1月11日 金曜日
【トルコ】 カッパドキア
チックショー、俺は早くカッパドキアに行きたいんだ!!!
ってウズウズしていたら、実はこのネブシェヒルはカッパドキアのど真ん中だったという事実が、あとで発覚。
ああああああああ!!!
ひき殺して!!
ブーたれた俺をひき殺して!!!
昨日のバスの運転手さんごめんなさいいいいいい!!!!!!
このネブシェヒルの町にも見所はあり、さらにここからバスで少し行ったところに、カッパドキアのメイン観光地のひとつである地下都市があったことも知らずに、バスに乗って逆方向へ。
みんな、ちゃんと調べようね。
バスの窓から見える景色がどんどん、ザ・カッパドキアって感じになっていく。
遮る建物がなくなり、見渡す限りゴツゴツとした岩山が広がる荒涼としたパノラマ。
雪がまぶしい。
その時、目に飛び込んできた!!!!
そそり立つ巨大な岩!!
そしてその岩には無数の穴があいている。
四角く切り取られた窓のような穴がボコボコあいている!!!
これだよ、これだよ。
カッパドキアだー!!!!!
もうそっからはいたるところに切り立った岩がズドンズドン散らばっていて、興奮しまくりですよ。
あたりはどこまでも広がる不思議な形の岩山だらけ。
まさに蟻塚!!!
すっげえ!!!!!
そしてバスは、そんな不思議な岩山地帯の真ん中にある小さな村、ギョレメに到着。
イヤッホウ!!
ぐおおおおお!!!寒い!!
今日もまた極寒!!!
すぐにインフォメーションに行き、安いホステルを尋ねる。
1番安いところで15トルコリラ。630円。
安い!!!!
カッパドキアは広い範囲に見所が点在しているため、たいがいの人はこのカッパドキアの真ん中にある村、ギョレメに宿を取り、2~3日かけて観光して回るんだそうだ。
あ、ちなみにこのギョレメ、世界遺産。
迷うことなく宿を決め、バス停から歩いてすぐのホステル、エミリーズ ケイブホステルへ。
うん、綺麗じゃん。
Wi-Fiあるし。
しかも宿の人が、ハーイ!!ヨウーコソコニチハー!!ニホンサイコウデスカラー!!みたいな鬱陶しいことも言ってこず、程よい距離感で接してくれるのが嬉しい。
「ミスター、ほれ。」
そう言って食事中だったおじちゃんがサンドを作って渡してくれた。
もち紅茶つき。
1泊15トルコリラ。
朝食が食いまくりで7トルコリラ。しかも美味しい。
ここいい宿です。
荷物を置いて早速散策開始いいいいいいいいいいああああいいあああああああああああすげええええええええ!!!!!!!!!
ズコンズコンそそり立つ男根の群れ!!!!
男根祭りですよ!!!
奥さん!!!
様々な種類の男根がいきりたっていますよ!!!!
もう亀頭がどう見ても亀頭なんですよ!!!
小学生だったら笑いすぎてオシッコもらしまくるレベルの男根祭りですよ。
宮崎の陰陽石なんて比じゃねえ(´Д` )
もう白いのかぶってるとことかなんかアレ!!!!!
わざわざ亀頭の色が若干濃いというところにもこだわりいいいいいいいがあああああああ!!!!
さて、ギョレメの村から20分くらい歩いたところにギョレメ博物館があります。
入場料15トルコリラ。630円。
もともと紀元前のはるか昔から人々が住んでいたこのカッパドキア。
4世紀になるとキリスト教徒たちが住み始め、イスラム教徒たちの迫害から逃れるために洞窟に逃げ込み、洞窟の中にいくつもの教会を作りました。
このギョレメ博物館。
光がほとんど差し込まない穴の中なので、当時の壁画が完璧な保存状態で残っているそうですよ奥さん。
あ、男根のほうがいい?
男根んんんんんんんんん!!!!!!!!
壁画も男根!!
ほんと下品なブログですみません。
でもあれなんですよ、タイトルに下品な言葉を使うとブログのアクセス数が笑えるくらい上がるんですよね。
つまりみんな下品を求めてるということでいいですか?
下品な感じでいきますか?
ビザンチン時代のフレスコ画が色鮮やかに描かれた岩窟内部は暗く、迫害を恐れた修道士たちの深い祈りがしじまにこびりついているようです。
その岩肌の雄弁さは、さながら山形県の山寺を思い起こさせ、つい、静かさや岩に染み入る蝉の声と感情が静かに波打ってしまう自分を見つけることができますからー!!
15トルコリラの価値あり。
帰り道に、ひときわすごい男根の群れを発見してしまい、いてもたってもいられなくなり、雪で完全に閉ざされてしまっている中、足をズボズボ埋めながら突き進んでいきました。
男根が近づいてくる。
やはりこんな雪のシーズンにハイキングをする人なんていないようで、どこが道なのかまったくわからないくらい埋れていました。
それでも、こうなるといつもの癖が出てしまう。
もっと先までもっと先までという馬鹿な癖。
かなり奥まで来て、ふと我に返ると周りにはなんの音もなくなり、完璧なる静寂の中に僕はいました。
静寂の中に身を委ねると、自分を囲む自然やあらゆるものの思考が体に流れ込んでくるような特殊な状態を味わえる。
人間とか動物とか自然とか、そんな枠がなくなり、そこに命が脈打つ力強さを感じられる。
これがとても好き。
そして、素直にこう思いました。
ああ、男根がすごいな、と。
なんだこれ!!!完璧なる男根じゃねぇか!!!
夏だったらもっと色んな角度から男根を狙えるんでしょうが、靴の中に雪が入りまくりで足の感覚がなくなってきたので、この辺で男根祭りは終了です。
美しき男根。
寂しさと清々しさとが入り混じった気持ちで男根に背を向けました。
しかし男根祭りは終わっていなかった………
それからギョレメの村に戻り、村の中を歩いてみた。
ギョレメ自体、男根祭りの会場でした。
男根レストランや男根カフェ、高級男根ホテルなど、男根を利用した様々な施設があり、人々が昔から男根とうまく共生してきたことがうかがえます。
白い息を吐きながら町を見渡せる丘に登ったころ、それまでずっと曇っていた空からわずかに太陽がのぞき、夕日が紅く谷を照らしました。
すげぇ………
なんて綺麗なんだ。
雄大な自然の中に行くと、自分のちっぽけさを感じた!ってすぐ使う人いるやん。
俺はあまのじゃくだからそう感じたくない。
この壮大な自然の中で、自分の命が紅く強く燃えていることを感じる。
全然ちっぽけじゃないぞ。
俺も、全ての人も、国境を越えて、人種を越えて、太陽のように輝いているぞ。
男根!!!!