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ルクセンブルクでの稼ぎいくらだと思う?

5月3日 金曜日
【ルクセンブルク】 ルクセンブルク







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ルクセンブルクという国。


小さな小さなこの国にひとつだけ世界遺産がある。




それはこのルクセンブルクの首都、ルクセンブルクの旧市街地域。




朝イチ、寝袋をたたんで見て回ってみた。









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んー、別にこれといったものはないなぁ。

今まで美しいヨーロッパの街を見てきたけど、それらに比べたらここがそうなの?ってくらい近代的で古めかしさを感じない。

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遺跡らしい遺跡もない。


観光客らしき姿もほとんど見かけないし。


こんなもんかな。

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まぁ、ルクセンブルクに来た目的は観光なんかではない。


ただひとつ!!!

ズバリ稼ぐため!!!


世界イチ国民の所得が高いといわれるこの国。


その実力はいかほどのものか。



ケバブを食べて、いざ中心市街地へ。

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これ6ユーロ。










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街の真ん中にある大きなショッピングエリア。

ホコ天の通りが碁盤目に広がる地域には、たくさんの高級ブランド店がひしめき、上品な人たちが笑顔で歩いている。


こんなにバスキングにバッチリな通りなのに、路上パフォーマンスをしているのはアコーディオン弾きの爺ちゃんただ1人。


この世界に名だたる金持ち国。
各国からパフォーマーが押し寄せていてもおかしくないのに。



んー、おそらくライセンスが要るパターンのやつだな。




注意されるまでが勝負ってわけだ。




よっしゃ、いってみるかい!!!!

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たくさんの人が通りを埋めつくす中でギターを鳴らす。



うお!!喉の調子、絶好調!!!


声出る出る。

なんぼでも歌えるぞこりゃ。


俺歌うめええええええ!!!!!



















はい、警察ですね。


止められますね。


クソ!!
クソが!!!!



「君はライセンスを持っているのかい?」


「持っていません。わかりました。すぐにこの国から出て行きます。僕みたいなフナムシがこんなお金持ち国に来たのが間違いでした。すみません、死にます。」


「ライセンス、すぐに取れるけど取るかい?10ユーロだよ。」




お、まぁまぁ安いかな。

でも10ユーロか………


でもルクセンブルクだしな………



2秒悩んでライセンスを取ることに。








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お巡りさんと一緒にツーリストオフィスへ。



ていうかビックリすることに、昨日から10人以上の人と話しているけど、見事なまでにみんな英語が堪能だ。


たった数キロ離れたフランスではあんなに誰も喋れなかったのに。

金持ち国の実力のひとつだな。







オフィスの中に連れていかれて、外国人管理みたいなところへ。


「ルクセンブルクではどこに泊まってるんだい?」


「あ、へ、ほ、ひ、ホテルをとろうと思っています。」


「そうか、キチンと泊まるところを確保してそのアドレスを申請しなきゃいけないよ。」




うおー………厳しい。

とっさに今日ルクセンブルクに到着したことにしてしまった。

公園で寝てますとは言えなかった。

いくら同じシェンゲン加盟国とはいえ、やはり他の国とは別格の厳しさがあるようだ。




「よし、ギフトをあげよう。今日のぶんの10ユーロは払わなくていいよ。中途半端だからね。」


「やったー!!ルクセンブルク大好きです!!」


「でも今日だけだからね。明日の分は今払ってね。」


「え、あ、で、でももし明日雨が降ってしまったら路上できないので、明日の分は明日払いたいんですけど………」


「大丈夫。明日はいい天気になるから。」





というわけで明日のライセンスを10ユーロで購入。


用紙と街の地図を渡される。


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そこには、


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なんとかストリート
12:00 ~ 13:00

なんとかストリート
13:00 ~ 14:00




ってな具合に、1時間おきにそれぞれの通りの名前が書かれており、その時間帯はそこでやってくださいねと指定されている。



朝10時から夕方の19時まで。



すべて中心市街地の中だけど、美味しい通りと、そうでない通りがある。

捨てる時間帯と、確実に取りたい時間帯があるってな塩梅だ。




まぁ、こんなもん地元のお店や住民とミーティングをした上で決められた時間なわけではないだろう。

他のパフォーマーたちとバッティングしないように割り振ってくれてるだけで、別に他にやってるやつがいなければ気にすることはない。


要するに金払って許可を取ってるかどうかってのが重要なわけだ。


たぶん、さっき路上でアコーディオン弾いてた爺さんはこんなライセンス取ってないだろうしね。






とにかく。

10ユーロも払ったんだ。


稼がないと赤字なんてシャレにならん。



時間くってしまったので、急いで通りに戻って路上再開!!!

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しばらくしたら雨が降ってきた!!



多少濡れながらでも歌い続ける!!



さすがに激しくなってきたので軒下に避難!!




小降りになってきたのを見計らってまた歌う!!!



うおー!!喉の調子最高ー!!!
いつまででも歌えるぞ!!

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でもまた雨!!

みんなが傘をさして歩いている中、歌いまくる!!







激しくなってきて軒下に隠れる!!





また歌う!!!






チクショー…………せっかく調子いいのに。




とりあえず12時から18時まで歌い続けたけど、警察と雨でだいぶロスしてしまった…………




はぁ………

せっかくのお金持ち国なのに………




今日のあがりは、
























157ユーロ。







きゃあああああああああああばばばばばばばばばばばばば!!!!!!!!!!




俺ここ住むううううううううううううううう!!!!!!!!!





もうアレだもん!!

みんな、2ユーロコインだもん!!

入れるの!!


いつもはどっさり入って処理に大変な10セント以下の赤いコインが数枚しか入ってねぇ!!






はぁはぁはぁ………(´Д` )

超金持ちになっちゃったあああああああ!!!!!!!!





さらに垂涎の情報が………!!!



「明日、この街はフェスティバルなんだ。すべてのお店がディスカウントして、街のすべての人が通りに繰り出すから大変なことになるんだよ。」






…………おらぁ!!!タチンボどこだ!!札束でオッパイはたいてやる!!!!









もうね、すごい。


歌ってて、お金を入れてもらったら必ずありがとうって言うようにしてるんだけど、入り過ぎて歌えないくらい絶え間無くお金が入る。

しかも2ユーロコイン。



今日の喉が絶好調ってのもあったと思うけど、みんな、ワンダフルとか、グレイトとか、アメイジングボイスとか言ってくれる。



そしていい歌が歌えてる時は、会話も弾む。

たくさんの人に声をかけてもらった。


バブーにあげる折り鶴がないのがすごく悔しい!!

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そんで驚いたのが、銀行で働く人の数が異常なんだよね。


3人くらいの男性と話したけど、みんな見事に銀行マンだった。


ルクセンブルクはどうしてこんなにお金持ちなのか聞いてみた。



「すべて銀行さ。世界中の銀行がこのルクセンブルクに集まっている。だからみんなとてもリッチなんだよ。」


自分で自分たちのことを、臆面もなく金持ちだと言えるなんてよほどの自負があるんだな。


たったの人口50万人。

そしてたったの人口15万人のこの街。

しかし、ほぼ全ての人が金に不自由のない人生を送っている。

とてつもない国だよ。














久しぶりすぎる100ユーロの大台をはるかに上回るあがりを叩き出して、やっとヨーロッパらしくなってきたなと実感。

よーし、今夜はレストランでいいご飯食べちゃおうかなー!!

女買ってサムライのすごさ見せちゃおうかなああぁぁぁぁぁ!!!!!!















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ケバブを食べて、公園のベンチで缶ビールで1人乾杯。


ま、まだ余裕かますのはとっとこう。


缶ビール1本のねぎらいで充分さ。

女の人には夢の中でどうにかしてもらおう。



お疲れ!!俺!!

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