スポンサーリンク





年越しイスタンブール

12月31日 月曜日
【トルコ】イスタンブール








明け方の公園でベンチに寝転がってからどれくらい経ったか。


清掃員のおじさんに起こされた。


寝袋を少し開けて見てみると、笑顔のおじさんがのぞきこんでいた。


おはよう。イスタンブール。
今日は大晦日だね。




早速街歩きですよ。

photo:01




イスタンブールといえばとてもメジャーで人気のある街なので、行きたいなと思ってる方もたくさんいらっしゃると思いますので、出来るだけ詳しく書きたいなと思います。


人超多いです。


終わりです。


(^-^)/アー






さて、イスタンブールはスーパー観光地です。

photo:02




人の数がマジパナいです。

グランドバザールってとこに行きました。

photo:03




規模が最強です。

宮崎の一番街とはります。

嘘です。

photo:04






年末のアメ横みたいな感じです。

photo:05




なので大きな荷物を持って行くと、身動きが取れなくなるので激しくホステルに泊まりたいなと思いました。


もう人の数とか露店とかマジパナいです。

photo:06




パナさを察して!!

photo:07




photo:09





なので歌う場所がありません。

そして物価が完全に東京です。

東京よりも高いかもしれません。

看板も東京っぽいでしょ!!

photo:08










それから巨大なモスクがたくさんあります。

photo:10




モスクの外に水道があり、みんな足や顔を洗っています。

photo:11





観光客の数が恐ろしすぎて吐きそうです。


モスクの中は観光客だらけです。

photo:12




うじゃうじゃとみんな写真撮りまくってて、でもムスリムは気にせず祈ってて、ここなに?ってなります。



有名ななんとかモスクも、すごいことになってました。

photo:13




入場料とかないので嬉しいですけどね。

photo:14







あ、あと日本人の数が異常です。
久しぶりにこんなに日本人見ました。

「いやー、ホンマ足腰なまっとるでしかしー。」

「ゴルフで鍛えとるんちゃいますのーん?しかしー。」


と言ってました。






すべてがあまりにも混雑してて居心地はよくないです。

photo:15






カフェに逃げ込んだらトルコ人が話しかけてきます。

「どこから来たんだい?日本?いやー、人多いだろ?でも今日はそうでもないほうだよ。紅茶飲む?」


このトルコ人の親切さと観光客のあまりの多さと街の喧騒と愛しさと切なさとなんだっけ?



photo:16



紅茶おごってもらって、それから路上しました。


今年最後の路上!!!

いやー、今年は歌った。よく歌った。

まさに命がけの歌だったなぁ。

歌でつないだたくさんの出会いを思い出しながら、心をこめて歌った。

みんなホントにありがとう。
こんな俺と出会ってくれて嬉しいよ。




そして警察に捕まる。



警察にギターと荷物を取り上げられ連行される俺を、観光客たちが信じられないくらい写真撮りまくりですよね。


楽しい楽しい年越し旅行。
エキゾチックな街、イスタンブール。
そこで警察に捕まるアジア人。


世界中から訪れている旅行者たちに旅の思い出を提供してあげました。







警察官たちのオフィスに連れていかれました。


「この街では音楽の演奏は違法なんだ。オールドシティーだけじゃなくすべての場所で禁止されてるからね。あ、紅茶飲む?」


photo:17



30分ほど拘束されて解放されました。

次見つけたらギター没収だからねと言われました。


年初めの日本縦断から始まり、ロシア、北欧、東欧と回ってきた今年最後の路上は、トルコで警察に捕まり紅茶をごちそうしてもらうというなかなか経験出来ないものになりました。






というわけでイスタンブールにもう用はありません。

photo:18






あ、でもひとつだけこの街でやらないといけないことが残っているので明日までは滞在しようと昨日のホステル兼カフェに行きました。






450円のビールを飲みながらWi-Fiつないでいると、ここにも結構な数の日本人が泊まっているようで、アジア人がたくさん出入りしています。



カフェでiPadをいじってる1人に声をかけたら案の定日本人で、晩ご飯一緒に食べに行きました。


イスタンブールは海峡の街なだけに魚が豊富で、サバを使ったサバサンドがあったので食べてみました。4.5トルコリラ。190円。

photo:19





普通にサバでした。
日本思い出すうううううう!!!!
高校の時のお弁当思い出すううううう!!!!

懐かしい味が欲しければ行ってみてもいいと思います。
ただのサバです。





それからトルコといえばアイスだよね!!!と、トルコアイスのお店に行きました。





どっからどう見てもトルコ人丸出しのオッさんがアイスをコーンに盛ってくれます。




トルコアイスの粘着力のすごさをひたすらアピールされます。



photo:20



まず棒の先にアイスをつけて逆さにしても落ちない、というところから始まり、その棒で上にあるベルを叩いてガランガランと音を鳴らします。

もちろんアイスは落ちません。


そこまでやってからこちらにアイスを差し出してくれます。

photo:21



顔がマジムカつきますよね。



やっと終わったかと受け取ろうとすると、スッと上にあげられてスカされます。


このヒゲヤロウ!!!
鼻ヒゲはやせばいいと思ってんじゃねぇぞ!?




そこから怒涛の連続技です。



コーンを4つくらい重ねて渡してくるので、手に取ると、上にあげられます。

すると手には空のコーンが残ります。

photo:22




また渡してくるので握ります。

空のコーンだけ残ります。



シュッ

photo:23






シュッ

photo:24






シュッ

photo:25







手が見えねぇ!!



俺は31歳なのでこんな子ども騙しに喜ぶ歳はすぎていま楽しいいいいい!!!!!



最後にはこうなります。

photo:26







1分は楽しませてくれます。

7トルコリラです。300円。


かなりウザいので心に余裕のある時に行きましょう。



そんな感じで街全体が観光のために形成されているような都市です、イスタンブール。




「あ、ちょっと行かなきゃいけないとこあるんでいいですか?」


そんなショウヘイ君と向かったのは、ツリーオブライフ、というホステルでした。

photo:27




看板の下に、宿、と感じで書いています。


そうです。ここは日本人ご用達のホステル。
日本人宿ってやつです。

有名な沈没スポットってやつみたいです。



ショウヘイ君と出会ったホステルは18ユーロ。
ここは8ユーロととても安く、日本人ばかりで漫画がインターネット喫茶なみに揃ってるそうです。


ショウヘイ君は今止まってるホステルが高いため、ここに移るそうで、その予約にやってきました。

めんどくさそうなので外で待ってたんですけど、ここに滞在している日本人たちがドンドン出入りしていました。

こんなに日本人いたのか。









予約を終えて出てきたショウヘイ君。


「なんか俺、馴染む自信ないっす。」


苦笑いしてるショウヘイ君。
ご主人に2日の夜は空いてますか?と尋いたところ、

「大丈夫なんじゃな~い?は~い、2日までに出て行く人~、手~挙げて~。」


というと、漫画読んでた人たちが無言で手を挙げてたそう。

ワンピースの最新巻があったらしい。




「ご飯とか、みんなで少しずつお金出し合って食材買ってきてみんなで料理して食べるってのが定番みたいです。」


あー、シェア飯ってやつか………



いや、楽しいんだろうけどさ。

きっと楽しいよ。

でもその話を聞いたら、俺って旅慣れしてるしー、すごいことしてますしー、みたいな空気がものすごい漂わせてる人たちばっかりな気がして耐えられないだろうな。俺無理そうだなぁ。

でも日本人宿は世界中にあるからいつかは行くかも!!
その時はレポートします!!








いつものカフェに戻り、外のテーブルでビールを飲む。

photo:28




17時になると、一気にケータイにメールが殺到した。

日本の歳が明けたみたいだ。

今ごろ日本では紅白も終わり、年越しソバを食べ、初詣に並んでいるんだろうな。

あの静かで、すべてが新しくなった清浄な夜の中、護摩を焚き、甘酒を飲んでいるんだろうな。

お笑い番組を見ながらスキヤキを食べているんだろうな。



今、目の前では幸せそうな白人たちがビールを飲み、賑やかなジプシー音楽にあわせて手を打ち、歌い、踊って歓声をあげている。

イスタンブールのなまめかしい不思議な夜。

photo:29








その喧騒に背を向けて、公園に向かった。



静かな公園のベンチにマットをしいた。
遠くで聞こえる街の賑わい。


1年が終わる。



この世界一周に出るためにたくさんのものを失った。

失ったものの存在がいつも新しい出会いの後ろに見え隠れする。

若かったころの懸命だった恋。
今も思い出すたびに動悸がする。

ものすごく悩んで悩んで悩んで、それでも俺は旅を選んだんだ。


やりきらなければいけない。

失ったものたち、そして新しく手に入れたものたちのためにも、1ミリでも後悔を残してはいけない。

世界一周というとてつもなくデカイ、一生に一度しかできないであろう夢の中にいるんだ。

全てを手に入れたい、と思っていた歳はもうすぎたけど、今も俺は人よりも多くのものを手に入れたいと貪欲に思えている。

いつまでもこうありたい。





そして公園の木々の向こう、夜空にパッと花火が光った。


ドーン!!ドーン!!



2013年の始まりだ。

photo:30




スポンサーリンク



ブログのランキングというやつをやっています。
よかったらクリックして下さい。
クリックが投票の代わりになります。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ
にほんブログ村



世界中のホテルが予約できるサイトです。
家族旅行もバッグパッカーも、ここから予約してくれたら僕にアレがアレなのでよろしくお願いします! ↓↓