7月18日 水曜日
ゆっくり眠れたー!
といっても公園のベンチだが。
寝袋、最高!
駅に移動し、列車のチケットを購入。
所持金が20ユーロを切る。
なんとか節約して過ごしてはいるのだがそれでもやっぱり1日8ユーロくらいは使うんだよなー。
マクドナルドでは余計なものは注文せず、1ユーロのコーヒーで銅像のごとく静かに席に座り、夜通しねばって、Wi-Fiと蓄電器の充電。
食事は近くのデパートに行っていた。
「ストックマン」ってデパートだ。
フィンランドに入ると、このストックマンがどこの町にもあるんだけど、そこの惣菜が美味い。
このタンペレの町のストックマンの惣菜コーナーにいるお兄さんがまたいい人で、俺がいつも3ユーロで詰めて下さいと言うと、OK!と笑いながら色々とフィンランドの食べ物をパックしてくれる。
ミートボール、ポテトのブルチーズ和え、ポテトのガーリックマヨネーズ和え、他色々。全部美味いんだよなー。
食べる時は1階にカフェがあるからそこに持って行くと温めてくれ、水も飲み放題。
ほんと助かった。
明日からもう来ないけど、お兄さんは明日からもここでお惣菜を作り続けるんだ。
お兄さんありがとう。
そんなやっと少し慣れてきたタンペレの町を、列車が出発する。
さぁ、次の町だ。
森の中を走るVRの列車。
木々の間に静かな湖がいくつも見える。
湖畔にはおもちゃのような色とりどりの家。
このVR。
モスクワあたりからだったかな。鉄道会社の名前なんだけど、すごく綺麗でサービスもいい。
電車の中でWi-Fi飛んでるんだもん。やるね。
というわけでフィンランドについて少し調べてみた。
フィンランドって人口500万人くらいしかいないんだって。
まずこれに驚き。
1100年くらいからスウェーデン領となり、長らくその時代が続く。
なるほど、ピーターが言ってた、フィンランドのセカンドラングエッジがスウェーデン語ってのはそのためか。
町の中の看板に、いつも2つの言葉が書かれていて、あれなんだろうって思ってたんだけど、なんとフィンランド語とスウェーデン語の同じ意味の言葉だったのだ。
町の名前の看板にもいつも2つの表記がしてあったんだよな。
ちなみにフィンランドってのはスウェーデン語の読み方で、スウェーデン語だとほんとはスオミっていうらしい。
スウェーデン支配が長らく続いた後、1800年あたりにロシア領となる。
これは短かったようで1917年にようやく完全に独立を果たす。
んー、歴史って面白い。
きっとこの国にも龍馬のような革命の英雄がいるんだろうな。
5時間かけて北部の町、オウルに到着。
うん、程よい大きさの町。
人口12万人でこの国、5番目の都市。特に観光スポットはないみたい。
まずは町の散策と、眠れる場所探し。
人がたくさん歩く中心地に、マックとストックマン発見。ナイス!
歌うのはこの辺りだな。
そしてオウルの1番の名所が、こいつ。
変なズングリしたおじさんの像。
町の人気者らしい。
マーケット広場にいる。
警察署の案内窓口でミニおまわりさん像が買えるらしい。
ちょっと欲しい。
それから駅裏に回り、大きな公園を発見。
一見すると森なんだが、歩道を歩いて行くと、そこは綺麗に整備された墓地公園だった。
青々とした芝生にたくさんの墓石が整然と並び、美しい花々がお供えされている。
奥の方に行くと、古めかしいお墓もあり、中には崩れそうな木の十字架が刺してあるだけのものもあった。
嬉しいことに公衆トイレが無料。
しかもこのあたり、Wi-Fiが飛んでる。
さらに!電灯にコンセントとがついていて充電もできるじゃないか!!
最高の場所みっけ!!
蚊が多いことを我慢すれば………
これでだいたい必要なものの場所は把握したな。
お金が出来るまでよろしく!オウル!!
それしても吸いすぎじゃねえか?
お前。