現在地、関門海峡の上。
めかりパーキングエリア。
ほんとに一週間ぶりくらいの青空を拝んでいる。ヒッチハイク日和だ。
昨日のお昼スタートで、ここまで3台できた。
1台目、上品なおじいさんおばあさん。日田まで。
息子が日本航空の支店長らしく、どこに行こうが飛行機代タダらしい。
ウラヤマシイ(´Д` )!
2台目、お兄さん。日田~鳥栖
「悪いことは言わん。犬鳴峠には行ったらいかんばい。」
そのお兄さんに基山のパーキングエリアまで送ってもらえたのはいいんだが、雨がそぼ降り、車が止まらない。
夜中に雨の中ヒッチしてても止まらんなと諦めて、ゆうべはパーキングエリアの中で夜をやりすごした。
外が明るくなり、ベンチから体を起こす。
まったく眠れてない。
ぼーっとする頭。
体がバキバキに固まってる。
疲れが重力を倍増させる。
いい感じだ。
懐かしい感覚。
あの旅の感覚。
3台目!営業のお兄さん!
かつて「鳥栖の雀鬼」と異名をとった凄腕の麻雀打ちのお兄さん。
アカギって漫画みんな知ってる?
あれの読者対抗、全国麻雀大会があったらしいんだけど、このお兄さん、優勝を飾った時、まだ大学生。
鳴り物入りでプロ雀士ってとこで、その世界から足を洗ったらしい。
「ほんとに人間じゃないって思える化け物っているったい。あんな化け物のおる世界に入らんでよかったって今も思うったい。」
今ではカタギのサラリーマン。
住宅なんかの設計図面を変換することで、あらゆる角度から建物を外観から室内まで立体的に眺められ、かつCGでリアルに再現できるというソフトウエアを売り歩いている雀鬼さん。
文武
「やっぱアレですか?全盛期はこのソフトみたいに他家の手牌が透けて見えてたんですか?」
雀鬼さん
「そうたい。」
色んな人に会ってきたけど麻雀の世界の人は初めてだったな。
これだからヒッチは楽しい。
さぁ!
橋を渡れば~本州だぁ~