こんにちは!神田です。
これを書いてるのは、ラオスと中国の国境の街、モーハンてところなんですが、
こんな電車もない街なのに、ホテルに普通に結構さくさくなwifi飛んでます。
日本にいる時はwifiって何。くらいな感じだったんですが、旅中は無料wifiがないともう何もできない・・・。
それこそが旅!!て言ってあえて使わない方、すごいです。尊敬します。
私も、「不便が好き。」とか言いながらやっぱりやめられないwifi。
調べておかないことで損することってたくさんあるし・・・でも調べすぎないようには気をつけてるつもりではいます。
ひとまず喉が死ぬほど痛いです。
今から15時間移動ーーーーー!!!!!!
おわり
2018年2月8日(木曜日)
【タイ】 バンコク
「いやー、昨日もいっぱいお金使ったねぇ。」
「そうだねー。使ったねー。」
「前回はカオサンでめっちゃ節約しながらやってたよねぇ。10バーツ(35円)の麺食べたりして。」
「そうだねー。でもおかげで今回はめっちゃ美味しい物食べて充実してるよね。」
「そうだね。バッグパッカー旅じゃ行けないところいっぱい行けてるね。金銭感覚狂ってるよねー。」
「もう狂いがてら行く?」
「狂いがてらね。」
というわけでトンカツ。
狂いすぎ!!!!
ていうかバンコクの誘惑半端なさすぎる!!!
この前食べた山小屋のトンカツがあまりにも美味しすぎて感動の余韻が未だに続いています。
トンカツ最強。
なのでどこか美味しいトンカツ屋さんないかなぁと調べてみたところ、このかつ真というお店がトンカツ屋さんがうなるほど存在するバンコクでもトップ5に入るほどの美味しいお店らしいです。
しかもランチセットがかなり安い!!!
日本の美味しいトンカツを食べようと思ったら他のトンカツ屋さんはヨユーで300バーツ(1000円)を超えてくる。
400バーツ(1370円)ってところもある。
でもこのかつ真のランチセットは220バーツ(750円)。
なんとか手が出る範囲。
そんなお店なので、到着すると何組か外に待ちが出ているほど。
店内に入ると、マジでただの日本。
カウンターがあって、テーブル席があって、2階、3階にも座敷席がある。
お客さんはほぼ日本人で、スーツを着込んだ駐在さんが新聞読みながら爪楊枝でシーハーやってて、完全に日本のビジネス街の定食屋さんの風景。
背広のおじさんが、ごちそうさんー、って日本語でお会計してる。
バンコクマジすげぇ。
日本の影響でかすぎ。
もうマジでバンコクにある日本食屋さんの数、尋常じゃないもん。
バンメシっていう、バンコクの日本食を網羅した小冊子があるんだけど、これが小冊子って言えないくらい分厚い。
ラーメン屋、天ぷら屋、カレー屋、トンカツ屋、
豚丼屋さんとか居酒屋さんとか、マジで何百店舗も存在する。
日本のビジネスマンがうなるほど住んでるってのはわかるけど、これほど他国に進出してるのを見るとアジアにおける日本の強大さに驚いてしまう。
席につくと、まずオシボリが運ばれてくる。
ランチセットを注文してオシボリで顔をふいていると、小鉢とすり鉢とゴマが運ばれてきた。
すり棒でゴマをプチプチ砕きながらトンカツを待つという、ただの日本のトンカツ屋さん。
しかも結構いいほうの。
「いやぁ、神田さん、これは期待できますな。」
「相当ヤバイですな。カラシとかありますよ。フミ君カラシつけるの好きだよね。」
「大好きでございます。」
「オマタセシマシター。」
タイ人の店員さんがトンカツ運んできてくれました。
まぁ見事な御姿ですよね。
美しいです。
ふぅ、心を落ち着かせて、と…………
冷静になって、ゆっくりと口にトンカツを入れます。
もにゅもにゅ………………
はうぅっ!!!!!!!!!
「か、神田さん!!!!!美味しすぎる!!!!」
「………………もにゅもにゅ」
「ぎえええええええ!!!こ、米がツルツルピカピカ!!!!美味しすぎる!!!トンカツの衣もソースも肉の柔らかさも旨味もヤバすぎる!!!!カンちゃん!!!死にそう!!!」
「………………もにゅもにゅ」
「カンちゃん!!!どう!?どうなの!?!?」
「…………もにゅもにゅ………………もにゅもにゅ」
これは困りました。神田さんが違う世界に旅立ってしまっています。
目がうつろです。
「カンちゃん!!美味しい!!美味しいよおおおお!!トンカツ美味しいよおおお!!!」
「………………もにゅもにゅ…………ヒイイイッ!!!」
顔に全てが現れております。
マジで死ぬかと思いました。
食べ終わったあと、放心状態でしばらく過去を振り返ったりしました。
ここにたどり着くまでに色々あったなぁ…………
あの果てしない旅路の果てにたどり着いた今があるのかと思うと、全ての決断、全ての出会い、全ての挫折に心からの感謝。
みんな本当にありがとう…………
俺は今ここにいるよ。
この人生で良かった。
この命に生まれて良かった。
トンカツ、かつ真…………ここからの俺の新たな人生が始まるよ…………
ありがとう…………かつ真…………
かつ真、僕らはそれぞれの花を抱いて生まれた、巡り会う…………ために…………
店を出てアローンな気持ちで歩いていたらこんな店を見つけました。
スペシャル玉のばし。
ど、どんなことしてくれるの!?!?
「か、か、神田さん!!!スペシャル玉のばしってなんですか!?!?何が起きるんですか!?!?」
「私に聞かれても分かりません!!!ていうかスペシャル玉のばし、50USドルって書いてます!!玉をのばされて6000円も払うんですか?!!!」
「て、ていうかなんだこりゃああああ!!!!」
マジで日本!!!!!
おびただしいまでの日本の店の数々!!!!
えええ!?!?なにここ!!!!
バンコクの日本人街ってプロンポンとトンローじゃなかったの!?!?
こっちのほうがはるかにすげぇえええ!!!
今回俺たちがやってきたかつ真のあるエリアはシーロムっていう街。
サイアムとかがあるBTS沿いとはまた違う、1本南の路線なんだけど、まさかこんなところにも日本人エリアがあるとは!!!!
マジでなんだここ、すげすぎるぞ…………
日本の駅前の飲み屋街みたいな雑居ビル。
怪しげな匂いを醸し出すスナックとかピンク系のお店の数々。
名前はどれも日本語で、飲み屋街によくある伝統的なネーミングセンス。
建物が古いので、どっかの寂れた地方の繁華街って感じだ。
ビビる…………
ぷぷっぴどぅじゃねぇよ…………
どうやらここはタニアというエリアらしい。
さらにそこから歩いて行くと、また違うとんでもない通りを発見。
まっすぐに伸びる一直線の通りなんだけど、なにやら通りに屋台の出店の準備をするタイ人男性たちがいて、凄まじい数の屋台の骨組みを鉄パイプで手際よく組み立てている。
これが全部屋台になるのかと思うと相当な規模だぞ?
でもそれより何より、この通りの両側のお店!!!!!
ズラリと並ぶのはまるで地方のいかがわしい風俗街の風景。
古びたキャバレーやネオン管まみれのダンスクラブ、ボロボロの看板に書かれているのはやはり日本語だ。
どっかの伝統的な温泉町のネオン街のよう。
建物がすごく古くて、ここが昔から日本人のために作られた繁華街だということがわかる。
こんな日本人に媚びを売る看板まで。
何十年も昔から、東南アジアに行く慰安旅行のおじさんたちが女の子を買っていくイメージの総本山みたいな場所。
ここがあの有名なパッポンストリート。俺も名前くらい聞いたことがある。
後からアユムさんに聞いたけど、さっきのタニアが女の子が横につくカラオケバー、このパッポンがゴーゴーエリアなんだそうだ。
もちろんどっちも女の子を買えるところ。
もうなんかこれ、言葉は悪いけど植民地か?って思ってしまった。
日本人が途上国にハーレムを作り、タイ人の若い女の子を買って欲望のままに好き放題やりまくる。
性マーケットの需要があるから田舎の寒村の親が子供を風俗街に売り、幼児趣味の日本人のオッさんが子供を買い、様々な性病に侵されて死んでいく。
カンちゃんが昔読んだそうしたタイの闇について書いた本では、性病に侵された子供が使い物にならなくなったとされて店から捨てられ、命からがらなんとか故郷まで帰ってきたけど、親からも村の人からも相手にされず、結局小屋に放置されて蟻に食べられて死んでしまった、なんて話もあるんだそう。
おそらくこんなの氷山の一角。
俺も若いころ日本で何度か風俗に行ったことあるし、海外でも1回だけピピ島のマッサージ屋さんでついスペシャルマッサージをしてもらったことがあるのであんまり言えた立場じゃないけど、まぁ一言、ゲスいです。
みんなゲスいって分かっててそういうとこ行ってんだけど。
需要と供給、超マッチしてることだけど、なんだかなぁって思ってしまいます。
バンコクの若い女の子たちが日本人を見たら、あぁ、この人たちもタイにオンナを買いに来たのかなって、思うのかな。
なんかそう思うとちょっと恥ずかしくなります。
スペシャルマッサージは気持ちよかったです。
ていうか今日シーロムに来たのはトンカツ食べて風俗街を見るためじゃない。
ちゃんとやるべきことがあるので、それをクリアーしてしまわないと。
というわけでタクシーに乗り込んでやってきたのは日本領事館。
セキュリティをくぐって中に入ると、窓口の前にたくさんの日本人が座っていた。
今日ここに来た目的は、運転免許証抜粋証明ってものを取るため。
なぜそんな聞いたこともないような書類が必要なのかという、タイに銀行口座を持つため。
そう、外国に口座を持ちましょう。
別に世界を股にかけたビジネスをするわけではないけど、これからの時代、海外に口座を持っていると色々便利なこともあります。
利子とかも日本と比べ物にならないくらい高いですからね。
それなネットバンクを活用すれば、色んな取り引きが可能になります。
世界を股にかける本物のビジネスマンであるアユムさんに色々教えてもらって今回チャレンジしてみることにした。
そんでタイで口座を開設するには、パスポートと運転免許証、そして領事館で発行してもらえる運転免許証抜粋証明ってやつが必要になる。
即日発行してもらえるものなので、これさえあればタイで口座を持てる。
というわけで領事館にやってきたんだけど、ちょっと冷たい雰囲気の総合案内のお姉さんに、運転免許証とパスポートのコピーがないと発行できませんのでー、と冷たくあしらわれてしまった。
うん、冷たい。
領事館のすぐ横にコピー屋さんがあるということなので、そこでスパッとコピー。
俺みたいなやつがワンサカ来るのか、現地のおばちゃんが慣れた様子でコピーしてくれた。
そんで領事館に戻り、また書類に記入をし、番号札を持って呼ばれるのを待つ。
待合室には色んな人がいる。
商売に関しての難しい手続きについて申請してるおばさん。
詐欺に遭ったのでどうすればいいですか?と相談に来てる人。
若い茶髪の男性が、離婚手続きに来たんですけどどうすればいいですか?と尋ねている。
タイ人の奥さんと別れるのかな。
かと思えば向こう側にはちょっといじめられっ子風の気弱そうな、服もオタクっぽい日本人の若い男の子がいるんだけど、その横にめっちゃケバい、夜の匂いをプンプン漂わせているスタイル抜群のド派手なタイ人美女が座っており、結婚の申請をしている。
途上国にしかない、色んな人間模様がある。
んで、結果俺の申請はどうなったかと言うと、却下ですね。
ぎええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!
なんでええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!
はい、ただの免許証の期限切れです。
2週間前に運転免許証の有効期限が切れてました…………
いや、切れてるのはわかってたんですけど、ただの身分証のダブルチェック的な意味合いで提示しないといけないだけなのかと淡い期待をいだいていたんだよな…………
やっぱり無理だったか…………
ていうか2週間…………
帰ったらすぐ申請行こ…………
あ、ちなみに海外で運転免許証の更新期限を過ぎたとしても、海外にいたなどのやむ得ない事情があった場合、半年までは更新させてもらえるらしいです。
それ以上過ぎると失効するらしいので注意です。
銀行で口座を作るときに運転免許証抜粋証明以外の方法って何かご存知ないでしょうか?って総合案内の女性に質問したら、はは、それは銀行で聞いてくださいーって無表情で見下すように笑われて、そんな冷たく言わんでいいやん…………ってめっちゃ切なくなりながら領事館を出る。
とりあえず口座を作ろうと思ってたバンコクバンクにダメ元で行ってみると、日本語対応カウンターに通してもらえた。
日本語対応て…………
しかしやはり口座を作るには運転免許証抜粋証明もしくは戸籍謄本を領事館に持っていき、それを英語表記に書き換えてもらった書類のどちらかがないと無理みたい。
うーん、やっぱり難しいなぁ。
昔は海外旅行者でも、色んな国で簡単に口座を持つことができたそうなんだけど、今は色々厳しくなってるんだなぁ。
他の手を考えるか。
うーん、無理だったかーとシーロムの街を歩いていると、道端にお化粧したゴツいオカマが座り込んでいてお金ちょうだいと言ってきた。
オカマが物乞いて…………
世界中探してもオカマが物乞いしてる国、タイだけだわ。
この日はこれで宿に戻って、さすがに金銭感覚崩壊しすぎで罪悪感出てきたのでカップラーメンで晩ご飯を済ませ、近くのランドリーで洗濯物をして終わり。
ランドリーのおばちゃんが日本語喋れて驚く。
値段は20バーツ(70円)。
この平和なローカル地域も、あのパッポンも、同じバンコク。
この子供が日本人のオッさんに変なことされなくて済むような時代が来ることを願います。
あ、そうそう。
そういえばここ1週間、ごっつええ感じの西川君になっていたカンちゃん。
1週間、目の下に黒い点々をつけて、ああああん…………ってうめいていたカンちゃんだったんだけど、ついにその点々がポロポロ取れてきた。
ホントにカサブタみたいにポロポロ取れて、その下にあったシミも分からないくらい薄くなっている。
おおお、フルーツ酸ピーリングすげぇ。
こりゃタイに住んでたら定期的に通いますわ!!と感動してるカンちゃん。
インドネシアのピーリングがあんまりシミ取り効果がなかったので、ピーリングなんてホントに意味あるの?って半信半疑だったけど、これはマジで取れてる。
本当だったんだー。
4500円でシミが取れるんだから、長期旅で肌を傷めつけまくってきた女性旅人さんにはかなりオススメです。
旅の最後にタイを挟んでシミをとって綺麗になって帰国、ってめっちゃいいと思います。
シミがなくなると印象ってなかなか変わるもんですね。