへ……ってそれどころじゃなくなるかもしれんし。


でも、やらないうちから無理って決めつけて何もしないようなクソ野郎には絶対なりたくない。


やるだけやって、めっちゃ頑張って、それでもダメならまだもうちょっと頑張る。


とにかく、インド、行ってきます。
リコーダーたくさん抱えて。






この新しいブログは、その旅を日記形式で書いていくことになります。

旅はインドの後も少し続ける予定ですので、最後まで読んでいただけると嬉しいです!!



よーし!!インドに行くまで日本でラーメン食べまくるぞ!!!








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