12月11日 火曜日
【ボスニアヘルツェゴビナ】 サラエボ
か、風邪なんかひいてないもん!!!
ちょっと頭が痛くて関節が痛くて肌が敏感になってて体が怠くて熱っぽいだけで全然風邪の症状はないもん!!!ゴホゴホ
旅に出て5ヶ月半。
すでに4回目の風邪という驚異的なデリケートさを発揮しています。
あれ?俺不死身のはずなのに?
とりあえずずっとホステルにいると気が滅入るのでシャワーを浴びてからマイナス15℃くらいの外に出ました。
髪の毛がヘルメットみたいになりました。
すごいです。
今日は雪が降っているので路上はお休みしました。
というかキツイです。
なので街を歩きました。
旧市街には小さな銀細工のお店がひしめいており、アラビアンな感じのランプ的な食器が売られています。
ちょっと欲しいです。
店内では職人さんがカンカンと銀に模様を刻印しています。
ああ、なんかこういう職人の風景って日本を思い出すなぁと写真を撮ろうとしたら、窓に写真撮影は5マルクと書いてあったので、ああ、俺も路上やる時に写真撮影は1ユーロですと立て看板を出そうかなとちょっと思いました。
でもダサいのでしません。
モスクの中にも入ってみました。
有料のモスクと無料解放のモスクがあるのでまぁ選んでください。
中では当たり前ですけどムスリムの人たちが祈りを捧げていました。
床に額をつけて完全なる服従のポーズですよね。
心からの祈りなんだろうな。
彼らは1日に5回この祈りを捧げるそうです。
敷居高そうだな、とソワソワしていたんですけど、みんな笑顔で
「ハウアーユー、マイフレンド。」
と言ってくれます。ムスリムは優しい人が多いようです。
それから雪で滑りながら丘の上の住宅地を上がっていきました。
子どもたちがキャッキャ言いながら家に帰っています。
あー、富良野っぽいなぁ。
山部ドライブインのカツカレーが食べたいよおおおとおおおおおおおおおおおおおおお!?!????!?!!!
お墓がたくさんあったんですけど、年表を見ると1993年没が多いのが気になりました。
きっとそういうことなんだろうな。
ムスリムの女の子可愛い。
ひとしきり町を散策して宿に戻ると、不思議なことに病状が悪化していました。
宿の人に風邪薬はないですか?と聞くと、紅茶を飲むといいわよと言われます。
その後3人くらいに、同じことを言われました。
ボスニアヘルツェゴビナの風邪薬は紅茶のようです。
少し睡眠をとろうと横になっていたら、ホステルのボスが下から、フキーー!!!と呼ぶので仕方なく降りました。
フキだって。ウケる(´Д` )
「金曜日のパーティーだけど、有名な女の子が来るんだ!!彼女はカンナムスタイルを歌えるんだけどフキにギターで伴奏してもらって披露するってのはどうだい!!?いいアイデアだろう!!??イエー!!」
もういい加減カンナムスタイルの呪縛から解放してもらいたいです。
どこに行っても、みんな俺を見るなりカンナムスタイル!とおちょくってきます。完全にバカにした口調で。
絶対あいつらアジア人を見下してます。
そんな俺にカンナムスタイルを演奏しろとおっしゃるんですか。
喜んでやらせていただきます。
ただあんなエレクトリックな曲をギター1本で再現するのはかなり難しく、一応アレンジしてみたんだけどなんかファンクなカッコいい感じになってしまいました。
どうなることやら………
少し仮眠をしてから体力つけないと、と思い、ご飯を食べに出かけました。
いつものU2っていうピザ屋に向かっていたら、おじさんが話しかけてきて、仲良くなってご飯ご馳走になりました。
道を歩いているだけでご飯にありつけるという自分の人徳がマジパナイです。
ファラフェルという伝統的なアラビク料理をいただきました。
ブラックティーが体に染み渡る。
「戦前はほんとに良かった。とても整った社会主義だったんだよ。学校も病院もみんな無料でね。それが今では格差がひどく、強盗や空き巣が横行してるんだよ。」
ベレー帽が似合うおじさん。
たまにターバンも巻くという。
そう言えば、ムスリムの人ってお酒飲まないらしいよ。
すげえ。
「ムスリムの女性の体に触ってはいけないよ。握手もダメ。大変なことになるから!!ビッグプロブレム!!」
他にも色んな面白いお話を聞いたけど、頭が朦朧としてあんまり覚えてません。
おじさん、ご馳走様でした。
そんで今、宿で日記を書いています。
5人部屋ですが僕の隣のベッドにはポーランド人の女の子が、その隣には北アイルランドの兄さんがいます。
ポーランド人の女の子の英語は簡単なので聞き取りやすいんだけど、英語圏である兄さんの英語はネイティブすぎてわかりません。
英語圏の人って羨ましいよね。
母国語しゃべってればいいんだから。
俺だって日本語喋らせたらなかなかのもんなんだぞ!
マジパナイって感じみたいな感じ!!
うわー流暢!!
寝ます。
お休みなさい。