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宿で日本人がイチャついてた

10月23日 水曜日
【メキシコ】 メキシコシティー





よっしゃあ!!!
今日は昨日見つけた路上場所で、思いっきり歌ってやるぞ!!

ギターを持って部屋を出ると、長期組の人たちが珍しく話しかけてきた。



「あー、どっか行くんすかー?ギター弾くんすかー?」


「路上で歌ってるんですよ。」


「へー、俺の知り合いにもギター持って旅してる人いますよー。どのくらい稼ぐんすかー?」


「時給で150ペソってとこですね。」


「えぇ!?マジで!?なんだそれ、マジかー。」



どうやらこの長期組の人は日本食レストランで働いてるらしいんだけど、1日働いて200ペソ、18ドルくらいしかもらえないそう。

ご飯は食べられるだろうけど、それにしても安いなぁ。


まぁそんなこと俺には関係ねぇ。

今日もガッツリ稼いでやる。











photo:01




昨日と同じブエナビスタの地下道にやってきた。
人通りは申し分ないというか多すぎるくらいだ。

ガツンと、そして雰囲気を出しながらギターを鳴らした。








たくさんの人が話しかけてくる。
みんな笑顔で、ウィンクをしてくれる。


そして思うのは、メキシコ人の親日っぷりは今までの国の中でもトップクラスだということ。

アニメの影響が相当なもので、若者の日本に対する憧れを話していてヒシヒシと感じる。

俺がありがとう、と言うと、生ありがとうだー!!と恥ずかしがりながら大喜びしている。


若者だけじゃなく、大人にもありがとうやこんにちは、どういたしましてを普通に使える人が多い。

メキシコすごいな。
こんなに日本文化が浸透してる国はカナダとアメリカくらいだ。



「授業料払うからギター教えてよ!!」


「明日も来るね!!がんばって!!」


色んな人たちとお話しした楽しい路上。
地下道なので声が響いて喉の負担も少ない。

4時間やって今日のあがりは、




580ペソ、45ドル。


photo:02




まだまだいけそうな雰囲気だけど、メキシコでこれだけ稼げたら良しとしよう。












「いやー、てげすげーわー。こんやって稼いでるっちゃねー。この歌やったらお金入れるわー。」


夕方になってケータ君がやってきた。
同郷の人にそんな風に言ってもらえると嬉しいよ。




そのまま地下鉄に乗りこみ、2人で向かったのはサルサ教室。

今日は水曜日なので2時間みっちりだ。

メレンゲ、クンビア、サルサと、ステップの復習をしながら丁寧に進めてくれるスパルタアリシア先生の教え方が大好きだ。

photo:03





今日は初めてアリシア先生以外の女の人と踊った。

お互い生徒なので、先生みたいにリードしてくれないので男の俺が誘導しないといけない。

間違えてハチャメチャになったら女の人から白い目で見られてしまう。

ドキドキしながらも一生懸命リードしたら、あなたすごく上手ね、と褒められてしまった。


まだたった4回目のクラス。
でも連日の松岡さんとのクラブ巡りでサルサのリズムが体に入ってきているみたいだ。

個人的に仲のいい友達がいたらいっぱい練習できるんだろうけどな。

今ジェニファーさんがいたらスペイン語教室とサルサ教室、いっぺんにできたなぁ。



ケータ君はかなり覚えが早くて、前回はアリシア先生に相手にしてもらえてなかったのに、今日はすっかり先生相手にステップを踏んでいる。

ぬぬぬ………宮崎人はダンスなんて出来ないはずなに………




今日が最後のアリシア先生の授業。
これから先、反復練習を繰り返して南米に向かいます。

無料の教室ばっかり通ってた俺にも丁寧に教えて下さってありがとうございました!!!

先生のステップ忘れません!!!







photo:04




「そんじゃー、1杯やっていこうかー。」


アビマイルとノエミ、松岡さんと俺とケータ君で、いつものパタネグラにやってきた。

相変わらず今夜も盛り上がってる店内。

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DJブースの後ろのテーブルについて乾杯。
もう何回このメンバーで飲んだっけな。

ミチャラダのビールに生ハムとサラミとチーズのおつまみ。

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楽しい。

楽しいけど、今日は大人しくしよう。

今週は毎日歌うと決めてるんだ。
二日酔いになって何にもできないなんて絶対やめないと……………











photo:09




またやっちまった…………

photo:10




でも今日はそんなに酔ってないぞ^_^















「あー、女の子とイチャイチャしたいねー。」


「そうっちゃねー。」


そんなことを話しながらケータ君とフラフラ歩いて宿に戻った。


何か食べようとキッチンに行くと、男女が2人でイチャついていました。

別々に来た旅人同士だ。


寝静まった宿で2人で手をペタペタ握り合いながら、ねぇ~、散歩行こうよぉぉぉ~、え~、もう眠いよぉぉ~、もう眠いのぉぉ~、と肩をくっつけていい雰囲気になっていたので、ケータ君と2人で思いっきり横でうどんつくってズルズルすすってやったんですけど、彼らの視界には僕らフナムシは写っていなかったようです。


大人しく彼らに触れずに部屋に戻りました。

チクショウ!!
不謹慎な!!
羨ましい!!!



はぁ、寝よ寝よ。
明日も稼ぐぞ。

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