おはようございます。
5日遅れのこのブログ。
アンティグアの朝は気持ちのいい天気です。
今からラーメン作ってケータ君と食べます。
そして宿を出れば、そこからノンストップで中米ローカル南下を開始します。
怖いですがちょっくら行ってきます。
結構ハードな道が予想されるので、4~5日更新ができないと思います。
運よくWi-Fiを見つけたらアップします。
それでは行ってきます!!
パナマ待ってろコノヤロー!!
11月21日 木曜日
【グアテマラ】 アンティグア
週末の土日で稼ぎたい。
でも平日は歌えない。
観光も特にやることはない。
となると、やることはもうひとつ。
どれだけ美味いご飯を作るか。
なんか最近そっちに対する情熱がすごい(´Д` )
もう市場に行って、野菜が安かったりするとめちゃテンション上がります。ニンジン1本6円とかだし。
そして見たこともないような地元の食材を発見するのも面白い。
どう料理したらいいのかなとか考えるだけでワクワクします。
食はその土地を、人々を作っている。
同じ言葉を喋ってみたり、同じ歌を一緒に歌うことも効果的だろうけど、その国のことを1番知るには同じものを食べることだと思う。
………って、はっ!!
いつの間にか脱サラ課長たいさんみたいになってた。
あそこまで珍味ハンターなことは出来ないけど、これから中南米で面白い食べ物にチャレンジできたらいいな。
さて今いるグアテマラのご飯、嫌いじゃないです。
メキシコ南部あたりからのマヤ人地域のご飯、結構美味しいです。
メルカドの中にある食堂街に行くと、たくさんのローカルご飯が食べられます。
ビーフのトマト煮、チキン、ご飯、サラダ、スープのセットで15ケツァール、180円くらい。
悪くないです。
そして安く済ませようと思ったらとことん安く済みます。
市街地の観光客向けのレストランは日本と同じような値段設定だけど、メルカドの中の食堂はめちゃ安い。
それにパン屋さんがたくさんあるので、パンとインスタントラーメンだったら40円もかからないです。
でも今はせっかくいいキッチンのある宿。
そしていい仲間がいる。
思い切った料理に挑戦しよう!!!
まずは買い出し。
みんなでメルカドへ向かうんだけど、ケータ君は1人で宿にいる。
風邪をひいたみたいで、高熱と頭痛にうなされている。
こちとらナオコちゃんが本職の看護婦さんなので、しっかり看てもらえるのは安心だけど、なんせ中南米での病気は慎重にならないといけない。
つい先日もティカル遺跡でしこたま蚊に刺されまくったところ。
マラリアやデング熱ではないだろうけど、しっかり安静にしとかないといけない。
本当この男は、
ベトナムでバイク事故で骨折するわ、
カンボジアで扁桃腺炎で入院するわ、
タイで意味不明の病原体に犯されて生死の淵をさまようわ、
メキシコで荷物盗まれるわ、
そのあと彼女に振られるわ、
この半年くらいでスーパーハードな出来事が連発で起きてるという廃人になってもおかしくないレベルの不幸っぷり。
お、おお、だ、大丈夫?って見てて哀れすぎるほどのレベル。
旅で起きうるトラブルリストをビンゴゲームみたいにクリアーしていってるね。
もう今ダブルビンゴリーチくらい穴開いてるよ。
それでも健気に元気に笑う男だからみんなに好かれるんだよな。
さて、メルカドの中に行けばたいがいなんでも揃う。
そしてこんな面白いものも発見できてしまう………
「うわっ!!なんだこれ!!」
「何これすげえ!!」
「俺、こういう系初めてだ!!!」
なんだと思います?
イグアナです。
まだ生きてるイグアナも見たことないのに、哀れな姿のイグアナと初ご対面。
脱サラ課長たいさんみたい!!
いやー、なんか旅感出ますね。
こういうゲテモノとご対面すると。
「これ買いましょう。滋養強壮に良さそうだし、ケータ君に元気つけてもらわないと。」
そう言うエビちゃん。
本当に優しい男。
イグアナ1匹、25ケツァール。300円くらい。
てなわけでメニュー決定!!
【今日の献立】
★ヒンカリ (グルジア風水餃子)
★温ダシうどん
★かまたまうどん
★エビとタマネギのかき揚げ
★焼きイグアナ
女性陣の強い要望でうどんを手打ちすることに。
うどんの作り方なんか1ミリも知らないけど、なんとかなるか。
あー!!宮崎のニシタチ通りにある織田薪の釜揚げ食いてええええ!!!!
食材を揃えたら宿に帰り、クックパッドを見ながら調理開始。
みんなでせっせと生地をこねる。
コネコネコネコネコネコネコネコネ……………
まずはヒンカリ。
エビちゃんとヨシコさんがグルジアを旅したときに食べて感動したというロシア圏で食べられている水餃子。
俺もポーランドでピエロギって水餃子を食べたけど、似たような感じかな。
コネコネした生地に、パクチーを効かせたタネをくるんでいく。
生地を破ったときに肉汁を飲むという料理なので、茹でてる時に穴が開かないように綺麗に隙間なく包んでいく。
それらを熱湯に沈め、しばらくしてプカリと浮いてきたらそこから5分。
これで茹で上がったヒンカリにコショウをこれでもかってくらいかけて食べるのがグルジアスタイルらしい。
次にうどん!!
コネコネした生地をある程度寝かせてから、伸ばしてカット。
手順通りに茹でて、お皿に盛れば見た目は完全にうどんなんだけど、なんか違う。
あのコシや喉越しはいきなり再現できるものではないか。
讃岐への道は遠い。
でも美味しいけどね!!
そしてかき揚げは俺の担当。
うどんで1番好きなトッピングはかき揚げなので、タマネギとエビとニンジンでサッと作った。
いやー、料理って楽しい!!
「ワーオ!!今日もジャパニーズレストランの開店ね!!」
タニアがニコニコしながら俺たちに抱きついてくる。
「もうー、本当に日本人のみんなが作る料理はどれも素晴らしい………イヨオオオオオオホオオオオ!!!!!」
その瞬間、タニアが後ろにのけぞって顔を覆う。
だってこれがあるからね。
「な、な、な、な、な、なんなの!?それは!!早くどっかにやって!!いやあああ!!!」
こんなに大柄なロシア人なのに、イグアナくらいでこんなに女の子みたいな反応をすることが可愛い^_^
そこにドイツ人のキャピキャピした女の子がやってきた。
オクトーバーフェスに伝統衣装を着て行くような可愛いゲルマン美女。
「ハーイ、我が国の科学力は世界一なのよキャピ………キャアアアアアアアア!!!!!イヤアアアアア!!!!!」
ゲルマン民族もイグアナがダメらしい。
あんなに毅然として強そうなのに。
よし、サラだったら大丈夫かな。
旅をガンガンしててゴキブリとか指ではじきそうなイタリア人のサラだったら、ふーん、って言いながら素手でイグアナを握りそうだ。
「ホラ、見てみて、こうやってこうやると………ホラ耳が耳の穴に全部入るの。すごいでしょ。」
「サラ、ねぇねぇ、これちょっと食べる?」
「耳が………耳の穴に…………………」
はい、国や人種が変わっても女の子がゲテモノにキャー!!ってなるのは世界共通ですね。
ていうか先進国共通か。
ドイツ人の女の子の怖がり方が可愛いすぎてキュンとしますね。
なんでも怖がる女の子ばかりの日本も、立派な先進国だ。
「なにがそんなに怖いのかわからないなぁ。うん、バリバリ!!!……美味しいよ……メキメキ!!ブチ!!」
日本先進国(´・_・`)
この宿にきてから料理のスキルがどんどん上がっていくな。
こりゃ南米で宿に泊まった時に、シェア飯やりますか?あ、僕作ってもいいですよ?いやいや!!全然下手くそですよ、料理とかあんまりしないんでほんとゴミ野郎くらい下手ですけどそこのタマネギ5ミリ間隔で切ってもらっていいですか?
とかカッコよく言いてえええええ(´Д` )
大満足の楽しい食事でした^_^