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アンティグア最後の日

11月25日 月曜日
【グアテマラ】 アンディグア





ケータ君の体調が悪い。

良くはなってきているが、咳がひどいし、熱もある。
気になるのは目の奥が痛いということ。
デング熱の症状がそう。

病院での診断ではデング熱ではなかったみたいだけど、気になるところだ。



稼げる週末が終わり、もういつでも出発していい。

そう、グアテマラ~パナマ間、全ルートローカル移動のミッションが始まる。






うーん、はっきり言ってスーパー怖い。
一瞬で身ぐるみ剥がされるんじゃないか……って悪いイメージが浮かぶ。
でも同時に、メキシコみたいに噂ばかりで本当はそこまで大したことないだろうって思いもある。


やってみないと分からない。


宿は、都会のターミナルは怖いので、田舎のどっかで野宿すればいいだろう。


料金はある程度調べたけど、ローカルのバスの値段とかどこにも書いてないし、どうせほぼアテにならないだろうから体当たりで行くしかない。


それぞれの国の通貨に換金しなければいけないか?という結構大きな不安があったんだけど、ウィンが言うには中米はどこでもドルが使えるようだ。



荷物が重くてデカイことに関しては、間引きをすることにした。






悩んだ結果、こいつを捨てることに。


テント。

野宿すればいいよねーと寝袋だけ持って日本を出発し、ベンチの硬さで腰が痛くなりフィンランドでマットを購入。

野宿にはマットが必需品だと学び、それからラップランド、北極圏、北欧をすべて野宿でクリアーしたんだけど、この時ひたすら悩まされたのがあいつら。

蚊。

もうノイローゼになるくらいあの、プーーーン……っていう音と痒みに悩まされ続けた。

そして夜中に雨に叩き起こされることもウンザリしていた。
寝袋にパタパタと雨が落ちる音も耳にこびりついてる。




ついに我慢の限界がきて、テントを購入したのがドイツのケンプテンだったなぁ。
80ユーロだったかな。2人用の広々としたテントで、初めてテントを1人で立てるっていうことにワクワクしたなぁ。

中に入って大の字になって眠れる喜び、壁と屋根のある安心感、蚊はもちろん入ってこれないし、雨だっていつでもかかってこいだった。


このテントでヨーロッパを周り、カナダやアメリカでも活躍してもらった。


起きて外に出たら雪景色だったり、

酔っ払いに囲まれてテント倒されたり、

暴風雨で吹っ飛ばされそうになって一晩中びしょ濡れになりながら中から手で押さえた夜、

そしてみゆきさんと寝たのもいい思い出だ。



たくさん修理したし、ガタがきてもなんとか上手く使ってきた。
はっきり言ってまだまだ使える。





でももうこいつには離脱してもらおう。

これから先、南米になる。
南米は危険だし、宿が安いので野宿する必要もない。

アジアもそう。


ニュージーランド、オーストラリアでは野宿になるだろうけど、テントなしでも多分いけるだろう。




これから使用する見込みの少ない物をいつまでもバッグに入れておくわけにはいかない。

愛着はあるけど、過酷な中米南下にはそれだけ気合いを入れて臨まないといけない。


バッグもすでに限界を超えてタイヤが崩壊しており、底を引きずりながら歩いているが、これはこれでこのまま行こう。
ボロいほうが狙われにくいだろうから。




まぁそんなとこで覚悟は出来てるんだけど、なかなか怖い。

ケータ君の病気の具合も気になるし、ちょっと他にもやることがあるので、もう1日だけアンディグアに滞在することにした。












お昼にあの市場の中の宮崎駿さんがやってる美味しいカツ丼を食べて心残りはもうなし。

そしてやるべきことのもうひとつは、残ったグアテマラケツァールを換金しておくこと。


昨日も来てくれたマユコさんがまだこれからもアンディグアに滞在するので換金してもいいですよと言ってくれていたのだ。



宿までやってきてくれたマユコさん。
ケツァールをドルに換金してもらい、さらにこれ見ます?と地球の歩き方を出してきた。


うーん、別に必要ないかなー、

ってパラパラしてたら、やっぱりこの本最強ですね。

僕が何時間もかけてインターネットで調べた情報、この本で2秒。





やっぱり国際バスだとグアテマラ~パナマ間は126ドルで、夜は強盗が多いからか走っておらず、3泊4日の道程となるようだ。

バスターミナルの中にホテルが併設されており、それらがだいたい15ドルくらいかな。

さらに国境でのイミグレーションで、運転手がパスポートを集めてまとめて手続きしてくれるんだけど、その際に嘘の出入国税を要求されるというケースが当たり前のように起きてるみたい。
まぁ運転手のポケットに入るお金だろうな。

それらをまとめると、おそらく国際バスでの費用は計200ドルってとこか。


果たしてこれをどこまで削れるか。
80ドルくらいまでいけるといいんだけど。







今夜がアンディグア最後の夜。
このホステル、キャピタントムの快適なキッチンを使えるのもこれが最後。

楽しかった連日の料理大会のシメはやっぱり日本食だよな。


市場に行き、毎週月曜日・木曜日・土曜日しか来ないアジア食材売りのおばちゃんのところで味噌を購入。

さらに煮干し、野菜、お肉を買ってきて、みんなで作ったのは焼き飯と豚汁。


美味い!!
やっぱり味噌はすごいなぁ。


「ボーノーー!!!」


「すごく美味しいよ!!」


「ワオ!!もうこのジャパニーズフードが食べられなくなるなんて嫌だわ!!」


宿にいたみんなに振る舞うと、とても喜んで食べてくれた。
ここまで言ってくれるとこっちも作り甲斐があるよ。

料理の楽しさを教えてくれた宿だな。一緒に作って楽しいメンバーがいたのも含めて。


みんなありがとう。










さて、明日から中米南下編です。



その初日の出来事。きっちり詳しく書きます。
注意喚起と自分への戒めのためにも。

長い1日だったなぁ…………

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