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チリで稼ぐ

3月9日 日曜日
【チリ】 サンチアゴ




オーストラリアのイータス取得は月曜日、明日の朝にやるとして、今日やるべきことはイースター島の食材の買い出し。


ただでさえ物価の高いこのチリ。
それが絶海の孤島であるイースター島に行けばどれほどの物価になるかは簡単に想像できる。


みんなある程度自炊できるだけの食材をサンチアゴのスーパーで買い込んで行くらしいが、中にはダンボールに詰めて持っていく人もいるそう。

きっと安宿といってもものすごい値段するんだろうなぁ………



ちょっと覚悟決めて行かないとなぁ、と思っていたらFacebookにメッセージが来ていた。



「金丸さーん、お久しぶりです。今僕イースター島です。泊まる宿は決まってますか?僕はティパニエモアナっていうところにいますので良かったら会いましょう。島で待ってますね!!」



お、これはコロンビアのカオリさんの家で会った星空マニアのユウタ君じゃないか。
世界中の星の写真を撮りながら旅をしている最高にロマンチストなユウタ君とはエクアドルのキトで別れてそれから会っていない。

そうか、ユウタ君今イースター島にいるのか。


なにやら島には安宿と一緒にキャンプスペースのあるところが何ヶ所かあるみたいで、ユウタ君の泊まっているところはドミトリーが8000ペソ、1600円、テント泊だと5000ペソ、1000円という値段みたい。

うん、悪くないぞ。


本当は節約のためにその辺で野宿しようと思っていたけど、イースター島はおそらく完全なる環境保護対象の島だろう。
野宿は禁止されてると考えるのが自然だ。



よし、向こうに着いたらそこに向かうとしよう。

ユウタ君、ナイスな情報ありがとう!!!








てなわけでまずは食材の買い出しからだ。

宿の近くにある安いスーパーマーケットに行き、自炊用のパスタや缶詰を買い込む。

9日間もいるからなぁ。
滞在日数分の食べ物を全部持って行こうと思ったら恐ろしい量になってしまう。

でもきっと向こうで買えばここの倍の値段はするだろう。

パスタ、缶詰、パン、ジュース、そして白ワインなど、1500円分くらいの食べ物をゲット。



お、重すぎる…………

イースター島行きの飛行機って荷物の重量制限ってないのかな…………




ともあれ、とりあえずこれでしばらく向こうでも食いつなげるぞ。

あとはこのサンチアゴでどれだけ資金を作れるかだ。

路上行くぞ。









photo:01




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ギターを持ってやってきたサンチアゴのショッピングストリート。

日曜の街は本当にひと気がなく閑散としていたけど、このエリアだけはたくさんの人で溢れていた。

路上パフォーマーもガンガン人を集めている。

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よーし、俺も頑張るぞ。


メインストリートのど真ん中で演奏開始。









すると昨日はあまり反応が良くなかったというのに、あっという間に人だかりが出来上がった。

昨日は1本外れた隣の通りでやっていたからだったのかな。
すぐにお金がバンバン入り始めた。


おっしゃいいぞ!!!

そしてやっぱり声の調子がいい!!


これまでクスコやウユニなどアンデス山脈の高地でやってきたので空気が薄くて全然声が続かなかったんだけど、標高が下がるとこんなにも違うもんか。

空気の濃さをこれでもかってくらい感じる。

何度も息継ぎしていた部分を一気に歌いきることができる。

いい感じだぞ!!






というところでお巡りさん登場。

ま、マジですか(´Д` )
昨日は何も言われなかったのに(´Д` )


「ライセンスは持ってるかい?」


「持っておりませぬ。」


「じゃあここで演奏したらダメだよ。じゃあね。」


「あ、ではどこならやっていいですか?」


「向こうにアルマス広場があるからそこなら自由にやっていいよ。」


その国の路上事情はやってみなきゃわからないもの。

とりあえず1番いい場所でやる。
それで注意されたらどこでやれるかを聞く。

このサンチアゴでは街のど真ん中にあるアルマス広場がパフォーマーに解放されてる場所という大盤振る舞いだった。

そんな1番人が集まる場所でやっていいんでしたら喜んでやらせてもらいます!!!







というわけでアルマス広場へ。

大きなカテドラルがそびえる広場にはたくさんのパフォーマーや物売りが陣取っており、日曜ということもあり何かのイベントをやっていたりしてスピーカーから音楽が流れている。

大激戦区ではあるけど人の通りは最高だ。

ぶちかませ!!







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それから2時間。

人だかりは絶えることなく、足元のギターケースにどんどんお金が入っていく。
この路上パフォーマンスに厳しいサンチアゴでも受け入れてもらえたことがとても嬉しい。

同じ宿に泊まっている日本人、現地の人、たくさんの人が声をかけてくれた。

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「ハーイ、フミ、ここで歌ってたのねー。」


そこにやってきたのはカラマから同じバスに乗ってやってきたカナダ人と韓国人のカップルの2人。
ギターがなくなったときもすごく心配してくれたとても優しい2人だ。


「そういえばオーストラリアのイータスは取れた?」


「いや、まだ。旅行代理店が週末だから閉まってるんだ。」


「え?クレジットカードがないなら友達に借りてお金だけ払えばいいじゃない。」


「でもやっぱりクレジットカードの名義が違ったりするとマズイんじゃないの?」


「そんなことないよ。俺たちも少し前にオーストラリアに行ったけど、彼女のカードで俺たち2人とも取れたからね。名前が違っててもお金さえ払えれば問題ないんだよ。」


マジか!!!

そりゃそうだよな。
旅行代理店で取ったとしても結局そういうことだもんな。

そうだそうだ、よし、今夜宿の誰かに相談してみよう!!

ありがとう!!!






やればやるだけ稼げそうな勢いだけど、うるさい中だと喉が枯れるのも早い。
そして真夏のサンチアゴはまだ明るいとはいっても気がついたら時間は20時。

今日はこの辺で切り上げることに。

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とても反応が良かった3時間。

先進国サンチアゴのそのあがりは…………




57700チリペソ。
なんと115ドル。



すげえ………
ライセンスが要らず、路上やりたい放題でこれだけ稼げるなんてそりゃパフォーマーたちも腕を磨くわ。


これで少しはイースター島の資金もできたぞ。

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宿に帰ってウユニで会ったアヤちゃんも一緒にみんなで料理。

アヤちゃんがお昼に市場で買ってきたサーモンの刺身、フライドポテト、野菜炒め。
簡単で安い料理だけどめちゃくちゃ美味い。

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「ヨウスケ君、もしよかったらクレジットカード貸してくれない?」


「全然いいっすよ。今やっちゃいましょ。」


「マジでありがとう!!!」


栃木のドーベルマンみたいなヨウスケ君だけど、こんなに男気あるやつもいない。
ギターを見つけ出してくれたり、バスに忘れ物をした時も最後まで一緒に探してくれたり。

チリに入ってからもしヨウスケ君がいなかったらどれだけ恐ろしいことになっていたことか………

考えるだけで震える。




インターネットのイータスのサイトで必要事項を入力し、最後にヨウスケ君のクレジットカード情報を打ち込んでエンターボタンを押すと、一瞬で完了の確認メールが届いた。

登録ナンバーをゲットして、あれだけ悩んでいたのにあっという間にイータスを入手。

そしてヨウスケ君にオーストラリアドルで20ドル分を渡した。




さらに宿にこれからボリビアに北上していくという方を発見。
ボリビアーノ持ってるんですがと声をかけたところ、快くドルと換金してくださった。

コインを結構持っていたのでそれは感謝の気持ちでお譲りし、正規レートで60ドルをゲット。







おっしゃー!!これで全て準備は整った。


1人じゃなんにも出来ない。
こんなにもたくさんの人に助けてもらいながら旅を続けられていることに改めて感謝。

本当にみんなありがとう。






明日ついに、世界で1番行きたかった場所、イースター島。

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