2006年8月15日 【東京都】
M浦さんとユウキの3人での東京はロクなもんじゃなかった。
ロクなモンじゃないけど、まぁ10代のあの頃みたいな悪ふざけのノリはもちろん楽しかったんだけど。
寝起きで高円寺にヌキに行ったり、秋葉原のメイド喫茶に行ってメイドさんに彼氏いるの?とか質問しまくったり、東京タワーの下でゴリラのマスクかぶって全裸で走ったり、ホントロクなモンじゃねぇ。
次の日も横浜行ってみなとみらいを歩いて、それから皇居の門のところ行って内ポケットに手入れてニヤニヤしたり、新宿行ったり竹下通り歩いたり。
極めつけはユウキの部屋に◯◯◯◯を呼んでそれを◯◯から◯◯して◯◯でお尻がホタルみたいにピカーってなって◯◯してもらいながらひたすら宮崎のサンシャインパラダイスを熱唱して……………
めっちゃ面白かったんだけど、ひどすぎるから書けません………………
そんなロクでもない2日間だったんだけど、せっかくここまで来たんだから、俺もちょっとやりたいことを思い出した。
3人で居酒屋で飲んでる時に切り出してみた。
「M浦さん、東京に来る夢叶いましたね。というわけで俺の夢もいいですか?」
「おう、言ってみよ。」
「富士山登りましょうか。」
「………………は?」
「もち、1合目から。」
「…………………は?」
「頂上で野宿して日の出見て降りましょう。」
「………………ユウキ、こいつは馬鹿ですか?」
「よし!!決定ですね。さ、飲みましょう!!」
「ええええええ……………どんくらいかかると…………?」
「さぁ、12時間もあれば登れるんじゃないですか?」
「………………頂上まで車で行こうよ。」
「道ないです。」
さ、面白くなってきたぞ。
東京最終日。
荷物をまとめユウキの部屋を出た。
最後に横浜の中華街で飯を食って、いざ、山梨県を目指す。
なぜか横でずっとイッコクドウの真似をしてるM浦さん。
「アレ…………コエガ…………オクレテ…………キコエテルヨ。」
結構うまい。
夜になったころに富士吉田の町に到着した。
早速明日から富士山に突撃するので、寝る前にコンビニで食料品の調達。
朝・昼・晩・朝の4食分だ。
山の上で買ったら恐ろしく高いはずだからな。
水分もたくさん買いこむ。
「はぁ?何、1合目から?すぐそこに馬返って登り口があるけどやめなさい。死んじゃうよ?」
そこら辺の地元の人に話しかけてみると笑えるくらいやめとけと言われてしまった。
それを聞いてめっちゃ嫌がるM浦さん。
「やめよーぜー。5合目までバスで行けるんやろ?だったらそっからにしようよー。」
「ダメです。5合目からではホントの完全制覇になりません。頑張りましょう。」
「嫌だよおおおおお!!!来なきゃよかったよおおおおおお!!!」
さぁ明日は5時起きだ!!
日本一の山、待ってろよ!!
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